異世界ダンジョン【ラブホテル】~ダンジョンマスターに転生したので異世界でラブホテル経営してみる。破茶滅茶転生者のちょっとエッチなスローライフ

張形珍宝

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ラブホテル in ヤーサン

ギルドマスターの夫婦事情①

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「うーん、どうするかな」

「如何なさいましたか?」

 ワンポを犬小屋まで送り届け。
 マスタールームに戻ったアイトはソファーに座って頭を悩ませていた。
 アイトの脳内で繰り広げられる会議の議題は。

「随分と酒を消費してしまったから在庫の補充をしようと思うんだが」

「それは一大事ですね。早急に補充する必要があります」

 その一大事を作り出したのは他ならぬヒショなのだが。

 しかしながらアイトはその程度の些細な事に引っ掛かったりはしない。
 ヒショが酒の在庫を空にするなど今に始まった事では無いのだから。

「酒の補充はするんだが。ついでに新しい酒でも追加しようかと思ってな。お客が来る様になったし高級なやつを」

「その話詳しく!」

 普段お澄ましさんのヒショも酒の事となると凄い食い付きを見せる。
 アイトはヒショに追加するつもりの酒の説明をして。

「1本金貨3枚のお酒ですか」

「エマの話を聞く限り完全に金持ち向けだな。ウェルカムドリンクに使った酒の強化版みたいな」

「シャンパンですか?」

「シャンパンだね」

「作りましょう」

「うん、わかった」

 かなり前のめりなヒショの勢いに押されて高級シャンパンを生み出したのであった。

 アイトはフロントにいるエマに内線を繋ぐ。

「酒の補充をするから開封作業をしてくれ」

「了解しました!」

 エマもヒショ程ではないが酒好きである。
 ウッキウキでバックヤードに下がると既に宝箱が幾つか積まれていて。
 その中には金色に輝く宝箱も3個混ざっていた。

 エマはフロントに戻り。
 受話器を握って内線を繋ぐ。

「お酒の補充ですよね!?金色が混ざってましたけど!?」

 エマもヒショ程では無いが酒好きである。
 恐らくは酒が入っていると思われる金色の宝箱が気になって仕方が無かった。

「新しくメニューに加える高級なシャンパンだよ。飲むなよ?1本だけ開けて試飲用にするから」

「わかりました!頑張ります!」

 高級シャンパンと聞いて俄然やる気を出したエマは。
 何時もと比べて2倍速で宝箱の開封作業を進めるのであった。
 女の子は得てしてシャンパンが大好きなのである。


 ダンジョンとはダンジョンマスターのイマジネーションを具現化した世界である。
 そこには細かなルールなどが存在しているが。
 基本的にはダンジョンマスターの思いのままにモンスターや物を生み出せると言っても過言では無い。

 言い換えるならダンジョンとはダンジョンマスターの夢の世界だ。

 普通であれば。
 ダンジョンマスターとなるのは高度な知性を持ったモンスターである。

 高度な知性を持ったモンスターが地を生み。
 空を生み。
 海を生み。
 海を生み。
 海を生み。

 失敬。

 水を生み。
 植物を生み。
 モンスターを生み。
 罠を生み。
 宝を生む。

 そうして出来上がるのがダンジョンと言う世界である。

 ダンジョンはそれ単体で一つの世界であり。
 外の世界とは扉で繋がっているに過ぎない。 
 扉を通して人やモンスターの行き来はあるが。
 本来ならば完全なる別世界なのだ。

 そんなダンジョンと言う世界に。
 完全なる別世界からダンジョンマスターとして転生したのがアイトである。
 アイトは残念ながら高度な知性を持ち合わせてはいないが元人間であり。
 前世の知識とダンジョンと繋がっている世界とは全く異なる発想で夢の世界を創造した。

 結果生まれたのが【ラブホテル】である。

 しかし思い通りのダンジョンを創造するには一つの大きな弊害がある。
 それが。

 ダンジョンで生み出した宝はダンジョン外の生物にしか開ける事は出来ない。

 と言うルールだった。

 そんな八百長禁止の戒めとも言うべき縛りから解放したのが外から迷い込んだハーフエルフのエマであった。
 アイトの頼んだ開封作業はダンジョン内にいる中でエマにしか出来ない仕事だ。

