37 / 110
ラブホテル in ヤーサン
ボディペイント紅葉狩り①
しおりを挟む
婚活パーティーから数日経ち。
スミスは何やら複雑な表情でラブホテルを訪れていた。
フロントでエマに声を掛けてアイトへと取り次いで貰い。
『やあやあスミス君。微妙に久しぶりじゃないか』
「どうもアイトさん。その節はお世話になりました」
その節とは勿論婚活パーティーの事である。
スミスは婚活パーティーで知り合ったメリッサと一夜を共にして付き合い始めたのだ。
アイトの中では既に終わった事なので今やあまり興味の無い話題である。
「それで、ご報告なんですが」
スミスの声色は何処か申し訳無さ気である。
「おう!おうおうおうおう!どうしたんだね!」
これは面白そうだと直感して一気にテンションが上がったアイト。
他人の不幸話は例に漏れず大好物である。
「メリッサと別れる事になりまして」
『わっはっはっはっは!まだ5日ぐらいしか経ってないのに?一体何があったって言うんだい!話してみなさい!』
スミスの破局話に爆笑するアイト。
叱責されるよりも笑い飛ばして貰えた方が気が楽なのでスミスとしては有難い。
「いやぁ。あのですね。あの日、下世話な話しですけど生でした訳じゃないですか。生で中にってなったら子供が出来るかもしれないんで責任取ろうと思って。少し良い宿に移って同棲を始めた訳ですよ。それで俺が冒険者の仕事に出掛けるって伝えて宿を出ようとしたら、私と仕事とどっちが大事なんだって引き止められまして。俺としては嬉しかったですよ。少しも離れたくないくらい俺の事が好きなんだなって。ですけど、俺には仲間もいますし。あっさりと仲間を見捨ててメリッサを取るってのは直ぐには出来ないって説明したんですよ。それで今朝ですね。宿を出ようとした時にメリッサが。想像してたのと違う!ネイトさんがこんなに冷たい人だと思わなかった!私の事を全然愛してくれてない!って言われましてね」
『うわぁ、、、』
スミスの詳細な説明は熱の籠った迫真の演技も相まってアイトすらも軽く引かせていた。
「はぁぁぁぁ」と深過ぎる溜息を漏らしたスミスに。
『それで?』
アイトは話しの続きを促した。
「別れるって言って出て行きましたよ。慰謝料だって言って俺の有り金全部持ってね。なので金を稼がなきゃ飯も食えない状態なんでラブホテルには暫く来れないかと」
『わっはっは!まあ早くに別れられて良かったじゃないか!』
アイトはスミスの話を笑い飛ばした。
笑い飛ばしてあげないと流石に可哀想だったからだ。
あの時、最終選考で日和った結果がこれなのだから。
「そうですね。けれど、捨てる神あれば拾う神ありですね。落ち込んで宿を出た所を婚活パーティーに来てたアンドレアが話掛けて来てくれて。メリッサとの事を話したら同情して飯を奢ってくれましてね。やっぱり彼女とは話が合うんで。金を貯めて今度はアンドレアとラブホテルに来ようって話しになりました。これも婚活パーティーを主催してくれたアイトさんのお陰ですよ。ありがとうございます」
そう言ってアイトにガチャ切りされたスミスは。
入って来た時とは比べ物にならない清々しい表情でラブホテルを後にしたのであった。
「紅葉狩りを楽しみたい」
所変わってマスタールーム。
理不尽にフラれた筈なのに何故かリア充へと変貌していたスミスへの不快感を払拭したアイトは。
気を取り直して本日のテーマを発表した。
こうして唐突に今したい事を口にするのはアイトの日常である。
「紅葉狩りとは何でしょうか?世界中に鶏足を狩り尽くすのですか?美味しいですよねモミジ」
確かに鶏の足は“モミジ”と呼ばれるが。
「違う違う。そうじゃそうじゃない。紅葉狩りって言うのは赤く色付いた木々を鑑賞して愛でる催しだよ。催しって言ってもおしっこしたい訳じゃないんだからねっ!勘違いしないでよねっ!」
意外と真面目に紅葉狩りの意味を説明したアイトは。
ヒショを連れて農園へとやって来た。
農園であれば沢山の果樹が生えているので紅葉が見られる可能性はある。
アイトにしては珍しく名案であった。
「オーガズ集合!」
アイトが集合を掛けると軍隊並みの速さでオーガズが集まり列を作った。
因みに集合時のポーズはラットスプレッドである。
「それでは代表者一名、前へ!」
アイトが指示を出すと列の真ん中辺りにいたミルキーホワイトオーガが出て来てアイトの前に立った。
「それではお願いします!」
そう言うとアイトは後ろに下がり。
ヒショがミルキーホワイトオーガの前に出た。
ミルキーホワイトオーガの顔が苦み走ったものに変わった瞬間。
バチコォォォン!
