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第34章
出産
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ミキの妊娠が発覚してからソウハルはできるだけミキの負担になるような家事はサポートするように心がけた。
ミキ「ソウハルさん、いつも家事をたくさん手伝ってくれて助かるわ」
ソウハル「ミキちゃん、キミのお腹には僕たちの大切な赤ちゃんがいるんだよ。男の子にしろ女の子にしろミキちゃんに似ていたらいいな」
ミキ「ソウハルさん、ありがとう」
ソウハル「ミキちゃん、妊娠から出産までの知識については僕も知っておかなければいけないし、夫婦で協力していくことが大切なんだよ」
ミキ「私、ソウハルさんと結婚してよかった」
ソウハル「ミキちゃん、二人で協力していこうね」
ミキ「うん」
ソウハルは常にやさしいあたたかい言葉をミキにかけ続けた。そんなソウハルのやさしい言葉にミキは「絶対に可愛い赤ちゃんを産もう」と心の中で思っていた。
ミキは妊娠してから3カ月が経過した頃、産婦人科を受診すると赤ちゃんの「頭と胴体の境や、手足などの四股、顔のパーツなどもはっきりとしてきた」のを見てソウハルと一緒になって喜んだ。さらに週数が進むにつれて、手足の指が分かれてきたり、口や歯ができたり成長が見られた。先生からは「男の子」が産まれることが告げられた。ミキはいつも病院に送り迎えに来てくれていたソウハルに伝えた。
ミキ「ソウハルさん、先生から男の子が産まれるっていわれたの」
ソウハル「ミキちゃん、よかったね。名前を考えなくっちゃね」
ミキ「そうだね。一緒にステキな名前を考えましょう」
ミキはすぐに母親へも連絡を入れると母が「ミキ、よかったわね」といって喜んでくれた。
その後も、ミキのお腹の中の赤ちゃんは順調に成長していき、妊娠の11週目を迎えた頃には、まぶたや耳、唇も形成されますます人らしい姿へ成長していった。また、嬉しいことに先生から「ここまでくれば早期流産のリスクも低下し、極めて順調です」ということを聞かされた。
ミキ「ソウハルさん、先生からは極めて順調ですっていわれたの」
ソウハル「ミキちゃん、だいぶお腹も大きくなってきたね」
ミキ「そうなのよ。この中には私とソウハルさんの赤ちゃんがいるのよね」
ソウハル「うん」
ソウハルはミキのお腹を優しく触り、二人はとっても幸せそうな表情をしていた。
ミキは妊娠4カ月目を迎えて、産婦人科医の先生からも「安定期に入りましたね」といわれた。ミキのお腹にいる赤ちゃんも手指も完成し、羊水を飲み吐きしながら呼吸や母乳を飲む練習も始めるようになった。
ミキ「ソウハルさん、つわりもおさまるようになったわ」
ソウハル「ミキちゃん、とても苦しそうにしていることもあったもんね」
ミキ「うん。ソウハルさんがいつも優しくしてくれてるから、ストレスもたまらず順調に進んでいるのよ」
妊娠5カ月を過ぎると赤ちゃんの身体の各機能も発達し、ミキのお腹の中で赤ちゃんが活発に動くようになっていった。
ミキ「ソウハルさん、私のお腹触ってみて」
ソウハル「ミキちゃん」
ミキ「ソウハルさん、私のお腹の中で赤ちゃんが激しく動いているのがわかるのよ」
ソウハル「元気な赤ちゃんが産まれてくるのが一番だね」
妊娠18週頃から赤ちゃんの頭には髪の毛も生え始め、19週頃には赤ちゃんのまつ毛や眉毛も生えてきて、みかん1個分ぐらいの大きさまで成長した。その後も、順調に進んで妊娠27週頃には身長約30cm、体重約1000gのメロン1個ぐらいの大きさまで成長した。
ミキ「ソウハルさん、妊娠中はちょっとしたことでストレスがたまったり、イライラしたりすることが多いみたいだけど、いつもソウハルさんがやさしくサポートをしてくれているおかげで、私は全くストレスを感じずに生活できてるのよ」
ソウハル「ミキちゃんのお腹の子は僕のお腹の子でもあるんだよ。だから僕はミキちゃんが心地よく、お腹の子が順調に成長してくれるために僕に何ができるかをいつも考えてるんだ」
いよいよミキは妊娠後期の28週目を迎えた。この頃には胎児の骨格はほとんど完成し、赤ちゃんが指を動かすなどの細かい動きもできるようになります。妊娠31週頃には身長約40cm、体重約1800gのカボチャ1個ぐらいの
大きさまで成長した。
そしていよいよ妊娠36週目を迎え、産婦人科の先生からは「もういつ産まれてもおかしくないですよ」といわれた。
ミキ「ソウハルさん、今日、先生からはいつ産まれてもおかしくないですよっていわれたの」
ソウハル「「ミキちゃん、ここまでよく頑張ったね。後、もう少しだね」
ミキ「うん。とっても楽しみだわ」
40週目に入りミキの出産予定日が近づいてきた。いつものようにソウハルとミキがリビングでくつろいでいた時、ミキが突然「ソウハルさん、産まれるかもしれない」と伝えたのでソウハルは病院に連れていった。
ソウハルは待合室で一緒に来ていたミキの母親と一緒に「無事に子どもが産まれますように」ってじっとただ祈るだけだった。
すると看護師さんが待合室で待機していたソウハルに「元気な赤ちゃんが産まれました」。ソウハルとミキの母は病室に入ると「オギャーオギャー」と元気な赤ん坊の泣き声が聞こえた。
