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第一章 手に入れた能力
耳障りな言葉 トルデンside
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訓練場に炎の赤い針と雷の黄色い針が降り注ぎ、周りはどよめいていた。と言っても、例のごとく、炎の赤い針を雷の黄色い針が打ち消しているだけなのだけど。
「トルデンッ!最高だよ!」
ラウリアが楽しそうに言う。これでも、大分魔術のコントロールも出来てきたと自分では思う。以前は魔術を施すだけで不安に駆られて使うことはできなかった。使うことができないのならまだいい。気が荒れて興奮して制御できないというのが怖いのだ。
オークスは最近わざと私を苛立たせるようなことを言ってくる。それでも感情を揺さぶられることも減ってきて安定しているように思う。ラウリアはたまにやって来ては、私に手合わせを頼む。一番初めはオークスが仕向けたことだが、その後からはラウリアは嬉々としてやって来る。ラウリアの魔力と魔術に敵う者があまりいないから、ラウリアは私が魔術を使おうとしているのが嬉しいみたいだ。もちろん私の魔力量はラウリアより全然少ないのだけど、雷の魔術との戦いをただしたいだけらしい。
「トルデン、今度は僕にあてようとしてよね!」
私に向かう炎の針を雷の針で打ち返した時、訓練時間が終了した。ラウリアは嬉しそうにそう言いながら、近寄ってくる。
「あぁ、そう言えば、父上が練習試合をするようにと」
「え、練習試合ですか……?」
「うん、その試合に勝たなければ、今、管理下に置いている召喚者をトルデンから外すって。トルデン、君の対戦相手はオークスだ」
その言い方から、オークスがトモヤを手元に置こうと練習試合を企てたのだろう。ピリピリとした雷光が自分から溢れ出そうになる。
「お見事でしたよ、トルデン様。あぁ、練習試合のことはお聞きに?」
隣で騎士たちと訓練していたオークスが何食わぬ顔でやって来て、聞いてきた。キッと睨むとオークスは肩を揺らして笑った。
「明日の試合、楽しみにしておりますよ。それでは」
オークスは何か企んでいる。……いったいどうすればトモヤを守れる?いや、私が、試合に勝てばいい。でも、オークスは試合でどんな手を使ってくるか分からない。今、逃げてばかりのこのままではダメかもしれない……。
(それに試合中、トモヤを1人にしておくのも不安です……)
少し考えて目の前にいるラウリアの顔を見た。
「ラウリア?今からもう1回しませんか?それでもし私が互角に戦えたらお願いがあります」
「えぇ?!いいのかい?!それは楽しみだよ」
互角に戦えたらという言葉にラウリアは喜んだようだ。早速、試合を開始する。
ラウリアを見据えて、攻撃を避けるだけではなく、ラウリアに雷を落とした。誰かに向けて魔術を施したのは始めてだ。ゴロゴロと雷鳴を轟かせながら放電させた一筋の光りの矢がラウリアを襲う。ラウリアは難なくそれを避け、こちらに向けて炎の矢を解き放った。何度かの攻防を交え、ラウリアの炎の矢と雷の矢がぶつかり合って消えたことで時間を迎えた。
「トルデン!凄いよ!」
「いえ、ラウリア相手だからここまで……」
万が一、私が暴走してもラウリアならきっと止めてくれるという思いがあった。
「それで頼みって彼のことかい?」
「えぇ、私が試合をしている間、トモヤの傍にいてくれませんか?」
「あぁ、そんなことかい?もちろんいいよ!それよりもまた一戦を交えよう!」
ラウリアはよほど楽しかったのか無邪気にもう1回、もう1回と頼んできた。その様子を少し離れた所でオークスが見ていることには気づかなかった。
試合当日、ラウリアが朝早く、エンフィルを引き連れてやって来た。ラウリアも練習試合に参加するため、エンフィルにトモヤを頼んだとのことだった。エンフィルはこちらを見ないものの、確認すると短い返事で答えてくれた。
オークスが目の前に立つ。いよいよ、試合が始まるのだ。
(大丈夫です。落ち着いてやればきっと大丈夫……)
合図と共に、手を掲げた。薄暗い雲が現れ雷光を落とす。それは矢となり、オークスを狙った。今まではただ攻撃を防ぐために使っていた。でも、今は誰かを攻撃するために魔術を施している。オークスは土の魔術を得意とする。普通は術者と距離をとろうとするはずなのに、オークスは岩石を私に向けるだけでなく、壁を作りオークスとの距離を縮めさせようとしている。
(オークスの作戦でしょうか……?)
