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第一章 手に入れた能力
お風呂に入る
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トルデンが魔力について教えてくれた後、お風呂場に案内すると言って部屋を出た。トルデンの部屋は西の塔の真ん中らへんにある。真ん中と曖昧なのは階段をくるくると回って上ってきたからだ。何階とか分からないけど、窓から見える外の景色は空が近くて透き通る青色で綺麗だし、地面ははるか下の方に見える。
わざわざ部屋から出てお風呂に入らないといけないなんて不便だなと思いつつ、トルデンに案内された風呂場へとへ行く。風呂場はトルデンの部屋の1つ上にあった。
トルデンが扉を開けると、短い廊下がありその先に脱衣所のようなスペースがある。そして、その奥にお風呂場があるようだ。トルデンの部屋は白いけど、このお風呂場は全体的に薄めの茶色で落ち着いた雰囲気だ。なんかこう木をイメージさせるような優しい空間。服を脱ぐ前にその先にあるお風呂場の扉を開けた。扉を開けると白い湯気と一緒にふわっと花の良い香りがして驚いた。
(お風呂ってこんないい匂いがするものなのか……?)
そして、1人以上は入れるお風呂の大きさに驚いた。多分4人か5人は入れるんじゃないか?ちょっとしたプールの大きさだ。そして、そのお風呂からはほわっと白い湯気が立っている。
(こんな沢山のお湯を使うなんてどれくらいの水道代なんだ……?)
「お風呂、デカいな……普通のお風呂はないのか?こう、もっと小さくて1人で入れるくらいの……」
そもそも前の世界ではお風呂をためて入るなんてしたことがなかった。そう聞くとトルデンはキョトンと首を傾げた。その質問の意味が分からなかったらしい。
「部屋にありますが小さいですよ……?」
あの部屋にあるのかよ!そう心の中で思わずツッコんでしまった。
「オレはそっちの風呂でいい……」
「え、でも、せっかく入れたのに……」
トルデンがシュンとして小さく呟いた。どうも食事を持ってくる時にお風呂の用意もしていたらしい。そう言われるとオレも部屋に戻ってお風呂に入るとは言いにくくて、困ってしまう。
「今日だけ……今日だけここの風呂に入る」
せっかくトルデンがいれたと言うのだ。それに水道代が勿体ないし。
「本当ですか?ゆっくり浸かって疲れを取ってくださいね」
トルデンが嬉しそうに言うので少し照れながらオレは頷いた。脱衣所で服を脱ごうとして、トルデンの視線が気になった。
「風呂、入るから出て行って欲しいんだけど……」
「でも、トモヤが倒れないか心配で……それにトモヤが眠っている間、私がトモヤの身体洗ってたので気にしなくて大丈夫ですよ?」
「えっ……?」
トルデンのその最後の発言に全てを持っていかれて驚いた声を上げる。いや、まぁ綺麗になってるとは思ったけど……。
「と、とりあえずオレは大丈夫だから一旦ここから出て行ってくれ」
「じゃぁ、お風呂に入る時、声をかけてください。私はこの廊下にいるので、トモヤがお風呂に入ったらこの脱衣所でトモヤが倒れてないか待ってます」
オレが出て行ってと言っているのにトルデンは譲らず、オレが出るまでここで待つつもりらしい。
まぁ、服を脱ぐ間は廊下に出ると言うので、それで良いと言うことにした。
服を全て脱ぐと、自分のガリガリの身体が視界に入る。ずっと測ってないけどおそらく体重も平均以下だ。こんな裸をトルデンに見られたと思うと情けなくて嫌だった。トルデンに声をかけるか悩むも体調も戻って倒れることはないと自分でも分かっているので、声をかけずにお風呂場の方へと向かった。
