63 / 75
第3章 異世界で領地を経営します
63 年末年始のパーティ
しおりを挟む
ハーマルでのパーティには、ノルン地方の領主と各界の有力者を招待している。
そして招待したお客は全て出席していると報告を受けた。
「閣下、ご面倒でもなるべく多くのお客様と挨拶を交わして下さい。皆閣下との交流を望んでいるのです」
「うむっ、光栄な事であるな」
俺とユキは正面奥の椅子に腰を掛け、挨拶を順番に受ける。
身分の高い者から順に並んで待っているらしい。
俺の両横には、ナカハラ宰相とローグ将軍(オゥちゃん、オログ=ハイ)、エムジェイ魔術師団長(ジュンちゃん、ファフニール)に立って貰っている。
最初に挨拶に来たのは、ノルン地方の領主アスロ伯爵夫妻だった。
「ご無沙汰しております。ノルマンド公爵閣下、公爵夫人。領地を安堵して頂き恐悦至極で御座います」
「ご健在で何よりです」
「閣下は素晴らしい人材を揃えて居りますな。……オゥログ=ハァイ様お久しぶりです」
「アスロ伯爵久しぶりだぁ。戦争が終わってから初めて会っただぁ」
「そうですな、オゥログ=ハァイ様の攻城突撃は最高でした。城攻めでは誰も敵いませぬ」
「そんな事ねえだぁ。ハ~ハッハッハ~」
「ブリュンヒルデ様の【幻麗流紅一閃】も、瞼に焼き付いて離れません。まるで昨日の事の様です」
「……さぁ? 私には何の事だか分かりませんが……」
ユキの顔が紅潮した。
「はははっ、これは失礼しました。無粋な戦争の話は此処までとしましょう。ところで、お子様がお生まれになったと聞きました。おめでとう御座います」
「「有難う御座います」」
「私にも子供が沢山いますが、いずれ交遊が持てると嬉しいですな」
「そうですわね」
「オッと後が閊えてますな、又後ほど、失礼致します」
「「御機嫌よう」」
こんな調子で、ベルゲン伯爵、クリスティ子爵、スタバゲル子爵と続いた。
「貴族達は、ユキやオゥちゃんの正体を判ってる様だね」
「はい……オゥちゃんは、自然体で全然気にしてませんからね。私は素知らぬ振りを続けるしかありません」
貴族の挨拶の後には、ノルン地方各街の有力者からの挨拶が続いた。
成人前の子供は出席していない。貴族はデビュー後に社交界に登場する事になっているらしい。
豪華な料理と酒、華やかなドレスの令嬢とのダンス等で煌びやかにパーティが進んだ。
俺はチヨを護衛騎士筆頭にしようと思ったが諦めた。他の護衛騎士達が貴族なので、身分が逆転するのは拙いらしい。最初のパーティの後に苦情を言われたのだ。
「閣下、チヨは護衛でも奴隷なのですから、末席としてください。そもそも奴隷は騎士になれません。そして、パーティ会場の護衛は、貴族の護衛騎士に任せて下さい。我々にも面子が有ります。家族も来るのですから」
「ふむ、そうであるか」
チヨは奴隷登録してあるので貴族にする事は出来ない。しかし、側に置かなければいけないと宰相は言う。
「やっぱりチヨには離れて守って貰おうよ」
「は~っ、貴族の護衛騎士達は側に控えていても、暗殺者から閣下を守れないと思います。チヨ、どれ程の距離なら閣下を守れますか?」
ミサエ・ナカハラ宰相が奴隷護衛のチヨに聞いた。
「はい、パーティ会場等では、直ぐ側にいる必要があります。暗器での暗殺に対応する為です」
「チヨを奴隷から開放してあげれば良いと思うよ」
「閣下を殺そうとした者を奴隷から開放して近くに置く事は出来ませんっ! まだ信用に値する仕事を何もしていないのですよっ!」
「そうだよねぇ」
「あのぅ……【忍術】スキルの【影鬼】を使えば、ご主人様の影に隠れる事が出来ますが」
「なんですって! そのスキルを今迄使わなかったの?」
「使ってましたけど、【転移】や空を飛ばれると解除されてしまいますから、ご主人様には難しかったのです」
「じゃあ俺が飛ばなければ、パーティの間も俺の影に、隠れ続ける事ができるのだね?」
「はい」
「今やって見せてくれるかい?」
「はい」
シュンッ!
