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第三章 幼馴染のブチギレ調教

どこ行った?※

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 あの後、雄二にさすがにどろどろだから風呂入るぞと言われ、風呂に入った。何故か雄二も一緒に。しかも風呂場でも盛りやがったし、後ろからバコバコヤラレて何を思い出したのかまた首筋にガブッと噛みつきやがった。噛まれたことでオレは何故かイキ、雄二もつられてイった。もうそっからはヤッてる時にがぶがぶ噛むは、キスマークつけるは狂犬だ。オレも対抗して噛みついたら何故か腹に入ってる雄二のちんこがデカくなって大変だったけど。

 ほんでもって風呂から出た後、オレが腹減ったというとパウチのゼリーを渡された。え?これだけ?普通に飯食いてぇんだけど……。オレが固まっていると雄二がそれを取り上げ、飲み始めた。おい!オレの貴重な飯!奪い返して全部飲んでやった。まぁ、さすがにその後、バナナやら栄養価の高い固形食を食ったんだけど。いや、バナナって猿かよ……。少しパサパサする固形食ってアスリートかよ……。

 真っ裸で雄二の部屋に戻らされて、またセックス開始だ。雄二の性欲どうなってんの?ちなみに『そ、そんなにヤって大丈夫なのか?』って聞いたら雄二は『慎太のためだ。メスイキを覚えるまで特訓だ』って爽やかな笑顔で言いやがった。いや、メスイキの前にオレのケツぶっ壊れる……。

『なんだよ?力が出なくて色んなヤツにヤられていいのかよ?』

 オレがえーみたいな顔をしていたら雄二がまたギラッとした目つきをして低い声でそう問いかけた。いや、そんなのまっぴらごめんだけど……。言いくるめられて雄二に押し倒されて、はい、セックス!

 雄二に首を見せると何度も首筋を噛むから仰向けになれば、今度は乳首をがぶがぶ嚙むし終わってる。なのに全然キスはしてこねぇ。途中あまりにも腹が立って顔を近づけるとたくみに雄二は避けて、オレの中のぶっといヤツをぐんと押し込む。ほんでオレは絶頂を味わわせられる。

 そんなこんなで雄二とのめくるめくセックスであっという間に数日が経った。オレは結局どうなったかって?メスイキとやらを散々教え込まされて、腰は怠いし、最後のセックスは結局精子を出しちまったから今、全然力が出ねぇ。散々ヤリまくった後、雄二もオレもベッドに横たわって一緒に眠りについた気がする。体感的には少しの時間しか眠っていないと思うのに、次に瞼を開けた時、隣に雄二の姿はなかった。力はまだ出なくて、ボーっと天井を見ている。

 ……なんなんだよ。あれだけヤリまくって今はもういないなんて、あいつぜってー女にモテねぇよ。それにあんだけヤッたのにキスを1回もしないなんて、まるでヤリもくのようなクズ男だ。いや、決してキスして欲しかったわけじゃない。そんなことを考えたけど、雄二が他の女とヤッたりキスしているところを想像したらなんかイヤで、その考えを払拭するように起き上がろうとした。

「……ッチ」

 起き上がろうとして自身が力が出ない状態だということを思い出した。最後、オレは何度も射精せずにイってたのに雄二がイクまで散々付き合わされた。雄二が執拗にオレの感じる場所を抉って最後の最後でちんこから精子を出しちまった。

 もう一度天井を見上げて金曜日学校から帰って来てから今日までの約2日半のことを思い出した。雄二とああやってまたセックスするとは思っていなかった。雄二はオレの色気にあてられて抱いたようではない。あいつはどうしてあんなに怒ってたんだ?番長の右腕としてオレのかっこわりぃとこ見て腹が立ったのだろうか?でも、呪いのせいだって言ったんだけどな。雄二に聞こうにも雄二はいない。

