結婚できない男

ムーワ

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第2章

ダメ男の仕事!

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ダメ男の仕事といえばパソコンやスマホを使って様々な会社や個人から仕事を受注している。

継続してやっている案件もあるが安定した受注ができておらず、ミスばかりしているから信頼もされていない。

でも、ダメ男なりに一生懸命にやっている点は良い所である。

ダメ男は全く家に閉じこもりなのかといえば毎日、30分から1時間ぐらいは散歩に行くこともある。

散歩に行く目的は運動をするためでもあるが、近くにあるコンビニが夕方ぐらいに行くといつも50%割引でお弁当やパンが売られていることもあるので、安くなっている商品を購入するのが楽しみなのである。

また、ダメ男は地域のゴミを積極的に拾うこともある。公園などに落ちているゴミを拾ったりしている。

ダメ男がしている唯一の社会貢献かもしれない。

ただ、それ以外はほとんど外に出ることは少ない。

30代まではダメ男もよく外で仕事をしていた。自宅にあるポストに投函するポスティング、駅の周辺で配布物を配るチラシ配り、駅周辺で看板を持つプラカードなどである。

ダメ男は接客業、引っ越し、お店の店員、テレアポ、工場の仕分けなど様々なアルバイトもしたが、どれも中途半端ですぐにやめてしまって続かなかったのである。

だからまだ、ポスティング、チラシ配り、プラカードのほうが少しは長く続いたが、結局、ポスティングではミスを連発して首になり、チラシ配りでは全く配布できず、プラカードでもたまたま質問を受けたときにトラブルになってしまい、何をやってもダメだった。

それで結局、家でパソコンや携帯を使った仕事を中心にするようになった。ただし、パソコンや携帯を使った仕事が得意というわけではなく、何をやってもダメだから続けているようなものである。

あと、ダメ男は評価はまるっきり低いものの小説を書くことは好きだった。だから少しでも小説を書いて仕事にできればと思っていたが、全然面白くなかったのでまるっきり人気がなかった。

しかし、小説を書くのは無料だし自分が好きなことだから続けていくことができた。

ダメ男は他にはラジオや歌を聴くことは好きだった。いつもパソコンやスマホで仕事をしながら、ラジオや歌を聴いて自分のモチベーションを維持していこうと思っていた。

歌についてはメジャーなシンガーソングライターも好きだったが、自分と同じような苦労人のシンガーソングライターは共感するところも多かった。

それでダメ男はちょっとマイナーなシンガーソングライターを調べて自分で記事を書いたりもしていた(続)
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