「ハヤッ! 一瞬で消えちゃった!……もしも~し、聞こえますか~」
『はい、聞こえます』
狭いスタジオで喋ってる様なチヨの声が、耳に響いて聞こえた。
『影の中に居るときは、単一指向で声を伝えられます。ご主人様にしかチヨの声は聞こえません』
「チヨの1人称は『チヨ』なんだね」
『はい』
チヨは2人だけ密室で会話をしてる様でドキドキした。しかも、影とはいえ密着した状態で『チヨ』と呼ばれて。
「チヨ、迎え撃つのも良いけど、こちらから暗殺者ギルドに出向いても良いのではないかな」
『いけません。ご主人様が危険に晒されます』
「チヨより強い暗殺者が居るのかい?」
『基本的に、それぞれが秘密主義者なので分かりません』
話をパーティ会場に戻す。
俺はノルン地方の領主達に軍艦(海賊船)建造について聞いた。
「何方か海賊船を一艘作る迄、船大工の棟梁を貸してくれないでしょうか?」
「私がお貸ししましょう。棟梁だけで宜しいのですか?」
クリスティ子爵が応えた。
「はい。漁船の船大工ならトロルヘイムにも居ますし、私も手伝う予定です。 クリスティ子爵の船を修理をする時は、棟梁を直ぐに返しましょう」
「分かりました、早速派遣いたしましょう」
「有難う御座います」
「ノルン海賊の仲間同士の約束事が有るので、船長が決まったら、海賊会議に出席して下さい」
とアスロ伯爵に言われた。
「通常海賊会議は年2回開かれてますが、公爵の船長が加入する時は臨時召集致します」
「有難う御座います……私も出席して良いですか?」
「はい、その時は私が同席しましよう」
「有難う御座います」
「ノルン海賊ギルドも有りますから、そちらもノルマンド公爵の船長に加入して貰いましょう」
「はい、分かりました」
船長は、トロルヘイムの船乗りの中から推薦される者にしよう。
そして海賊船だが普通の物では詰まらないよね。外観は普通で、実は中身は桁違いに優れてる物にしようと思う。
外観は木造船に見えて、ほとんどが鉄製の船体にする。
砲門を船の横っ腹に並べるのでは無く、船首と船尾に回転式の大口径連射機銃を設置する。
銃身の内側にライフリングと言う螺旋状の溝を刻み、弾丸は団栗型にしょう。命中率と飛距離が格段に上がるはずだ。
船首は、突貫攻撃をして敵艦を撃沈出来る構造にしたいから、オリハルコン製にしよう。
チヨには、親が決めた婚約者がいた。親にとって大事なのは千代の人生ではなく家の存続だったらしいのだ。
チヨの1番重要な役目は、望月家に跡継ぎの娘を産む事だった。
チヨは服を持っていなかった。着の身着のままで異世界に転移して、生活も厳しかったから。
冬のコミケに行った時に服も沢山買って貰った。
「チヨ、異世界転移をしょっちゅうする訳にもいかないから、纏め買いしておくれ」
似勢丹の売場に、皆で買い物に出かけていた。
「お兄ちゃん、私〈えりな〉とルミちゃん〈スクルド〉も買っていいよね~」
「しょうがないなぁ。 折角ここまで来たのだから、皆も服を買って良いよ」
「私も良いですか?」
ミサエ・ナカハラが聞いた。
「勿論っ、遠慮しなくて良いよ」
「はい、有難う御座います」
(しまった。又、女子の買い物タイムに巻き込まれてしまった!)
「お兄ちゃ~ん、どっちが良~い?」
「始まったぁ、俺に聞かないでよ~。高くても良いから、好きなのを選んで良いからさぁ」
「そんなこと言わないでちゃんと見て~」
「はいはいっ、そっちそっち」
「お兄ちゃんっ! ほんとーにーっ! もうっ、なんですからーっ!!」
「はいはいっ」
似勢丹の売場に、半日拘束されてしまった!
