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第一章 手に入れた能力
ルウファ図書館 トルデンside
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それからまた数日、オークスの嫌味と繰り返される攻撃に辟易としていた頃、オークスが明日は神殿に行くと言ったので、その隙を狙ってルウファの図書館へと向かった。未だにムヒアス神官は行方が分かっていない。ムヒアス神官がいなくてもトモヤが元の世界に戻る方法がないか調べるために向かった。
図書館の3階へと向かう。トモヤを連れて行こうか悩むも3階に入れる人間は制限がかかっている。
「トルデン様……母君のこと、お悔やみ申し上げます。トルデン様も、ご無事で何よりで……」
そう声をかけてきたのは、司書のロズメアだった。彼女は口調はゆっくりなものの、頭の回転は早く、この図書館3階を取り仕切る唯一の司書だ。ロズメアはもう結構良い年で短い白髪は少しくるっとカールしている。少しふくよかな身体で、優しい顔つきで、少し縁の太い銀色の眼鏡も彼女に似合ってる。
唯一というのは、図書館3階は機密内容や公開していない書籍などがあり、厳重に管理する必要があるので、最低限の人員で管理している。それがロズメアだった。
そんな彼女だが先ほどの言葉はいつものようなのんびりさはなく、私への気遣いが見受けられた。私が御礼を言うと、いつものようにのんびりとした口調に戻ったのだけど。
「トルデン様、今日はなにようですか?お久しぶりですねぇ。まぁ、自由に見てくださいませ。そんなことより私の腰がもう悲鳴をあげてるんですがねぇ。他国出身の私がここで働けているのは嬉しいことですが、この年になってまで、なっがい言葉を覚えないといけないのも……」
「ロズメア、いつもありがとうございます。そうですよね……。今度ラウリアに伝えておきます。あ、そうだ。今日はロズメアの好きなお菓子を持ってきましたよ。あとで食べてください」
そう言うとロズメアの疲れていた顔が元気になった。渡したのは、ヌワンエリという植物の葉の砂糖漬けだ。ヌワンエリはあまり花を咲かすことはなく希少で、その花で飲む紅茶は特別美味しい。通常はヌワンエリの葉で紅茶を飲むが、そちらももちろん美味しい。今日持ってきたヌワンエリの葉の砂糖漬けは、ロズメアが以前食べたいと言っていたものだった。
「まぁ、ありがとう!これを食べると明るく楽しい気持ちになるだけでなく、頭も冴えるから嬉しいのよねぇ」
ロズメアへの挨拶をそこそこに目当ての本を探した。召喚者が元に戻る方法だ。
(おかしいですね……?)
歴史的な本はあるものの、召喚者について分かるものは一切なかった。召喚者が元に戻る方法だけでなく、どうやって召喚されるかとかもだ。普通はあっても良さそうなのに。
「トルデン様、お目当てのはありましたぁ?」
「……ロズメア、召喚された人間が元に戻る方法が載っている本をご存知ですか?できれば神託の下りた神官がいなくても戻る方法……いえ、元に戻る方法だけでなくそれに関する本ならなんでもいいので……」
「あー、恐らくないですわねぇ」
「そうなんですか……」
ロズメアはキョロキョロと周りを見渡して、誰もいないことを確認するとこっそりと言った。
「トルデン様、私の故郷ではこういう言い伝えがあります。『不都合なことは隠し、記録には残されない。言い伝えで知るべきことが多し』と」
「ロズメア……?」
ロズメアののんびりした口調から一転して、少し低い声でそう言った。そこでロズメアの出身国は、オクアル国という北東にある小さな国で、占星術ができる人が多かったことを思い出した。でも、ロズメアには占星術の素質があまりなく、ほとんどできないと言っていたはずだ。でも、オクアル国出身というだけで、手際の良さや記憶力が逸脱していて、こうやって図書館3階の仕事をこなしてくれている。
「ふふふ、まるで秘境の地・ナミルのようですね」
秘境の地・ナミル。これもまた不思議な国だった。その国は地図上には存在せず、どこにあるか分からない。入国できる時期や出国する時期が決まっていて、入国するには審査があると言われている。見たことのない国だが、自然豊かで人々の優しさが詰まったような国だと聞いたことがあった。ふと母の故郷のルゥ国を思い出す。
「トルデン様、急にごめんなさいねぇ。さっき我慢できなくて頂いたヌワンエリの砂糖漬けを食べたら急にさっきの言葉が頭に降りてきてぇ。でも、残念ですが、トルデン様のお求めになっているものはきっとありませんの」
