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第四章 決着

ち、乳首イキ?※②

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 オレが全身でビクッとするたんびに雄二のちんこから最後の一滴まで出し切るかのようにピュクっと精子が出る。ダメだ、頭真っ白で、ほわほわする。

「慎太」

 オレの耳元で優しく雄二が名前を呼ぶ。目を閉じた瞼の先に小さい時の雄二の姿が映って、その頃の雄二も笑顔でオレの名前を呼んでいる。出会った頃、そうやって雄二に名前を呼ばれるのが好きだった。それでオレも「雄二」って呼ぶと、いつも雄二は嬉しそうにしてたんだよな。

「慎太?大丈夫か?!」
「んっ、あぁ……」

 どうもオレはあまりの刺激と快感でトリップしてたようだ。昔のことを思い出すなんて久しぶりだな。

「……おま、飛ばし過ぎなんだよ」
「悪い」

 ちょっと苦言を言うと雄二が申し訳なさそうに言った。雄二はオレが落ち着くまで大事そうにオレの腰を抱え、じっと待っている。雄二のちんこはまだ中に入ってるし、全然硬い。少し前の雄二を考えると動きたいだろうに、じっと耐え忍んでいる。

「大丈夫か?」
「……あぁ」

 オレが落ちついたのを確認すると、雄二が問いかけた。大丈夫かって心配してっけど、お前のせいだかんな?オレはようやく雄二の肩から頭を起き上がらせた。

「慎太、乳首でもイケるんだ」
「乳首でも、イケる……?」

 え、まだあの話続いてたの?もういいよ。乳首でイクとかよく分かんねぇもん。それに乳首は中村に散々噛まれて嬲られたからいい思い出ねぇし。まぁ、その後雄二にも散々噛まれて弄られたけど。

 とりあえずもうオレ、くたくただよ。雄二の股から起き上がりたいのに、しっかりとオレの腰を掴んでいて、オレは逃げることができない。雄二がパクっと優しくオレの右の乳首を咥えた。

 雄二の舌がチロっとオレの乳首をひとなめし、次に舌でなぞり上げた。先ほども食べられていたオレの乳首はツンと固くなっていて雄二の舌を敏感に感じ取る。雄二はオレの右乳首を堪能しながら左の乳首を指で弄り始めた。人差し指でツンツンとつつき、その後ピンピンと乳首を上下に弾く。

 乳首なんて違和感しかねぇ。最初はそう思っていたし、実際にこちょばいだけだった。なのに雄二が何度も乳首を舌と指で転がすせいで背中にぞわぞわとした何かが這いあがってくる。オレが少し揺れ動くたびにオレの中の雄二を意識しきゅっとケツに力をいれて、雄二の腹をオレのちんこが透明な液で汚す。

「ふぐっ、うん、、あっ……!」
「優しくされるのと痛くされるの、慎太はどっちの方が好きだ?」
「いっ、て……!」

 左の乳首を指でぎゅっと摘み、それと同時に雄二が乳首の先端をガブッと噛んで、痛みの声を上げる。その声を聞いて、雄二が優しく撫で、慰めるように乳首を舐めて転がした。鞭打った後に甘い飴を与えるかのように優しく丹念にオレの乳首を可愛がる。

「乳首は優しくされる方が好きみたいだな」
「ーーんんっ!」

 チュッと乳首にキスをして雄二がオレに教えた。その柔らかい唇が胸に触れる度に卑猥な声を上げる。オレの中にいる雄二が時折ビクッと動くのにいつものように動いてくれずそれがもどかしい。雄二に動いて欲しくてたまらない。……オレ、何考えちゃってんだろ。雄二とセックスしすぎてバカになっちまったのかな?オナニーし過ぎてもここまで頭はパァじゃなかった。

「ゆうじ……なかぁ……」
 
 動いて欲しいとは言えず、頼りない声で雄二の名を呼び、もどかしい声を上げた。その言葉を聞いた雄二の肉棒がぐんと大きくなった。

「ふっ、んっ、アッ……ーーいぁっ……」

 ゆっさゆっさと雄二が腰を動かし始め、その間も乳首を雄二の指と乳首を可愛がる。時折、雄二がカリっと乳首に噛みつく。雄二はオレの乳首をちょっとキツく弄る方が好きみたいだ。でも、オレの痛みの声に気付くと優しく愛でる。腹の中の雄二と乳首への愛撫でもう何も考えられなくなっていた。乳首をガリっと雄二がまた噛み、ハッとした顔をして「わりぃ」と謝った。

「ゆ、ゆうじならどっちでもいい……」

 あれ、オレ、今なんか口走った?頭が朦朧してなんて言ったか分かんねぇんだけど、なんか雄二のがぐんとおっきくなったんだけど。え、雄二、まだ大きくなれんの……?

「お前が悪いんだからな」

 興奮を抑えるような低い声。雄二がオレを持ち上げるとベッドに組み敷いた。雄二はペニスを抜かずに一度最も奥へ押し付けると、ギリギリまで引き抜き奥へとまた熱い棒を押し込んだ。

「アッ、アアッ、、、んん、ゆ、アッーー!」

 あまりにも激しく雄二が揺さぶるもんだから、オレは勢いよく吐精し意識を失った。意識を失う中、雄二がオレをぎゅっと抱きしめると中で脈打ち、熱い精子を解き放つ。
 
 最後、雄二が耳元で何か囁いた気がする。でも、雄二が何て言ったのかは分からなかった。
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