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第二章 皆に狙われる!
ボクシング部の部室で※①
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分厚くてデカい手がオレのパンツに入って来て、尻をペタペタと触っている。もう片方の手がトレーナーの下に潜り込み、腹の上をまさぐる。
徐々にその手は上へとやって来てオレの乳首を見つけると、人差し指でクイっと押し上げた。
オレは必死に尻に力を入れ、それ以上その手が奥へと入り込まないようにして抵抗した。
(オレのケツ筋なめんなよ!)
オレの背後にいる男はオレの尻の力が思いのほか強いことが分かったのか、その手は諦めてもう片方の手と同じように前へとやって来た。両方の手がオレの乳首をカリカリと爪でひっかっき、嫌なことに乳首はコリコリと芯を持ち始めた。
男の手を下ろさせたいのに、狭いロッカーで身動きが取れず、オレは声を必死に抑えることしかできなかった。
それに気分を良くしたのか男は執拗にオレの乳首を人差し指と親指でぎゅっと握り潰したり、ツンツンと動かしている。
少しずつオレの下半身も熱を持ち始めている。このままだとダメだ。
イク寸前でも呪いの効力が発揮すると岡田の件で分かっていたオレはこれ以上この男に乳首を触らせないように前につんのめって、ロッカーの扉と男の手を挟み動かせないようにした。
あまり前に体重をかけすぎるとロッカーの扉が開いてしまうので、気を付けないといけないが、オレの乳首はこれ以上触られることはなさそうだ。
すると、ピチャッという音を立てて生暖かいヌルッとした何かがオレの耳に触れた。男の舌だ。
その柔らかくて分厚い舌はジュルッという音を立ててもう一度舐めると、今度は耳を口に咥え込んだ
その気持ち悪い感触に悲鳴を上げそうになるも堪えていると、前のめりになっていた身体が少し緩んだ。男はその隙に手を乳首から離し、オレの尻の割れ目にその手を捻じ込んだ。
「や、やめろっ……!!」
その手がオレの穴を触ろうとした時、オレはもう無理だと思ってロッカーから飛び出ていた。つんのめったけど踏ん張ることはできずロッカーの前に倒れ込む。
パッと顔を上げるとこの部室に入って来ていた男子生徒2人はまだベンチに座っていて、突然出てきたオレに驚き口を開けている。
そして、ロッカーにいるであろう誰かをその2人が見ると今度は息を飲むようにして口を閉じた。その表情は怯えているようだ。
「な、中村先輩……」
ロッカーにオレを引きずり込んだのはボクシング部の中村だった。
「お楽しみ中だ。出て行け」
最低な場面を見られて頭が真っ白になったオレはまだ床に倒れたままだ。パーカーだけでズボンを履いておらず、半分脱げかけのパンツ。ふくらはぎには先ほど塗りつけられた岡田の精液が少し乾いて白くなっている。
(というか待て?!誰と誰がお楽しみ中だ?!)
中村に出て行けと言われた男子生徒2人は倒れているオレにまた視線を戻し、あーというような表情で何かを察してそそくさとこの部屋から出て行った。
「ま、まてっ!」
出て行こうとする2人に弁明しなければ!
そう思って立ち上がろうとしたら、ロッカーから中村が完全に出てきオレの背中を踏みつけ立ち上がるのを阻止した。力強く押さえつけるその足にオレは「ぐぇ」と蛙が踏みつぶされたような声を出した。
きっと中村を睨みつけると中村は口角を上げて笑っている。
生徒2人が出て行ったことを確認した中村はオレの背中から足を下ろすと、オレの目の前にやって来てしゃがみこんだ。
中村は黒のタンクトップにボタンを外した状態でシャツを着ている。髪は左耳上を刈り上げていて、右側の髪は全体的に長く、前髪は右目にかかっている。アシンメトリーな髪型だ。
切れ長な眉に切れ長な目でボクシングをしているだけあって、二の腕とかはシャツごしでも筋肉質なことが伝わる。
「パーカーにパンツ一丁でこの部屋に入って来るとはとんだ変態だな、山神」
違う!決してオレはそんな変態なんかじゃない!
