【本編完結】イクと激弱になる喧嘩番長は皆に狙われる

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最終章 俺の好きな幼馴染(雄二視点)

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 慎太を家へと連れて帰り、すぐに風呂場へと向かう。全部。全部綺麗にしないと。

 慎太の裸を見ても勃起はしなかった。全て俺で上書きしないと。ただ痕をつけるだけじゃない。綺麗にして上書きしてマーキングして慎太に慎太は俺のものだって分からせないと。風呂場で念入りに洗い、逃げる慎太を抑えつけて全ての汚れを落とす。首筋の歯形とキスマークはいくらゴシゴシと磨いても消えることはなく、腹が立って噛みつき、吸い上げた。慎太のペニスもだ。慎太が自分で洗うと言って俺に触れさせようとしないから思わず壁を殴っていた。大人しくなった慎太のペニスを満足がいくまで洗う。

 慎太を隅々まで洗い、ようやく満足した俺は慎太を部屋へと連れて行った。布団に隠れようとする慎太から布団を奪い、全て話させた。少しでも濁そうとしたら慎太のペニスに力を入れて、全て話させた。何度か強く握ると慎太は観念し事細かく話し始めた。

 怒りで狂いそうだった。屋上でもっとぶちのめして再起不能にするべきだった。

 全て聞き終え、慎太の中にある異物を吐き出させた。慎太のペニスは勃起していて、透明な液を滴らせている。慎太の身体に俺を刻み込むよりも先に慎太の呪いを解くべきだと分かっている。もう一度慎太に付き合う気があるか問う。でも、慎太の答えはノーだった。俺を他の猿と一緒にされたことでまた怒りが増幅した。

 慎太が否定するなら俺が教え込まないと。いやまずは上書きだ。

 慎太をイカせないようにして、あいつらに触られた場所を全て舐めとり、軽く噛む。時折強く噛んでは痕をつける。慎太から聞いた内容を事細かく思い出し、余すところなく全てを上書きする。何度思い出しても怒りで自分が壊れそうだ。

 ようやく全てを上書きして、怒りと焦りが少し解消され自身も勃起した。次はマーキングだ。慎太の身体に自分の白濁した精子をかけ、俺のものだと刻み込む。

「いったい、どうしたんだよ……」

 興奮状態の俺が満足して少し落ち着いたのを確認すると慎太がよたよたと腰を起こした。こっからが本題だ。慎太は俺とは付き合わない。そんなこととっくの前から知っている。じゃぁ、せめて俺がきっちりと覚えさせてやる。

 慎太をイカせないように紐を取り出し、ペニスに結ぶ。慎太をひっくり返して、尻の穴に指をいれる。慎太がひと際、反応する場所を探し当て何度かなぞり上げる。そして、強く抉るようにそこを刺激した。

「ーーあっーーアァッーー!」

 腰をビクつかせ、目の焦点が彷徨っている。何も考えられないような表情からも中イキしたと分かる。中でイった後に賢者タイムに入るイキ方ーー空イキを慎太がしたらどうしようかと悩んでたが、どうも慎太は空イキはしないタイプのようだった。そのことに安堵する。賢者タイムにでも入って冷静になられたら教え込むのが難しくなる。慎太の扇情的な姿と喘ぎ声につられて自身も興奮しているが必死に我慢して、もう一度その場所を抉る。

「ひ、ぃアっーー!」
 
 涎を零し、快感に悶える慎太。慎太は快楽に弱いから覚えるのも早そうだ。中イキで呪いの効果の確認をするために慎太を起こして殴らせる。やはり中でイク分には呪いの効果は発揮されないようだ。

「慎太、不本意かもしれないが、慎太は中でイクことを覚えることでしか身を守る方法はない」

 オナニーが好きな慎太にとっては地獄のような言葉を伝えた。慎太はその言葉に戸惑っている。

「ほら、自分でやれるようにならないとダメだ」

 慎太が自分の尻の穴に指をいれることなんて出来ないだろう。案の定、慎太は無理だと言い、俺に助けを求めた。指で何度も何度も前立腺を撫で、ここは気持ちの良い場所だと教え込む。慎太が俺をそんな風に見ないのなら俺なしでは生きられない身体になって欲しい。だからと言って、慎太を無理に抱こうとは思っていなかった。あの時、色気にヤラれたとは言え、無理に抱いたことを必死に後悔したからだ。
 
 慎太は腰を揺らし、射精したいのが我慢できずペニスの紐を取ろうとした。普段、絶対出さないような舌足らずの声で乞うので、次の段階に行くことにした。それにペニスを縛りすぎていると慎太の身体にも良くないしな。せき止める紐がなくなったそのペニスから勢いよく白濁した液が放たれる。

 もう一度、慎太に殴らせようと抱き起すも、慎太は寄りかかるだけで身動きができなさそうだ。賢者タイムで冷静になっているってわけでもなさそうだ。前立腺を刺激し、慎太を中イキさせる。

 腕の中でビクビクと震える慎太が愛おしくてぎゅぅっと力強く抱きしめていた。こんな風に慎太の身体を弄りたくなかった。もっと甘い空気で恋人のようにーーいや、恋人になって慎太とこういうことを経験したかった。分かっている。あんなぶっきらぼうに俺と付き合えなんて言ったら慎太が全力拒否することも。でも、あの時は怒りの感情を抑えることが出来なかった。それにもし雰囲気を作って誠心誠意の気持ちを伝えて、それこそ本気で断られたら?結局、あの日逃げたように俺は臆病者なのだ。それでも胸の中の慎太が愛おしくて優しい声で名前を呼んだ。

「おわっ」

 至近距離で慎太の顔が近づく。少しでも動けば唇は重なる距離だ。その顔を避けるようにして慎太をもう一度抱き寄せ、甘イキでの呪いの効力を確認する。結論、メスイキを覚えさせることにした。

「ゆ、ゆーじ、も、もういい。オレ、オナニー我慢するから……?!」

 先ほど無理に抱くつもりはないと思ったのは撤回だ。メスイキでしか身を守る術はないのに慎太は乗り気じゃない。こんなのらりくらりとしていたらまた慎太は狙われる。危ない目に合ったのに慎太に危機感がなくて腹が立った。指だけで慎太にメスイキを覚えさせるつもりだった。

「はぅっーーんっーー!」

 でも、もう無理だ。身体の中も俺を刻み込む。慎太の待ってと言う言葉を無視して何度も自身の肉棒で抉り、慎太を喘がせる。慎太の爪が肩に食い込む。その痛みが慎太を抱いているのだと実感し興奮した。

「慎太、メスイキ覚えような」

 また慎太を抱いてしまったのだ。もう怖いものなんてない。こうなったら徹底的に教え込む。俺は慎太の耳元で囁いた。
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