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第74章
月日は流れてソウハルはとうとう83年の生涯を終える・・・
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20代後半はソウハルの将棋全盛期の時代だった。A級に入るとすぐに井藤名人への挑戦権を獲得した。
しかし、井藤名人の強さは異次元で全タイトルの八冠をすべて独占し、誰もが手に負えないほどの強さだった。ソウハルは始めての名人挑戦はストレート負けだった。
そんなソウハルだったが20代後半~20代前半にかけて、井藤名人に次々にタイトル挑戦をするもソウハルの全盛期を遥かに超える強さで歯がたたなかった。
20代前半までがソウハルのピークでその後は少しずつ弱くなっていき、高校1年生の頃にはC級2組まで落ちていた。
その後、中学生になったソウハルはフリークラスまで落ちてしまった。全盛期の頃には収入も数千万以上稼いでいたし、金銭的には問題なかった。
また、ソウハルが20代の頃に美晴が結婚し、その2年後美妃も結婚した。ソウハルが中学生の頃には美晴の家の子どもが2人、美妃の家には3人の子どもがいた。
ミキはすでに80代になっており、ミキにとってソウハルは孫みたいな感じだった。ソウハルが20代の頃まではエッチをしたりすることもあったが、10代になってからはエッチをするようなことはなくなり、ソウハルが高校生の頃には同級生の制服を着た自分好みの女の子と仲良くなって彼女を作ったりもしていた。
そのことに対してミキは何も言わないどころかソウハルが10代になった頃から「もう、私はこんなに年をとっているから可愛い子がいたら彼女作ってもいいよ」ってソウハルにはいっていた。
中学生の頃からソウハルの体もどんどん小さくなっていき、性欲旺盛だったソウハルも陰りが見えはじめてきた。
さらに小学生になったソウハルは将棋もどんどん弱くなっていき、年々体も小さくなっていき、ミキのことをまるで祖母のような感じで接していた。
ミキが食事を作る時も一緒に手伝ったり、ミキの肩を揉んだり、マッサージをしたりした。すでに美晴や美妃の子どもも大きくなっており、ミキにとってもソウハルが最後の孫のような感じで接していた。
ソウハルは小学生の頃、自ら将棋界も引退しミキと一緒にいる時間を大切にしようと思っていた。
ソウハルが幼稚園に通う頃、すでにミキは90代になっていた。
ミキ「ソウハルさんがこんなに可愛らしい子どもになるなんて私は夢にも思わなかったわ」
ソウハル「ぼく、どんどんちいさくなっていくね」
ミキ「そうね。ソウハルさんと始めてであった時、まだ私が20歳でソウハルさんが80歳ぐらいだったから60歳近く、離れてたなんて不思議よね。見てこれが昔のソウハルさんよ」
ソウハル「あっ、ほんとうににこれぼくなの?まるでおじいさんだね」
ミキ「そうなのよ。ただ、とっても私にやさしかったわ」
ソウハル「ふ~ん」
ソウハルはさらに年月を重ねるごとにどんどん小さくなっていった。1歳になった頃には立つこともできなくなりハイハイをして歩きまわるのをミキが見守っていた。でも、ミキも高齢だったこともあり、美晴や美妃がソウハルの面倒を見に手伝いに来ることもあった。また、すでに大きくなったソウハルの孫も時々、ソウハルの面倒を見に来てくれることがあった。
「おぎゃおぎゃ」と鳴くソウハル。美妃の娘は現在、20代で将来子どもが欲しいと思っていたのでソウハルのことをすごく可愛がってくれた。ソウハルはミルクを好まず、美妃の娘があげるおっぱいを好んで飲んでいた。
そんなソウハルもとうとう83年の生涯を終えようとしていた。
体重が3500gになり、泣くこともなく目を閉じ、美妃の娘のお腹の中にソウハルが吸い込んでいった・・・。
それから、数年後、美妃の娘は結婚をして出産すると周りはみなビックリ仰天した。なんと美妃の娘の子どもは男の子でソウハルそっくりだった。
まるでソウハルが再び産まれてきたかのようだった。
