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case3-3
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眼球を穿り出し、幸せそうに味わう原瑞希。
彼女は虫も殺せない様な可憐な見た目をしているが、その内面は残忍だ。
男が流した血を啜り、怯える男を可愛がり、男の体に刺し傷を作って、泣き叫ぶ姿に恍惚とする。
男を甚振って楽しむ歪んだ顔は普段の彼女からは想像も出来ない醜いものだ。
「お肉、お肉♪」
「ウギャァァァアア!」
楽し気に即興の歌を口ずさみながら頬の肉を削いで口に入れた瑞希。
既に何度も削がれているのでガタガタと震える歯が外側から見えてしまっている。
「美味しい♡人間のお肉、最高♡」
自分の体の一部が咀嚼されて食われていくのを見せ付けるように、くちゃくちゃと口を開けて咀嚼したあとで肉を飲み込む。
既に怯え切っている男は「もう嫌だ」「もう悪い事はしないから許して」などブツブツと呟いているが、それを聞き届ける気は一切無さそうだ。
瑞希は男が好きだ。
どれだけ心が絶望に支配されようとも、その心をもう一度燃やす手段があるから。
そのショーは血糊で切れ味の落ちたナイフでやるのは勿体ない。
そう考えた瑞希は幾つか用意されているナイフの中から一番刃渡りの長いコンバットナイフを手にして、刃に舌を這わせた。
「お兄さん、去勢しましょうねぇ♡」
「は?」
瑞希が艶っぽい表情を見せてそう言うと、絶望に堕ちていた男の瞳に火が灯った。
これが瑞希の大好きな絶望のどん底に叩きつけられる前の一瞬の浮上だ。
「これからお兄さんはお兄さんじゃ無くなる訳ですけどぉ、何か言い残した事があるなら聞きますよぉ?」
そう言って陰茎の先を持ち上げ、根本にナイフを当てると皮膚に薄っすらと血が滲む。
「ひ...ひぃ!や...やめっ」
ブツン
「ひ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛あ゛!」
最初から何も聞いてやる気は無かったかの様に躊躇い無く陰茎を切り落とし、続いて睾丸も切り取った瑞希。
いつまでも続く断末魔の様な叫び声を楽しみながら、瑞希の楽しい食事は続いた。
「パパ、これお裾分け!」
翌朝、瑞希はどす黒いソースの掛かったハンバーグを持って何食わぬ顔で生物学者の部屋を訪れた。
生物学者もそのグロテスクな見た目に顔を顰める事も無く受け取って口に運び、美味しいと言って料理を褒めた。
瑞希は忙しい朝の時間に少しばかりの世間話を楽しんでから、いつも通り学校に向かう。
「瑞希、今日こそカラオケ行こうよ」
昨日も瑞希を誘った友人が、今日も懲りずにカラオケに誘う。
これまで10連敗もしているので、本人もムキになって誘っている所があるのは自覚している。
だが瑞希と遊びたいと思っているのは本当なのだから仕方がない。
どうせ今日も用事があるのだろうと思っていると、瑞希は予想外の言葉を返した。
「うーん、カラオケも良いんだけどさ。
たまにはうちに遊びに来ない?」
「え?行く行く!瑞希って一人暮らしなんだよね?
そのまま泊まっちゃっても良い?」
「良いよ。何なら土日もうちに泊まっちゃう?
着替えも歯ブラシもお客さん用のがあるから、そのまま泊まれるよ」
「それ良いねぇ!じゃあ今日は学校が終わったら瑞希の家に直行で!」
去っていく友人の背中を見て、瑞希が表情を歪ませたのを見ていた者は誰もいない。
「パパぁ、お願いがあるんだけどぉ。
そろそろ学校の友達で遊んでもいいかなぁ?」
今朝、瑞希が生物学者にしたおねだりの返事はイエスなのかノーなのか。
それは二人だけが知る所である。
彼女は虫も殺せない様な可憐な見た目をしているが、その内面は残忍だ。
男が流した血を啜り、怯える男を可愛がり、男の体に刺し傷を作って、泣き叫ぶ姿に恍惚とする。
男を甚振って楽しむ歪んだ顔は普段の彼女からは想像も出来ない醜いものだ。
「お肉、お肉♪」
「ウギャァァァアア!」
楽し気に即興の歌を口ずさみながら頬の肉を削いで口に入れた瑞希。
既に何度も削がれているのでガタガタと震える歯が外側から見えてしまっている。
「美味しい♡人間のお肉、最高♡」
自分の体の一部が咀嚼されて食われていくのを見せ付けるように、くちゃくちゃと口を開けて咀嚼したあとで肉を飲み込む。
既に怯え切っている男は「もう嫌だ」「もう悪い事はしないから許して」などブツブツと呟いているが、それを聞き届ける気は一切無さそうだ。
瑞希は男が好きだ。
どれだけ心が絶望に支配されようとも、その心をもう一度燃やす手段があるから。
そのショーは血糊で切れ味の落ちたナイフでやるのは勿体ない。
そう考えた瑞希は幾つか用意されているナイフの中から一番刃渡りの長いコンバットナイフを手にして、刃に舌を這わせた。
「お兄さん、去勢しましょうねぇ♡」
「は?」
瑞希が艶っぽい表情を見せてそう言うと、絶望に堕ちていた男の瞳に火が灯った。
これが瑞希の大好きな絶望のどん底に叩きつけられる前の一瞬の浮上だ。
「これからお兄さんはお兄さんじゃ無くなる訳ですけどぉ、何か言い残した事があるなら聞きますよぉ?」
そう言って陰茎の先を持ち上げ、根本にナイフを当てると皮膚に薄っすらと血が滲む。
「ひ...ひぃ!や...やめっ」
ブツン
「ひ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛あ゛!」
最初から何も聞いてやる気は無かったかの様に躊躇い無く陰茎を切り落とし、続いて睾丸も切り取った瑞希。
いつまでも続く断末魔の様な叫び声を楽しみながら、瑞希の楽しい食事は続いた。
「パパ、これお裾分け!」
翌朝、瑞希はどす黒いソースの掛かったハンバーグを持って何食わぬ顔で生物学者の部屋を訪れた。
生物学者もそのグロテスクな見た目に顔を顰める事も無く受け取って口に運び、美味しいと言って料理を褒めた。
瑞希は忙しい朝の時間に少しばかりの世間話を楽しんでから、いつも通り学校に向かう。
「瑞希、今日こそカラオケ行こうよ」
昨日も瑞希を誘った友人が、今日も懲りずにカラオケに誘う。
これまで10連敗もしているので、本人もムキになって誘っている所があるのは自覚している。
だが瑞希と遊びたいと思っているのは本当なのだから仕方がない。
どうせ今日も用事があるのだろうと思っていると、瑞希は予想外の言葉を返した。
「うーん、カラオケも良いんだけどさ。
たまにはうちに遊びに来ない?」
「え?行く行く!瑞希って一人暮らしなんだよね?
そのまま泊まっちゃっても良い?」
「良いよ。何なら土日もうちに泊まっちゃう?
着替えも歯ブラシもお客さん用のがあるから、そのまま泊まれるよ」
「それ良いねぇ!じゃあ今日は学校が終わったら瑞希の家に直行で!」
去っていく友人の背中を見て、瑞希が表情を歪ませたのを見ていた者は誰もいない。
「パパぁ、お願いがあるんだけどぉ。
そろそろ学校の友達で遊んでもいいかなぁ?」
今朝、瑞希が生物学者にしたおねだりの返事はイエスなのかノーなのか。
それは二人だけが知る所である。
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