掌底に近いヒショの張り手がミルキーホワイトオーガの左胸を襲い。
後ろにいたオーガズも巻き込んでドミノ倒しになった。
そしてミルキーホワイトオーガの様子を見に行ったアイトは。
「紅葉じゃなくて蒼葉になってる!アウトォォ!」
一瞬にして青痣を作ったヒショのパワーでは紅葉を生み出すのは不可能と判断を下したのであった。
結局普通の紅葉狩りなどする気が無いアイトである。
そして夜になり。
「何やってるんですか?」
勤務を終えてマスタールームへと上がって来たエマが中で繰り広げられている謎の光景を目にして質問をする。
「いや、紅葉狩りをしようと思ってな」
アイトの返事を耳にしてもイマイチ状況が飲み込めない。
「紅葉狩りって鶏足でも狩るんですか?美味しいですよねモミジ」
さっきも聞いた台詞である。
二人とも酒飲みなので考える事は同じなのだ。
「そっちのモミジじゃなくて秋になると植物の葉っぱが綺麗な赤色に色付くだろ?それを鑑賞して愛でる行楽だよ。こうらくって言っても笑点で上手い事言う担当の人じゃないぞ」
「ああ、あの面白くな「だまらっしゃい!」」
今、確実に面白くないと口にしようとしたエマにストップを掛けるアイト。
それは笑点の禁句なのだ。
「笑点はあの人がいるから大喜利に抑揚がついてだな。って今はそれ所じゃないんだった。さっさと塗りを終わらせないと」
アイトはエマに向けていた視線を戻して手を動かす。
口を動かす暇があったら手を動かせってやつだ。
「で?結局それって何してるんですか?」
紅葉狩りが食べ物でなく行楽の方だとはわかった。
しかしそこから先がまるで理解出来ない。
一体皆揃って何をしているのかと、エマは問うているのだ。
「オーガズの体に紅葉を書いてボディペイント紅葉狩りをやろうと思ってな」
聞いた所で何をしているのかは理解出来なかった。
「何ですか?ボディペイント紅葉狩りって?」
エマがアイトに問うが、それは当然の疑問だろう。
ボディペイント紅葉狩りなんて単語はついさっき生まれたばかりの造語に違いない。
アイトはかなりの頻度で新語流行はしない語を生み出すので、初めの内にしっかりと説明を求めないと当然の様に日常会話に混ぜて来るので厄介なのだ。
「え?普通に言葉通りだけど?」
何でそんな事聞くの?的なオーラを醸し出しているが、今の所は何も理解が出来ていない。
そもそも紅葉が見たいなら何時もの様に紅葉の階層を作ってしまえば良いのだ。
海水浴がしたいからと海の階層を作り出した男ならば簡単に作れるだろうし、何なら手間も掛からない。
なのに何故ビキニパンツを穿いたオーガズの体に紅葉の絵を書いているのか。
それがエマには理解が出来ない。
「紅葉の階層作った方が早くないですか?」
早速核心部分をぶつけてみたエマだが。
「え?もう作ったよ?」
アイトは当然の様に言い放つ。
「え?じゃあ何でボディペイントしてるんですか?」
紅葉狩りをする為の階層があるのならば、それを愛でれば良いではないか。
大して上手くもない紅葉の絵を書いている意味が何処にも無いではないか。
「オーガズの肉体美と紅葉のコントラスト。地を這い宙を舞うアクロバティックな紅葉。つまりそう言う事だよ」
それっぽく言って自分一人で納得しているが、全く以て理解出来ない。
ヒショは「流石です」と言っているが、多分ヒショも理解はしていないだろう。
取り敢えず褒める事を優先する人だから。
人では無いんだけれども。
「なるほど。理解しました」
エマも全く理解は出来なかったが、面白そうなので手伝う事にして絵を描いた。
筆で体をなぞられているオーガズは。
全員漏れなく擽ったくも気持ち良さそうにムフフっている。
あまり大きくリアクションを取るとヒショが物理で蒼葉を描くので気付かれない様にひっそりと。
ひっそりと頬をニヨつかせているのであった。
スミスは何やら複雑な表情でラブホテルを訪れていた。
フロントでエマに声を掛けてアイトへと取り次いで貰い。
『やあやあスミス君。微妙に久しぶりじゃないか』
「どうもアイトさん。その節はお世話になりました」
その節とは勿論婚活パーティーの事である。
