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ラブホテル in エライマン
休息宿ラブホテル観光ツアーが当たる大抽選会を開催する!
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「これより!休息宿ラブホテル観光ツアーの参加者を決める大抽選会を開催する!」
「「「「「わぁぁぁぁぁあああ!」」」」」
ランドソープ王国にあるエライマン領の領主、フォルカー・エライマンの宣言から始まった大抽選会は。
エライマンの街で年に一度行われる祭りの様な盛り上がりを見せていた。
時は遡る。
ラブホテルの豪華客船のデッキをイメージした客室で行われた面談と言う体の酒盛り。
あの中でノリで話し合われた、ラブホテルとフォルカーが費用を負担し合っての20組限定無料招待企画。
あの企画をどう実現するかの話し合いが酒盛りの翌日からひっそりと始まっていて。
アイトがアイデアを出して5秒で決まった。
「それでは大抽選会の詳細を発表する!」
アイトが小ボケをかましたり大ボケをかましたりしながら行われた説明を簡潔にすると。
フォルカー・エライマン×休息宿ラブホテルの共同企画“休息宿ラブホテル日帰り無料観光ツアー”の参加者を決める大抽選会は7日後に行われる。
大抽選会への参加条件はエライマン伯爵領の領民であるか、3ヶ月以上エライマンの街を拠点として税を納めている者。
これはたまたまエライマンに寄った者が参加して当選する事を防ぐ為に設けられたルールだ。
この企画にはフォルカーの領民達への感謝も含まれているのだから、通りすがりに参加されると主旨がブレるし。
ラブホテル側としても直ぐに何処か別の街へと行ってしまう冒険者に当たっても宣伝効果が薄い。
両者にとって良い形となる期間を今回は3ヶ月と設定した。
大抽選会へ参加出来る人数は決まっていて、定員は999人。
敢えて1000人にしていないのはちゃんとした理由がある。
突然森の中に姿を現した怪しげな塔に行くツアーに999人も希望者が集まるのか?
当然の疑問だろうが。
実はその辺りも考えてアイトはある提案をして、フォルカーの承諾を取っていた。
大抽選会で選ばれた当選者は必ず二人一組でツアーに参加する事となり。
利用する客室はランクEとなる。
折角企画したイベントなのだからケチケチせずに良い部屋を使わせれば良いではないかと意見もあるだろうが。
これも敢えてだ。
ツアー参加者は街へ戻った後にツアーの感想を発表する場が与えられる。
事前に質問内容を伝えておいた上で。
司会者との質問形式での発表となるので、素人でもそれなりに話す事は出来るだろう。
後の詳細は後々補足をするとして。
「プレゼンターは私!フォルカー・エライマンが担当する!」
「「「「「わぁぁぁぁぁあああ!」」」」」
木組みで作られたステージの上で声を張り上げるフォルカーに対しての領民の反応が逐一凄い。
これだけでフォルカーがどれだけ領民に慕われているかがわかる。
「そして抽選を行うのは私の他に愛する妻達も担当する!」
「「「「「うおぉぉぉぉおおお!」」」」」
フォルカーの時よりも野太い声が多く、迫力がある気はするのだが。
それもやむを得ないとフォルカーは考えている。
何故なら妻と13人の側室は皆、フォルカーが見惚れてしまう程に美しいのだから。
大抽選会の開催に当たって。
アイトはまずフォルカーの妻達をラブホテルに招待した。
フォルカーの妻達はカロリーナを美しくしたラブホテルに興味津々だったので、警戒する事もなく易々と招待に応じた。
そして理美容家電や美容アイテムを使って全員がピッカピカに磨き上げられた。
元々が美容に気を使っている貴族の妻と側室達である。
その彼女らがアイトの前世から持って来た技術でピッカピカに磨かれれば。
フォルカー曰く女神の様な美しさになるのも必然であった。
全員が並んだ所を見て。
最近元気の無かったフォルカーのフォルカーがフォルカッシモしたぐらいなのだから、平民の男達が熱狂してしまうのも仕方が無い。
“全員俺のだぞ”と内心フォルカーは思っているが。
この妻達の変化には街の女性達がまず気が付いた。
女性は貴族だろうが平民だろうが関係無く、皆美容には敏感である。
何度かラブホテルを馬車で行き来していたのだが、窓から見える姿が日に日に美しくなっていくのだ。
