6 / 74
第6章
ソウハルは少し若返ったような気がした・・・
しおりを挟む
ソウハルはお金に困ることが多かった。
理由はみんなはすでに年金をもらっていてゆとりある生活をしていたが、ソウハルは突如、蘇ったために年金をもらえることもできず、10年前に住んでいた家もすでになく財産は何一つ残っていなかった。また、真剣師も始めは稼げたもののソウハルが強すぎたので、最近は誰も相手にしてくれなくなり年齢も年齢だけに中々、働き口が見つからなかった。
そんなソウハルであったが街で草むしりなどの雑用の仕事があったので、週に3回だけ雑用の仕事をして、その他の日は真剣師として街に出たり、カズヒコ達とあって将棋をしたりして楽しんだ。
5年ほどそんな生活をしていたソウハルだったが、同じ仕事量なのに疲れがとれるようになり、体が軽くなってきたことに気づいた。
将棋会館でいつもの5人と会ってお話をした。
ソウハル「最近、前よりも疲れなくなってきた感じがするんだよね」
ダイスケ「聡ちゃん、ひょっとしたら少し若返ったんじゃないの」
ケイイチ「いやいや、前とそんなに変わってないと思うけどね」
カズヒコ「おやっさん、確かに大きくは変わっていないよね」
アツオ「でも、頭頂部のあたりが若干、若返ったような気がする」
ダイスケ「あっ、確かに聡ちゃん髪の毛は若返ったよ」
ソウハル「うん、それとちょっと筋力が以前よりついた気がするんだけど」
ソウハルはTシャツになると上腕二頭筋の力こぶをみんなの前で見せつけてみせた。
カズヒコ「おっ、聡ちゃんすごいじゃん」
ケイイチも負けじとソウハルの前でTシャツになると上腕筋を見せつけた。
ケイイチ「うっ、どうだ」
カズヒコ「おやっさん、ほっそーい」
アツオ「それにしても聡ちゃん体つきも若々しくなった気がする」
ダイスケ「やっぱりどんどん聡ちゃんだけ若々しくなっていきそうだよ」
5人は将棋を指し終わると、久しぶりに飲みに行くことになった。
カズヒコ「5人で集まって飲むのも久しぶりだね」
ダイスケ「僕たちアツオさんぬかして全員80代だからね」
ケイイチ「聡ちゃんは若返ってるんだから僕たちよりももうすでに若いんじゃないの」
アツオ「聡ちゃんに関しては1年経過するごとに若返る計算になるからね」
みんなは軽くお酒を飲むと2次会のカラオケに行った。
ケイイチ「よし、十八番歌うぞ」
カズヒコ「おやっさん、待ってました」
ダイスケ、アツオ、ソウハルが拍手をするとケイイチは歌った。
ケイイチ「波の谷間に命の花が 二つ並んで咲いている 兄弟船は親父のかたみ・・・」
カズヒコ「いいぞ、おやじ」
ダイスケ、アツオ、ソウハルも大盛り上がりだった。
ケイイチ「次はカズの番だよ」
ソウハル「そうだな。聴かせてほしいな」
ダイスケ「カズヒコさんには十八番のいい気持ちを聴かせてほしいな」
アツオ「沖田浩之さんだね」
カズヒコ「仕方ないな」
ケイイチ「待ってました」
ダイスケ、アツオ、ソウハルが拍手をするとカズヒコは歌った。
カズヒコ「急に綺麗になったアノコに キャンパスの噂広がる Aまでいったとア・・・・ん」
ケイイチ「いいぞいいぞ」
ダイスケ「やっぱりこの歌は盛り上がるよね」
ソウハル「カズチャンらしいよ」
カズヒコ「次はダイちゃんの番だね」
ケイイチ「やっぱりダイちゃんのX JAPAN聴きたいな」
ソウハル「ダイちゃんハードに行こうぜ」
アツオ「そうだね」
ダイスケ「さめきった街に別れを告げ 荒れくるう刺激に身をさらせ あいつの瞳は光を失せた 燃えくるう心は操れない」
ケイイチ「おっ、かっこいいね」
カズヒコ「男前」
ソウハル「盛り上がるね」
アツオ「そうだね」
ケイイチ「次は聡ちゃんか」
ソウハル「いやいやあっちんだよ」
歌が苦手だったアツオはいつのまにか席を外していた。
カズヒコ「あっちゃんは最後でいいよ」
ダイスケ「そういえばあっちゃんの歌声聴いたことないよ」
ソウハル「いつも歌の番になるといなくなっちゃうんだよな」
ケイイチ「聡ちゃんいこう」
ソウハル「あんまり歌わからないよ」
ダイスケ「ぎんぎらぎんは」
ソウハル「何それ?」
カズヒコ「マッチだっけ」
ダイスケ「そうだよ」
ケイイチ「聡ちゃんわからないんじゃみんなで歌おう」
全員「覚めたしぐさで熱く見ろ 涙残して笑いなよ」
ケイイチ「ほとんどワシが歌ってるよ」
ソウキチ「だって知らんもん」
カズヒコ「ヤングマンは歌えなかったか」
ダイスケ「聡ちゃん、うまかったよ」
ソウハル「わかった。あっ、あっちんもきた。一緒に歌おう」
アツオ「うん」
ソウハル&アツオ「ヤングマン、さあ立ち上がれよ ヤングマン 今飛び出そうぜ ヤングマン もう悩むことは ないんだから・・・すばらしいYMCA YMCA」
ケイイチ「盛り上がった。盛り上がった」
カズヒコ「もう年だからヌキはやめておくか」
ダイスケ「盛り上がったからね」
ソウハル「金かかるし」
5人はカラオケを歌った後、帰宅した。ただ、ソウハルは不思議とそれほど疲れを感じなかったし、全然ヌキに行ける程の体力的にも余裕はあったし、勃起力も5年前に比べると少し向上したような気がした(続)
理由はみんなはすでに年金をもらっていてゆとりある生活をしていたが、ソウハルは突如、蘇ったために年金をもらえることもできず、10年前に住んでいた家もすでになく財産は何一つ残っていなかった。また、真剣師も始めは稼げたもののソウハルが強すぎたので、最近は誰も相手にしてくれなくなり年齢も年齢だけに中々、働き口が見つからなかった。
そんなソウハルであったが街で草むしりなどの雑用の仕事があったので、週に3回だけ雑用の仕事をして、その他の日は真剣師として街に出たり、カズヒコ達とあって将棋をしたりして楽しんだ。
5年ほどそんな生活をしていたソウハルだったが、同じ仕事量なのに疲れがとれるようになり、体が軽くなってきたことに気づいた。
将棋会館でいつもの5人と会ってお話をした。
ソウハル「最近、前よりも疲れなくなってきた感じがするんだよね」
ダイスケ「聡ちゃん、ひょっとしたら少し若返ったんじゃないの」
ケイイチ「いやいや、前とそんなに変わってないと思うけどね」
カズヒコ「おやっさん、確かに大きくは変わっていないよね」
アツオ「でも、頭頂部のあたりが若干、若返ったような気がする」
ダイスケ「あっ、確かに聡ちゃん髪の毛は若返ったよ」
ソウハル「うん、それとちょっと筋力が以前よりついた気がするんだけど」
ソウハルはTシャツになると上腕二頭筋の力こぶをみんなの前で見せつけてみせた。
カズヒコ「おっ、聡ちゃんすごいじゃん」
ケイイチも負けじとソウハルの前でTシャツになると上腕筋を見せつけた。
ケイイチ「うっ、どうだ」
カズヒコ「おやっさん、ほっそーい」
アツオ「それにしても聡ちゃん体つきも若々しくなった気がする」
ダイスケ「やっぱりどんどん聡ちゃんだけ若々しくなっていきそうだよ」
5人は将棋を指し終わると、久しぶりに飲みに行くことになった。
カズヒコ「5人で集まって飲むのも久しぶりだね」
ダイスケ「僕たちアツオさんぬかして全員80代だからね」
ケイイチ「聡ちゃんは若返ってるんだから僕たちよりももうすでに若いんじゃないの」
アツオ「聡ちゃんに関しては1年経過するごとに若返る計算になるからね」
みんなは軽くお酒を飲むと2次会のカラオケに行った。
ケイイチ「よし、十八番歌うぞ」
カズヒコ「おやっさん、待ってました」
ダイスケ、アツオ、ソウハルが拍手をするとケイイチは歌った。
ケイイチ「波の谷間に命の花が 二つ並んで咲いている 兄弟船は親父のかたみ・・・」
カズヒコ「いいぞ、おやじ」
ダイスケ、アツオ、ソウハルも大盛り上がりだった。
ケイイチ「次はカズの番だよ」
ソウハル「そうだな。聴かせてほしいな」
ダイスケ「カズヒコさんには十八番のいい気持ちを聴かせてほしいな」
アツオ「沖田浩之さんだね」
カズヒコ「仕方ないな」
