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第二章 皆に狙われる!
保健室で※②
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(このままじゃ岡田にヤラれるっ……!)
オレは咄嗟に逃げようとベッドから抜け出して、後ろを振り向かずに扉の方へ向かおうとした。いや、でも、オレの下半身は真っ裸だ。このまま出ることはできない。
ベッドの足元の方の床を見ると岡田に脱がされたであろうオレのズボンとパンツが見えた。それを取ろうとした時、背後からパサッと音がして、顔をそちらに向けると同時に岡田がオレの腕を掴んだ。
岡田は腕を引っ張るとオレを岡田の方に完全に振り向かせた。目の前には完全にスウェットもパンツも脱ぎ捨てた岡田がいた。そして、視界に入る岡田のソレに息を飲んだ。
血管が浮き出た岡田の太い肉棒は天を向くほどそそり立っていて、先口からは透明の液を滴らせている。
オレの片手ではおそらく握ることもできないであろうその岡田の肉棒は凶器にも見える。
ちんこなんて可愛い表現じゃない。まさしく肉棒という表現が似合うようなイチモツだ……。
(うぅ……岡田のこんなの見たくねぇ……)
岡田がぐっと腕を引っ張り、オレを抱き寄せた。岡田は空いた片方の手でオレの顎を掴み上を向かせると、岡田が顔を近づけようとする。
(こいつキスする気だ!!)
岡田とキスなんてたまったもんじゃない!オレは力があまり出ないと分かっていても必死に抵抗し、拘束されていない方の手で岡田を押すも岡田は頬に添えていた手を下ろしてオレの抵抗する腕を拘束した。
ーー両方の腕を岡田に捕らえられ、せまりくる岡田の顔……
(ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ……イヤだ!)
オレは顔を下にするも、こんな抵抗じゃキスされるのも時間の問題だ。
どうすればいい?床を見て必死に考える。そこで岡田の素足が視界に入り、1つの方法を考えた。
岡田はズボンもパンツも脱いだ時に靴下も脱いでいたらしい。あれだな、岡田はオナニーする時も靴下を脱ぐタイプだな。
オレは足を大きく上げると、岡田の足めがけて勢いよく一気に踏み下ろした。
岡田の素足にオレの足がクリティカルヒットし、岡田は呻き声を上げて床に突っ伏した。
引き締まった岡田の尻が丸見えだ。こんなの見たくない……。
先ほど足を踏み下ろした方法は女性でも使える護身術の1つだ。これなら力がなくても相手を撃退できるし、この場からは逃げれるはずだ。
オレはパンツがある方へと向かうと岡田がうずくまりながらも手を伸ばしオレの足を掴んだ。岡田がオレの足首をそのまま引っ張りオレは無様に突っ伏する。
(し、しぶとい……!)
そして、本能的に岡田に尻は見せてはいけないと思い、仰向けにひっくり返った。
岡田は痛みで黒い大きな瞳の涙をなじませているが、興奮はおさまっていないようでオレの足首を自分の方へと引っ張った。
踏ん張るものの岡田は腰を浮かせてオレのふくらはぎに先走りの透明な液に塗れた肉棒をすりつけた。
ヌメヌメした感覚が気持ち悪くてサブイモが立ちそうだ。そして、そのまま岡田はオレのふくらはぎを大きく持ち上げた。
「こんの変態教師っ!」
オレは足をバタつかせるも岡田の大きな手で捕らえられていては逃げることはできない。
岡田にヤられるのだけは嫌で、オレは上半身を少し起こして周りを見る。
力があまりでないオレが岡田を殴っても無駄だ。
(あれなら……)
近くにあったコロコロがついている作業台を見つけ手を伸ばした。
ギリギリな距離ながらにももう少しで届きそうで必死に手を伸ばす。
岡田はオレに入れようとするのに夢中でオレが作業台を引っ張ろうとすることには気づいていない。
もし岡田が気づいてまた足を引っ張られたら終わりだ。
岡田がオレに挿入しようと一歩近づく。その目はギラついていてやる気満々だ。
というかこいつ慣らしもせず入れるつもりかよ?!いや、入れられるのはまっぴらごめんだが……。
(と、とどいた……!)
