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第2章 アリタリカ帝国に留学
75 アダモの実力
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「アダモ、あなたに御嬢様の御役に立てるように成れる指南書を見せて上げましょう」
『……ありがとうございますぅ』
「ふっ、御嬢様の為なら私にも返事をするのですね」
アダモはサチコから手書きのマンガを受け取りました。
それはスト・ファイの『リン・チュー』が戦っているマンガでした。
「そこに書かれている『リン・チュー』の技をマスターして、御嬢様のお役に立つのですよ」
『……分かりましたぁ、ありがとうございますぅ』
「私は御嬢様の宰相なのですから、私の命令にも従うのですよ」
『はい、御嬢様のお役に立てる範囲内でサチャーシャ様にも従いますぅ』
「くっ……取り敢えずはそれでいいしょう」
『はいぃ』
再び学院の授業が休みである週末になりました。
因みに、私は欠席する事無くちゃんと授業に出席しています。クラスメートとも仲良くしていますので、ご心配いりませんよ。
私と探索メンバーは、学院寮の御庭から馬車で直接『未踏のダンジョン』近くの森の中に【転移門】で移動します。
「未踏のダンジョンに【転移門】オープン!」
ケンちゃんがゲートを開きました。
ブゥウウウウウンッ!
今回の『未踏のダンジョン』探索メンバーは、
私、エリザ、エリシャナ、ピーちゃん、ケンちゃん、スズちゃん、フレニ、サチャーシャ、それにアダモです。
「エリザ、冒険者ギルドでクエストを受けて来たのですか?」
「はい、御嬢様。これからも情報収集を続ける為にはギルドにクエストを受けに行き、冒険者達の話を聞く事が欠かせないと思います」
「そうですね、引き続き宜しくお願いします」
「はい」
一行は馬車に乗ったままで、森の中からダンジョン前の広場に向かいました。
エリザはダンジョン入口前のギルドスタッフに尋ねます。
「すいません、10階まで魔方陣を使って転移したいのですけど、どちらに有るのですか?」
「あぁ、はいはい。右の方に行くと『転移専用魔方陣』が有る洞窟の入口があります。ですがパーティ全員が10階以上のフロアを踏破していないと使用出来ないのですよ」
「それなら大丈夫です。どうも有り難う御座います」
「えっ、もう10階のボスを倒したのですか?」
「はい。先週シャドウナイトを倒しました」
「はぁ、それはどうも……お気を付けて、行ってらっしゃいませ」
「はい、行ってきます」
「マリちゃん、アダモは今回が初めてだから転移出来ないんじゃないかなぁ?」
「じゃあ、アダモちゃんはケンちゃんを抱いてお外で待っていてくださいね。 ケンちゃんは私が【念話】したら、私の元にアダモちゃんと一緒に【転移】して来てね」
「オッケー。そういう方法があったんだねぇ」
私達はダンジョン入口に並んでいる冒険者達を横目で見ながら、右手奥に有る洞窟の入口に向かいました。
「「「ザワザワザワザワッ……」」」
「おい、あのパーティで10階まで攻略してるんだとよ!」
「まさかぁ、恥かしい顔してスグに戻ってくるんじゃないかぁ?」
「熊の人形を抱いて、大ネズミを従えてる貴族の御嬢様と若い女性ばかりだぜ。10階まで行けたとしても全滅しちまうんじゃねえのかなぁ?」
「わぁぁ、それはもったいねえなぁ」
「おい、ギルドスタッフが止めた方がいいんじゃねえのか?」
「いやぁ、相手は貴族の御子様だから強制は出来ないだろう、下手したら不敬罪で処罰されちまうからなぁ」
マリエル達は転移専用の洞窟前まで来ました。
「お早う御座います。こちらはアストリア王国レオポルド侯爵家令嬢でローザンヌ領主のマリエル様です。転移魔方陣を使わせて頂きたいのですが宜しいですか?」
エリザが入口に立ってるギルド職員に挨拶しました。
「ははっ、どうぞお入り下さいませ」
ギルド職員はマリエルに真っ直ぐ向き直して最敬礼をしました。
「ありがとう。使わせて貰いますね」キョロンッ!
「オッフ、ハワァァァ……」
「マリちゃん、スタッフを【魅了】しちゃってるよ!」
「あら、いけません、無意識にしてしまいました。スタッフを【状態異常回復】!」
ホワワワワァァァンッ!