 故に他の宝箱を開け終えてから最後に金色の宝箱を開けて。
 中から出て来た高級そうなボトルを開けるかどうかで真剣に悩んでいて。
 ちょっとばかりトップラベルを剥そうとしているとしても。
 あまり強く言えないのは仕方の無い事である。

 基本、皆エマには甘いのだ。

 宝箱に入っていた残りの酒は。
 酒の管理を担当しているレイスが全てワインセラーへと運んでいる。

 どうにか高級シャンパンを開封する事無くマスタールームへと持ち帰ったエマ。
 一仕事終えたご褒美として高級シャンパンの試飲にありつけたのであった。
 因みにラブホテルで出す酒の味を知っておくのもスタッフの重要な仕事であるとはアイトの談である。

 一口ずつ。
 と言うには些か多い量の試飲をしている時。
 ラブホテル内に来店を告げるおりんの音が鳴り響いた。

 どうして来店時の音がおりんなのかって?
 単純にアイトが甲高い現代おりんの音色が好きだからである。


「悪いが今日はもう帰らせて貰う」

「森に出現したダンジョンの調査でしたか。くれぐれもお気をつけ下さい」

 ヤーサンの街。
 冒険者ギルドの執務室でギルドマスターのバルナバスは。
 副ギルドマスターのグレゴールに残りの書類仕事を引き継いでギルドを出た。

 冒険者ギルドだけでなく。
 この世界の仕事には所謂定時など有って無い様なものだ。

 日が昇れば仕事を始め。
 日が落ちても仕事が片付いていなければ仕事は終わらない。

 過去にアイトが言った言葉を借りるならば。
 非常にブラックな労働環境である。
 休みも殆んど無い仕事が多いと言うし。

 バルナバスが仕事を早く切り上げるなど数か月ぶりの事なので。
 グレゴールは特に文句を言う事も無く残った仕事を引き受けた。

 元高ランクの冒険者で書類仕事は苦手な筈なのだが。
 あれで真面目に仕事をしているのをグレゴールは間近で見て知っている。
 しかも仕事上がりで向かう先が新しく出現したダンジョンだと言うのだから文句が言えよう筈も無い。

 グレゴールに快く見送られて。
 ギルドを出たバルナバスは早足で家路を急いだ。

 蒼剣の誓いが報告を終えたのは夕方より少し前だった。
 バルナバスはネイトの言葉に従って妻を連れてダンジョンへと向かう事にし。
 ギルドにいた低級の冒険者に頼んで妻に手紙を届けさせた。

『今晩、新しく出来たダンジョンに行こう』

 シンプルな内容の手紙だが。
 結婚をして家庭に入った妻からすれば魅力的な話だろう。
 きっと楽しみ過ぎて家の外まで出てソワソワしている筈である。

 事実。
 自宅に着いたバルナバスが目にしたのは。
 現役時代の装備を身に着けたやる気満々の妻の姿であった。

「お帰りなさい。あたしも駆り出すなんてよっぽどのダンジョンだったみたいね」

 目が。
 目が血走っていて恐い。

 勝手に高い買い物をして怒った時と同じ目をしている妻に戦々恐々としながら。
 バルナバスも急ぎ装備を整えて家を出たのであった。

「実を言うとな。ミキャエラが期待する様なダンジョンでは無いかもしれないんだ」

「は?それってどういう事?」

 妻であるミキャエラの怒りを買った様で恐れおののくバルナバス。
 だが。

 今の内に話をしておかないと更に恐い思いをする羽目になるのは目に見えている。
 なのでネイトから告げられた内容を一部ぼかしながら伝えた。

「ふーん。ダンジョンが休息宿?って言うのをやってるのね。何だか未知を知るって感じでワクワクするわね!」

 どうやらミキャエラの怒りは収まった様だ。
 バルナバスは上手く妻の機嫌を取りながら。
 一度も怒られる事無く塔の入口まで辿り着いたのであった。

「何だかピカピカ光ってて綺麗ね。どういう仕組みになってるのかしら?」

 夜のラブホテルは。
 ラブホテルらしくギンギラネオンが輝いて非常に派手な見栄えになっている。

 この世界にイルミネーションなる文化は存在しない。
 なので初めて目にしたイルミネーションを美しいと感じるのは当然かもしれない。
 例えそれがピンクや紫を基調にした人によっては悪趣味と取られかねない光景だったとしても。

「見ていても分からん。取り敢えず中に入ってみよう」

 バルナバスは塔の入口へと寄り。
 こちらも確りと電飾で飾られた扉の取っ手にを掴み。
 ミキャエラと目を合わせて頷き合うと取っ手を引いて塔の中へと入ったのであった。


