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第26章
ヒデキとトシオの進路はどうなるの?
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夏の甲子園観戦旅行も終わり、ヒデキとトシオは週1ぐらいのペースで会っていたが、お互いに進路先について話すことも多くなっていった。
トシオ「ヒデキくん、高校卒業後の進路先は決まった?」
ヒデキ「う~ん、進学かな?トシオくんは?」
トシオ「僕は野球を大学でも続けようと思っているから、野球推薦で大学に入ろうと思ってるんだ」
ヒデキ「トシオくん、やっぱり凄いね。僕は一般受験かな」
トシオ「ヒデキくん、これから大変な時期だけど頑張ろうね」
ヒデキ「うん」
ヒデキはトシオと会う日以外は図書館に行って勉強をしていた。夏休みの図書館といえば受験勉強中の人がいっぱいいて、朝一番で図書館に行って席を確保し勉強に取り組んでいた。対するトシオはほぼ野球推薦で進学先も決まっていたので、後輩たちの練習を見に行き指導をしたりしていた。
あっという間に夏休みも終わり、ヒデキもトシオも学校生活に戻った。ヒデキは学校でも相変わらず放課後になると図書館へ行って勉強していたが、そんなヒデキにノブコが声をかけてきた。
ノブコ「今年の野球部惜しかったよね。私応援しに行ったけど、ヒデキは来てなかったよね」
ヒデキ「うん。忙しくていけなかった。でも、新聞で結果見たけど惜しかったね」
ノブコ「そうなのよ。すっごく悔しかった。私泣いちゃったもん」
ヒデキ「僕もノブコさんの涙目見ていたら悔しい気持ちが伝わってきたよ」
ノブコ「えっ、ヒデキ応援に来なかったのにどうして私の涙目見たの」
ヒデキは思わず、しまったと思った。一瞬、考え込んだがすぐに返事を返した。
ヒデキ「行ってないけどなんとなくそんな感じがしたんだ」
ノブコ「ふ~ん。ところで進路先、決まった」
ヒデキ「一応、進学予定なんだけど・・・。ノブコさんはブライダルだよね?」
ノブコ「うん、私は結婚式場の採用試験を受ける予定なんだ」
ヒデキ「へぇー、すごいね」
ノブコ「別にまだ決まったわけでもないし、全然すごくないよ」
ヒデキは久しぶりにノブコと話したが、もうすでに進路先が決まっていてうらやましいと思っていた。ヒデキはもし就職するならOL事務員さんのような可愛い服装をした会社に就職したいと思っていた。ノブコと話している時間以外は、図書館で集中して勉強していた。対するノブコもヒデキの受験勉強の邪魔にならないように少しヒデキとお話をした後、恋愛小説を無言で読んでいた。
秋以降、ヒデキは授業が終わると夕方まで図書館で勉強して、家に帰ってからも夕食を済ませると遅くまで勉強に励んだ。対するトシオは野球推薦で正式に進路が決まって後輩たちの指導を熱心にしていた。
トシオ「ヒデキくん、正式に野球推薦で○○大学に入学が決まったよ」
ヒデキ「トシオくん、おめでとう」
トシオ「ありがとう。僕は後輩たちの指導でまだ野球部から抜け出せられないよ」
ヒデキ「そうなんだね。トシオくん、指導者になりたいんだよね」
トシオ「うん。プロは厳しいからね」
こんな感じでトシオとヒデキのメールのやり取りは続き、あっという間に2学期も終了し冬休みに入った(続)
トシオ「ヒデキくん、高校卒業後の進路先は決まった?」
ヒデキ「う~ん、進学かな?トシオくんは?」
トシオ「僕は野球を大学でも続けようと思っているから、野球推薦で大学に入ろうと思ってるんだ」
ヒデキ「トシオくん、やっぱり凄いね。僕は一般受験かな」
トシオ「ヒデキくん、これから大変な時期だけど頑張ろうね」
ヒデキ「うん」
ヒデキはトシオと会う日以外は図書館に行って勉強をしていた。夏休みの図書館といえば受験勉強中の人がいっぱいいて、朝一番で図書館に行って席を確保し勉強に取り組んでいた。対するトシオはほぼ野球推薦で進学先も決まっていたので、後輩たちの練習を見に行き指導をしたりしていた。
あっという間に夏休みも終わり、ヒデキもトシオも学校生活に戻った。ヒデキは学校でも相変わらず放課後になると図書館へ行って勉強していたが、そんなヒデキにノブコが声をかけてきた。
ノブコ「今年の野球部惜しかったよね。私応援しに行ったけど、ヒデキは来てなかったよね」
ヒデキ「うん。忙しくていけなかった。でも、新聞で結果見たけど惜しかったね」
ノブコ「そうなのよ。すっごく悔しかった。私泣いちゃったもん」
ヒデキ「僕もノブコさんの涙目見ていたら悔しい気持ちが伝わってきたよ」
ノブコ「えっ、ヒデキ応援に来なかったのにどうして私の涙目見たの」
ヒデキは思わず、しまったと思った。一瞬、考え込んだがすぐに返事を返した。
ヒデキ「行ってないけどなんとなくそんな感じがしたんだ」
ノブコ「ふ~ん。ところで進路先、決まった」
ヒデキ「一応、進学予定なんだけど・・・。ノブコさんはブライダルだよね?」
ノブコ「うん、私は結婚式場の採用試験を受ける予定なんだ」
ヒデキ「へぇー、すごいね」
ノブコ「別にまだ決まったわけでもないし、全然すごくないよ」
ヒデキは久しぶりにノブコと話したが、もうすでに進路先が決まっていてうらやましいと思っていた。ヒデキはもし就職するならOL事務員さんのような可愛い服装をした会社に就職したいと思っていた。ノブコと話している時間以外は、図書館で集中して勉強していた。対するノブコもヒデキの受験勉強の邪魔にならないように少しヒデキとお話をした後、恋愛小説を無言で読んでいた。
秋以降、ヒデキは授業が終わると夕方まで図書館で勉強して、家に帰ってからも夕食を済ませると遅くまで勉強に励んだ。対するトシオは野球推薦で正式に進路が決まって後輩たちの指導を熱心にしていた。
トシオ「ヒデキくん、正式に野球推薦で○○大学に入学が決まったよ」
ヒデキ「トシオくん、おめでとう」
トシオ「ありがとう。僕は後輩たちの指導でまだ野球部から抜け出せられないよ」
ヒデキ「そうなんだね。トシオくん、指導者になりたいんだよね」
トシオ「うん。プロは厳しいからね」
こんな感じでトシオとヒデキのメールのやり取りは続き、あっという間に2学期も終了し冬休みに入った(続)
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