「ちがっ!これは岡田が……」
咄嗟に口走ってオレはしまったと後悔した。中村はオレのふくらはぎについている乾きかけの精液をチラッと見た後、オレに視線を戻した。
「あぁ、岡田とお楽しみだったのか。だからこの部屋に入ってきた時も顔を火照らせて物足りない顔をしてたのか?それでこれはどういうプレイなんだ?」
断じて物足りない顔なんてしていない。顔を火照らせた覚えもない。
中村を見上げて睨みつけると中村がオレの頬に手を伸ばした。その手をパッと払いのける。
岡田にイカされそうになってから随分時間が経っているはずなのに、まだオレの力は完全には戻っていない。
その力の弱さに中村も少し変に思ったようだ。
(この状況は絶対良くないぞ……な、なにか言い訳しないと……)
「誤解だ!むしろお前こそどうしてロッカーに入ってたんだよ?!お前の方が変態だろ?!」
「あぁ、それの何が悪い?」
「へ……?」
中村のことも変態だと指摘すれば狼狽えると思ったのに、中村は堂々とそれを認めてオレの方が逆に狼狽えた。
「な、なに言ってんだ……?」
「俺はお前のことちょっと気になってたんだよな。殴ってもあんまりへこたれないし、いい筋肉してるし。お前の相手が岡田だってのが意外だったけど。あのいつも一緒にいる忠犬じゃないんだな」
忠犬って誰だ?雄二のことか?あんなやつ忠犬じゃねぇよ。
忠犬ならオレがどんな言葉を投げかけても忠実にオレの横にいろよな。
いや、そんなことより今はこっちに集中しないと……
オレはもう一度立ち上がろうとするも中村がオレの肩を押し返して、オレは立つことが出来なかった。
これはオレの力が弱いとかのせいじゃなく、中村の手の力が強いのだ。
オレの肩にぐっと中村は力を入れ、指に入る力が凄くてオレは呻き声をあげた。
そして、授業が始まるチャイムが鳴り響いた。
「あと1時間たっぷりと俺と楽しもうな、山神」
中村がニヤッと嫌な笑みを浮かべた。
徐々にその手は上へとやって来てオレの乳首を見つけると、人差し指でクイっと押し上げた。
オレは必死に尻に力を入れ、それ以上その手が奥へと入り込まないようにして抵抗した。
(オレのケツ筋なめんなよ!)
オレの背後にいる男はオレの尻の力が思いのほか強いことが分かったのか、その手は諦めてもう片方の手と同じように前へとやって来た。両方の手がオレの乳首をカリカリと爪でひっかっき、嫌なことに乳首はコリコリと芯を持ち始めた。
男の手を下ろさせたいのに、狭いロッカーで身動きが取れず、オレは声を必死に抑えることしかできなかった。
それに気分を良くしたのか男は執拗にオレの乳首を人差し指と親指でぎゅっと握り潰したり、ツンツンと動かしている。
少しずつオレの下半身も熱を持ち始めている。このままだとダメだ。
イク寸前でも呪いの効力が発揮すると岡田の件で分かっていたオレはこれ以上この男に乳首を触らせないように前につんのめって、ロッカーの扉と男の手を挟み動かせないようにした。
あまり前に体重をかけすぎるとロッカーの扉が開いてしまうので、気を付けないといけないが、オレの乳首はこれ以上触られることはなさそうだ。
すると、ピチャッという音を立てて生暖かいヌルッとした何かがオレの耳に触れた。男の舌だ。
その柔らかくて分厚い舌はジュルッという音を立ててもう一度舐めると、今度は耳を口に咥え込んだ
その気持ち悪い感触に悲鳴を上げそうになるも堪えていると、前のめりになっていた身体が少し緩んだ。男はその隙に手を乳首から離し、オレの尻の割れ目にその手を捻じ込んだ。
「や、やめろっ……!!」
その手がオレの穴を触ろうとした時、オレはもう無理だと思ってロッカーから飛び出ていた。つんのめったけど踏ん張ることはできずロッカーの前に倒れ込む。
パッと顔を上げるとこの部室に入って来ていた男子生徒2人はまだベンチに座っていて、突然出てきたオレに驚き口を開けている。
そして、ロッカーにいるであろう誰かをその2人が見ると今度は息を飲むようにして口を閉じた。その表情は怯えているようだ。
「な、中村先輩……」
ロッカーにオレを引きずり込んだのはボクシング部の中村だった。
「お楽しみ中だ。出て行け」
最低な場面を見られて頭が真っ白になったオレはまだ床に倒れたままだ。パーカーだけでズボンを履いておらず、半分脱げかけのパンツ。ふくらはぎには先ほど塗りつけられた岡田の精液が少し乾いて白くなっている。
(というか待て?!誰と誰がお楽しみ中だ?!)
中村に出て行けと言われた男子生徒2人は倒れているオレにまた視線を戻し、あーというような表情で何かを察してそそくさとこの部屋から出て行った。
「ま、まてっ!」
出て行こうとする2人に弁明しなければ!
そう思って立ち上がろうとしたら、ロッカーから中村が完全に出てきオレの背中を踏みつけ立ち上がるのを阻止した。力強く押さえつけるその足にオレは「ぐぇ」と蛙が踏みつぶされたような声を出した。
きっと中村を睨みつけると中村は口角を上げて笑っている。
生徒2人が出て行ったことを確認した中村はオレの背中から足を下ろすと、オレの目の前にやって来てしゃがみこんだ。
中村は黒のタンクトップにボタンを外した状態でシャツを着ている。髪は左耳上を刈り上げていて、右側の髪は全体的に長く、前髪は右目にかかっている。アシンメトリーな髪型だ。
切れ長な眉に切れ長な目でボクシングをしているだけあって、二の腕とかはシャツごしでも筋肉質なことが伝わる。
「パーカーにパンツ一丁でこの部屋に入って来るとはとんだ変態だな、山神」
違う!決してオレはそんな変態なんかじゃない!
「ちがっ!これは岡田が……」
咄嗟に口走ってオレはしまったと後悔した。中村はオレのふくらはぎについている乾きかけの精液をチラッと見た後、オレに視線を戻した。
「あぁ、岡田とお楽しみだったのか。だからこの部屋に入ってきた時も顔を火照らせて物足りない顔をしてたのか?それでこれはどういうプレイなんだ?」
断じて物足りない顔なんてしていない。顔を火照らせた覚えもない。
中村を見上げて睨みつけると中村がオレの頬に手を伸ばした。その手をパッと払いのける。
岡田にイカされそうになってから随分時間が経っているはずなのに、まだオレの力は完全には戻っていない。
その力の弱さに中村も少し変に思ったようだ。
(この状況は絶対良くないぞ……な、なにか言い訳しないと……)
「誤解だ!むしろお前こそどうしてロッカーに入ってたんだよ?!お前の方が変態だろ?!」
「あぁ、それの何が悪い?」
「へ……?」
中村のことも変態だと指摘すれば狼狽えると思ったのに、中村は堂々とそれを認めてオレの方が逆に狼狽えた。
「な、なに言ってんだ……?」
「俺はお前のことちょっと気になってたんだよな。殴ってもあんまりへこたれないし、いい筋肉してるし。お前の相手が岡田だってのが意外だったけど。あのいつも一緒にいる忠犬じゃないんだな」
忠犬って誰だ?雄二のことか?あんなやつ忠犬じゃねぇよ。
忠犬ならオレがどんな言葉を投げかけても忠実にオレの横にいろよな。
いや、そんなことより今はこっちに集中しないと……
オレはもう一度立ち上がろうとするも中村がオレの肩を押し返して、オレは立つことが出来なかった。
これはオレの力が弱いとかのせいじゃなく、中村の手の力が強いのだ。
オレの肩にぐっと中村は力を入れ、指に入る力が凄くてオレは呻き声をあげた。
そして、授業が始まるチャイムが鳴り響いた。
「あと1時間たっぷりと俺と楽しもうな、山神」
中村がニヤッと嫌な笑みを浮かべた。
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