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第29章
ヒデキの最初の大学受験がスタートした
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ヒデキとトシオは冬の旅行以来、中々、会うことはできなかったが時々、ヒデキの様子が気になりトシオがメールを入れた。ヒデキは受験勉強に専念しながら週に1回こっそりエロ本を見てはヌキ、性欲を解消していた。
冬休みも終わってあっという間に三学期になった。ヒデキの学校は中堅高校だったので、進学をする生徒もいれば就職をする生徒もいた。
ヒデキは相変わらず学校の授業が終わると図書館に足を運んだ。以前のように図書館で長話をすることはなくなったが、ノブコはヒデキに話しかけてきた。
ノブコ「高校生活ももうじき終わりだね」
ヒデキ「うん、早いもんだね」
ノブコ「ヒデキ、受験勉強は順調なの」
ヒデキ「う~ん、ぼちぼちかな」
ノブコ「お互いにうまくいくといいよね」
ヒデキ「うん、ノブコさんももうじき採用試験だよね」
ノブコ「そう、1月末だから後、2週間後」
ヒデキ「僕も後、1週間後、センター試験だよ」
ノブコ「ヒデキ頑張ってね」
ヒデキ「駄目もとで精一杯頑張るよ」
話し好きのノブコだったが、ヒデキの受験のこともあり、ちょっと話すとお互いに離れた席に座り、ヒデキは勉強、ノブコは恋愛小説を読んでいた。
それから1週間が経ちいよいよヒデキの受験がスタートした。センター試験を受けたヒデキだったが、それほど問題が解けずたぶんこれじゃ1次で落ちたかも知れないって思った。ヒデキは少しがっかりしたものの、これからが本番だと気を引き締め直した。
その後、センター試験の結果が判明して1次はなんとか合格することができた。でも、2次で相当頑張らないと厳しいと思っていた。
いつものように学校帰り、図書館に足を運ぶとノブコが声をかけてきた。
ノブコ「ヒデキ、センター試験はどうだった?」
ヒデキ「なんとか1次は合格したけどたぶんギリギリだと思うよ」
ノブコ「そうなんだ。国立は厳しいよね」
ヒデキ「ところでノブコさんもうすぐだね」
ノブコ「うん、来週だよ」
ヒデキ「ノブコさんなら絶対に大丈V」
ノブコ「あら、ヒデキありがとう。合格できるように精一杯頑張るV」
ヒデキは学校に行っても受験のことで頭がいっぱいでノブコ以外ほとんど話すことがなかった。実際、ヒデキのクラスの受験生は学校の授業中でさえ自主勉強をする生徒が多く、みんな顔色を変えて必死に勉強していた。
1月下旬、いつものように図書館に足を運ぶとノブコがいたのでヒデキの方から話しかけた。
ヒデキ「ノブコさん、どうだった」
ノブコ「面接でしっかりと自分の気持ちは伝えられたし、試験もできたのでまだわからないけどなんとかなるかもしれない」
ヒデキ「そうなんだね。僕も2月から受験であんまり学校には行けないけど精一杯頑張るよ」
ノブコ「うん、ヒデキ、合格したら教えてね」
ヒデキ「うん、ノブコさんもね」
1月も終わり、いよいよ受験シーズン本番の2月に入った。
ヒデキは受験の前日、試験当日性欲が溜まっていたら大変だとまるでおまじないのようにオナニーをして性的欲求を解消して試験に臨んだ(続)
冬休みも終わってあっという間に三学期になった。ヒデキの学校は中堅高校だったので、進学をする生徒もいれば就職をする生徒もいた。
ヒデキは相変わらず学校の授業が終わると図書館に足を運んだ。以前のように図書館で長話をすることはなくなったが、ノブコはヒデキに話しかけてきた。
ノブコ「高校生活ももうじき終わりだね」
ヒデキ「うん、早いもんだね」
ノブコ「ヒデキ、受験勉強は順調なの」
ヒデキ「う~ん、ぼちぼちかな」
ノブコ「お互いにうまくいくといいよね」
ヒデキ「うん、ノブコさんももうじき採用試験だよね」
ノブコ「そう、1月末だから後、2週間後」
ヒデキ「僕も後、1週間後、センター試験だよ」
ノブコ「ヒデキ頑張ってね」
ヒデキ「駄目もとで精一杯頑張るよ」
話し好きのノブコだったが、ヒデキの受験のこともあり、ちょっと話すとお互いに離れた席に座り、ヒデキは勉強、ノブコは恋愛小説を読んでいた。
それから1週間が経ちいよいよヒデキの受験がスタートした。センター試験を受けたヒデキだったが、それほど問題が解けずたぶんこれじゃ1次で落ちたかも知れないって思った。ヒデキは少しがっかりしたものの、これからが本番だと気を引き締め直した。
その後、センター試験の結果が判明して1次はなんとか合格することができた。でも、2次で相当頑張らないと厳しいと思っていた。
いつものように学校帰り、図書館に足を運ぶとノブコが声をかけてきた。
ノブコ「ヒデキ、センター試験はどうだった?」
ヒデキ「なんとか1次は合格したけどたぶんギリギリだと思うよ」
ノブコ「そうなんだ。国立は厳しいよね」
ヒデキ「ところでノブコさんもうすぐだね」
ノブコ「うん、来週だよ」
ヒデキ「ノブコさんなら絶対に大丈V」
ノブコ「あら、ヒデキありがとう。合格できるように精一杯頑張るV」
ヒデキは学校に行っても受験のことで頭がいっぱいでノブコ以外ほとんど話すことがなかった。実際、ヒデキのクラスの受験生は学校の授業中でさえ自主勉強をする生徒が多く、みんな顔色を変えて必死に勉強していた。
1月下旬、いつものように図書館に足を運ぶとノブコがいたのでヒデキの方から話しかけた。
ヒデキ「ノブコさん、どうだった」
ノブコ「面接でしっかりと自分の気持ちは伝えられたし、試験もできたのでまだわからないけどなんとかなるかもしれない」
ヒデキ「そうなんだね。僕も2月から受験であんまり学校には行けないけど精一杯頑張るよ」
ノブコ「うん、ヒデキ、合格したら教えてね」
ヒデキ「うん、ノブコさんもね」
1月も終わり、いよいよ受験シーズン本番の2月に入った。
ヒデキは受験の前日、試験当日性欲が溜まっていたら大変だとまるでおまじないのようにオナニーをして性的欲求を解消して試験に臨んだ(続)
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