「ハァァァ!」(気持ちいいぃぃぃ!)
マリエル達はアダモとケンちゃんを残して洞窟に入り、『転移専用魔方陣』から10階に転移します。
ブウウウゥゥゥンッ!
『CQ、CQ、こちらマリエル。ケンちゃん私のところへ【転移】してください』
『オッケー、リョウカ~イ』
シュィイイイイインッ!
ケンちゃんを抱いたアダモが無事に【転移】してきました。
「これってもしかして、ケンちゃんの【転移門】でも、ダンジョン内に直接全員来れるって事かしらね?」
「そっかぁ、マリちゃん、帰りにでも検証してみようか?」
「そうだねぇ」
「それでは、今日も元気に楽しく安全に冒険を始めましょう」
「「「オオゥ!」」」
「アダモちゃんはフレニちゃんを守ってね、専守防衛ですよ!」
『は~い』
私達は対ボス戦を意識しながら、広大な草原エリアで昆虫魔物を倒していきます。
基本的にエリザとエリシャナが武器で攻撃して、サッチャンが魔法攻撃をします。あとのメンバーは3人のフォローに徹しています。
「フレニちゃんも余裕があったら、3人の後ろから【土弾】を撃ってみて下さいね」
「はい、やってみます」
フレニちゃんには、初めて出会った魔物をスケッチして貰いますが、2度目以降に遭遇した時は魔法で攻撃して貰いました。ローザンヌの草原で魔物に襲われても自衛出来る様に、魔法レベルを上げて貰う為です。
最初にバッタ、テントウ虫、トンボの魔物に遭遇しました。バッタはジャンプしますし、テントウ虫とトンボは空を飛んでましたが【土弾】や【火弾】で打ち落として、剣で止めを刺します。
私とスズちゃんもスリングと短弓で昆虫魔物を撃つ練習をしました。
「マリちゃんとスズちゃんも、攻撃を上手に魔物に当てるよね」
「あら、ケンちゃんも百発百中でしょ?」
「えへへ、俺はズット練習してるからね」
「サッチャンも攻撃魔法が得意ですし、フレニちゃんも結構命中してますね」
「「はい」」
アダモは自分がマリエルに褒められないのを気にしました。
暫くすると、1メートルぐらいの芋虫の魔物3匹が葉っぱを食べてるのが見えてきました。
シュッ……、
一瞬で、アダモがパーティの先頭に出て芋虫に迫ります。
シャァァァァァッ、シャァァァァァッ、シャァァァァァッ!
アダモの接近に気付いた芋虫魔物達が、一斉に糸を吹き付けました。
アダモはグルグル巻きにされて、身動き取れなく成ってしまいました。
「まぁアダモちゃん、大丈夫かしら?」
「あっ、マリちゃん、ちょっと待って!」
ミシミシミシ、メリメリメリ、バリバリバリバリ、バアアアアアンッ!
アダモは糸を引きちぎり芋虫に再び突進していきます。
ドドドドドオオオオオンッ!
そして、目にも留まらぬスピードで3匹の芋虫に蹴りを入れました。
グッチャアアアッ! ビッチャアアアッ! ブッチュウウウッ!
アダモの容赦ない攻撃により、あっと言う間に芋虫の魔物は息絶えました。
「ヒャアアアッ!」
「ウブッウウウッ!」
グチャグチャに成った魔虫の死骸を見たエリザとエリシャナが、青い顔で口を押さえて苦しんでいます。
「アダモは容赦無いね」
と、ケンちゃん。
「ウワァ、粘液が気持ち悪いわね」
と、サチコ。
「アダモちゃん素晴らしい蹴りでした。『リン・チュー』の百裂蹴りみたいに素敵でしたよ。アダモちゃんを【洗浄】【消毒】【乾燥】!」
ピッキィイイイイインッ! シュィイイイイインッ!
アダモは私に対して、綺麗に成った頭を差し出してきました。
「アダモちゃん、良い子良い子!」
私はアダモの頭を手でワシャワシャしてあげました。
『はあぁぁ、いい気持ちですぅ』
「アダモ専守防衛です。貴方はフレニを守りなさいと御嬢様に言われたでしょっ!」
『……はい、サチャーシャ様』
「まぁまぁ、サッチャン。アダモちゃんの実力が見れて良かったですわ。先に進みましょう」
「はい」
『……ありがとうございますぅ』
「ふっ、御嬢様の為なら私にも返事をするのですね」
アダモはサチコから手書きのマンガを受け取りました。
それはスト・ファイの『リン・チュー』が戦っているマンガでした。
「そこに書かれている『リン・チュー』の技をマスターして、御嬢様のお役に立つのですよ」
『……分かりましたぁ、ありがとうございますぅ』
「私は御嬢様の宰相なのですから、私の命令にも従うのですよ」
『はい、御嬢様のお役に立てる範囲内でサチャーシャ様にも従いますぅ』
「くっ……取り敢えずはそれでいいしょう」
『はいぃ』
再び学院の授業が休みである週末になりました。
因みに、私は欠席する事無くちゃんと授業に出席しています。クラスメートとも仲良くしていますので、ご心配いりませんよ。
私と探索メンバーは、学院寮の御庭から馬車で直接『未踏のダンジョン』近くの森の中に【転移門】で移動します。
「未踏のダンジョンに【転移門】オープン!」
ケンちゃんがゲートを開きました。
ブゥウウウウウンッ!
今回の『未踏のダンジョン』探索メンバーは、
私、エリザ、エリシャナ、ピーちゃん、ケンちゃん、スズちゃん、フレニ、サチャーシャ、それにアダモです。
「エリザ、冒険者ギルドでクエストを受けて来たのですか?」
「はい、御嬢様。これからも情報収集を続ける為にはギルドにクエストを受けに行き、冒険者達の話を聞く事が欠かせないと思います」
「そうですね、引き続き宜しくお願いします」
「はい」
一行は馬車に乗ったままで、森の中からダンジョン前の広場に向かいました。
エリザはダンジョン入口前のギルドスタッフに尋ねます。
「すいません、10階まで魔方陣を使って転移したいのですけど、どちらに有るのですか?」
「あぁ、はいはい。右の方に行くと『転移専用魔方陣』が有る洞窟の入口があります。ですがパーティ全員が10階以上のフロアを踏破していないと使用出来ないのですよ」
「それなら大丈夫です。どうも有り難う御座います」
「えっ、もう10階のボスを倒したのですか?」
「はい。先週シャドウナイトを倒しました」
「はぁ、それはどうも……お気を付けて、行ってらっしゃいませ」
「はい、行ってきます」
「マリちゃん、アダモは今回が初めてだから転移出来ないんじゃないかなぁ?」
「じゃあ、アダモちゃんはケンちゃんを抱いてお外で待っていてくださいね。 ケンちゃんは私が【念話】したら、私の元にアダモちゃんと一緒に【転移】して来てね」
「オッケー。そういう方法があったんだねぇ」
私達はダンジョン入口に並んでいる冒険者達を横目で見ながら、右手奥に有る洞窟の入口に向かいました。
「「「ザワザワザワザワッ……」」」
「おい、あのパーティで10階まで攻略してるんだとよ!」
「まさかぁ、恥かしい顔してスグに戻ってくるんじゃないかぁ?」
「熊の人形を抱いて、大ネズミを従えてる貴族の御嬢様と若い女性ばかりだぜ。10階まで行けたとしても全滅しちまうんじゃねえのかなぁ?」
「わぁぁ、それはもったいねえなぁ」
「おい、ギルドスタッフが止めた方がいいんじゃねえのか?」
「いやぁ、相手は貴族の御子様だから強制は出来ないだろう、下手したら不敬罪で処罰されちまうからなぁ」
マリエル達は転移専用の洞窟前まで来ました。
「お早う御座います。こちらはアストリア王国レオポルド侯爵家令嬢でローザンヌ領主のマリエル様です。転移魔方陣を使わせて頂きたいのですが宜しいですか?」
エリザが入口に立ってるギルド職員に挨拶しました。
「ははっ、どうぞお入り下さいませ」
ギルド職員はマリエルに真っ直ぐ向き直して最敬礼をしました。
「ありがとう。使わせて貰いますね」キョロンッ!
「オッフ、ハワァァァ……」
「マリちゃん、スタッフを【魅了】しちゃってるよ!」
「あら、いけません、無意識にしてしまいました。スタッフを【状態異常回復】!」
ホワワワワァァァンッ!