扉を開けると先ほどと同じように湯気が入ってきて、いい匂いが花をくすぐる。まずは身体を洗おうと、丸い椅子に座り、石鹸を泡立てた。もちろん石鹸もいい香りだ。石鹸も花の匂いでこんなの初めて使う。その時、ガチャッという音がしてお風呂場の扉が開いた。
「トモヤ、入る時は声をかけてくださいって言いました。約束は守るものですよ?頭洗いましょうか?大丈夫ですか?」
トルデンがお風呂場を少し覗いてそう言った。
「わっ!バカ!入って来るなよ!」
トルデンはオレの言葉なんて気にせず「ここにいますから何かあったらすぐに呼んでくださいね」と言って、お風呂場の扉を閉じた。頭を洗い、次に身体を洗い始めた。身体を洗うスポンジも柔らかくてきめ細やかな泡が出てくる。
(前の世界で身体を洗う時にスポンジなんて使ったことなかった……こんな風に泡が立つんだな……)
「トモヤ、身体洗いましょうか?大丈夫ですか?」
トルデンがまた扉を開けてオレに尋ねる。
「大丈夫って言っただろ?あっちに戻れよ」
本当は部屋に戻って欲しいところだが、トルデンは戻る気はなさそうで、とりあえず脱衣所の方に戻るように伝える。トルデンはガチャっと扉を閉じて脱衣所へと戻った。
身体を全て洗い、お風呂の方へと向かって歩いて行った。先ほどは湯気が凄くて気付かなかったけど、湯船には花が浮いていてここから花の匂いがしていたようだ。ちょんと右足のつま先をお湯につけてみる。少し熱いものの気持ちの良い温度だと思う。恐る恐る足をもう少し入れてみると、身体がポカポカとしてきた。そのまま全身湯船へと浸かる。
(デカくて……落ち着かない……)
その時、扉がガチャっと開く音がした。トルデンがまた覗き込んでいる。
「トモヤ、大丈夫ですか?倒れてないですか?」
大丈夫だって言っているのにこいつは何なんだ……。ちょくちょくそうやって覗かれると落ち着かないので腹が立った。いやまぁ、落ち着かないのはこんな大きなお風呂場っていうのが一番の理由だが、こうも何度も覗かれては休めない。
「なぁ、ちょっと来て欲しい」
「どうしましたか?!温度が熱かったですか?しんどいですか?!」
トルデンが慌てた様子でお風呂場へと近づいてきた。傍までやって来たトルデンを見上げてオレは尋ねた。
「お前は入らないのか?」
「はい、私は自分の部屋で入ります」
(自分の部屋で入るだ?オレ1人のためにこんなにたくさんのお湯を使ったら勿体ないだろ……)
トルデンは心配そうな表情でオレを見ている。
「ちょっと手を貸してくれないか?のぼせてきた」
「えぇ?!そんなに熱くしたつもりはなかったんですが、大丈夫ですか?」
トルデンが慌てて手を差し出したのでオレはその手を掴むと湯船へと引っ張った。オレがそんなことすると思っていなかったのか、トルデンはあっけなく湯船の中へと入って来た。黒いズボンに白いシャツを着ていたトルデンの服は全部ずぶ濡れだ。もちろんオレがのぼせたなんてのは嘘だ。
「ト、トモヤ……?何するんですか……?」
「お前も一緒に入れよ。お湯が勿体ないだろ」
オレがそう言うとようやくトルデンもオレがのぼせたと言ったのは嘘だと分かったみたいで安心したような表情をした。
「嘘はダメですよ」
トルデンは笑いながらパシャっとオレにお湯をかけた。
「おいっ、やめろよ!」
「ふふっ、やめてくださいよ」
オレも仕返しにトルデンにお湯をかけると、トルデンもまたオレにお湯をかけた。何回かかけた時にお互いにハッと我に返り少し恥ずかしくなった。まるで子供同士のする遊びみたいだったからだ。
(オレたちいい年した年齢だぞ……?)