勿論元々美しかったのだが、更に輪をかけて美しくなっていった。
髪は艶っ艶になり、肌も厚塗りの化粧と言うより素肌に近い印象で。
街の近くに出来た塔の魔法で美しさを手に入れたのではないかと噂になると。
噂が噂を呼んで膨らみに膨らみ。
大抽選会の開催前には必ず自分が当選して観光ツアーに参加しようと意気込む女性の姿が多く見られた。
そんな仕込みの効果もあって999人の定員は募集から1時間も掛からず埋まる事となった。
加えてタスケと蒼剣の誓いがラブホテルの評判を流したのも大きかったのだが。
蒼剣の場合は相変わらず一人遊びをする冒険者しか呼んで来なかったが。
話が逸れたが大抽選会である。
大抽選会に参加する999人には3桁の数字が書かれた木札が渡されている。
偽造防止の為にエライマン伯爵家の焼印が入った木札だ。
抽選はステージの上に設置された3つの抽選ボックスで行う。
正六面体の抽選ボックスは上部に手を入れる穴が開いていて、ステージの前に陣取る参加者側に見える一面は不正を疑われる可能性を排除する為にガラスになっていて中が見える仕様だ。
抽選ボックスの中には9枚の木札が入っていて、参加者側から見て右から一桁目、真ん中が二桁目、左が三桁目となっている。
「それでは抽選を開始する!まずは一番左側の数字、三桁目だ!三桁目は、、、」
フォルカー自身が抽選ボックスの中から一枚の木札を引いて。
「5番だ!」
「「「「「わぁぁぁぁぁあああ!」」」」」
三桁目が5だった者は喜び、それ以外の数字だった者は頭を抱えて嘆いた。
そして抽選会には参加していない野次馬達も盛り上がる。
外の世界はあまり娯楽が充実していないので、祭りの様なイベントになると誰もが尋常ではなく盛り上がるのだ。
「次は妻のフロレンツィアが引くぞ!二桁目は、、、3番だ!」
「「「「「わぁぁぁぁぁあああ!」」」」」
二桁目までの発表を終えて当選する可能性があるのは残り9人だ。
9人はステージに上げられて木札を持った手を合わせて当選を願い。
「最後、一桁目の番号は、、、8番だ!」
「「「「「わぁぁぁぁぁあああ!」」」」」
フォルカーの発表を聞いた瞬間。
538番の木札を持っていた若い女が飛び跳ねて喜びを表現した。
女の姿とは対照的に本意気で悔しがる外れた者達。
そんな両極端な対比に野次馬達は熱狂する。
そうして大抽選会は娯楽イベントとしても大成功を収めたのであった。
笑える要素があまり無かったのは企画者のアイトとしては不満だろうが。
アイトがこの場にいたとしたなら、「笑いの成分が足りてない」とか言い出して途中乱入してテコ入れに入っていそうだが。
アイトはダンジョンから出る事が出来ないので大抽選会の様子を知る事は恐らく無いだろう。
恐らくは。
無いよね?
「「「「「わぁぁぁぁぁあああ!」」」」」
ランドソープ王国にあるエライマン領の領主、フォルカー・エライマンの宣言から始まった大抽選会は。
エライマンの街で年に一度行われる祭りの様な盛り上がりを見せていた。
時は遡る。
ラブホテルの豪華客船のデッキをイメージした客室で行われた面談と言う体の酒盛り。
あの中でノリで話し合われた、ラブホテルとフォルカーが費用を負担し合っての20組限定無料招待企画。
あの企画をどう実現するかの話し合いが酒盛りの翌日からひっそりと始まっていて。
アイトがアイデアを出して5秒で決まった。
「それでは大抽選会の詳細を発表する!」
アイトが小ボケをかましたり大ボケをかましたりしながら行われた説明を簡潔にすると。
フォルカー・エライマン×休息宿ラブホテルの共同企画“休息宿ラブホテル日帰り無料観光ツアー”の参加者を決める大抽選会は7日後に行われる。
大抽選会への参加条件はエライマン伯爵領の領民であるか、3ヶ月以上エライマンの街を拠点として税を納めている者。
これはたまたまエライマンに寄った者が参加して当選する事を防ぐ為に設けられたルールだ。
この企画にはフォルカーの領民達への感謝も含まれているのだから、通りすがりに参加されると主旨がブレるし。
ラブホテル側としても直ぐに何処か別の街へと行ってしまう冒険者に当たっても宣伝効果が薄い。
両者にとって良い形となる期間を今回は3ヶ月と設定した。
大抽選会へ参加出来る人数は決まっていて、定員は999人。
敢えて1000人にしていないのはちゃんとした理由がある。
突然森の中に姿を現した怪しげな塔に行くツアーに999人も希望者が集まるのか?