結局知りたいことは何一つ分からないまま城へと戻ることにした。トボトボと母の部屋に戻ると、驚いたことにトモヤがいた。
「どこ行ってたんだよ」
トモヤは交換条件で魔術の訓練に行き始めたのを知っていて、怒っていた。トモヤに説明してもそれでも納得してもらえないようで、このような状況に狼狽えてしまう。
「……これ以上私のせいでトモヤを巻き込みたくなくて……」
そう言うとトモヤはとんでもないことを言い出した。訓練で怪我させた騎士の怪我を貰い受けるとトモヤが言った時、自分でも感情が抑えきれずに荒げた声を出してそれの意味を確認した。驚いた表情をするトモヤにハッと我に返り、気を落ち着かせた。なにより相手の怪我はもう治ってる。トモヤが変な気を回さないようにそれを伝える。
トモヤはその後も、部屋に戻らない理由や今日どこに行っていたか、気になることを私に問いただした。全て正直に答える。
「……どうしてオレなんかのためにそこまでするんだよ」
「私のせいでトモヤがこちらに呼び出されたので……トモヤが利用されてしまうことが、それでトモヤが苦痛を受けてしまうことが……嫌なんです」
「あぁ、お前はオレの為というよりも自分の罪滅ぼしの為にオレを前の世界に返そうとしてるんだな……」
慌てて否定しようとするも、トモヤは「別にいい」と話を終わらせてしまった。
どうしてだろう……?私がさっき言ったことは本心だ。トモヤをこれ以上、巻き込みたくないし、元の世界に戻らせたかった。でも、決して罪悪感を持ってのことじゃなかった。それを上手く伝えることができない。今まで人と関わることを避け、トラブルなど起こさないように無難に逃げ回って来たツケがここで来るなんて……。怒ったトモヤにどうしたらいいのか分からずうなだれて、黙り込んでしまう。
「……あれ、母親?」
気まずい雰囲気の中、トモヤが尋ねた。母の写真だ。私に似ていると言ってくれて嬉しくて微笑んだ。傍により一緒にその写真を見ると、トモヤはもう1つの写真に気付き、手に取った。母と私たち兄弟が映っている写真。懐かしい気持ちが込み上げた。
トモヤに「部屋に戻るぞ」と言われて素直に従った。先ほどの気まずい雰囲気もトモヤが母の写真を話題に振ってくれて、今も私が部屋に戻りやすいようにトモヤがきちんと、私が大丈夫というまで近寄らないと言ってくれた。
(私の方が年上なのにトモヤに気を遣わせてしまいましたね……)
でも、またトモヤと過ごせるのだと思うと何故だか嬉しい気持ちになった。
図書館の3階へと向かう。トモヤを連れて行こうか悩むも3階に入れる人間は制限がかかっている。
「トルデン様……母君のこと、お悔やみ申し上げます。トルデン様も、ご無事で何よりで……」
そう声をかけてきたのは、司書のロズメアだった。彼女は口調はゆっくりなものの、頭の回転は早く、この図書館3階を取り仕切る唯一の司書だ。ロズメアはもう結構良い年で短い白髪は少しくるっとカールしている。少しふくよかな身体で、優しい顔つきで、少し縁の太い銀色の眼鏡も彼女に似合ってる。
唯一というのは、図書館3階は機密内容や公開していない書籍などがあり、厳重に管理する必要があるので、最低限の人員で管理している。それがロズメアだった。
そんな彼女だが先ほどの言葉はいつものようなのんびりさはなく、私への気遣いが見受けられた。私が御礼を言うと、いつものようにのんびりとした口調に戻ったのだけど。
「トルデン様、今日はなにようですか?お久しぶりですねぇ。まぁ、自由に見てくださいませ。そんなことより私の腰がもう悲鳴をあげてるんですがねぇ。他国出身の私がここで働けているのは嬉しいことですが、この年になってまで、なっがい言葉を覚えないといけないのも……」
「ロズメア、いつもありがとうございます。そうですよね……。今度ラウリアに伝えておきます。あ、そうだ。今日はロズメアの好きなお菓子を持ってきましたよ。あとで食べてください」
そう言うとロズメアの疲れていた顔が元気になった。渡したのは、ヌワンエリという植物の葉の砂糖漬けだ。ヌワンエリはあまり花を咲かすことはなく希少で、その花で飲む紅茶は特別美味しい。通常はヌワンエリの葉で紅茶を飲むが、そちらももちろん美味しい。今日持ってきたヌワンエリの葉の砂糖漬けは、ロズメアが以前食べたいと言っていたものだった。
「まぁ、ありがとう!これを食べると明るく楽しい気持ちになるだけでなく、頭も冴えるから嬉しいのよねぇ」
ロズメアへの挨拶をそこそこに目当ての本を探した。召喚者が元に戻る方法だ。
(おかしいですね……?)
歴史的な本はあるものの、召喚者について分かるものは一切なかった。召喚者が元に戻る方法だけでなく、どうやって召喚されるかとかもだ。普通はあっても良さそうなのに。
「トルデン様、お目当てのはありましたぁ?」
「……ロズメア、召喚された人間が元に戻る方法が載っている本をご存知ですか?できれば神託の下りた神官がいなくても戻る方法……いえ、元に戻る方法だけでなくそれに関する本ならなんでもいいので……」
「あー、恐らくないですわねぇ」
「そうなんですか……」
ロズメアはキョロキョロと周りを見渡して、誰もいないことを確認するとこっそりと言った。
「トルデン様、私の故郷ではこういう言い伝えがあります。『不都合なことは隠し、記録には残されない。言い伝えで知るべきことが多し』と」
「ロズメア……?」
ロズメアののんびりした口調から一転して、少し低い声でそう言った。そこでロズメアの出身国は、オクアル国という北東にある小さな国で、占星術ができる人が多かったことを思い出した。でも、ロズメアには占星術の素質があまりなく、ほとんどできないと言っていたはずだ。でも、オクアル国出身というだけで、手際の良さや記憶力が逸脱していて、こうやって図書館3階の仕事をこなしてくれている。
「ふふふ、まるで秘境の地・ナミルのようですね」
秘境の地・ナミル。これもまた不思議な国だった。その国は地図上には存在せず、どこにあるか分からない。入国できる時期や出国する時期が決まっていて、入国するには審査があると言われている。見たことのない国だが、自然豊かで人々の優しさが詰まったような国だと聞いたことがあった。ふと母の故郷のルゥ国を思い出す。
「トルデン様、急にごめんなさいねぇ。さっき我慢できなくて頂いたヌワンエリの砂糖漬けを食べたら急にさっきの言葉が頭に降りてきてぇ。でも、残念ですが、トルデン様のお求めになっているものはきっとありませんの」
結局知りたいことは何一つ分からないまま城へと戻ることにした。トボトボと母の部屋に戻ると、驚いたことにトモヤがいた。
「どこ行ってたんだよ」
トモヤは交換条件で魔術の訓練に行き始めたのを知っていて、怒っていた。トモヤに説明してもそれでも納得してもらえないようで、このような状況に狼狽えてしまう。
「……これ以上私のせいでトモヤを巻き込みたくなくて……」
そう言うとトモヤはとんでもないことを言い出した。訓練で怪我させた騎士の怪我を貰い受けるとトモヤが言った時、自分でも感情が抑えきれずに荒げた声を出してそれの意味を確認した。驚いた表情をするトモヤにハッと我に返り、気を落ち着かせた。なにより相手の怪我はもう治ってる。トモヤが変な気を回さないようにそれを伝える。
トモヤはその後も、部屋に戻らない理由や今日どこに行っていたか、気になることを私に問いただした。全て正直に答える。
「……どうしてオレなんかのためにそこまでするんだよ」
「私のせいでトモヤがこちらに呼び出されたので……トモヤが利用されてしまうことが、それでトモヤが苦痛を受けてしまうことが……嫌なんです」
「あぁ、お前はオレの為というよりも自分の罪滅ぼしの為にオレを前の世界に返そうとしてるんだな……」
慌てて否定しようとするも、トモヤは「別にいい」と話を終わらせてしまった。
どうしてだろう……?私がさっき言ったことは本心だ。トモヤをこれ以上、巻き込みたくないし、元の世界に戻らせたかった。でも、決して罪悪感を持ってのことじゃなかった。それを上手く伝えることができない。今まで人と関わることを避け、トラブルなど起こさないように無難に逃げ回って来たツケがここで来るなんて……。怒ったトモヤにどうしたらいいのか分からずうなだれて、黙り込んでしまう。
「……あれ、母親?」
気まずい雰囲気の中、トモヤが尋ねた。母の写真だ。私に似ていると言ってくれて嬉しくて微笑んだ。傍により一緒にその写真を見ると、トモヤはもう1つの写真に気付き、手に取った。母と私たち兄弟が映っている写真。懐かしい気持ちが込み上げた。
トモヤに「部屋に戻るぞ」と言われて素直に従った。先ほどの気まずい雰囲気もトモヤが母の写真を話題に振ってくれて、今も私が部屋に戻りやすいようにトモヤがきちんと、私が大丈夫というまで近寄らないと言ってくれた。
(私の方が年上なのにトモヤに気を遣わせてしまいましたね……)
でも、またトモヤと過ごせるのだと思うと何故だか嬉しい気持ちになった。
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