「無限ループに嵌ってしまう~っ!」
と思った頃にやっと開放された。
「皆、似勢丹の買い物袋を沢山抱えているね、ナカハラさんとモチヅキさんは俺のインベントリーに入れてあげるね」
「お兄ちゃん、私達の買い物袋も入れてちょうだいっ!」
「なんでぇ? エリナ達は自分のインベントリーがあるでしょう?」
「こういう時は甘えさせて貰いたいのっ!」
「分かったよ、もぅ、しょうがないなぁ」
エリナとルミナの袋を回収すると、ユキ(ブリュンヒルデ)も恥かしそうに差し出した。
「勿論、奥様もどうぞ。お持ちしましょうねぇ」
「ヒュ~ヒュ~ッ。 甘いなぁ~、お兄ちゃん!」
「も~ぅ」
そして招待したお客は全て出席していると報告を受けた。
「閣下、ご面倒でもなるべく多くのお客様と挨拶を交わして下さい。皆閣下との交流を望んでいるのです」
「うむっ、光栄な事であるな」
俺とユキは正面奥の椅子に腰を掛け、挨拶を順番に受ける。
身分の高い者から順に並んで待っているらしい。
俺の両横には、ナカハラ宰相とローグ将軍(オゥちゃん、オログ=ハイ)、エムジェイ魔術師団長(ジュンちゃん、ファフニール)に立って貰っている。
最初に挨拶に来たのは、ノルン地方の領主アスロ伯爵夫妻だった。
「ご無沙汰しております。ノルマンド公爵閣下、公爵夫人。領地を安堵して頂き恐悦至極で御座います」
「ご健在で何よりです」
「閣下は素晴らしい人材を揃えて居りますな。……オゥログ=ハァイ様お久しぶりです」
「アスロ伯爵久しぶりだぁ。戦争が終わってから初めて会っただぁ」
「そうですな、オゥログ=ハァイ様の攻城突撃は最高でした。城攻めでは誰も敵いませぬ」
「そんな事ねえだぁ。ハ~ハッハッハ~」
「ブリュンヒルデ様の【幻麗流紅一閃】も、瞼に焼き付いて離れません。まるで昨日の事の様です」
「……さぁ? 私には何の事だか分かりませんが……」
ユキの顔が紅潮した。
「はははっ、これは失礼しました。無粋な戦争の話は此処までとしましょう。ところで、お子様がお生まれになったと聞きました。おめでとう御座います」
「「有難う御座います」」
「私にも子供が沢山いますが、いずれ交遊が持てると嬉しいですな」
「そうですわね」
「オッと後が閊えてますな、又後ほど、失礼致します」
「「御機嫌よう」」
こんな調子で、ベルゲン伯爵、クリスティ子爵、スタバゲル子爵と続いた。
「貴族達は、ユキやオゥちゃんの正体を判ってる様だね」
「はい……オゥちゃんは、自然体で全然気にしてませんからね。私は素知らぬ振りを続けるしかありません」
貴族の挨拶の後には、ノルン地方各街の有力者からの挨拶が続いた。
成人前の子供は出席していない。貴族はデビュー後に社交界に登場する事になっているらしい。
豪華な料理と酒、華やかなドレスの令嬢とのダンス等で煌びやかにパーティが進んだ。
俺はチヨを護衛騎士筆頭にしようと思ったが諦めた。他の護衛騎士達が貴族なので、身分が逆転するのは拙いらしい。最初のパーティの後に苦情を言われたのだ。
「閣下、チヨは護衛でも奴隷なのですから、末席としてください。そもそも奴隷は騎士になれません。そして、パーティ会場の護衛は、貴族の護衛騎士に任せて下さい。我々にも面子が有ります。家族も来るのですから」
「ふむ、そうであるか」
チヨは奴隷登録してあるので貴族にする事は出来ない。しかし、側に置かなければいけないと宰相は言う。
「やっぱりチヨには離れて守って貰おうよ」
「は~っ、貴族の護衛騎士達は側に控えていても、暗殺者から閣下を守れないと思います。チヨ、どれ程の距離なら閣下を守れますか?」
ミサエ・ナカハラ宰相が奴隷護衛のチヨに聞いた。
「はい、パーティ会場等では、直ぐ側にいる必要があります。暗器での暗殺に対応する為です」
「チヨを奴隷から開放してあげれば良いと思うよ」
「閣下を殺そうとした者を奴隷から開放して近くに置く事は出来ませんっ! まだ信用に値する仕事を何もしていないのですよっ!」
「そうだよねぇ」
「あのぅ……【忍術】スキルの【影鬼】を使えば、ご主人様の影に隠れる事が出来ますが」
「なんですって! そのスキルを今迄使わなかったの?」
「使ってましたけど、【転移】や空を飛ばれると解除されてしまいますから、ご主人様には難しかったのです」
「じゃあ俺が飛ばなければ、パーティの間も俺の影に、隠れ続ける事ができるのだね?」
「はい」
「今やって見せてくれるかい?」
「はい」
シュンッ!