スミスは婚活パーティーで知り合ったメリッサと一夜を共にして付き合い始めたのだ。
アイトの中では既に終わった事なので今やあまり興味の無い話題である。
「それで、ご報告なんですが」
スミスの声色は何処か申し訳無さ気である。
「おう!おうおうおうおう!どうしたんだね!」
これは面白そうだと直感して一気にテンションが上がったアイト。
他人の不幸話は例に漏れず大好物である。
「メリッサと別れる事になりまして」
『わっはっはっはっは!まだ5日ぐらいしか経ってないのに?一体何があったって言うんだい!話してみなさい!』
スミスの破局話に爆笑するアイト。
叱責されるよりも笑い飛ばして貰えた方が気が楽なのでスミスとしては有難い。
「いやぁ。あのですね。あの日、下世話な話しですけど生でした訳じゃないですか。生で中にってなったら子供が出来るかもしれないんで責任取ろうと思って。少し良い宿に移って同棲を始めた訳ですよ。それで俺が冒険者の仕事に出掛けるって伝えて宿を出ようとしたら、私と仕事とどっちが大事なんだって引き止められまして。俺としては嬉しかったですよ。少しも離れたくないくらい俺の事が好きなんだなって。ですけど、俺には仲間もいますし。あっさりと仲間を見捨ててメリッサを取るってのは直ぐには出来ないって説明したんですよ。それで今朝ですね。宿を出ようとした時にメリッサが。想像してたのと違う!ネイトさんがこんなに冷たい人だと思わなかった!私の事を全然愛してくれてない!って言われましてね」
『うわぁ、、、』
スミスの詳細な説明は熱の籠った迫真の演技も相まってアイトすらも軽く引かせていた。
「はぁぁぁぁ」と深過ぎる溜息を漏らしたスミスに。
『それで?』
アイトは話しの続きを促した。
「別れるって言って出て行きましたよ。慰謝料だって言って俺の有り金全部持ってね。なので金を稼がなきゃ飯も食えない状態なんでラブホテルには暫く来れないかと」
『わっはっは!まあ早くに別れられて良かったじゃないか!』
アイトはスミスの話を笑い飛ばした。
笑い飛ばしてあげないと流石に可哀想だったからだ。
あの時、最終選考で日和った結果がこれなのだから。
「そうですね。けれど、捨てる神あれば拾う神ありですね。落ち込んで宿を出た所を婚活パーティーに来てたアンドレアが話掛けて来てくれて。メリッサとの事を話したら同情して飯を奢ってくれましてね。やっぱり彼女とは話が合うんで。金を貯めて今度はアンドレアとラブホテルに来ようって話しになりました。これも婚活パーティーを主催してくれたアイトさんのお陰ですよ。ありがとうございます」
そう言ってアイトにガチャ切りされたスミスは。
入って来た時とは比べ物にならない清々しい表情でラブホテルを後にしたのであった。
「紅葉狩りを楽しみたい」
所変わってマスタールーム。
理不尽にフラれた筈なのに何故かリア充へと変貌していたスミスへの不快感を払拭したアイトは。
気を取り直して本日のテーマを発表した。
こうして唐突に今したい事を口にするのはアイトの日常である。
「紅葉狩りとは何でしょうか?世界中に鶏足を狩り尽くすのですか?美味しいですよねモミジ」
確かに鶏の足は“モミジ”と呼ばれるが。
「違う違う。そうじゃそうじゃない。紅葉狩りって言うのは赤く色付いた木々を鑑賞して愛でる催しだよ。催しって言ってもおしっこしたい訳じゃないんだからねっ!勘違いしないでよねっ!」
意外と真面目に紅葉狩りの意味を説明したアイトは。
ヒショを連れて農園へとやって来た。
農園であれば沢山の果樹が生えているので紅葉が見られる可能性はある。
アイトにしては珍しく名案であった。
「オーガズ集合!」
アイトが集合を掛けると軍隊並みの速さでオーガズが集まり列を作った。
因みに集合時のポーズはラットスプレッドである。
「それでは代表者一名、前へ!」
アイトが指示を出すと列の真ん中辺りにいたミルキーホワイトオーガが出て来てアイトの前に立った。
「それではお願いします!」
そう言うとアイトは後ろに下がり。
ヒショがミルキーホワイトオーガの前に出た。
ミルキーホワイトオーガの顔が苦み走ったものに変わった瞬間。
バチコォォォン!
