凡人が語る夢追い人たちの姿(内容紹介は字数制限のため1~79まで記載)

49日目(スポーツ編)

武田陸玖さん(山形中央高校)

高校野球ファンのみなさん、こんばんは。

本日は山形中央高校の二刀流、武田陸玖さんのご紹介です。

プロフィール

山形県天童市出身。
　武田 陸玖（たけだ・りく）投手兼一塁手兼外野手。
　成生小1年生の時から軟式野球を始め、天童四中時代は軟式野球部に所属。
　小学6年生の時に東北楽天ジュニア入りを果たした。

　山形中央高校では投手兼一塁手兼外野手としてプレー。
　1年時春の大会から2番・一塁手で主力を担い、同年夏の県大会（8強）で投手デビューを飾る。
　1年生の秋（東北8強）から1番を背負い、翌2年夏の県大会で準優勝を達成。
　2年生の秋の新チームで主将の座を獲得し､8試合4発､防0.43の活躍でプロの注目を集めた。
　地区代表決定戦･山形南高校戦で、7回11三振、7-0ノーノーの快投を披露。
　山形大会準決勝･九里学園戦で2本塁打、同決勝･鶴東戦で右越え場外弾を放っている。
　東北大会初戦2回戦・専北戦で､左越えの決勝2ラン､2対1完投勝ちをマーク。
　続く準々決勝で東北高校を7回まで0封したが､8回に4失点して2対4逆転負けで敗退となった。
　4個上に村上舜（SB19年育成7位）ら、3個上に太田大和ら。

　174cm77kg、最速147㌔のスリークォーター左腕。
　ノーワインドからタメて前傾して重心を下げ､早めに着地し､後ろ小さめに左肘を使った腕の振りから
　投げ込む最速147㌔、常時130㌔台後半から140㌔前後（先発）のストレートと、
　110㌔台から120㌔強のスライダー、90㌔台から100㌔台のカーブ、120㌔台のチェンジアップ。
　140㌔を超えるストレートと、スライダー、緩いカーブとのコンビネーションが持ち味。
　2年時秋の予選6試合41.2回で防御率0.43、投球イニングを大きく上回る51三振を積み上げた。
　被安打率4.54、奪三振率11.02、四死球率2.16。

　入学直後からレギュラーの一塁手兼外野手。
　高校通算28発、振り切るスイングではじき返す左の好打者。主に2番打者として打線を支える。
　2年時秋の予選8試合で打率.543（35打数19安打）4本塁打15打点をマーク。
　県決勝・鶴東戦で右越え場外弾（両100m）､東北初戦・専北戦で左2ラン（両100m）を放った。
　ポジションは主に一塁手、その他に外野もこなす。

7月10日、山形大会2回戦結果

山形中央１５―３左沢＝５回コールド（１０日・ヤマリョースタジアム山形）

投手ではまだ本調子ではなかったが、打撃では３本の三塁打など４打数４安打３打点と非凡な才能を発揮した。３月のＵ―１８日本代表候補強化合宿では馬淵史郎監督が投打ともに絶賛した逸材。視察に訪れたプロ７球団のスカウトにこの日は打撃で猛アピールした。

山形大会展望

日刊スポーツ等の記事をみると、鶴岡東、日大山形、山形中央の3チームが頭一つ抜けている。鶴岡東は春の県大会で4試合43安打と打力で圧倒し、攻守のバランスも取れている。日大山形はエースの菅井楓投手を擁し、山形中央には今回記事で取り上げた二刀流の武田選手がいる。また、古豪の東海大山形や羽黒も十分に優勝できる力を持っている(最新の結果、鶴岡東12対0、日大山形10対0、東海大山形8対2、羽黒16対0で5チームともに順調に勝ちました)

本日は山形中央高校の二刀流、武田陸玖さんのご紹介でした。