「ハヤッ! 一瞬で消えちゃった!……もしも~し、聞こえますか~」
『はい、聞こえます』
狭いスタジオで喋ってる様なチヨの声が、耳に響いて聞こえた。
『影の中に居るときは、単一指向で声を伝えられます。ご主人様にしかチヨの声は聞こえません』
「チヨの1人称は『チヨ』なんだね」
『はい』
チヨは2人だけ密室で会話をしてる様でドキドキした。しかも、影とはいえ密着した状態で『チヨ』と呼ばれて。
「チヨ、迎え撃つのも良いけど、こちらから暗殺者ギルドに出向いても良いのではないかな」
『いけません。ご主人様が危険に晒されます』
「チヨより強い暗殺者が居るのかい?」
『基本的に、それぞれが秘密主義者なので分かりません』
話をパーティ会場に戻す。
俺はノルン地方の領主達に軍艦(海賊船)建造について聞いた。
「何方か海賊船を一艘作る迄、船大工の棟梁を貸してくれないでしょうか?」
「私がお貸ししましょう。棟梁だけで宜しいのですか?」
クリスティ子爵が応えた。
「はい。漁船の船大工ならトロルヘイムにも居ますし、私も手伝う予定です。 クリスティ子爵の船を修理をする時は、棟梁を直ぐに返しましょう」
「分かりました、早速派遣いたしましょう」
「有難う御座います」
「ノルン海賊の仲間同士の約束事が有るので、船長が決まったら、海賊会議に出席して下さい」
とアスロ伯爵に言われた。
「通常海賊会議は年2回開かれてますが、公爵の船長が加入する時は臨時召集致します」
「有難う御座います……私も出席して良いですか?」
「はい、その時は私が同席しましよう」
「有難う御座います」
「ノルン海賊ギルドも有りますから、そちらもノルマンド公爵の船長に加入して貰いましょう」
「はい、分かりました」
船長は、トロルヘイムの船乗りの中から推薦される者にしよう。
そして海賊船だが普通の物では詰まらないよね。外観は普通で、実は中身は桁違いに優れてる物にしようと思う。
外観は木造船に見えて、ほとんどが鉄製の船体にする。
砲門を船の横っ腹に並べるのでは無く、船首と船尾に回転式の大口径連射機銃を設置する。
銃身の内側にライフリングと言う螺旋状の溝を刻み、弾丸は団栗型にしょう。命中率と飛距離が格段に上がるはずだ。
船首は、突貫攻撃をして敵艦を撃沈出来る構造にしたいから、オリハルコン製にしよう。
チヨには、親が決めた婚約者がいた。親にとって大事なのは千代の人生ではなく家の存続だったらしいのだ。
チヨの1番重要な役目は、望月家に跡継ぎの娘を産む事だった。
チヨは服を持っていなかった。着の身着のままで異世界に転移して、生活も厳しかったから。
冬のコミケに行った時に服も沢山買って貰った。
「チヨ、異世界転移をしょっちゅうする訳にもいかないから、纏め買いしておくれ」
似勢丹の売場に、皆で買い物に出かけていた。
「お兄ちゃん、私〈えりな〉とルミちゃん〈スクルド〉も買っていいよね~」
「しょうがないなぁ。 折角ここまで来たのだから、皆も服を買って良いよ」
「私も良いですか?」
ミサエ・ナカハラが聞いた。
「勿論っ、遠慮しなくて良いよ」
「はい、有難う御座います」
(しまった。又、女子の買い物タイムに巻き込まれてしまった!)