当然の疑問だろうが。
実はその辺りも考えてアイトはある提案をして、フォルカーの承諾を取っていた。
大抽選会で選ばれた当選者は必ず二人一組でツアーに参加する事となり。
利用する客室はランクEとなる。
折角企画したイベントなのだからケチケチせずに良い部屋を使わせれば良いではないかと意見もあるだろうが。
これも敢えてだ。
ツアー参加者は街へ戻った後にツアーの感想を発表する場が与えられる。
事前に質問内容を伝えておいた上で。
司会者との質問形式での発表となるので、素人でもそれなりに話す事は出来るだろう。
後の詳細は後々補足をするとして。
「プレゼンターは私!フォルカー・エライマンが担当する!」
「「「「「わぁぁぁぁぁあああ!」」」」」
木組みで作られたステージの上で声を張り上げるフォルカーに対しての領民の反応が逐一凄い。
これだけでフォルカーがどれだけ領民に慕われているかがわかる。
「そして抽選を行うのは私の他に愛する妻達も担当する!」
「「「「「うおぉぉぉぉおおお!」」」」」
フォルカーの時よりも野太い声が多く、迫力がある気はするのだが。
それもやむを得ないとフォルカーは考えている。
何故なら妻と13人の側室は皆、フォルカーが見惚れてしまう程に美しいのだから。
大抽選会の開催に当たって。
アイトはまずフォルカーの妻達をラブホテルに招待した。
フォルカーの妻達はカロリーナを美しくしたラブホテルに興味津々だったので、警戒する事もなく易々と招待に応じた。
そして理美容家電や美容アイテムを使って全員がピッカピカに磨き上げられた。
元々が美容に気を使っている貴族の妻と側室達である。
その彼女らがアイトの前世から持って来た技術でピッカピカに磨かれれば。
フォルカー曰く女神の様な美しさになるのも必然であった。
全員が並んだ所を見て。
最近元気の無かったフォルカーのフォルカーがフォルカッシモしたぐらいなのだから、平民の男達が熱狂してしまうのも仕方が無い。
“全員俺のだぞ”と内心フォルカーは思っているが。
この妻達の変化には街の女性達がまず気が付いた。
女性は貴族だろうが平民だろうが関係無く、皆美容には敏感である。
何度かラブホテルを馬車で行き来していたのだが、窓から見える姿が日に日に美しくなっていくのだ。
勿論元々美しかったのだが、更に輪をかけて美しくなっていった。
髪は艶っ艶になり、肌も厚塗りの化粧と言うより素肌に近い印象で。
街の近くに出来た塔の魔法で美しさを手に入れたのではないかと噂になると。
噂が噂を呼んで膨らみに膨らみ。
大抽選会の開催前には必ず自分が当選して観光ツアーに参加しようと意気込む女性の姿が多く見られた。
そんな仕込みの効果もあって999人の定員は募集から1時間も掛からず埋まる事となった。
加えてタスケと蒼剣の誓いがラブホテルの評判を流したのも大きかったのだが。
蒼剣の場合は相変わらず一人遊びをする冒険者しか呼んで来なかったが。
話が逸れたが大抽選会である。
大抽選会に参加する999人には3桁の数字が書かれた木札が渡されている。
偽造防止の為にエライマン伯爵家の焼印が入った木札だ。
抽選はステージの上に設置された3つの抽選ボックスで行う。
正六面体の抽選ボックスは上部に手を入れる穴が開いていて、ステージの前に陣取る参加者側に見える一面は不正を疑われる可能性を排除する為にガラスになっていて中が見える仕様だ。
抽選ボックスの中には9枚の木札が入っていて、参加者側から見て右から一桁目、真ん中が二桁目、左が三桁目となっている。
「それでは抽選を開始する!まずは一番左側の数字、三桁目だ!三桁目は、、、」
フォルカー自身が抽選ボックスの中から一枚の木札を引いて。
「5番だ!」
「「「「「わぁぁぁぁぁあああ!」」」」」
三桁目が5だった者は喜び、それ以外の数字だった者は頭を抱えて嘆いた。
そして抽選会には参加していない野次馬達も盛り上がる。
外の世界はあまり娯楽が充実していないので、祭りの様なイベントになると誰もが尋常ではなく盛り上がるのだ。
「次は妻のフロレンツィアが引くぞ!二桁目は、、、3番だ!」
「「「「「わぁぁぁぁぁあああ!」」」」」
二桁目までの発表を終えて当選する可能性があるのは残り9人だ。
9人はステージに上げられて木札を持った手を合わせて当選を願い。
「最後、一桁目の番号は、、、8番だ!」
「「「「「わぁぁぁぁぁあああ!」」」」」
フォルカーの発表を聞いた瞬間。
538番の木札を持っていた若い女が飛び跳ねて喜びを表現した。
女の姿とは対照的に本意気で悔しがる外れた者達。
そんな両極端な対比に野次馬達は熱狂する。
そうして大抽選会は娯楽イベントとしても大成功を収めたのであった。
笑える要素があまり無かったのは企画者のアイトとしては不満だろうが。
アイトがこの場にいたとしたなら、「笑いの成分が足りてない」とか言い出して途中乱入してテコ入れに入っていそうだが。
アイトはダンジョンから出る事が出来ないので大抽選会の様子を知る事は恐らく無いだろう。
恐らくは。
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