経営者を目指し、経営者になってからの男の道のり

ムーワ

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第2章

大山との再会

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筆者と大山は仲がよかったのですが、大山が首になってしまい私もその1年後某学習塾を退職しました。

大山とは連絡を頻繁にとっていたわけではないのですが、時々メールで進捗状況について聞くことができました。

大山は某学習塾を去った後、家庭教師専門の学習塾で講師をしていました。以前の学習塾とは違い、授業だけに専念できたのと、生徒からの評価がすべて講師の評価に繋がっていたので、大山はかなり人気のある家庭教師になり以前よりも給料が増えてむしろ良かったと話していました。

大山が某学習塾をやめて3年が経過した頃、家庭教師の仕事+某予備校で英語講師も始めたようです。その頃、大山の給料は一緒に勤めていた学習塾の頃より3倍ぐらい収入がアップしました。

そこで大山から相談を受けました。「僕は学習塾を○○で開こうと思っているんだ。もし、よかったら一緒に始めないか?」

私は大山から相談を受けた時に迷いました。理由は一度、教育業界を辞めて正社員として工場で仕事をしていた。けして多くはなかったがボーナスもあり、給料的には安定していた。しかし、工場勤務の仕事は自分が本当にやりたかった仕事ではなく、暑さで体調を崩してしまったこともあり約3年程勤めて退職した。ちょうどそのタイミングで大山から連絡があったからだ。

大山とは仲が良かったとはいえ、一度教育業界は去っているし一緒にやろうなんて考えたこともなかった。

でも、何もせずにフラフラしているわけにもいかずまずは一度、会ってみることにした。

大山とは約5年ぶりの再会だったが、以前とほとんど変わってはいなかった。

大山からどんな話があったのかというと、今年の秋に新規開校するとのことでそれに向けて準備を手伝ってもらいたいとのことだった。

私にやって欲しいことは生徒募集の簡単なPR広告を作成してポスティングしたり、大山がいない間は電話対応などをしてもらいたいとのことだった。

大山の熱意に負けた私は「うん」と頷き、翌日から彼のもとで仕事をするようになった。とはいえ、彼からもらえる給料はごく僅かで始めのうちは当然、生徒も0なので朝から晩まで自転車に乗って「新規開校」しますといった学習塾のチラシをポスティングした。

ちなみに大山が最初に目指していた学習塾はフランチャイズだった。九州の方に本部がある私も始めて聞く名前だったが、当日の新規開校にあたり本部の方がすべて入塾説明等はしてくれる話になっていた(続)



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