もしも自分の人生が逆戻りしたら・・・

ムーワ

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第13章

ソウハルは奇跡的な再会を果たす!

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ソウハルはまだ少ないながらも収入源を増やし、遊ぶほどの金はなかったがどうにか生活していくことができた。

ソウハルはいつものように真剣師として街の一角で将棋を指していた。まだ、一度も負けたことのないソウハルだったが、この日の相手は想像以上に強く、始めてソウハルは負けてしまった。ただし、相手からはかけずに将棋がしたいといわれたために損をすることはなかった。ソウハルはどこかで見たことがあると思ったらその対戦相手はなんと将棋のプロ棋士だった。

プロ棋士「ソウハルさんが強い真剣師だというのを聞いて純粋に将棋がしたかっただけです。プロ棋士として賭け将棋をすることはできません」

ソウハル「いゃ、さすがに現役のプロ棋士相手にこの手合はきつい。ありがとうございました」

ソウハルはプロ棋士相手といえども真剣師として始めての敗戦はショックだった。そんなとき偶然、どこかで見たことのある30ぐらいの女性がソウハルの前を通り過ぎていった。このときソウハルはひょっとしたらあの女性と思い、急いで女性のところへ駆けつけ声をかけた。

ソウハル「あの・・・もしかしてミキさん?人違いだったらすみません」

女性「えっ、もしかしてソウハルさん?」

ソウハル「やっぱり、ミキさんなの」

ミキ「はい」

ソウハル「あれ、故郷に帰ったんじゃなかったの?」

ミキ「帰りました。でも、母の体調も回復して戻ってきました」

ソウハル「もしかしてまだあそこで働いてるの」

ミキ「働いていません。まだ、戻ってきたばかりで今、探している最中なんです。ところでソウハルさん、以前より少し若返ったみたい」

ソウハル「じつはミキちゃん信じてくれるかわからないけど・・・」

ミキ「えっ、何ですか?何か私に話したいことがありますか?」

ソウハル「全く信じられないような話かもしれないけど、僕は高齢者としてこの世に生まれ変わってきて現在、約16年ぐらい経つんだ」

ミキ「えっ、嘘でしょ。信じられない」

ソウハル「ミキちゃんさっき、少し若返った見たいっていってくれたけど僕は1年経つごとに1歳若返るんだよ」

ミキ「えっ、本当に」

ソウハル「うん」

ミキ「たしかにソウハルさんとプレイしていた時も、始めてきたときは正直、立ちも悪いしちょっと大変だなって思ったけど、最後はビンビンに立っていたよね。今日、あってみたときも少し若返ったって思った」

ソウハル「こんなこと聞くのもどうかなって思うんだけどミキちゃんは今、お相手などはいるの」

ミキ「いませんよ。私、一人暮らしだから。風俗系に勤めているといがいと彼氏できないのよ」

ソウハル「そうなんだ。もし、よかったら連絡先とか交換って可能かな」

ミキ「いいですよ。ソウハルさんにはずっとお世話になってましたから」

ソウハルとミキは連絡先を交換した。

ミキ「ところでソウハルさん、ここでなにしてたの」

ソウハル「じつは真剣師として将棋しているんだ」

ミキ「真剣師?」

ソウハル「賭け将棋のことだよ」

ミキ「えっ、ソウハルさん仕事ってそれだけ」

ソウハル「いや、週に3回雑用の仕事をしている。後、最近パソコンの仕事も始めたんだ」

ミキ「ソウハルさん、パソコンできるの」

ソウハル「うん、ミキちゃんは?」

ミキ「私、ある程度パソコンはできるよ。ところでパソコンの仕事ってどんな仕事」

ソウハル「友達からスマホやパソコンを使って仕事が受注できるサイトを紹介してもらったんだ」

ミキ「ソウハルさん、よかったら私に紹介して」

ソウハル「ミキちゃん、もちろんだよ」

ソウハルはミキにサイトを紹介した。

ミキ「ソウハルさん、ありがとう」

ソウハル「ミキちゃん、実をいうと僕はまだパソコンを十分に使えこなせない面があるからよかったら教えて」

ミキ「ソウハルさん、昔、事務員もやっていたことあるからよかったらなんでも聞いて」

ソウハル「ミキちゃん、相変わらず可愛いよね」

ミキ「ソウハルさんたら、私そろそろこのへんで帰るね。よかったら気軽に連絡して」

ソウハル「ミキちゃん、ありがとう」

ソウハルはミキと別れ、プロ棋士相手に負けたこともすっかり忘れて真剣師として将棋を指し、夜になると帰宅した(続)

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