掌底に近いヒショの張り手がミルキーホワイトオーガの左胸を襲い。
後ろにいたオーガズも巻き込んでドミノ倒しになった。
そしてミルキーホワイトオーガの様子を見に行ったアイトは。
「紅葉じゃなくて蒼葉になってる!アウトォォ!」
一瞬にして青痣を作ったヒショのパワーでは紅葉を生み出すのは不可能と判断を下したのであった。
結局普通の紅葉狩りなどする気が無いアイトである。
そして夜になり。
「何やってるんですか?」
勤務を終えてマスタールームへと上がって来たエマが中で繰り広げられている謎の光景を目にして質問をする。
「いや、紅葉狩りをしようと思ってな」
アイトの返事を耳にしてもイマイチ状況が飲み込めない。
「紅葉狩りって鶏足でも狩るんですか?美味しいですよねモミジ」
さっきも聞いた台詞である。
二人とも酒飲みなので考える事は同じなのだ。
「そっちのモミジじゃなくて秋になると植物の葉っぱが綺麗な赤色に色付くだろ?それを鑑賞して愛でる行楽だよ。こうらくって言っても笑点で上手い事言う担当の人じゃないぞ」
「ああ、あの面白くな「だまらっしゃい!」」
今、確実に面白くないと口にしようとしたエマにストップを掛けるアイト。
それは笑点の禁句なのだ。
「笑点はあの人がいるから大喜利に抑揚がついてだな。って今はそれ所じゃないんだった。さっさと塗りを終わらせないと」
アイトはエマに向けていた視線を戻して手を動かす。
口を動かす暇があったら手を動かせってやつだ。
「で?結局それって何してるんですか?」
紅葉狩りが食べ物でなく行楽の方だとはわかった。
しかしそこから先がまるで理解出来ない。
一体皆揃って何をしているのかと、エマは問うているのだ。
「オーガズの体に紅葉を書いてボディペイント紅葉狩りをやろうと思ってな」
聞いた所で何をしているのかは理解出来なかった。
「何ですか?ボディペイント紅葉狩りって?」
エマがアイトに問うが、それは当然の疑問だろう。
ボディペイント紅葉狩りなんて単語はついさっき生まれたばかりの造語に違いない。
アイトはかなりの頻度で新語流行はしない語を生み出すので、初めの内にしっかりと説明を求めないと当然の様に日常会話に混ぜて来るので厄介なのだ。
「え?普通に言葉通りだけど?」
何でそんな事聞くの?的なオーラを醸し出しているが、今の所は何も理解が出来ていない。
そもそも紅葉が見たいなら何時もの様に紅葉の階層を作ってしまえば良いのだ。
海水浴がしたいからと海の階層を作り出した男ならば簡単に作れるだろうし、何なら手間も掛からない。
なのに何故ビキニパンツを穿いたオーガズの体に紅葉の絵を書いているのか。
それがエマには理解が出来ない。
「紅葉の階層作った方が早くないですか?」
早速核心部分をぶつけてみたエマだが。
「え?もう作ったよ?」
アイトは当然の様に言い放つ。
「え?じゃあ何でボディペイントしてるんですか?」
紅葉狩りをする為の階層があるのならば、それを愛でれば良いではないか。
大して上手くもない紅葉の絵を書いている意味が何処にも無いではないか。
「オーガズの肉体美と紅葉のコントラスト。地を這い宙を舞うアクロバティックな紅葉。つまりそう言う事だよ」
それっぽく言って自分一人で納得しているが、全く以て理解出来ない。
ヒショは「流石です」と言っているが、多分ヒショも理解はしていないだろう。
取り敢えず褒める事を優先する人だから。
人では無いんだけれども。
「なるほど。理解しました」
エマも全く理解は出来なかったが、面白そうなので手伝う事にして絵を描いた。
筆で体をなぞられているオーガズは。
全員漏れなく擽ったくも気持ち良さそうにムフフっている。
あまり大きくリアクションを取るとヒショが物理で蒼葉を描くので気付かれない様にひっそりと。
ひっそりと頬をニヨつかせているのであった。
0
お気に入りに追加
542
あなたにおすすめの小説

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

異世界は流されるままに
椎井瑛弥