「ハァァァ!」(気持ちいいぃぃぃ!)
マリエル達はアダモとケンちゃんを残して洞窟に入り、『転移専用魔方陣』から10階に転移します。
ブウウウゥゥゥンッ!
『CQ、CQ、こちらマリエル。ケンちゃん私のところへ【転移】してください』
『オッケー、リョウカ~イ』
シュィイイイイインッ!
ケンちゃんを抱いたアダモが無事に【転移】してきました。
「これってもしかして、ケンちゃんの【転移門】でも、ダンジョン内に直接全員来れるって事かしらね?」
「そっかぁ、マリちゃん、帰りにでも検証してみようか?」
「そうだねぇ」
「それでは、今日も元気に楽しく安全に冒険を始めましょう」
「「「オオゥ!」」」
「アダモちゃんはフレニちゃんを守ってね、専守防衛ですよ!」
『は~い』
私達は対ボス戦を意識しながら、広大な草原エリアで昆虫魔物を倒していきます。
基本的にエリザとエリシャナが武器で攻撃して、サッチャンが魔法攻撃をします。あとのメンバーは3人のフォローに徹しています。
「フレニちゃんも余裕があったら、3人の後ろから【土弾】を撃ってみて下さいね」
「はい、やってみます」
フレニちゃんには、初めて出会った魔物をスケッチして貰いますが、2度目以降に遭遇した時は魔法で攻撃して貰いました。ローザンヌの草原で魔物に襲われても自衛出来る様に、魔法レベルを上げて貰う為です。
最初にバッタ、テントウ虫、トンボの魔物に遭遇しました。バッタはジャンプしますし、テントウ虫とトンボは空を飛んでましたが【土弾】や【火弾】で打ち落として、剣で止めを刺します。
私とスズちゃんもスリングと短弓で昆虫魔物を撃つ練習をしました。
「マリちゃんとスズちゃんも、攻撃を上手に魔物に当てるよね」
「あら、ケンちゃんも百発百中でしょ?」
「えへへ、俺はズット練習してるからね」
「サッチャンも攻撃魔法が得意ですし、フレニちゃんも結構命中してますね」
「「はい」」
アダモは自分がマリエルに褒められないのを気にしました。
暫くすると、1メートルぐらいの芋虫の魔物3匹が葉っぱを食べてるのが見えてきました。
シュッ……、
一瞬で、アダモがパーティの先頭に出て芋虫に迫ります。
シャァァァァァッ、シャァァァァァッ、シャァァァァァッ!
アダモの接近に気付いた芋虫魔物達が、一斉に糸を吹き付けました。
アダモはグルグル巻きにされて、身動き取れなく成ってしまいました。
「まぁアダモちゃん、大丈夫かしら?」
「あっ、マリちゃん、ちょっと待って!」
ミシミシミシ、メリメリメリ、バリバリバリバリ、バアアアアアンッ!
アダモは糸を引きちぎり芋虫に再び突進していきます。
ドドドドドオオオオオンッ!
そして、目にも留まらぬスピードで3匹の芋虫に蹴りを入れました。
グッチャアアアッ! ビッチャアアアッ! ブッチュウウウッ!
アダモの容赦ない攻撃により、あっと言う間に芋虫の魔物は息絶えました。
「ヒャアアアッ!」
「ウブッウウウッ!」
グチャグチャに成った魔虫の死骸を見たエリザとエリシャナが、青い顔で口を押さえて苦しんでいます。
「アダモは容赦無いね」
と、ケンちゃん。
「ウワァ、粘液が気持ち悪いわね」
と、サチコ。
「アダモちゃん素晴らしい蹴りでした。『リン・チュー』の百裂蹴りみたいに素敵でしたよ。アダモちゃんを【洗浄】【消毒】【乾燥】!」
ピッキィイイイイインッ! シュィイイイイインッ!
アダモは私に対して、綺麗に成った頭を差し出してきました。
「アダモちゃん、良い子良い子!」
私はアダモの頭を手でワシャワシャしてあげました。
『はあぁぁ、いい気持ちですぅ』
「アダモ専守防衛です。貴方はフレニを守りなさいと御嬢様に言われたでしょっ!」
『……はい、サチャーシャ様』
「まぁまぁ、サッチャン。アダモちゃんの実力が見れて良かったですわ。先に進みましょう」
「はい」
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