「お兄ちゃ~ん、どっちが良~い?」
「始まったぁ、俺に聞かないでよ~。高くても良いから、好きなのを選んで良いからさぁ」
「そんなこと言わないでちゃんと見て~」
「はいはいっ、そっちそっち」
「お兄ちゃんっ! ほんとーにーっ! もうっ、なんですからーっ!!」
「はいはいっ」
似勢丹の売場に、半日拘束されてしまった!
「無限ループに嵌ってしまう~っ!」
と思った頃にやっと開放された。
「皆、似勢丹の買い物袋を沢山抱えているね、ナカハラさんとモチヅキさんは俺のインベントリーに入れてあげるね」
「お兄ちゃん、私達の買い物袋も入れてちょうだいっ!」
「なんでぇ? エリナ達は自分のインベントリーがあるでしょう?」
「こういう時は甘えさせて貰いたいのっ!」
「分かったよ、もぅ、しょうがないなぁ」
エリナとルミナの袋を回収すると、ユキ(ブリュンヒルデ)も恥かしそうに差し出した。
「勿論、奥様もどうぞ。お持ちしましょうねぇ」
「ヒュ~ヒュ~ッ。 甘いなぁ~、お兄ちゃん!」
「も~ぅ」
0
お気に入りに追加
106
あなたにおすすめの小説
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!
どら焼き
ファンタジー
ついに!第5章突入!
舐めた奴らに、真実が牙を剥く!
何も説明無く、いきなり異世界転移!らしいのだが、この王冠つけたオッサン何を言っているのだ?
しかも、ステータスが文字化けしていて、スキルも「鑑定??」だけって酷くない?
訳のわからない言葉?を発声している王女?と、勇者らしい同級生達がオレを城から捨てやがったので、
なんとか、苦労して宿代とパン代を稼ぐ主人公カザト!
そして…わかってくる、この異世界の異常性。
出会いを重ねて、なんとか元の世界に戻る方法を切り開いて行く物語。
主人公の直接復讐する要素は、あまりありません。
相手方の、あまりにも酷い自堕落さから出てくる、ざまぁ要素は、少しづつ出てくる予定です。
ハーレム要素は、不明とします。
復讐での強制ハーレム要素は、無しの予定です。
追記
2023/07/21 表紙絵を戦闘モードになったあるヤツの参考絵にしました。
8月近くでなにが、変形するのかわかる予定です。
2024/02/23
アルファポリスオンリーを解除しました。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
ちっちゃくなった俺の異世界攻略
鮨海
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた!
精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!
元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜
一ノ瀬 彩音
ファンタジー
元勇者パーティーで雑用係をしていたが、追放されてしまった。
しかし彼は本当は最強でしかも、真の実力を隠していた!
今は辺境の小さな村でひっそりと暮らしている。
そうしていると……?
※第3回HJ小説大賞一次通過作品です!
召喚アラサー女~ 自由に生きています!
マツユキ
ファンタジー
異世界に召喚された海藤美奈子32才。召喚されたものの、牢屋行きとなってしまう。
牢から出た美奈子は、冒険者となる。助け、助けられながら信頼できる仲間を得て行く美奈子。地球で大好きだった事もしつつ、異世界でも自由に生きる美奈子
信頼できる仲間と共に、異世界で奮闘する。
初めは一人だった美奈子のの周りには、いつの間にか仲間が集まって行き、家が村に、村が街にとどんどんと大きくなっていくのだった
***
異世界でも元の世界で出来ていた事をやっています。苦手、または気に入らないと言うかたは読まれない方が良いかと思います
かなりの無茶振りと、作者の妄想で出来たあり得ない魔法や設定が出てきます。こちらも抵抗のある方は読まれない方が良いかと思います
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる