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第11話
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先生に責められて、気がつけば当たりが薄暗くなっていた。近くにあった時計を見ると18時になっていた。
昼休憩がだいたい12時ぐらいからで、行為が1~2時間ぐらいだと考えると4~5時間は気を失っていたことになる。辺りを見渡すが先生はいない、が身体はまだ縛られたままだ。身動きひとつ取れない。
不味い、こんな状態をほかの先生や他の生徒に見られると非常に不味い。
それだけは何としても回避しなければと思い身動ぎするが、きつく縛られており身体は全く動かない。そんな中外から足音が聞こえてくる。俺はバレないように身動ぎするのをやめて音ひとつ立てないようにした。
(頼む、通り過ぎてくれ……俺のこんな恥ずかしい身体、見ないでくれ……)
しかし俺の心とは反対に扉は開けられてしまった。
扉の先には男子生徒が1人立っていた!見られてしまった!寄りにもよって男子生徒に!俺はたまらず
「きゃああああ!!見ないでください!お願いしますぅ!」
と声を上げてしまった。
男子生徒も顔を真っ赤にしながら背けて
「ご、ごめん!」
と言いながら扉を閉めてしまった。ひとまずは助かったが、裸を男子生徒に見られてしまった。心は男だが、やはり恥ずかしいものがある。
1人で顔を赤くしていると扉の向こうから男子生徒が話しかけてきた。
「こ、こんなところで何してるの?」
男子生徒から当然と言える質問が飛んできた。どう答えようか。
「そっその、色々事情がありまして……、申し訳ないのですが、縄を解くのを手伝ってください……何でもしますから……」
ん?俺今何でもって言っちゃった?扉の向こうから
「わ、分かった!」
と言いながら扉を開けて男子生徒が入ってくる。助けてくれるのはありがたいが相手は性欲が溢れてたまらない高校男子生徒、何をされるかわかったもんじゃない。
男子生徒は俺をしばりつけていた縄を解いて自由にしてくれた。肩や手首に後はあったが動かしても特に痛み等は感じなかった。開放された俺は少し男子生徒から離れてから、服を着始めた。
着替え終わったあとは男子生徒にお礼を言った。
「あの、助けて頂きありがとうございます。お礼の事なんですが……」
俺は覚悟を決めていた。が、男子生徒から出た言葉は意外な一言だった。
「じゃあ、こ、今度の週末俺とデートしてください!!」
俺は目を丸くした。デート?それだけでいいのか?てっきり朝まで抜かずのHだったり変態的な行為をされるのかと思ったが、どうやら俺の杞憂に終わったらしい。
昼休憩がだいたい12時ぐらいからで、行為が1~2時間ぐらいだと考えると4~5時間は気を失っていたことになる。辺りを見渡すが先生はいない、が身体はまだ縛られたままだ。身動きひとつ取れない。
不味い、こんな状態をほかの先生や他の生徒に見られると非常に不味い。
それだけは何としても回避しなければと思い身動ぎするが、きつく縛られており身体は全く動かない。そんな中外から足音が聞こえてくる。俺はバレないように身動ぎするのをやめて音ひとつ立てないようにした。
(頼む、通り過ぎてくれ……俺のこんな恥ずかしい身体、見ないでくれ……)
しかし俺の心とは反対に扉は開けられてしまった。
扉の先には男子生徒が1人立っていた!見られてしまった!寄りにもよって男子生徒に!俺はたまらず
「きゃああああ!!見ないでください!お願いしますぅ!」
と声を上げてしまった。
男子生徒も顔を真っ赤にしながら背けて
「ご、ごめん!」
と言いながら扉を閉めてしまった。ひとまずは助かったが、裸を男子生徒に見られてしまった。心は男だが、やはり恥ずかしいものがある。
1人で顔を赤くしていると扉の向こうから男子生徒が話しかけてきた。
「こ、こんなところで何してるの?」
男子生徒から当然と言える質問が飛んできた。どう答えようか。
「そっその、色々事情がありまして……、申し訳ないのですが、縄を解くのを手伝ってください……何でもしますから……」
ん?俺今何でもって言っちゃった?扉の向こうから
「わ、分かった!」
と言いながら扉を開けて男子生徒が入ってくる。助けてくれるのはありがたいが相手は性欲が溢れてたまらない高校男子生徒、何をされるかわかったもんじゃない。
男子生徒は俺をしばりつけていた縄を解いて自由にしてくれた。肩や手首に後はあったが動かしても特に痛み等は感じなかった。開放された俺は少し男子生徒から離れてから、服を着始めた。
着替え終わったあとは男子生徒にお礼を言った。
「あの、助けて頂きありがとうございます。お礼の事なんですが……」
俺は覚悟を決めていた。が、男子生徒から出た言葉は意外な一言だった。
「じゃあ、こ、今度の週末俺とデートしてください!!」
俺は目を丸くした。デート?それだけでいいのか?てっきり朝まで抜かずのHだったり変態的な行為をされるのかと思ったが、どうやら俺の杞憂に終わったらしい。
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