3 / 8
第3章
消えたランドセル
しおりを挟む
これは私が小学校高学年の時の友人の話です。これは怖~いというよりもちょっと不思議な最後にオチのある笑える話です。
いつものように友人は元気よく「おはよう」って声をかけて登校してきました。彼はちょっとドジで抜けているところもあり、アニメのちびまる子ちゃんで言ったら山田君に近い感じのキャラでした。
勉強はできませんでしたが、みんなからバカにされるようなことを言われてもいつも「ゲラゲラ」笑っていました。だからみんなから少し馬鹿にされていたのかもしれませんが、一緒にいるとなんだか楽しい奴だと思われていました。
そんな彼はある日、いつものように登校してきてしばらくすると突然、「ランドセルが無くなったよ。ランドセルが無くなったよ」って叫びました。周囲のみんなは「えっ」とビックリしてみんなでランドセルを探しました。
しかし、ランドセルは教室中を探しても見つからなかったのです。
クラスのメンバーの一人が「みんな○○くんのランドセルを朝、見なかったかい」と尋ねました。
すると、クラスのみんなは静まり返ってしまって誰一人ランドセルを見たという人がいませんでした。
クラスの中心人物の子も「おかしいよな。これだけ探していれば見つかるはずだよな」と言いました。
霊感の強いちびまる子ちゃんでいうならまるで野口さんのような女の子が「○○くん、もしかしたら呪われているんじゃないの?」と突然言い出し、いつもゲラゲラ笑っている友人の顔がこわばり、女の子たちは「なんだか怖~い」と話し出す子もチラチラいました。
クラスのリーダーの子がもう少し「○○くんのランドセルを探してみよう」と言い出しみんなで教室中を探しました。しばらくすると、担任の先生も来てランドセルを探しましたが、それでもランドセルは一向に見つからなかったのです。
クラスのリーダーの子が「もう、これだけ探してもないから途中でどこかに置いてきたりしたんじゃないのかな?」と話していたところに○○くんのお母さんが来ました。
お母さんは黒いカバンを持ってきて「これ、忘れていったわよ」って○○くんにカバンを渡しました。
もう、クラス中のみんなは笑うよりないといった感じで大爆笑でした。
あれだけ必死になって探したランドセルが見つかり、○○君は安堵の表情を浮かべていました。
小学校の時はいろんな性格の子がいましたが、大人になった今思い出してもちょっと不思議な最後は笑えるそんな体験でした。今、カバンを忘れた彼はどうなっているのか気になります(続)
いつものように友人は元気よく「おはよう」って声をかけて登校してきました。彼はちょっとドジで抜けているところもあり、アニメのちびまる子ちゃんで言ったら山田君に近い感じのキャラでした。
勉強はできませんでしたが、みんなからバカにされるようなことを言われてもいつも「ゲラゲラ」笑っていました。だからみんなから少し馬鹿にされていたのかもしれませんが、一緒にいるとなんだか楽しい奴だと思われていました。
そんな彼はある日、いつものように登校してきてしばらくすると突然、「ランドセルが無くなったよ。ランドセルが無くなったよ」って叫びました。周囲のみんなは「えっ」とビックリしてみんなでランドセルを探しました。
しかし、ランドセルは教室中を探しても見つからなかったのです。
クラスのメンバーの一人が「みんな○○くんのランドセルを朝、見なかったかい」と尋ねました。
すると、クラスのみんなは静まり返ってしまって誰一人ランドセルを見たという人がいませんでした。
クラスの中心人物の子も「おかしいよな。これだけ探していれば見つかるはずだよな」と言いました。
霊感の強いちびまる子ちゃんでいうならまるで野口さんのような女の子が「○○くん、もしかしたら呪われているんじゃないの?」と突然言い出し、いつもゲラゲラ笑っている友人の顔がこわばり、女の子たちは「なんだか怖~い」と話し出す子もチラチラいました。
クラスのリーダーの子がもう少し「○○くんのランドセルを探してみよう」と言い出しみんなで教室中を探しました。しばらくすると、担任の先生も来てランドセルを探しましたが、それでもランドセルは一向に見つからなかったのです。
クラスのリーダーの子が「もう、これだけ探してもないから途中でどこかに置いてきたりしたんじゃないのかな?」と話していたところに○○くんのお母さんが来ました。
お母さんは黒いカバンを持ってきて「これ、忘れていったわよ」って○○くんにカバンを渡しました。
もう、クラス中のみんなは笑うよりないといった感じで大爆笑でした。
あれだけ必死になって探したランドセルが見つかり、○○君は安堵の表情を浮かべていました。
小学校の時はいろんな性格の子がいましたが、大人になった今思い出してもちょっと不思議な最後は笑えるそんな体験でした。今、カバンを忘れた彼はどうなっているのか気になります(続)
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ジャングルジム【意味が分かると怖い話】
怖狩村
ホラー
僕がまだ幼稚園の年少だった頃、同級生で仲良しだったOくんとよく遊んでいた。
僕の家は比較的に裕福で、Oくんの家は貧しそうで、
よく僕のおもちゃを欲しがることがあった。
そんなある日Oくんと幼稚園のジャングルジムで遊んでいた。
一番上までいくと結構な高さで、景色を眺めながら話をしていると、
ちょうど天気も良く温かかったせいか
僕は少しうとうとしてしまった。
近くで「オキロ・・」という声がしたような、、
その時「ドスン」という音が下からした。
見るとO君が下に落ちていて、
腕を押さえながら泣いていた。
O君は先生に、「あいつが押したから落ちた」と言ったらしい。
幸い普段から真面目だった僕のいうことを信じてもらえたが、
いまだにO君がなぜ落ちたのか
なぜ僕のせいにしたのか、、
まったく分からない。
解説ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
近くで「オキロ」と言われたとあるが、本当は「オチロ」だったのでは?
O君は僕を押そうとしてバランスを崩して落ちたのではないか、、、
【実体験アリ】怖い話まとめ
スキマ
ホラー
自身の体験や友人から聞いた怖い話のまとめになります。修学旅行後の怖い体験、お墓参り、出産前に起きた不思議な出来事、最近の怖い話など。個人や地域の特定を防ぐために名前や地名などを変更して紹介しています。
【短編】怖い話のけいじばん【体験談】
松本うみ(意味怖ちゃん)
ホラー
1分で読める、様々な怖い体験談が書き込まれていく掲示板です。全て1話で完結するように書き込むので、どこから読み始めても大丈夫。
スキマ時間にも読める、シンプルなプチホラーとしてどうぞ。
クトゥルフ・ミュージアム
招杜羅147
ホラー
本日はクトゥルフ・ミュージアムにご来館いただき、誠にありがとうございます。
当館では我々を魅了してやまない神々やその配下の、躍動感あふれる姿を捕らえ、展示しております。
各エリアの出口には展示品を更に楽しめるよう小冊子もご用意してありますので、併せてご利用くださいませ。
どうぞごゆっくりご観覧下さい。
~3年前ほどに別サイトにに投稿した作品で、クラシカルな感じのクトゥルフ作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる