短編怖~い話1話完結

ムーワ

文字の大きさ
上 下
6 / 8
第6章

井の頭公園での不思議な体験

しおりを挟む
これは遥か昔、私が毎年お正月に祖母の家に訪問した時の話です。祖母の家は吉祥寺の井の頭公園のすぐ近くにありました。
お正月には毎年、井の頭公園に行っていました。不思議な体験をしたのが、小学校3年生ぐらいの頃、従弟と一緒に二人で井の頭公園に行った時の出来事です。

当時、井の頭公園には「ハンバーガーの自販機」がありました。ハンバーガーの値段は150円ぐらいでした。まだ、二人とも小学生だったしハンバーガーの自販機には興味津々でした。従弟と一つずつ買って食べてみようって話になりました。

僕が小銭を入れてハンバーガーを購入すると一つハンバーガーがでてきたのです。次に従弟が購入しようとしたのですが、お金を入れなくてもハンバーガーの機械の購入用のボタンが点滅していたのです。だからお金を入れずに従弟はハンバーガーを購入することができたのです。従弟に「ラッキーだったね」と話して帰ろうとしたら、まだ購入用のボタンが点滅しているのです。

僕たちは「えっ」と驚きましたが、また1個ハンバーガーを追加で購入することができました。それでもまだ、購入ボタンが点滅していてハンバーガーを何個買っても点滅状態が続きました。

結局、二人で最初の購入金額だけでハンバーガーをたくさん買いました。

この話を姉たちにすると「機械が壊れていたからじゃないの」って言われました。僕たちもそうかなって思ったのです。

ですが、姉たちが別の時間帯に行ってみるとハンバーガーの機械は正常で壊れていなかったのです。

翌日、また昨日と同じぐらいの時間帯に従弟と一緒にハンバーガーを買いに行ったのです。昨日と同じように小銭を入れてハンバーガーを1個購入するとまだ、購入用のボタンが点滅していたのです。そこで昨日と同様にハンバーガーをできるだけたくさん買って帰りました。

姉たちが「私たちがハンバーガーを買おうとしたときは自販機は壊れていなかったのに何で」といった話になりました。

もう、はるか昔の話で現在、井の頭公園にはもうハンバーガーの自販機はありませんが、いまだにハンバーガーの機械の謎は解けません(続)
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

だんだんおかしくなった姉の話

暗黒神ゼブラ
ホラー
弟が死んだことでおかしくなった姉の話

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

意味が分かると怖い話(解説付き)

彦彦炎
ホラー
よくよく考えると ん? となるようなお話を書いてゆくつもりです 最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください 実話も混ざっております

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

あなたのサイコパス度が分かる話(短編まとめ)

ミィタソ
ホラー
簡単にサイコパス診断をしてみましょう

【カオス×ホラー】サクッと読める怖い話

異世界に憧れるとある青年
ホラー
気軽に読めるカオス×ホラーの話を投稿していきます。多分、アルファポリスでは初めてのジャンルだと思います。

【短編】怖い話のけいじばん【体験談】

松本うみ(意味怖ちゃん)
ホラー
1分で読める、様々な怖い体験談が書き込まれていく掲示板です。全て1話で完結するように書き込むので、どこから読み始めても大丈夫。 スキマ時間にも読める、シンプルなプチホラーとしてどうぞ。

サクッと読める♪短めの意味がわかると怖い話

レオン
ホラー
サクッとお手軽に読めちゃう意味がわかると怖い話集です! 前作オリジナル!(な、はず!) 思い付いたらどんどん更新します!

処理中です...