いつもの訓練でもオークスはこんなことしなかった。いつも離れた距離にいるはずのオークスはもう目の前だ。その時、地面の足元に土の山が出来ていることに気付かず、つまずきそうになった。
(ここで背を見せるのは良くない……)
背後からは岩石が飛んでくる。それを打ち消すと、オークスにのしかかり、雷の矢を放った。オークスの喉に突き刺さる直前にその矢を止めた。連続して魔術を使い興奮していたが、無事に試合を終えることができた。最後の矢を止められなかったらとぞっとした恐怖が今になって立ち込めるも、まずは終わったのだ。立ち上がり、興奮でなのか恐怖でなのか震える手を落ち着かせる。少し悩んだ後、倒れたオークスに手を差し伸べた。
「ありがとうございます、トルデン様。ここまでされるなんてお見事です。あの少年にそこまで入れ込まれてるのですか?トルデン様のアレを挿れるのには……」
あまりにも下卑た内容に怒りを抑えつけることができなかった。興奮、恐怖、怒り。その全てが入り混じり、いくつもの雷鳴が響き渡り、大地を揺さぶった。
(ダメだ……このままじゃ……)
頭の中では分かっている。でも、先ほどの言葉が何度も頭に蘇り、怒りを抑えることができない。騎士たちの叫び声、逃げ惑う姿。
(落ち着いて、落ち着かないと……)
「トルデンッ!」
その時、ラウリアとエンフィルがやって来て、視界に入り落ち着いた。周りを見渡すと、自身の暴走した雷の魔術で場は荒れているものの、暴走を落ち着かせることが出来た。怪我人も幸い少ないようだ。ラウリアとエンフィルが打ち消してくれたらしい。
(あれ?エンフィルがいるということは……)
嫌な予感がして辺りを見渡す。トモヤがいない。慌てていた場所へと向かう。
「ひっ」
その場を走り去ろうとすると騎士の1人が私を見て小さな声で叫んだ。暴走したのだから怯えられるのは仕方がない……。でも、やはりその声は悲しかった。
「待って!トルデン!」
ラウリアが後ろから声をかける。エンフィルも無言だが、追いかけてくれているようだ。彼らより先にトモヤのいた場所につき、キョロキョロと見渡すもやはりどこにもいない。その時、1つの部屋の扉が開いていることに気付いた。中へ入るも誰もおらず、変わったところはない。いや、違う。壁の隙間が少し空いていることに気付いた。隠し通路だ。
(トモヤッ!どうか間に合って……!!)
次に視界に入ったのは壁にもたれかかるトモヤと、腕から血を流しトモヤに近づくオークス。声に出すよりも先に身体が動いていた。雷の矢を瞬時に出現させ、トモヤの前に庇うように立つ。その後すぐに、ラウリアの炎の刃と鋭い風がオークスの腕を深く切り裂いた。
「トモヤ、大丈夫ですか?!」
トモヤを抱きかかえて、怪我の有無を確認する。血色が良いことからもトモヤは無事なようだ。
「なんだよ、お前ら息ピッタリじゃん」
私の心配とはよそにトモヤがあっけらかんというので、私たち3人は目を合わせて照れくさくなった。
「トルデンッ!最高だよ!」
ラウリアが楽しそうに言う。これでも、大分魔術のコントロールも出来てきたと自分では思う。以前は魔術を施すだけで不安に駆られて使うことはできなかった。使うことができないのならまだいい。気が荒れて興奮して制御できないというのが怖いのだ。
オークスは最近わざと私を苛立たせるようなことを言ってくる。それでも感情を揺さぶられることも減ってきて安定しているように思う。ラウリアはたまにやって来ては、私に手合わせを頼む。一番初めはオークスが仕向けたことだが、その後からはラウリアは嬉々としてやって来る。ラウリアの魔力と魔術に敵う者があまりいないから、ラウリアは私が魔術を使おうとしているのが嬉しいみたいだ。もちろん私の魔力量はラウリアより全然少ないのだけど、雷の魔術との戦いをただしたいだけらしい。
「トルデン、今度は僕にあてようとしてよね!」
私に向かう炎の針を雷の針で打ち返した時、訓練時間が終了した。ラウリアは嬉しそうにそう言いながら、近寄ってくる。
「あぁ、そう言えば、父上が練習試合をするようにと」
「え、練習試合ですか……?」
「うん、その試合に勝たなければ、今、管理下に置いている召喚者をトルデンから外すって。トルデン、君の対戦相手はオークスだ」
その言い方から、オークスがトモヤを手元に置こうと練習試合を企てたのだろう。ピリピリとした雷光が自分から溢れ出そうになる。
「お見事でしたよ、トルデン様。あぁ、練習試合のことはお聞きに?」
隣で騎士たちと訓練していたオークスが何食わぬ顔でやって来て、聞いてきた。キッと睨むとオークスは肩を揺らして笑った。
「明日の試合、楽しみにしておりますよ。それでは」
オークスは何か企んでいる。……いったいどうすればトモヤを守れる?いや、私が、試合に勝てばいい。でも、オークスは試合でどんな手を使ってくるか分からない。今、逃げてばかりのこのままではダメかもしれない……。
(それに試合中、トモヤを1人にしておくのも不安です……)
少し考えて目の前にいるラウリアの顔を見た。
「ラウリア?今からもう1回しませんか?それでもし私が互角に戦えたらお願いがあります」