ソウハルはミキに「ありがとう。よく頑張ったね」そう伝えるとミキの母も感極まって涙を流していた(続)
ミキ「ソウハルさん、いつも家事をたくさん手伝ってくれて助かるわ」
ソウハル「ミキちゃん、キミのお腹には僕たちの大切な赤ちゃんがいるんだよ。男の子にしろ女の子にしろミキちゃんに似ていたらいいな」
ミキ「ソウハルさん、ありがとう」
ソウハル「ミキちゃん、妊娠から出産までの知識については僕も知っておかなければいけないし、夫婦で協力していくことが大切なんだよ」
ミキ「私、ソウハルさんと結婚してよかった」
ソウハル「ミキちゃん、二人で協力していこうね」
ミキ「うん」
ソウハルは常にやさしいあたたかい言葉をミキにかけ続けた。そんなソウハルのやさしい言葉にミキは「絶対に可愛い赤ちゃんを産もう」と心の中で思っていた。
ミキは妊娠してから3カ月が経過した頃、産婦人科を受診すると赤ちゃんの「頭と胴体の境や、手足などの四股、顔のパーツなどもはっきりとしてきた」のを見てソウハルと一緒になって喜んだ。さらに週数が進むにつれて、手足の指が分かれてきたり、口や歯ができたり成長が見られた。先生からは「男の子」が産まれることが告げられた。ミキはいつも病院に送り迎えに来てくれていたソウハルに伝えた。
ミキ「ソウハルさん、先生から男の子が産まれるっていわれたの」
ソウハル「ミキちゃん、よかったね。名前を考えなくっちゃね」
ミキ「そうだね。一緒にステキな名前を考えましょう」
ミキはすぐに母親へも連絡を入れると母が「ミキ、よかったわね」といって喜んでくれた。
その後も、ミキのお腹の中の赤ちゃんは順調に成長していき、妊娠の11週目を迎えた頃には、まぶたや耳、唇も形成されますます人らしい姿へ成長していった。また、嬉しいことに先生から「ここまでくれば早期流産のリスクも低下し、極めて順調です」ということを聞かされた。
ミキ「ソウハルさん、先生からは極めて順調ですっていわれたの」
ソウハル「ミキちゃん、だいぶお腹も大きくなってきたね」
ミキ「そうなのよ。この中には私とソウハルさんの赤ちゃんがいるのよね」
ソウハル「うん」
ソウハルはミキのお腹を優しく触り、二人はとっても幸せそうな表情をしていた。
ミキは妊娠4カ月目を迎えて、産婦人科医の先生からも「安定期に入りましたね」といわれた。ミキのお腹にいる赤ちゃんも手指も完成し、羊水を飲み吐きしながら呼吸や母乳を飲む練習も始めるようになった。
ミキ「ソウハルさん、つわりもおさまるようになったわ」
ソウハル「ミキちゃん、とても苦しそうにしていることもあったもんね」
ミキ「うん。ソウハルさんがいつも優しくしてくれてるから、ストレスもたまらず順調に進んでいるのよ」
妊娠5カ月を過ぎると赤ちゃんの身体の各機能も発達し、ミキのお腹の中で赤ちゃんが活発に動くようになっていった。
ミキ「ソウハルさん、私のお腹触ってみて」
ソウハル「ミキちゃん」
ミキ「ソウハルさん、私のお腹の中で赤ちゃんが激しく動いているのがわかるのよ」
ソウハル「元気な赤ちゃんが産まれてくるのが一番だね」
妊娠18週頃から赤ちゃんの頭には髪の毛も生え始め、19週頃には赤ちゃんのまつ毛や眉毛も生えてきて、みかん1個分ぐらいの大きさまで成長した。その後も、順調に進んで妊娠27週頃には身長約30cm、体重約1000gのメロン1個ぐらいの大きさまで成長した。
ミキ「ソウハルさん、妊娠中はちょっとしたことでストレスがたまったり、イライラしたりすることが多いみたいだけど、いつもソウハルさんがやさしくサポートをしてくれているおかげで、私は全くストレスを感じずに生活できてるのよ」
ソウハル「ミキちゃんのお腹の子は僕のお腹の子でもあるんだよ。だから僕はミキちゃんが心地よく、お腹の子が順調に成長してくれるために僕に何ができるかをいつも考えてるんだ」
いよいよミキは妊娠後期の28週目を迎えた。この頃には胎児の骨格はほとんど完成し、赤ちゃんが指を動かすなどの細かい動きもできるようになります。妊娠31週頃には身長約40cm、体重約1800gのカボチャ1個ぐらいの
大きさまで成長した。
そしていよいよ妊娠36週目を迎え、産婦人科の先生からは「もういつ産まれてもおかしくないですよ」といわれた。
ミキ「ソウハルさん、今日、先生からはいつ産まれてもおかしくないですよっていわれたの」
ソウハル「「ミキちゃん、ここまでよく頑張ったね。後、もう少しだね」
ミキ「うん。とっても楽しみだわ」
40週目に入りミキの出産予定日が近づいてきた。いつものようにソウハルとミキがリビングでくつろいでいた時、ミキが突然「ソウハルさん、産まれるかもしれない」と伝えたのでソウハルは病院に連れていった。
ソウハルは待合室で一緒に来ていたミキの母親と一緒に「無事に子どもが産まれますように」ってじっとただ祈るだけだった。
すると看護師さんが待合室で待機していたソウハルに「元気な赤ちゃんが産まれました」。ソウハルとミキの母は病室に入ると「オギャーオギャー」と元気な赤ん坊の泣き声が聞こえた。
ソウハルはミキに「ありがとう。よく頑張ったね」そう伝えるとミキの母も感極まって涙を流していた(続)
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