もしも自分の人生が逆戻りしたら・・・

ムーワ

文字の大きさ
上 下
60 / 74
第60章

夏の家族旅行

しおりを挟む
美晴が中学3年生、美妃が小学6年生の夏休みに家族で旅行に出かけた。

いつもは車で出かけることが多かったが、その日は始発の電車で出かけた。家族4人で電車に乗って団らんしているとあっという間に目的地に到着した。

始めに美晴と美妃が楽しみにしていた、水族館に到着した。

美妃「わぁ、水族館に着いた。でもすごい人だわ」

美晴「そうだね。やっぱりイルカショーは絶対にみたいよね」

美妃「うん、後、私はペンギンもみたいな」

ミキ「ここの水族館は1954年に開業しているのよ。私も子供の頃、よくいったわ」

ソウハル「お母さん、ずいぶん詳しいね。僕も昔、水族館でちょっとだけバイトしたことあるんだ」

家族でいろいろしゃべりながら水族館に入場した。入場して最初に目にしたのが、相模湾大水槽の一部だった。美妃と美晴は「ザー」と波が起こるその迫力に大興奮していた。ソウハルは大好物のシラスの繁殖展示には興味心身だった。ミキは幻想的な空間が広がるクラゲファンタジーに「とってもきれいだわ」といって、約14種類ものクラゲの魅力に取りつかれていた。

次に美妃の楽しみにしていたペンギンをみんなで見に行った。



「わぁ、可愛い」と美妃が叫んだ。ペンギンのショーでは1羽ずつ名前が呼ばれ、お姉さんが「この子はいつもこんな感じなんですよ~」って話しをしながら、ペンギンの特徴について知ることができた。

さらにウミガメやカピバラなどについてみた後、いよいよメインのイルカショーが始まった。前半はトリターの指示で歩いたり回ったりするコミカルなアシカショー、後半はダイナミックなイルカショーだった。



美晴「うゎ、すごい迫力だね」

美妃「うん、次はイルカのダンスショーよ」

イルカと仲良しの種族という設定の「アクアン」とイルカたちが織りなす歌とダンスのショータイムを楽しんだ。最後に美妃と美晴はイルカと握手をすることができるプログラムにも参加した。

満足した4人は水族館を退場して、しらす丼を食べに行った。

美晴「おいしいね。今日はとっても楽しかったよ。特にイルカショーは最高だったよ」

美妃「私はイルカショーとペンギンショーかな」

ソウハル「今日は本当に来てよかったよ」

ミキ「私もまるで子どもの頃に戻った気分で楽しめたわ」

その後、水族館の近くの海に行って海水浴を楽しんだ。美晴と美妃は二人で水遊びをしていたが、ソウハルとミキは砂浜で座って二人の様子をじっと見ていた。

ソウハル「子どもたちもずいぶん成長したよね」

ミキ「そうね。来年は美晴も高校生、美妃も中学生だもんね」

ソウハル「月日が経つのも早いね」

ミキ「ほんと。私とソウハルさん、始めてあった時は50歳以上離れていたんだもんね」

ソウハル「年が逆転してもずっとミキちゃん一筋だよ」

ミキ「ソウハルさん、久しぶりにミキちゃんって呼んでくれたわ」

ソウハル「子どもの前では呼べないでしょ。でも、ミキちゃんは昔から全然変わらないよ」

しばらくすると美晴と美妃がソウハルのところにやってきた。

ソウハル「そろそろ時間だから帰ろう」

ソウハルの掛け声と共に家族4人で電車に乗って帰宅した(続)



しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

異世界の貴族に転生できたのに、2歳で父親が殺されました。

克全
ファンタジー
アルファポリスオンリー:ファンタジー世界の仮想戦記です、試し読みとお気に入り登録お願いします。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

転生令嬢の食いしん坊万罪!

ねこたま本店
ファンタジー
   訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。  そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。  プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。  しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。  プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。  これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。  こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。  今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。 ※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。 ※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。

三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る

マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息 三歳で婚約破棄され そのショックで前世の記憶が蘇る 前世でも貧乏だったのなんの問題なし なによりも魔法の世界 ワクワクが止まらない三歳児の 波瀾万丈

知識スキルで異世界らいふ

チョッキリ
ファンタジー
他の異世界の神様のやらかしで死んだ俺は、その神様の紹介で別の異世界に転生する事になった。地球の神様からもらった知識スキルを駆使して、異世界ライフ

【本編完結】転生したら第6皇子冷遇されながらも力をつける

そう
ファンタジー
転生したら帝国の第6皇子だったけど周りの人たちに冷遇されながらも生きて行く話です

処理中です...