「えぇ?!いいのかい?!それは楽しみだよ」
互角に戦えたらという言葉にラウリアは喜んだようだ。早速、試合を開始する。
ラウリアを見据えて、攻撃を避けるだけではなく、ラウリアに雷を落とした。誰かに向けて魔術を施したのは始めてだ。ゴロゴロと雷鳴を轟かせながら放電させた一筋の光りの矢がラウリアを襲う。ラウリアは難なくそれを避け、こちらに向けて炎の矢を解き放った。何度かの攻防を交え、ラウリアの炎の矢と雷の矢がぶつかり合って消えたことで時間を迎えた。
「トルデン!凄いよ!」
「いえ、ラウリア相手だからここまで……」
万が一、私が暴走してもラウリアならきっと止めてくれるという思いがあった。
「それで頼みって彼のことかい?」
「えぇ、私が試合をしている間、トモヤの傍にいてくれませんか?」
「あぁ、そんなことかい?もちろんいいよ!それよりもまた一戦を交えよう!」
ラウリアはよほど楽しかったのか無邪気にもう1回、もう1回と頼んできた。その様子を少し離れた所でオークスが見ていることには気づかなかった。
試合当日、ラウリアが朝早く、エンフィルを引き連れてやって来た。ラウリアも練習試合に参加するため、エンフィルにトモヤを頼んだとのことだった。エンフィルはこちらを見ないものの、確認すると短い返事で答えてくれた。
オークスが目の前に立つ。いよいよ、試合が始まるのだ。
(大丈夫です。落ち着いてやればきっと大丈夫……)
合図と共に、手を掲げた。薄暗い雲が現れ雷光を落とす。それは矢となり、オークスを狙った。今まではただ攻撃を防ぐために使っていた。でも、今は誰かを攻撃するために魔術を施している。オークスは土の魔術を得意とする。普通は術者と距離をとろうとするはずなのに、オークスは岩石を私に向けるだけでなく、壁を作りオークスとの距離を縮めさせようとしている。
(オークスの作戦でしょうか……?)
いつもの訓練でもオークスはこんなことしなかった。いつも離れた距離にいるはずのオークスはもう目の前だ。その時、地面の足元に土の山が出来ていることに気付かず、つまずきそうになった。
(ここで背を見せるのは良くない……)
背後からは岩石が飛んでくる。それを打ち消すと、オークスにのしかかり、雷の矢を放った。オークスの喉に突き刺さる直前にその矢を止めた。連続して魔術を使い興奮していたが、無事に試合を終えることができた。最後の矢を止められなかったらとぞっとした恐怖が今になって立ち込めるも、まずは終わったのだ。立ち上がり、興奮でなのか恐怖でなのか震える手を落ち着かせる。少し悩んだ後、倒れたオークスに手を差し伸べた。
「ありがとうございます、トルデン様。ここまでされるなんてお見事です。あの少年にそこまで入れ込まれてるのですか?トルデン様のアレを挿れるのには……」
あまりにも下卑た内容に怒りを抑えつけることができなかった。興奮、恐怖、怒り。その全てが入り混じり、いくつもの雷鳴が響き渡り、大地を揺さぶった。
(ダメだ……このままじゃ……)
頭の中では分かっている。でも、先ほどの言葉が何度も頭に蘇り、怒りを抑えることができない。騎士たちの叫び声、逃げ惑う姿。
(落ち着いて、落ち着かないと……)
「トルデンッ!」
その時、ラウリアとエンフィルがやって来て、視界に入り落ち着いた。周りを見渡すと、自身の暴走した雷の魔術で場は荒れているものの、暴走を落ち着かせることが出来た。怪我人も幸い少ないようだ。ラウリアとエンフィルが打ち消してくれたらしい。
(あれ?エンフィルがいるということは……)
嫌な予感がして辺りを見渡す。トモヤがいない。慌てていた場所へと向かう。
「ひっ」
その場を走り去ろうとすると騎士の1人が私を見て小さな声で叫んだ。暴走したのだから怯えられるのは仕方がない……。でも、やはりその声は悲しかった。
「待って!トルデン!」
ラウリアが後ろから声をかける。エンフィルも無言だが、追いかけてくれているようだ。彼らより先にトモヤのいた場所につき、キョロキョロと見渡すもやはりどこにもいない。その時、1つの部屋の扉が開いていることに気付いた。中へ入るも誰もおらず、変わったところはない。いや、違う。壁の隙間が少し空いていることに気付いた。隠し通路だ。
(トモヤッ!どうか間に合って……!!)
次に視界に入ったのは壁にもたれかかるトモヤと、腕から血を流しトモヤに近づくオークス。声に出すよりも先に身体が動いていた。雷の矢を瞬時に出現させ、トモヤの前に庇うように立つ。その後すぐに、ラウリアの炎の刃と鋭い風がオークスの腕を深く切り裂いた。
「トモヤ、大丈夫ですか?!」
トモヤを抱きかかえて、怪我の有無を確認する。血色が良いことからもトモヤは無事なようだ。
「なんだよ、お前ら息ピッタリじゃん」
私の心配とはよそにトモヤがあっけらかんというので、私たち3人は目を合わせて照れくさくなった。
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※作者の近況状況欄は要チェックです!
西条ネア
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