「客?今日の今日で来るのか。しかもこんな時間に」

 客の来店を告げるおりんの音が鳴る。
 アイトが時計に目をやると時間は19時を過ぎた所だ。

 この世界では19時を知らせる鐘と共に街の入場門が閉まる所が多い。
 入場門が閉まってしまえばモンスターがいるかもしれない街の外で夜通し警戒しながら心休まらない野営をして夜を明かす必要がある。
 
 エマが齎した情報を元に考えて。
 ラブホテルと言う宿の存在が広まっていない今の段階で。
 19時以降に誰かがここを訪れる事は無いだろうとアイトは考えていた。

 つまり完全に油断していた。

 エマは慌ててフロントに向かい。
 アイトとヒショは入口を映したテレビモニターに注視する。

 来店した客は二人。
 先に入って来たのは白髪交じりの茶髪をオールバックにした体格の良い男。
 使い込まれた革の鎧とベルトにぶら下げたロングソードを装備していて風格を感じさせる。

 後から入って来たのは長い金髪を後ろで纏めた長身の女。
 胸当てと肘当てを装備していて拳には金属のナックルダスター。
 目力が強く好戦的な性格を想像させる見た目だ。

「15万パウと13万パウか。強者だな」

 アイトはモニターに映った二人の頭の上に表示された数字を読み上げる。
 これはダンジョン内に侵入した侵入者の肉体的な強さを数値化したものだ。
 この機能に関してアイトは。
 前世で見たアニメーションをパクったと堂々と宣言している。

 因みに15万パウが女で13万パウが男の方である。
 カップルであるならば男が尻に敷かれているのだろうとアイトはすぐさま想像した。

 全くその通りである。

「エマに何かあっては危険ですね。私が出ましょう」

 ヒショはそう言ってフロントへと向かう。

「よろしく。くれぐれも気を付けて」

 アイトの言葉に拳を上げて応えたヒショは。
 マスタールームを出てフロントへ繋がる魔法陣に乗ったのであった。


 まずはバルナバスが塔の中へ入り。
 それに続いてミキャエラが入って扉を閉める。

 何度か扉を開け閉めして外に出られなくなるトラップでは無いかと試すが。
 特に仕掛けは無さそうだと判断して二人は塔の内部を観察した。

「成程。これはダンジョンだな」

「そうね。私達の生きる世界とは明らかに違うわ。この姿が反射するぐらいツルツルした床石一つとっても分かる。こんな加工技術は見た事も聞いた事も無いもの」

 床に敷かれた大理石。
 カウンターの白色と色ムラの一切無い壁の塗り。
 キラキラとしたシャンデリアは王宮にでも行けば似た様な物が見られるかもしれないが。
 暖かみのある照明は。
 冒険者時代に世界を旅した二人にとっても馴染みの無いものだ。

「いらっしゃいせ!お待たせしました!」

 カウンターの奥から慌てた様子で宿の従業員が現れた。
 カウンターの上には隙間があり。
 丁度顔が隠れる位置から上を濁った色のガラスがあるのではっきりと顔は見えない。
 しかしながら。

 冒険者から実力と実績でギルドマスターにまで上り詰めたバルナバスと。
 そのバルナバスと殴り合いの喧嘩をしても勝てるミキャエラは視線を合わせて頷き合った。

 特に警戒する必要の無い人種族だ。

 二人とも同じ感想を抱いて。
 ネイトから齎され共有しておいた前情報通りだと安心して。
 エマに促されてカウンターの前まで移動したのであった。

 その刹那。

 フロントの奥に突然現れた強者の気配。
 しかもちょっとやそっとの強者では無く。
 圧倒的な強者の気配を感じて二人の背中に冷や汗が流れる。

「エマちゃん。その方々の接客は私が担当するわ。エマちゃんは戻ってなさい」

 鈴を転がす様な美しい声に思わず息を飲む。

「え?あ、はい。分かりました」

 出来ればそこに居てくれ!
 願い虚しく警戒する必要の無い人種族は裏へと下がり。
 二人の前には明らかにヤバい気配しかしない女が立った。

 どちらか一人が囮になって扉を開ければ片方は逃げられるかしら。

 肝の座ったミキャエラは冷静に分析をしながら。
 二人は女の出方を窺った。
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