作業台には包帯とかのってないかもしれないけど、岡田に少しでも抵抗できるならと藁にも縋る気持ちでそれを引っ張った。ガシャンという激しい音と共にその小さな作業台が倒れる。そこで目の前にコロコロとボトルが転がって来た。
(あ、これなら……)
作業台が倒れた音に反応して岡田が顔を上げていたので、その隙を狙って岡田の顔めがけてそのスプレーを吹きかける。
「うぎゃぁああ!」
岡田は痛みでうめき声をあげながら床を転がっている。
(い、いまのうちに……)
スプレーボトルにはアルコールと書かれたシーツ貼られていた。アルコールが目に入った岡田は痛みで鼻水をすすっている。
オレは岡田に脱がされていたパンツとズボンを拾い、慌ててパンツを履く。ズボンも履こうとした時、ガシッと何かがズボンを引っ張った。岡田が掴んでいるのだ。
「ま、まってくれ……!こんなご馳走が目の前にあるのに……!」
痛みで呻いているくせに岡田は諦めが悪い。ズボンを引っ張っても岡田は離そうとしない。
「ひっ……!」
床に倒れた岡田がオレを見上げ、その表情にオレは小さな悲鳴を上げた。岡田の目はアルコールをかけられたせいで血走っていて鬼のような形相なのだ。
岡田が這いずるようにしてオレに手を伸ばし近づいてくるので、オレは履こうとしていたズボンは諦めて保健室から猛烈ダッシュで走り去った。
「はぁはぁ……」
息を切らしながらオレは廊下を走る。ちょうど今授業中で廊下に誰もいないのは幸いだ。パンツ一丁なものの今日のスウェットは少し大きめなのでお尻くらいまでは隠れている。いやでもまぁ、ズボンがないので全然心許ないし困るんだが……。
そして、先ほどのことを思い出していた。イってないのに力があまり出なかったのだ。おそらくイキそうになる寸前とかでも呪いの影響が少し出るらしい。
(完全に夢精していたら危なかった……)
走りながら今出てきた保健室の方を振り返るも岡田が追いかけてくる気配はなかった。
※主人公の一人称「オレ」、雄二の一人称「俺」に統一しました。
オレは咄嗟に逃げようとベッドから抜け出して、後ろを振り向かずに扉の方へ向かおうとした。いや、でも、オレの下半身は真っ裸だ。このまま出ることはできない。
ベッドの足元の方の床を見ると岡田に脱がされたであろうオレのズボンとパンツが見えた。それを取ろうとした時、背後からパサッと音がして、顔をそちらに向けると同時に岡田がオレの腕を掴んだ。
岡田は腕を引っ張るとオレを岡田の方に完全に振り向かせた。目の前には完全にスウェットもパンツも脱ぎ捨てた岡田がいた。そして、視界に入る岡田のソレに息を飲んだ。
血管が浮き出た岡田の太い肉棒は天を向くほどそそり立っていて、先口からは透明の液を滴らせている。
オレの片手ではおそらく握ることもできないであろうその岡田の肉棒は凶器にも見える。
ちんこなんて可愛い表現じゃない。まさしく肉棒という表現が似合うようなイチモツだ……。
(うぅ……岡田のこんなの見たくねぇ……)
岡田がぐっと腕を引っ張り、オレを抱き寄せた。岡田は空いた片方の手でオレの顎を掴み上を向かせると、岡田が顔を近づけようとする。
(こいつキスする気だ!!)
岡田とキスなんてたまったもんじゃない!オレは力があまり出ないと分かっていても必死に抵抗し、拘束されていない方の手で岡田を押すも岡田は頬に添えていた手を下ろしてオレの抵抗する腕を拘束した。
ーー両方の腕を岡田に捕らえられ、せまりくる岡田の顔……
(ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ……イヤだ!)