 瞼を閉じる。その先にいるのは腹筋が割れて汗を滴らせてる雄二だ。どうしてか雄二の裸を思い出すとムズムズする。ちっせぇ頃から隣に住んでいて物心ついた時には何しても一緒だった。昔はオレの方が身長も高くて(まぁ、今も数センチしか変わんねぇからすぐに追い抜くけどな)、腕っぷしも強かった。今だって強いと思ってる。でも、射精せずにイって力が戻ったはずの時でも、オレは抵抗できず終始あいつの独断場だった。

(……腹が立ってきたっ!探して文句言ってやる)

 そうだそもそもあいつがオレに何も言わずにどっか行ったのが悪いんだ。あいつがいれば学校の狂ったヤツらに追いかけ回されずにすんだのに。一発殴ってやる!

(そ、そうと決まれば……)

 そろそろと自身の手を横たわっている自分の下半身へと手を伸ばした。力を取り戻すためだ、しょうがねぇ……よな?今から自分がしようとしていることに変な胸の高鳴りと緊張で思わずゴクリと唾を飲んだ。

 まずはちんこを握る。雄二の裸を思い出しただけで何故か少し硬くなっている。2,3回擦り上げるも、オレの求めているものは何か違う。イヤだイヤだと思いながらも、ちんこではなく何度も雄二の肉棒を咥え込んだ穴へと手を伸ばした。

 ヌルッと自身の指をその穴は飲み込んだ。あの場所を探すため、もっと奥深くへ指を入れやすいように体勢を変える。横向けになり、背中の方からケツに指を突っ込む形でボコッとした場所をなぞり上げる。

 この場所を何度も雄二の指や肉棒で抉られ、イカされた。自分でなぞってもあの時の快感がどうしてか得られない。雄二はどうやっていただろうか?

「はっ、あっ……んん……」

 目を閉じて雄二との情事を思い出す。でも、オレの指は、雄二のような長い指でもなく、雄二の太いちんこでもない。何かが物足りない。それでも必死に指を動かした。

「んっ……」

 前でイクのを我慢して中でイク。頭の中がふわふわと何度もなり、その反芻する余韻で身体をビクつかせた。雄二に教え込まれたあの深い快感とは異なり、どうしてか物足りない。いや、十分気持ちいいんだけどな。はぁはぁと呼吸を乱して、手に力を込めて腰を起こした。手をぐっぱとしてみる。力も満タンってわけじゃなさそうだ。まだ自身のちんこは勃っているけど、これをイカせてしまうと意味がない。しょうがなしに少し心を落ち着かせて萎えるのを待った。

(ちょっと前までのオレならありえねぇな……)

 イクことを我慢して、萎えるまで待つなんて死んでもありえないことだったはずなのに……。萎えたことを確認して起き上がり、雄二の部屋の扉を開けた。廊下をこっそり覗き、誰もいないことを確認する。下の階にも人の気配はなく、誰もいないようだ。それでも裸のまま他の家をうろつくのは気が引けて、雄二の部屋を漁り少し大きめのTシャツを見つけ、それをとりあえず着る。

 そろそろと足音を立てず下の階へと降り、とりあえず服を取り戻そうとお風呂場へと向かった。でも、風呂場でヤった時には服はなかったな……。脱衣所の洗濯機を覗くと、オレの来ていた服が放り込まれていた。どうも雄二が回してくれていたようだ。ご丁寧に乾燥機までかけてくれていて、すぐに着れる状態だ。

(雄二は一体どこ行ったんだ……?)

 こんな状態のオレを置いていくなんて、あいつは全くどうしようもないヤツだ。制服を着て雄二の家の下駄箱から鍵を取り出して、家を出た。

(雄二の母ちゃん、勝手に鍵取ってごめん。でも、誰もいないのに鍵開けっぱはあぶねーから)

 と言うか、この家の住人の雄二がオレをほっぽりだすのが悪いんだ。雄二の家の扉の鍵をかけ、オレは雄二を探しに行った。
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