トルデンが何歳か分からない。オレより年齢は上そうだが年が近いのは確かだ。
「トモヤ、そろそろ出ましょう」
トルデンが少し恥ずかしそうにしながら先にお風呂から出て、オレに手を差し出した。
オレは今度は素直にその手を借りてお風呂から出た。
わざわざ部屋から出てお風呂に入らないといけないなんて不便だなと思いつつ、トルデンに案内された風呂場へとへ行く。風呂場はトルデンの部屋の1つ上にあった。
トルデンが扉を開けると、短い廊下がありその先に脱衣所のようなスペースがある。そして、その奥にお風呂場があるようだ。トルデンの部屋は白いけど、このお風呂場は全体的に薄めの茶色で落ち着いた雰囲気だ。なんかこう木をイメージさせるような優しい空間。服を脱ぐ前にその先にあるお風呂場の扉を開けた。扉を開けると白い湯気と一緒にふわっと花の良い香りがして驚いた。
(お風呂ってこんないい匂いがするものなのか……?)
そして、1人以上は入れるお風呂の大きさに驚いた。多分4人か5人は入れるんじゃないか?ちょっとしたプールの大きさだ。そして、そのお風呂からはほわっと白い湯気が立っている。
(こんな沢山のお湯を使うなんてどれくらいの水道代なんだ……?)
「お風呂、デカいな……普通のお風呂はないのか?こう、もっと小さくて1人で入れるくらいの……」
そもそも前の世界ではお風呂をためて入るなんてしたことがなかった。そう聞くとトルデンはキョトンと首を傾げた。その質問の意味が分からなかったらしい。
「部屋にありますが小さいですよ……?」
あの部屋にあるのかよ!そう心の中で思わずツッコんでしまった。
「オレはそっちの風呂でいい……」
「え、でも、せっかく入れたのに……」
トルデンがシュンとして小さく呟いた。どうも食事を持ってくる時にお風呂の用意もしていたらしい。そう言われるとオレも部屋に戻ってお風呂に入るとは言いにくくて、困ってしまう。
「今日だけ……今日だけここの風呂に入る」
せっかくトルデンがいれたと言うのだ。それに水道代が勿体ないし。
「本当ですか?ゆっくり浸かって疲れを取ってくださいね」
トルデンが嬉しそうに言うので少し照れながらオレは頷いた。脱衣所で服を脱ごうとして、トルデンの視線が気になった。
「風呂、入るから出て行って欲しいんだけど……」
「でも、トモヤが倒れないか心配で……それにトモヤが眠っている間、私がトモヤの身体洗ってたので気にしなくて大丈夫ですよ?」
「えっ……?」
トルデンのその最後の発言に全てを持っていかれて驚いた声を上げる。いや、まぁ綺麗になってるとは思ったけど……。
「と、とりあえずオレは大丈夫だから一旦ここから出て行ってくれ」
「じゃぁ、お風呂に入る時、声をかけてください。私はこの廊下にいるので、トモヤがお風呂に入ったらこの脱衣所でトモヤが倒れてないか待ってます」
オレが出て行ってと言っているのにトルデンは譲らず、オレが出るまでここで待つつもりらしい。
まぁ、服を脱ぐ間は廊下に出ると言うので、それで良いと言うことにした。
服を全て脱ぐと、自分のガリガリの身体が視界に入る。ずっと測ってないけどおそらく体重も平均以下だ。こんな裸をトルデンに見られたと思うと情けなくて嫌だった。トルデンに声をかけるか悩むも体調も戻って倒れることはないと自分でも分かっているので、声をかけずにお風呂場の方へと向かった。
扉を開けると先ほどと同じように湯気が入ってきて、いい匂いが花をくすぐる。まずは身体を洗おうと、丸い椅子に座り、石鹸を泡立てた。もちろん石鹸もいい香りだ。石鹸も花の匂いでこんなの初めて使う。その時、ガチャッという音がしてお風呂場の扉が開いた。
「トモヤ、入る時は声をかけてくださいって言いました。約束は守るものですよ?頭洗いましょうか?大丈夫ですか?」