ファンタジー
貴族の三男として生まれたレイは、成人を迎えた当日に意識を失い、目が覚めてみると剣と魔法のファンタジーの世界に生まれ変わっていたことに気づきます。ベタです。
日本で堅実な人生を送っていた彼は、無理をせずに一歩ずつ着実に歩みを進むつもりでしたが、なぜか思ってもみなかった方向に進むことばかり。ベタです。
しっかりと自分を持っているにも関わらず、なぜか思うようにならないレイの冒険譚、ここに開幕。
これを書いている人は縦書き派ですので、縦書きで読むことを推奨します。

神様のミスで女に転生したようです
結城はる
ファンタジー
34歳独身の秋本修弥はごく普通の中小企業に勤めるサラリーマンであった。
いつも通り起床し朝食を食べ、会社へ通勤中だったがマンションの上から人が落下してきて下敷きとなってしまった……。
目が覚めると、目の前には絶世の美女が立っていた。
美女の話を聞くと、どうやら目の前にいる美女は神様であり私は死んでしまったということらしい
死んだことにより私の魂は地球とは別の世界に迷い込んだみたいなので、こっちの世界に転生させてくれるそうだ。
気がついたら、洞窟の中にいて転生されたことを確認する。
ん……、なんか違和感がある。股を触ってみるとあるべきものがない。
え……。
神様、私女になってるんですけどーーーー!!!
小説家になろうでも掲載しています。
URLはこちら→「https://ncode.syosetu.com/n7001ht/」

転生テイマー、異世界生活を楽しむ
さっちさん
ファンタジー
題名変更しました。
内容がどんどんかけ離れていくので…
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ありきたりな転生ものの予定です。
主人公は30代後半で病死した、天涯孤独の女性が幼女になって冒険する。
一応、転生特典でスキルは貰ったけど、大丈夫か。私。
まっ、なんとかなるっしょ。

笑ってはいけない悪役令嬢
三川コタ
ファンタジー
『わくわくwack×2フラーグ学院 箱庭編』
量子コンピュータの六基の制御AIへ六尊の菩薩の魂入れ儀式を行なった、スピリチュアルに傾倒している円城寺博士は、オンラインで量子コンピュータを利用出来る組織を立ち上げた。
しかし、オンライン利用希望者は、シミュレーション仮想世界『箱庭』を創って、円城寺博士の審査を受けなければならないという、荒唐無稽な条件が提示される。
夫の研究室でパートとして働く『吉家かるら』は、二次創作が公式に認められている乙女ゲーム『わくわくフラーグ学院』が、『箱庭』の雛形に最適だと思い付く。
わくわくフラーグ学院の生みの親である、ゲームプロデューサー『秀島相一』のSNSに『箱庭』の雛形として使用する報告をしたところ、対面での説明を求められる。吉家かるらが夫の助手の見鷹君と、わくわくフラーグ学院の世界観を取り入れた箱庭の詳細を伝えると、秀島相一はとんでもない要求を突きつけてきた。
吉家かるらにとってわくわくフラーグ学院は、15歳で亡くなった姉と楽しく遊んだ、思い出の乙女ゲームだった。
紆余曲折を経て完成した『箱庭』は、病弱で学校に通えなかった姉への『願い』を込めていた。そして、円城寺博士の審査をクリアしたのだが、箱庭の観察結果発表会を開催する連絡が来てしまい、吉家かるらは頭を抱える。
読み進めて「思てたのと違う」とならない為に、箱庭編のあらすじを掲載しています。異世界とSFファンタジーの落差が大きく、急転します。転生が詳らかになると収束する予定です。よろしくお願いします。
小説家になろうに投稿しています。
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。
平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか……
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる