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第2章 アリタリカ帝国に留学
84 『未開の迷宮』
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私は『未開の迷宮』の101階に居るそうです。
始めて会った5人の冒険者達と焚火で焼いたクモ(キラースパイダーという魔物)を食べて屑野菜スープを飲みました。
「アダモさん、この子は何処の誰なの?」
『御嬢様は私のマリエル様ですぅ。ズガガガアアアンッ! ドッゴオオオンッ! ズッキュウウウンッ! な、御嬢様なのですぅ』
「「「はぁあ?」」」
「あのねぇ、生まれた国とか住んでる街を聞いてるのよ?」
『生まれたのはアラカワクで、住んでるのはガクインリョですぅ』
「う~ん、聞いたことありませんねぇ、マリエルちゃん思い出したぁ?」
「いいえ、全然ピンとこないです。頭も痛く成りませんでした」
「アダモさんとマリエルちゃんは、どういう関係なのかしら?」
『まぁ、母子ですねぇ』
「はぁあ!? 年齢が近すぎるだろ! 何歳の時の子供なんだよ?」
『私は今年生まれましたぁ』
「そんな訳あるかい! あんたが母親でも無いんかい?」
『マリエル様が私のお母様ですぅ』
「余計におかしいだろう。心配してるんだから真面目に答えてくれよ」
『本当ですぅ。私はマリエル様に作られた護衛ゴーレムですからぁ』
「「「……」」」
「こんな、ゴーレムって有るの? ゴーレムは土とか石とかだと思っていたわ」
『私はアダマンタイトとゴムとカツラで出来ていますぅ』
「「「ヘエェ……」」」
「どうするか? このまま先に進むか、この子を返す為に戻ろうか?」
「せっかくここまで来たんだから、この階だけ攻略しようぜ」
「そうだなぁ。……お嬢ちゃん、俺たちはこの階のボスを倒したいんだ。連れ帰るのはその後で勘弁してくれるかなぁ?」
「「は~い」」
「はぁ、軽いな~。ここがどういう所か知らないんだよな?」
「はい」
「ここはトップクラスの冒険者パーティが、命懸けでやっと辿り着ける危険な101階なんだ。お嬢ちゃん1人で生き残ってる事が既に奇跡なんだぜ!」
「はい」
「まぁいいや。サクッとボスを倒して地上に送り届けてやんよ」
「お願い致します」
又、キラースパイダーが出てきました。5人はかなり苦戦しましたがキラースパイダーを倒しました。
「ふぅ、強かったなぁ……」
「あぁ」
この階はクモ、サソリ、ムカデ、ダニ、サソリモドキ、ウデムシ等、巨大で足の多い節足動物のエリアだったようです。
毒針や毒液、酸液、長い触手や足による鋭い突き刺し攻撃で襲ってきます。いずれの魔物も体長が2メートルぐらいありました。気持ち悪い見た目をしてましたが、冒険者達はそれらの肉を美味しいと言われてる部分だけ切り取ってバッグに入れてました。勿論魔石と素材も持って帰ります。
「それって、美味しいのですよね?」
「そうよ、珍味なのよ」
「……」
「さぁ、この先がボスエリアの筈だ。体力と魔力を確認して気合を入れ直すぞ!」
「「「「オゥ」」」」
少し開けた場所にテーブルの様な大きな石台があります。
そして、その石台に文字が刻まれていました。
「何々? クモの複眼、ダニの口器、ムカデの触角、サソリの 鋏角を石段に乗せるのか……」
冒険者達は集めた素材を書かれた通りに乗せていきます。
すると、何処からともなくカサカサと音が聞こえてきました。
シャアアアアアッ!
フロアボスのクイーンデススパイダーが現れました。
体長5メートル以上あり、足1本が7メートルぐらいありそうです。
シャカ、シャカ、シャカ、シャカ、シャカッ!
クイーンデススパイダーが我々に近づいてきて立ち止まり、睨み付けてきました。
「「「アッ!」」」
一瞬の沈黙を裂き、突然アダモがクイーンデススパイダーに突進します。
誰も止める隙がありませんでした。
アダモは真っ直ぐ突き出されたクイーンデススパイダーの長い脚を手刀で切り裂きます。
ズッシャアアアアアッ!
次から次へと繰り出される長い脚を全て手刀で切り落としていきました。
ズシャッ! ズシャッ! ズッシャアアアアアッ!
そして、クイーンデススパイダーの腹を蹴り上げて、真後ろにひっくり返しました。
ドッカァアアアアアンッ!
今度は仰向けになったクイーンデススパイダーの腹部にまたがり、手刀を真っ直ぐ突き刺します。
ブッシャアアアアアッ!
その手刀を包丁で切る様に下に切り裂きました。
ズッシャアアアアアァァァァァッ!
更に、クイーンデススパイダーの左胸の辺りに、再び手を突っ込んで引っ掻き回し始めます。
グッチャグッチャ、ビチビチビチッ、ジュルジュル、ジュッポォォォォォンッ!
アダモは引っ掻き回して魔石を探り当て、その手を引き抜くと高く掲げました。
『魔石、ゲットだぜえええええっ!』
「アダモちゃん、凄い凄い、良く出来ましたね」
私はアダモの頭をワシャワシャと撫でて上げます。
「あらまぁ、大分汚れちゃいましたね。アダモちゃんを【洗浄】【乾燥】!」
シュワシュワシュワワワアアアンッ!
ホワワワワァァァンッ!
クイーンデススパイダーの体液で汚れているアダモを綺麗にして上げました。
『はぁ、満足ですぅ!』
アダモは達成感で充実した顔を見せました。
「あれ? 前にも同じ光景を見た気がするわ。デジャブって言うのかしら……」
「おい、俺達のボス戦への覚悟は、一体何処へ向ければいいのだろうか?」
と、男の冒険者が呟きました。
「まぁ、101階を攻略した事には成るのだから、良しとしようぜ」
「はぁ……とりあえず、それでいいかぁ」
「ギルドに帰っても黙ってれば大丈夫さ」
「「「はははっ」」」
「ところでマリエルちゃん、今魔法を使ったよね。何か思い出したんじゃないの?」
「あっ、本当だ。 無意識の内に使っちゃいました。でも特に何も思い出してませんね」
「そう……」
そんな事を話してる内にクイーンデススパイダーの体が消えて、周辺に大量のドロップアイテムが現われました。
バラバラバラバラ……、
「ドロップアイテムは全て皆さんがお取りください」
「えっ、いいのか? レアアイテムも沢山有るぞ」
「地上に案内して貰うのですから、どうぞどうぞ」
「じゃあ、遠慮なく貰っとくよ。ありがとな」
「こちらこそ、アダモがお邪魔してすいませんでした」
「な~に、いいって事よ」
「「「ありがとなぁ」」」
「それじゃあ、きょうはこれで帰るとするか?」
「「「おぅ」」」
「じゃあ、転移門の魔法陣を探して地上に戻ろう」
「は~い、お願い致しま~すぅ」
始めて会った5人の冒険者達と焚火で焼いたクモ(キラースパイダーという魔物)を食べて屑野菜スープを飲みました。
「アダモさん、この子は何処の誰なの?」
『御嬢様は私のマリエル様ですぅ。ズガガガアアアンッ! ドッゴオオオンッ! ズッキュウウウンッ! な、御嬢様なのですぅ』
「「「はぁあ?」」」
「あのねぇ、生まれた国とか住んでる街を聞いてるのよ?」
『生まれたのはアラカワクで、住んでるのはガクインリョですぅ』
「う~ん、聞いたことありませんねぇ、マリエルちゃん思い出したぁ?」
「いいえ、全然ピンとこないです。頭も痛く成りませんでした」
「アダモさんとマリエルちゃんは、どういう関係なのかしら?」
『まぁ、母子ですねぇ』
「はぁあ!? 年齢が近すぎるだろ! 何歳の時の子供なんだよ?」
『私は今年生まれましたぁ』
「そんな訳あるかい! あんたが母親でも無いんかい?」
『マリエル様が私のお母様ですぅ』
「余計におかしいだろう。心配してるんだから真面目に答えてくれよ」
『本当ですぅ。私はマリエル様に作られた護衛ゴーレムですからぁ』
「「「……」」」
「こんな、ゴーレムって有るの? ゴーレムは土とか石とかだと思っていたわ」
『私はアダマンタイトとゴムとカツラで出来ていますぅ』
「「「ヘエェ……」」」
「どうするか? このまま先に進むか、この子を返す為に戻ろうか?」
「せっかくここまで来たんだから、この階だけ攻略しようぜ」
「そうだなぁ。……お嬢ちゃん、俺たちはこの階のボスを倒したいんだ。連れ帰るのはその後で勘弁してくれるかなぁ?」
「「は~い」」
「はぁ、軽いな~。ここがどういう所か知らないんだよな?」
「はい」
「ここはトップクラスの冒険者パーティが、命懸けでやっと辿り着ける危険な101階なんだ。お嬢ちゃん1人で生き残ってる事が既に奇跡なんだぜ!」
「はい」
「まぁいいや。サクッとボスを倒して地上に送り届けてやんよ」
「お願い致します」
又、キラースパイダーが出てきました。5人はかなり苦戦しましたがキラースパイダーを倒しました。
「ふぅ、強かったなぁ……」
「あぁ」
この階はクモ、サソリ、ムカデ、ダニ、サソリモドキ、ウデムシ等、巨大で足の多い節足動物のエリアだったようです。
毒針や毒液、酸液、長い触手や足による鋭い突き刺し攻撃で襲ってきます。いずれの魔物も体長が2メートルぐらいありました。気持ち悪い見た目をしてましたが、冒険者達はそれらの肉を美味しいと言われてる部分だけ切り取ってバッグに入れてました。勿論魔石と素材も持って帰ります。
「それって、美味しいのですよね?」
「そうよ、珍味なのよ」
「……」
「さぁ、この先がボスエリアの筈だ。体力と魔力を確認して気合を入れ直すぞ!」
「「「「オゥ」」」」
少し開けた場所にテーブルの様な大きな石台があります。
そして、その石台に文字が刻まれていました。
「何々? クモの複眼、ダニの口器、ムカデの触角、サソリの 鋏角を石段に乗せるのか……」
冒険者達は集めた素材を書かれた通りに乗せていきます。
すると、何処からともなくカサカサと音が聞こえてきました。
シャアアアアアッ!
フロアボスのクイーンデススパイダーが現れました。
体長5メートル以上あり、足1本が7メートルぐらいありそうです。
シャカ、シャカ、シャカ、シャカ、シャカッ!
クイーンデススパイダーが我々に近づいてきて立ち止まり、睨み付けてきました。
「「「アッ!」」」
一瞬の沈黙を裂き、突然アダモがクイーンデススパイダーに突進します。
誰も止める隙がありませんでした。
アダモは真っ直ぐ突き出されたクイーンデススパイダーの長い脚を手刀で切り裂きます。
ズッシャアアアアアッ!
次から次へと繰り出される長い脚を全て手刀で切り落としていきました。
ズシャッ! ズシャッ! ズッシャアアアアアッ!
そして、クイーンデススパイダーの腹を蹴り上げて、真後ろにひっくり返しました。
ドッカァアアアアアンッ!
今度は仰向けになったクイーンデススパイダーの腹部にまたがり、手刀を真っ直ぐ突き刺します。
ブッシャアアアアアッ!
その手刀を包丁で切る様に下に切り裂きました。
ズッシャアアアアアァァァァァッ!
更に、クイーンデススパイダーの左胸の辺りに、再び手を突っ込んで引っ掻き回し始めます。
グッチャグッチャ、ビチビチビチッ、ジュルジュル、ジュッポォォォォォンッ!
アダモは引っ掻き回して魔石を探り当て、その手を引き抜くと高く掲げました。
『魔石、ゲットだぜえええええっ!』
「アダモちゃん、凄い凄い、良く出来ましたね」
私はアダモの頭をワシャワシャと撫でて上げます。
「あらまぁ、大分汚れちゃいましたね。アダモちゃんを【洗浄】【乾燥】!」
シュワシュワシュワワワアアアンッ!
ホワワワワァァァンッ!
クイーンデススパイダーの体液で汚れているアダモを綺麗にして上げました。
『はぁ、満足ですぅ!』
アダモは達成感で充実した顔を見せました。
「あれ? 前にも同じ光景を見た気がするわ。デジャブって言うのかしら……」
「おい、俺達のボス戦への覚悟は、一体何処へ向ければいいのだろうか?」
と、男の冒険者が呟きました。
「まぁ、101階を攻略した事には成るのだから、良しとしようぜ」
「はぁ……とりあえず、それでいいかぁ」
「ギルドに帰っても黙ってれば大丈夫さ」
「「「はははっ」」」
「ところでマリエルちゃん、今魔法を使ったよね。何か思い出したんじゃないの?」
「あっ、本当だ。 無意識の内に使っちゃいました。でも特に何も思い出してませんね」
「そう……」
そんな事を話してる内にクイーンデススパイダーの体が消えて、周辺に大量のドロップアイテムが現われました。
バラバラバラバラ……、
「ドロップアイテムは全て皆さんがお取りください」
「えっ、いいのか? レアアイテムも沢山有るぞ」
「地上に案内して貰うのですから、どうぞどうぞ」
「じゃあ、遠慮なく貰っとくよ。ありがとな」
「こちらこそ、アダモがお邪魔してすいませんでした」
「な~に、いいって事よ」
「「「ありがとなぁ」」」
「それじゃあ、きょうはこれで帰るとするか?」
「「「おぅ」」」
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