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26日目

栗山龍太さん(全盲のシンガーソングライター)

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本日は全盲のシンガーソングライター栗山龍太さんのご紹介です。



栗山龍太さんは大阪府出身。1976年2月19日生まれ。

11歳の時に病気を発症して全盲に。

2001年より筑波大学理療科教員養成施設を卒業後、横浜市立盲特別支援学校職員として、鍼灸手技療法をはじめ医療系全般の指導に当たっている。

★2010年国際フォーラム・ゴールドコンサートで入賞。 

B'zやZARD等多くのアーティストをプロデュースしている明石昌夫、立石賢司のプロデュースにより「僕の取り柄と盲導犬」のCDを全国にリリース。

川崎クラブチッタにてシンガーソングライターとしてデビューを果たす。

★神奈川県民ホール、横浜ベイホール及び横浜文化体育館など、東京や神奈川を中心に各種イベントに参加。 また、全国のイオングループを中心にインストアーイベントを展開すると伴に、東日本大震災被災者の支援や盲導犬のチャリティー活動など社会貢献活動に取り組んでいる。

★2006年に友人の紹介にて他弦ギター奏者のチャーリーハンターと出会い、ベースとギターが一体型となったファンフレットの8弦ギターを制作し、一人でベースとギターを弾きながら歌を歌うというスタイルでバンド活動を開始した。

ジャンル:POPS

栗山龍太さんが東京オリンピック・パラリンピックが開催される時期にパラアスリートの応援ソングとして「リアルビクトリー」という楽曲を作詞・作曲したのですが、心に響く唄声には「ジーン」とくるものがあります。栗山さんは視覚障害のあるアーティストとしてパラアスリートを応援したい気持ちを歌にしたそうです。パラアスリートたちは挫折や困難に立ち向かい、その日を迎えるためにすべてにかけて力を尽くしています。栗山さんも11歳で全盲となり、様々な苦労や困難に立ち向かってきたのだと思います。

未知なる可能性に挑み続けてきたパラアスリートと栗山さんの姿は重なる部分があると思います。「リアルビクトリー」とは国種や人種、障がいの有無に関わらず、挫折や困難を乗り越え闘いぬいた人たちが勝ち負けの先に出会う「共に認めあえる」心です。


下記にリアルビクトリー歌詞を掲載しておきます。


リアルビクトリー 作詞・作曲 栗山龍太

飛び散る汗を 太陽が焦がすほど走った人
凍てつく大地で 悔し涙が 凍りそうになった人も

いくつものドラマを 背負い
この場所に 君は 立っている
今、エールを 勇気に替えて あの空に 羽ばたいて行け

さあ 燃やせ 君のハート そうさ それが リアルビクトリー
その情熱で みんなの肩を 押してゆくんだ
さあ 燃やせ 僕のハート そうさ それが リアルビクトリー
君はあきらめない 本当の勝利を つかむまでは

失った光の向こうに 夢を描いた人
なくした足の自由を超えて 新たな夢を 手に入れた人も

それぞれのゴールを 目指し それぞれの壁を 越えてゆく
輝く君の その姿が みんなの心を 照らしてゆくから

支える家族 仲間たちがいる 迷わず君は信じた道を進め
どんな山もどこから登っても たどり着ける頂上は同じだから

さあ燃やせ 君のハート そうさ それが リアルビクトリー
倒れても 起き上れる 熱い思い 胸に抱いて
さあ燃やせ 僕のハート そうさ それが リアルビクトリー
君は あきらめない 本当の勝利を つかめるから
共に 認め合えた時 それが僕らの リアルビクトリー


ちなみに下記から栗山龍太さんの「リアルビクトリー」などの動画が見られます。

https://www.youtube.com/channel/UC79Xg0ZckapMsbwy3bXbdLg

本日は栗山龍太さんのご紹介でした。
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