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第63章
絶好調のソウハルと美妃の初恋?
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銀将戦でプロ棋士に初勝利を飾ったソウハルはその後も次々にプロ棋士を破る快進撃を続けていたので家族みんなで盛り上がっていた。
美晴「お父さん、これで銀将戦3連勝でしょ」
ソウハル「これもお母さんの特製弁当のおかげだよ」
ミキ「お父さんには何としてでもプロ棋士になってもらわないとね」
美妃「お父さん、あとどのぐらい勝てばプロ棋士になれるの?」
ソウハル「プロになるためにはプロ編入試験を受けて合格しなければなれないんだよ」
美妃「プロ編入試験?」
ソウハル「うん、前に美晴には話したことがあるけど、プロ棋士相手に直近10勝以上、勝率6割5分以上の基準を満たさなければ編入試験に受けられないんだ」
美妃「厳しい」
美晴「でも、今のお父さんなら絶対に編入試験に挑戦できるよ」
ソウハル「美晴、ありがとう」
ミキ「この子たちも私も応援しているんだから頑張らないとね」
将棋では絶好調のソウハルだったが、金銭的な面では大変だった。
ミキ「来年は美晴と美妃の教育費で結構、負担がかかりそうね」
ソウハル「じつはこんなこともあろうと少ない給料の中から内緒でつみたて投資をしてきたんだよ」
ミキ「えっ、つみたて投資」
ソウハル「美晴が小1の頃から毎月1,000円ずつ年間12,000円だけど、その頃に比べると大幅に株価が上がっているから結構溜まってると思うよ」
ミキ「ソウハルさん、助かるわ」
ソウハルは投資については全く無頓着だったが、投資で大儲けをしたダイスケにつみたて投資でコツコツ運用しておいた方がよいと教わったのである。また、美晴や美妃が幼い頃に比べるとそこまで手がかからなくなってきたので、ミキもパソコンの仕事に時間をかけられるようになり、二人の収入もアップしていた。
美妃は中2の冬休みに学校でサッカー部の練習風景を描いていた時、「藤羽さん、何描いてるの?」と男の子に声をかけられていた。美妃がそっと振り向くとそこにはサッカー部のキャプテンがいた。
美妃「えっ、サッカー部の風景描いてたのよ」
キャプテン「そうなんだ。とっても上手だよね」
美妃「ありがとう」
キャプテン「いつも藤羽さんの絵、貼り出されているけど上手だなって思ってたんだよ」
美妃「今回、サッカー部の練習風景を展覧会にだそうと思って」
キャプテン「もしかしてこれ僕?」
美妃「うん、ちょうどシュートシーンを描けたかなって」
キャプテン「本当に上手だよね。藤羽さん、絵って習ってるの」
美妃「うん、小1の頃から」
キャプテン「だからこんなに上手いんだね。じゃ、僕は練習するから」
美妃はサッカー部のキャプテンと話していてとても楽しかった。それ以降、サッカー部のキャプテンとはよく話をするようになり、美妃は少しずつキャプテンに魅かれていった(続)
美晴「お父さん、これで銀将戦3連勝でしょ」
ソウハル「これもお母さんの特製弁当のおかげだよ」
ミキ「お父さんには何としてでもプロ棋士になってもらわないとね」
美妃「お父さん、あとどのぐらい勝てばプロ棋士になれるの?」
ソウハル「プロになるためにはプロ編入試験を受けて合格しなければなれないんだよ」
美妃「プロ編入試験?」
ソウハル「うん、前に美晴には話したことがあるけど、プロ棋士相手に直近10勝以上、勝率6割5分以上の基準を満たさなければ編入試験に受けられないんだ」
美妃「厳しい」
美晴「でも、今のお父さんなら絶対に編入試験に挑戦できるよ」
ソウハル「美晴、ありがとう」
ミキ「この子たちも私も応援しているんだから頑張らないとね」
将棋では絶好調のソウハルだったが、金銭的な面では大変だった。
ミキ「来年は美晴と美妃の教育費で結構、負担がかかりそうね」
ソウハル「じつはこんなこともあろうと少ない給料の中から内緒でつみたて投資をしてきたんだよ」
ミキ「えっ、つみたて投資」
ソウハル「美晴が小1の頃から毎月1,000円ずつ年間12,000円だけど、その頃に比べると大幅に株価が上がっているから結構溜まってると思うよ」
ミキ「ソウハルさん、助かるわ」
ソウハルは投資については全く無頓着だったが、投資で大儲けをしたダイスケにつみたて投資でコツコツ運用しておいた方がよいと教わったのである。また、美晴や美妃が幼い頃に比べるとそこまで手がかからなくなってきたので、ミキもパソコンの仕事に時間をかけられるようになり、二人の収入もアップしていた。
美妃は中2の冬休みに学校でサッカー部の練習風景を描いていた時、「藤羽さん、何描いてるの?」と男の子に声をかけられていた。美妃がそっと振り向くとそこにはサッカー部のキャプテンがいた。
美妃「えっ、サッカー部の風景描いてたのよ」
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美妃「ありがとう」
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美妃「今回、サッカー部の練習風景を展覧会にだそうと思って」
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美妃「うん、ちょうどシュートシーンを描けたかなって」
キャプテン「本当に上手だよね。藤羽さん、絵って習ってるの」
美妃「うん、小1の頃から」
キャプテン「だからこんなに上手いんだね。じゃ、僕は練習するから」
美妃はサッカー部のキャプテンと話していてとても楽しかった。それ以降、サッカー部のキャプテンとはよく話をするようになり、美妃は少しずつキャプテンに魅かれていった(続)
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