ある日、ソウハルのお墓にみんなでいってみると、なんと昔、お墓から誕生したソウハルの妖精が再び現れた。
妖精「この男の子は死んだソウハルの生まれ変わりなんだよ」(完)
しかし、井藤名人の強さは異次元で全タイトルの八冠をすべて独占し、誰もが手に負えないほどの強さだった。ソウハルは始めての名人挑戦はストレート負けだった。
そんなソウハルだったが20代後半~20代前半にかけて、井藤名人に次々にタイトル挑戦をするもソウハルの全盛期を遥かに超える強さで歯がたたなかった。
20代前半までがソウハルのピークでその後は少しずつ弱くなっていき、高校1年生の頃にはC級2組まで落ちていた。
その後、中学生になったソウハルはフリークラスまで落ちてしまった。全盛期の頃には収入も数千万以上稼いでいたし、金銭的には問題なかった。
また、ソウハルが20代の頃に美晴が結婚し、その2年後美妃も結婚した。ソウハルが中学生の頃には美晴の家の子どもが2人、美妃の家には3人の子どもがいた。
ミキはすでに80代になっており、ミキにとってソウハルは孫みたいな感じだった。ソウハルが20代の頃まではエッチをしたりすることもあったが、10代になってからはエッチをするようなことはなくなり、ソウハルが高校生の頃には同級生の制服を着た自分好みの女の子と仲良くなって彼女を作ったりもしていた。
そのことに対してミキは何も言わないどころかソウハルが10代になった頃から「もう、私はこんなに年をとっているから可愛い子がいたら彼女作ってもいいよ」ってソウハルにはいっていた。
中学生の頃からソウハルの体もどんどん小さくなっていき、性欲旺盛だったソウハルも陰りが見えはじめてきた。
さらに小学生になったソウハルは将棋もどんどん弱くなっていき、年々体も小さくなっていき、ミキのことをまるで祖母のような感じで接していた。
ミキが食事を作る時も一緒に手伝ったり、ミキの肩を揉んだり、マッサージをしたりした。すでに美晴や美妃の子どもも大きくなっており、ミキにとってもソウハルが最後の孫のような感じで接していた。
ソウハルは小学生の頃、自ら将棋界も引退しミキと一緒にいる時間を大切にしようと思っていた。
ソウハルが幼稚園に通う頃、すでにミキは90代になっていた。
ミキ「ソウハルさんがこんなに可愛らしい子どもになるなんて私は夢にも思わなかったわ」
ソウハル「ぼく、どんどんちいさくなっていくね」
ミキ「そうね。ソウハルさんと始めてであった時、まだ私が20歳でソウハルさんが80歳ぐらいだったから60歳近く、離れてたなんて不思議よね。見てこれが昔のソウハルさんよ」
ソウハル「あっ、ほんとうににこれぼくなの?まるでおじいさんだね」
ミキ「そうなのよ。ただ、とっても私にやさしかったわ」
ソウハル「ふ~ん」
ソウハルはさらに年月を重ねるごとにどんどん小さくなっていった。1歳になった頃には立つこともできなくなりハイハイをして歩きまわるのをミキが見守っていた。でも、ミキも高齢だったこともあり、美晴や美妃がソウハルの面倒を見に手伝いに来ることもあった。また、すでに大きくなったソウハルの孫も時々、ソウハルの面倒を見に来てくれることがあった。
「おぎゃおぎゃ」と鳴くソウハル。美妃の娘は現在、20代で将来子どもが欲しいと思っていたのでソウハルのことをすごく可愛がってくれた。ソウハルはミルクを好まず、美妃の娘があげるおっぱいを好んで飲んでいた。
そんなソウハルもとうとう83年の生涯を終えようとしていた。
体重が3500gになり、泣くこともなく目を閉じ、美妃の娘のお腹の中にソウハルが吸い込んでいった・・・。
それから、数年後、美妃の娘は結婚をして出産すると周りはみなビックリ仰天した。なんと美妃の娘の子どもは男の子でソウハルそっくりだった。
まるでソウハルが再び産まれてきたかのようだった。
ある日、ソウハルのお墓にみんなでいってみると、なんと昔、お墓から誕生したソウハルの妖精が再び現れた。
妖精「この男の子は死んだソウハルの生まれ変わりなんだよ」(完)
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