トルデンがお風呂場を少し覗いてそう言った。
「わっ!バカ!入って来るなよ!」
トルデンはオレの言葉なんて気にせず「ここにいますから何かあったらすぐに呼んでくださいね」と言って、お風呂場の扉を閉じた。頭を洗い、次に身体を洗い始めた。身体を洗うスポンジも柔らかくてきめ細やかな泡が出てくる。
(前の世界で身体を洗う時にスポンジなんて使ったことなかった……こんな風に泡が立つんだな……)
「トモヤ、身体洗いましょうか?大丈夫ですか?」
トルデンがまた扉を開けてオレに尋ねる。
「大丈夫って言っただろ?あっちに戻れよ」
本当は部屋に戻って欲しいところだが、トルデンは戻る気はなさそうで、とりあえず脱衣所の方に戻るように伝える。トルデンはガチャっと扉を閉じて脱衣所へと戻った。
身体を全て洗い、お風呂の方へと向かって歩いて行った。先ほどは湯気が凄くて気付かなかったけど、湯船には花が浮いていてここから花の匂いがしていたようだ。ちょんと右足のつま先をお湯につけてみる。少し熱いものの気持ちの良い温度だと思う。恐る恐る足をもう少し入れてみると、身体がポカポカとしてきた。そのまま全身湯船へと浸かる。
(デカくて……落ち着かない……)
その時、扉がガチャっと開く音がした。トルデンがまた覗き込んでいる。
「トモヤ、大丈夫ですか?倒れてないですか?」
大丈夫だって言っているのにこいつは何なんだ……。ちょくちょくそうやって覗かれると落ち着かないので腹が立った。いやまぁ、落ち着かないのはこんな大きなお風呂場っていうのが一番の理由だが、こうも何度も覗かれては休めない。
「なぁ、ちょっと来て欲しい」
「どうしましたか?!温度が熱かったですか?しんどいですか?!」
トルデンが慌てた様子でお風呂場へと近づいてきた。傍までやって来たトルデンを見上げてオレは尋ねた。
「お前は入らないのか?」
「はい、私は自分の部屋で入ります」
(自分の部屋で入るだ?オレ1人のためにこんなにたくさんのお湯を使ったら勿体ないだろ……)
トルデンは心配そうな表情でオレを見ている。
「ちょっと手を貸してくれないか?のぼせてきた」
「えぇ?!そんなに熱くしたつもりはなかったんですが、大丈夫ですか?」
トルデンが慌てて手を差し出したのでオレはその手を掴むと湯船へと引っ張った。オレがそんなことすると思っていなかったのか、トルデンはあっけなく湯船の中へと入って来た。黒いズボンに白いシャツを着ていたトルデンの服は全部ずぶ濡れだ。もちろんオレがのぼせたなんてのは嘘だ。
「ト、トモヤ……?何するんですか……?」
「お前も一緒に入れよ。お湯が勿体ないだろ」
オレがそう言うとようやくトルデンもオレがのぼせたと言ったのは嘘だと分かったみたいで安心したような表情をした。
「嘘はダメですよ」
トルデンは笑いながらパシャっとオレにお湯をかけた。
「おいっ、やめろよ!」
「ふふっ、やめてくださいよ」
オレも仕返しにトルデンにお湯をかけると、トルデンもまたオレにお湯をかけた。何回かかけた時にお互いにハッと我に返り少し恥ずかしくなった。まるで子供同士のする遊びみたいだったからだ。
(オレたちいい年した年齢だぞ……?)
トルデンが何歳か分からない。オレより年齢は上そうだが年が近いのは確かだ。
「トモヤ、そろそろ出ましょう」
トルデンが少し恥ずかしそうにしながら先にお風呂から出て、オレに手を差し出した。
オレは今度は素直にその手を借りてお風呂から出た。
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※作者の近況状況欄は要チェックです!
西条ネア
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