ロリ巨乳化した元男性 ~快楽なんかに絶対負けない！~

第7話

剛と海斗と鈴は昼前に帰って行った。それぞれ用事があるらしい。3人が帰ってから俺は改めて病室を見回した。
1人での病室は広く感じる。ベットから出て立てるかどうか確認しようとするが、足に力が入らない。半年間眠っていた身だ。立てないのは当然か……。
しばらくして、医師が俺の病室にやってきた。

「やあやあ、調子はどうかな？ 」

テンションが高くて少しウザい……

「特に問題ございません、ご心配ございません。」

強いて言えば歩けないってところだが。リハビリすればどうにかなるレベルだろう。

「元気そうでなによりー、今日は君のリハビリについてだよー」

おっ来たかリハビリ、それを待っていた。早く歩けるようになって学校に行きたい。自称神曰く俺と一緒の年齢なんだよな？だったら問題ないよな？

「リハビリですか」

医師はウンウン頷くように頭を動かした。

「何せ半年間眠ってたからねー。身体の筋肉なんかも衰えてるからねー、動かそうとしても厳しいと思うよー。」

確かに、足を動かそうとしてもなかなか動かしずらい。実際に医師が言うように身体は衰えてるんだろう。

「じゃあ、リハビリをしたら私も学校に通うことが出来るようになりますか？」

医師は満面の笑みを浮かべながらサムズアップを出した。
俺は少し覚悟を決め、医師に

「リハビリ、頑張ります！」

そうして俺と医師はリハビリの日にちと時間を決め始めた。
覚悟を決めれば時間が過ぎるのはあっという間だった。
リハビリの日にちは一、二週間ほどかかった。半年間寝たきりの状態からの復活だとどうしても時間がかかるが、これでも早いらしい。
俺はリハビリを終えて万全の状態となり明日から初出勤となった。

スカートを履き、リボンを結び、姿見の前に立ってみた。
そこには学生服に身を包む小柄な可愛い女性が立っていた。これが俺なのか、以前の身体が170近くあって今の身体がだいたい……140cmぐらいか？随分と小さくなってしまったものだ。
俺はカバンを持ち、ローファーを履いて玄関を飛び出した。
ここから俺の、新しい学校生活の始まりだ！