オレは顔を下にするも、こんな抵抗じゃキスされるのも時間の問題だ。
どうすればいい?床を見て必死に考える。そこで岡田の素足が視界に入り、1つの方法を考えた。
岡田はズボンもパンツも脱いだ時に靴下も脱いでいたらしい。あれだな、岡田はオナニーする時も靴下を脱ぐタイプだな。
オレは足を大きく上げると、岡田の足めがけて勢いよく一気に踏み下ろした。
岡田の素足にオレの足がクリティカルヒットし、岡田は呻き声を上げて床に突っ伏した。
引き締まった岡田の尻が丸見えだ。こんなの見たくない……。
先ほど足を踏み下ろした方法は女性でも使える護身術の1つだ。これなら力がなくても相手を撃退できるし、この場からは逃げれるはずだ。
オレはパンツがある方へと向かうと岡田がうずくまりながらも手を伸ばしオレの足を掴んだ。岡田がオレの足首をそのまま引っ張りオレは無様に突っ伏する。
(し、しぶとい……!)
そして、本能的に岡田に尻は見せてはいけないと思い、仰向けにひっくり返った。
岡田は痛みで黒い大きな瞳の涙をなじませているが、興奮はおさまっていないようでオレの足首を自分の方へと引っ張った。
踏ん張るものの岡田は腰を浮かせてオレのふくらはぎに先走りの透明な液に塗れた肉棒をすりつけた。
ヌメヌメした感覚が気持ち悪くてサブイモが立ちそうだ。そして、そのまま岡田はオレのふくらはぎを大きく持ち上げた。
「こんの変態教師っ!」
オレは足をバタつかせるも岡田の大きな手で捕らえられていては逃げることはできない。
岡田にヤられるのだけは嫌で、オレは上半身を少し起こして周りを見る。
力があまりでないオレが岡田を殴っても無駄だ。
(あれなら……)
近くにあったコロコロがついている作業台を見つけ手を伸ばした。
ギリギリな距離ながらにももう少しで届きそうで必死に手を伸ばす。
岡田はオレに入れようとするのに夢中でオレが作業台を引っ張ろうとすることには気づいていない。
もし岡田が気づいてまた足を引っ張られたら終わりだ。
岡田がオレに挿入しようと一歩近づく。その目はギラついていてやる気満々だ。
というかこいつ慣らしもせず入れるつもりかよ?!いや、入れられるのはまっぴらごめんだが……。
(と、とどいた……!)
作業台には包帯とかのってないかもしれないけど、岡田に少しでも抵抗できるならと藁にも縋る気持ちでそれを引っ張った。ガシャンという激しい音と共にその小さな作業台が倒れる。そこで目の前にコロコロとボトルが転がって来た。
(あ、これなら……)
作業台が倒れた音に反応して岡田が顔を上げていたので、その隙を狙って岡田の顔めがけてそのスプレーを吹きかける。
「うぎゃぁああ!」
岡田は痛みでうめき声をあげながら床を転がっている。
(い、いまのうちに……)
スプレーボトルにはアルコールと書かれたシーツ貼られていた。アルコールが目に入った岡田は痛みで鼻水をすすっている。
オレは岡田に脱がされていたパンツとズボンを拾い、慌ててパンツを履く。ズボンも履こうとした時、ガシッと何かがズボンを引っ張った。岡田が掴んでいるのだ。
「ま、まってくれ……!こんなご馳走が目の前にあるのに……!」
痛みで呻いているくせに岡田は諦めが悪い。ズボンを引っ張っても岡田は離そうとしない。
「ひっ……!」
床に倒れた岡田がオレを見上げ、その表情にオレは小さな悲鳴を上げた。岡田の目はアルコールをかけられたせいで血走っていて鬼のような形相なのだ。
岡田が這いずるようにしてオレに手を伸ばし近づいてくるので、オレは履こうとしていたズボンは諦めて保健室から猛烈ダッシュで走り去った。
「はぁはぁ……」
息を切らしながらオレは廊下を走る。ちょうど今授業中で廊下に誰もいないのは幸いだ。パンツ一丁なものの今日のスウェットは少し大きめなのでお尻くらいまでは隠れている。いやでもまぁ、ズボンがないので全然心許ないし困るんだが……。
そして、先ほどのことを思い出していた。イってないのに力があまり出なかったのだ。おそらくイキそうになる寸前とかでも呪いの影響が少し出るらしい。
(完全に夢精していたら危なかった……)
走りながら今出てきた保健室の方を振り返るも岡田が追いかけてくる気配はなかった。
※主人公の一人称「オレ」、雄二の一人称「俺」に統一しました。
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