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第64章
ソウハル一家を元気づけた曲!
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ソウハルは銀将戦で5連勝をするも、6連勝目がかかった一戦で終盤に11手詰の詰みを逃し、惜しくも6連勝には届かなかった。
「ちくしょ」、ソウハルは負けたその日は悔しさのあまり大好物の牛丼をたらふく食べると、路上にあるベンチに腰をかけていた。
しばらくベンチに座ってボーっと眺めながら、気持ちを静めて家に帰ろうと思った。でも、思いだせば思いだすほど、詰みを逃して負けた悔しさでいっぱいになっていた。
そんな時に盲導犬を連れていた一人のミュージシャンに出会った。
「いくつものドラマを 背負い この場所に 君は 立っている
今、エールを 勇気に替えて あの空に 羽ばたいて行け
さあ燃やせ 君のハート そうさ それが リアルビクトリー
その情熱で みんなの肩を 押してゆくんだ
さあ燃やせ 君のハート そうさ それが リアルビクトリー
君はあきらめない 本当の勝利を つかむまでは・・・」
ソウハルはこの歌を聴いた時、「君はあきらめない 本当の勝利を つかむまでは」、このフレーズはまるで自分へのメッセージにも聴こえた。
今回、プロ棋士相手に6連勝はできなかったが、僕の夢はまだ続いているんだ。今、直近でプロ棋士相手に5勝1敗の成績だから、あとプロ棋士相手に5勝4敗の成績でもプロ編入試験に挑戦できるんだ!
ソウハルは心の中で「僕はあきらめない 本当の勝利を つかむまでは」って叫んで、この歌を歌っていたシンガーソングライターに一礼するとその場を去っていった。
ソウハルは自宅に戻るとミキを始め家族みんなから「残念だったわね」と声をかけられた。
ソウハル「僕は今日は負けてしまったけど、僕はあきらめないよ本当の勝利をつかむまでは」とリアルビクトリーの曲調に合わせて歌ってみせた。
美晴「お父さん、今口ずさんでいた歌って?」
ミキ&美妃「聴いたことないよね」
ソウハル「最後の最後で詰みをよみきれずに負けて悔しくてベンチに座っていたら、盲導犬を連れていた男性が歌を歌ってたんだよ。ボーっとしながらいい曲だなって思って聴いていたら、君はあきらめない 本当の勝利を つかむまではって歌声が流れてきたんだよ」
美晴「へぇーそんなことがあったんだね」
美妃「いい曲だよね。お父さん歌える?」
ソウハル「全部は覚えていないけど一部だったら歌えるよ」
ミキ「歌ってみて」
ソウハル「さあ燃やせ 君のハート そうさ それがリアルビクトリー 君はあきらめない 本当の勝利をつかめるから 共に認めあえた時 それが僕らの リアルビクトリー」
美晴「リアルビクトリーってどんな意味なのかな?」
ソウハルもその場では答えられなかったので、みんなで調べてみると「リアルビクトリー」とは「国籍、人種、障がいの有無に関わらず、挫折や困難を乗り越えて戦いぬいた人たちが勝ち負けの先に出会う「共に認めあえる」心」ですと書かれていた。
ミキ「パラアスリートたちに向けた応援ソングだったのね」
4人はこの曲を作った栗山龍太さんについてさらに調べてみると、視覚障がいのあるアーティストとして「がんばる姿を応援したい」という気持ちを歌にしたようです。
ソウハル「この曲はどんなミュージシャンが歌うよりも栗山さんが歌うからこそ、名曲なのかもしれないね」
美妃「私もそう思うわ。栗山さんが応援してくれたら自分も頑張らなくっちゃいけないって思うわよね」
その日を境に4人は栗山龍太さんを応援していきたいって思った(続)
「ちくしょ」、ソウハルは負けたその日は悔しさのあまり大好物の牛丼をたらふく食べると、路上にあるベンチに腰をかけていた。
しばらくベンチに座ってボーっと眺めながら、気持ちを静めて家に帰ろうと思った。でも、思いだせば思いだすほど、詰みを逃して負けた悔しさでいっぱいになっていた。
そんな時に盲導犬を連れていた一人のミュージシャンに出会った。
「いくつものドラマを 背負い この場所に 君は 立っている
今、エールを 勇気に替えて あの空に 羽ばたいて行け
さあ燃やせ 君のハート そうさ それが リアルビクトリー
その情熱で みんなの肩を 押してゆくんだ
さあ燃やせ 君のハート そうさ それが リアルビクトリー
君はあきらめない 本当の勝利を つかむまでは・・・」
ソウハルはこの歌を聴いた時、「君はあきらめない 本当の勝利を つかむまでは」、このフレーズはまるで自分へのメッセージにも聴こえた。
今回、プロ棋士相手に6連勝はできなかったが、僕の夢はまだ続いているんだ。今、直近でプロ棋士相手に5勝1敗の成績だから、あとプロ棋士相手に5勝4敗の成績でもプロ編入試験に挑戦できるんだ!
ソウハルは心の中で「僕はあきらめない 本当の勝利を つかむまでは」って叫んで、この歌を歌っていたシンガーソングライターに一礼するとその場を去っていった。
ソウハルは自宅に戻るとミキを始め家族みんなから「残念だったわね」と声をかけられた。
ソウハル「僕は今日は負けてしまったけど、僕はあきらめないよ本当の勝利をつかむまでは」とリアルビクトリーの曲調に合わせて歌ってみせた。
美晴「お父さん、今口ずさんでいた歌って?」
ミキ&美妃「聴いたことないよね」
ソウハル「最後の最後で詰みをよみきれずに負けて悔しくてベンチに座っていたら、盲導犬を連れていた男性が歌を歌ってたんだよ。ボーっとしながらいい曲だなって思って聴いていたら、君はあきらめない 本当の勝利を つかむまではって歌声が流れてきたんだよ」
美晴「へぇーそんなことがあったんだね」
美妃「いい曲だよね。お父さん歌える?」
ソウハル「全部は覚えていないけど一部だったら歌えるよ」
ミキ「歌ってみて」
ソウハル「さあ燃やせ 君のハート そうさ それがリアルビクトリー 君はあきらめない 本当の勝利をつかめるから 共に認めあえた時 それが僕らの リアルビクトリー」
美晴「リアルビクトリーってどんな意味なのかな?」
ソウハルもその場では答えられなかったので、みんなで調べてみると「リアルビクトリー」とは「国籍、人種、障がいの有無に関わらず、挫折や困難を乗り越えて戦いぬいた人たちが勝ち負けの先に出会う「共に認めあえる」心」ですと書かれていた。
ミキ「パラアスリートたちに向けた応援ソングだったのね」
4人はこの曲を作った栗山龍太さんについてさらに調べてみると、視覚障がいのあるアーティストとして「がんばる姿を応援したい」という気持ちを歌にしたようです。
ソウハル「この曲はどんなミュージシャンが歌うよりも栗山さんが歌うからこそ、名曲なのかもしれないね」
美妃「私もそう思うわ。栗山さんが応援してくれたら自分も頑張らなくっちゃいけないって思うわよね」
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