ケイイチ「待ってました」
ダイスケ、アツオ、ソウハルが拍手をするとカズヒコは歌った。
カズヒコ「急に綺麗になったアノコに キャンパスの噂広がる Aまでいったとア・・・・ん」
ケイイチ「いいぞいいぞ」
ダイスケ「やっぱりこの歌は盛り上がるよね」
ソウハル「カズチャンらしいよ」
カズヒコ「次はダイちゃんの番だね」
ケイイチ「やっぱりダイちゃんのX JAPAN聴きたいな」
ソウハル「ダイちゃんハードに行こうぜ」
アツオ「そうだね」
ダイスケ「さめきった街に別れを告げ 荒れくるう刺激に身をさらせ あいつの瞳は光を失せた 燃えくるう心は操れない」
ケイイチ「おっ、かっこいいね」
カズヒコ「男前」
ソウハル「盛り上がるね」
アツオ「そうだね」
ケイイチ「次は聡ちゃんか」
ソウハル「いやいやあっちんだよ」
歌が苦手だったアツオはいつのまにか席を外していた。
カズヒコ「あっちゃんは最後でいいよ」
ダイスケ「そういえばあっちゃんの歌声聴いたことないよ」
ソウハル「いつも歌の番になるといなくなっちゃうんだよな」
ケイイチ「聡ちゃんいこう」
ソウハル「あんまり歌わからないよ」
ダイスケ「ぎんぎらぎんは」
ソウハル「何それ?」
カズヒコ「マッチだっけ」
ダイスケ「そうだよ」
ケイイチ「聡ちゃんわからないんじゃみんなで歌おう」
全員「覚めたしぐさで熱く見ろ 涙残して笑いなよ」
ケイイチ「ほとんどワシが歌ってるよ」
ソウキチ「だって知らんもん」
カズヒコ「ヤングマンは歌えなかったか」
ダイスケ「聡ちゃん、うまかったよ」
ソウハル「わかった。あっ、あっちんもきた。一緒に歌おう」
アツオ「うん」
ソウハル&アツオ「ヤングマン、さあ立ち上がれよ ヤングマン 今飛び出そうぜ ヤングマン もう悩むことは ないんだから・・・すばらしいYMCA YMCA」
ケイイチ「盛り上がった。盛り上がった」
カズヒコ「もう年だからヌキはやめておくか」
ダイスケ「盛り上がったからね」
ソウハル「金かかるし」
5人はカラオケを歌った後、帰宅した。ただ、ソウハルは不思議とそれほど疲れを感じなかったし、全然ヌキに行ける程の体力的にも余裕はあったし、勃起力も5年前に比べると少し向上したような気がした(続)
0
お気に入りに追加
12
あなたにおすすめの小説
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

転生令嬢の食いしん坊万罪!
ねこたま本店
ファンタジー
訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。
そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。
プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。
しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。
プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。
これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。
こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。
今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。
※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。
※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。


ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる