穢れなき禽獣は魔都に憩う

クイン舎

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其の十一 天花寺澪子

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 冬月は澪子さんの問い掛けには答えず、チラリと横目に辺りをうかがって、
「今日はやけに人が多いな」
 独り言のようにつぶやいたこえにはかすかに癇立かんだった響きがあり、その表情を確かめずとも、冬月がいささか苛立っている事が知れた。
 僕ならばすぐにもとしてしまうところだが、澪子みおこさんはそんな冬月の様子にもおくする気振きぶりを見せず、花の香りが匂い立ちそうな口元をほころばせると、
「昨夜此方こちら宴会場ホールでパーティーがあったとかで、そのままお泊まりになる方が大勢あったそうですわ」
「今はパーティーと聞くだけでうんざりするな」
 鼻白むように琥珀こはく色の目を細くして鼻を鳴らした冬月に、上品な微笑みの絶えない瞳を一つまたたかせた澪子さんが言った。
蘇芳すおう様、先日は御旅行のお疲れもえないままあのような席を設けて頂きました上、今日は早速のお呼び出し。わたくしもうひたすらうれしくて、飛ぶように参りましたのよ。これまで、何かのもよおしの際に蘇芳様のお姿をお見掛けしてもお聲を掛けるなんてまからぬ事と思い、ただ列席する人々の間から、それでもお姿を拝見出来る事の幸福を心の楽しみにしておりましたものが、あのように十年ぶりに向かい合って座り、金剛石ダイヤモンドのような耀かがやきのおこえで私の名を呼んでいただいた喜びを思い出すたび、これがはかない夢などではなく現実であるのだと確かめる為に、自分で自分の頬をつねらなくてはなりませんのよ」
 冬月の隣に所在なく座って澪子さんの語る言葉を聞いていた僕は、にわかに頬に熱を感じてうつむくと、どぎまぎと眼鏡を押し上げた。近頃の都会の女性にははっきりと意見を述べる人が多くなったと聞くが、こうも率直に自分の気持ちを──ましてや男性に対する自分の好意を表してはばからない澪子さんを前に、僕の方で気恥ずかしい思いがし、額ににじんだ熱い汗が火照ほてった頬を伝い落ちた。
 しかし当の冬月は、いつもと寸分たがわない、冷笑とも言える皮肉的なわらいに唇を歪めているばかりで、女性の──それも人並外れて美しい女性が言う直截ちょくせつ的な女心にも、一向心が動かされるような様子がないのだった。
 其処そこへ、やはり西洋式のお仕着せに身を包んだ若い女給がしずしずと近づいて来て、立ち止まった。
 冬月は女給が円卓の上の紅茶淹れティーポットを取って、席の前に置かれた花模様の西洋茶碗ティーカップに注ぎ入れようとするのを片手でさえぎると、
「すまないが僕は紅茶のれ方同様、注ぎ方にも一家言いっかげんあってね。自分で注ぐから此方の事は気にしないでいてくれたまえ」
 そう言って薄い笑みを見せた冬月に、女給はにわかにほほを染めると目をぱちぱちとしばたかせ、深く頭を下げた。去り際、女給は上目遣いに冬月を見て、もう一度、妙にゆっくりなまたたきをしたが、既に明後日あさっての方角に視線を向けていた冬月は、女給をチラともかえりみなかった。
 女給が行ってしまうと、澪子さんはふふ、と微笑みの濃くなった口元に臙脂えんじのレエスの手袋をかざし、
「どちらにいらっしゃっても女性に持てはやされる御様子は少年の日の蘇芳様と全く同じですのね。あの頃は私も他愛のない少女でございましたから、ただただ蘇芳様にがれしたう自分の気持ちにばかり熱心でしたけれど、今となっては私が蘇芳様のお気に召すかどうかがひどく気になりますのよ。蘇芳様、やはり蘇芳様も世の殿方同様、今の方みたいな如何いかにも純に見える女性をお好みになられますの?」
 悪戯いたずらっぽく瞳を回しながら言った澪子さんに、またしてもどぎまぎと眼鏡を押し上げていたが、次の瞬間、澪子さんの言葉に答えるべく冬月が吐いた言葉に、僕はぎょっとその手を止めて瞠目どうもくした。
「あの手の女性に発展家が多いというのは衆評しゅうひょうの一致する所でしょうが、一部の鈍物どんぶつの中にはあの手の女狐めぎつねむしこのんでたぶらかされるのが居るようですね。まさか貴女あなたが僕をそのような衆愚しゅうぐの一人とあなどっているなどとは思いませんが、ひょっとして貴女のような女性にはやはり一般とは違った視座があるのでしょうか」
 僕は思わず勢いつけて、皮肉な笑みを高雅な頬に刻んでいる冬月を振り向いた。
 けれど澪子さん自身は冬月のそのわらい顔に微塵みじんも動じる気配もなく、にこやかな微笑をますます花開かせて、
「女の目というのは当てになるようなならないような仕方のない物ですわ。まして私は蘇芳様への恋心でいっぱいなのですもの。つい邪推じゃすいの一つも申し上げてみたくなりますのよ。けれども女性のお好みについてはかく、蘇芳様が昔からお茶に関してお好みが明確でいらしたという事は論をちませんわね」
「残念ながら──」
 言いながら、冬月は慣れた手つきで自分の西洋茶碗カップに回転式の金の茶しを引っけ、紅茶淹れから朱色の液体を注ぎ始めた。
「この国ではなかなか納得のいく物は飲めませんけどね。まぁ最初から期待などしていないので問題はありませんが」
「蘇芳様は相変わらず何事にも正直でいらっしゃいますのね」
 冬月の毒舌どくぜつおくするどころかむしたのしんでいるような素振りで、澪子さんは美しい顔をより一層いっそう艶やかにほころばせた。
 思わずその笑顔に吸い寄せられていた僕は、自分の茶碗を満たし終えた冬月が、今度は僕の前に置かれた茶碗にも同じようにして紅茶を注ぎ始めたのを見ると、その思いも寄らない行動に吃驚びっくりして我に返り、徐々に満たされていく茶碗と、ごく自然な様子で紅茶を注ぐ冬月とを、何度も見比べてしまった。
 青天せいてん霹靂へきれきとも言うべき冬月の行動ではあったが、紅茶の注ぎ方など全くもってわからない僕には、まさに天の助けも同然だった。無様な振る舞いで衆目しゅうもく嗤笑ししょうを誘い、如何にも高貴な生まれである事のうかがえる澪子さんに恥をかせてしまう事態を招く危険を避けられた安堵あんどで、我知らず小さな吐息がれた。
「……有難う」
 小聲こごえに礼を言った僕に冬月は一瞬チラリと視線を寄越よこしたが、すぐにまた手元に目を落として黙って茶碗を満たし終えると、再び椅子の背に深くもたれ掛かって、如何にも無聊ぶりょうをかこつように、組んだ脚をぶらぶらと動かした。
 はからずも冬月のその不調法ぶちょうほうな仕草は、先程から極度の緊張をいられていた僕の神経をわずかながらほぐす事に一役買った。
 御蔭おかげいくらか落ち着いた僕の耳には、周囲でさざ波のように聞こえる客たちの低い話し聲や、食器の触れ合う微かな音と共に、西洋音楽を歌う女性の高い聲が流れ込んで来た。
 喫茶室サロンの隅に置かれた蓄音器から聴こえてくるらしい、その何処か騒々しい音楽に耳を傾けるともなしに傾けていると、
「オッフェンバックの『天国と地獄』。君もこういうのを好むのかい?」
 わずかにくびを傾けて此方こちらを見た冬月の言葉が質問の形で終わっている事はわかったが、聞き慣れない横文字に、僕は一瞬阿呆あほうのようにきょとんと目をしばたかせた。
「え──? ……あっ、こ、この音楽か……。いや、僕はあまり……。その、音楽にうとくて……」
 眼鏡を押し上げるふりをして、華やかな微笑で僕を見た澪子さんの視線から顔を隠していると、
「浅草オペラのレコードではなく西洋で録音された稀少盤きしょうばんを掛ける努力は認めるが、こういう場で聞かせる物としては内容の点でいささか品位に欠けるな。あの給仕長は皮肉だけは一人前のようだ。つどう客に当てこすっているのだとしたらいい趣味をしているよ」
「蘇芳様、不品行な方々ばかりではございませんことよ。現に私や蘇芳様、それに小鳥遊たかなし様だって……。──まぁ、小鳥遊様、どうかなさって?」
 驚いたような澪子さんの気遣わしげな聲で、僕ははっと顔を上げた。
「お顔の色がすぐれませんわ。お加減かげんよろしくないのでは?」
「──あ……っ、い、いえ……その、し、失礼しました……何でもありません……」
 浅草──という言葉に、今朝方琴枝ことえの幻と交わした会話がよみがえり、知らぬ間に茫然自失となっていたようだ。
 僕は強張ったからだをゆっくりと動かして、気に掛けるように僕を見詰める澪子さんと、横目でじっと此方をうかがっている冬月に、何とか微笑を作って見せた。
 しかし澪子さんの背後に立った猛禽もうきんの男の射竦いすくめるような視線に気がつくと、灰色の不安のかたまりが卒然と腹の底で不穏ふおん蠢動しゅんどうを始めるようで、僕は落ち着かない思いに意味もなく眼鏡を上げ下げした。
「何でもないのでしたら宜しいのですけれど……。もしかしてお疲れでいらっしゃるのではありませんか?」
「い、いえ、そんな事は……」
「失礼ではございますけれど、小鳥遊様は何かお仕事をなさっていらっしゃいますの?」
 優しい微笑でたずねる澪子さんに答えようとした僕より早く、いびつに唇を吊り上げた冬月が割って入った。
「貴女にはがきちんとした仕事を持っている一人前の男子に見えるのですか」
「あら、それではやはり書生さんか何かでいらっしゃるのかしら」
と言う言葉が咄嗟とっさに口をいて出ましたか」
「……まぁ、私そんなつもりでは……」
「いえいえ、気になさる事など一切ありません。誰がどう見てもこの面輪おもわ生熟なまなれですよ。ほら見ろ小鳥遊、立派なだろ?」
 冬月はいつもらしい揶揄やゆの色に琥珀の瞳を光らせて、にやにやと僕を見た。
「お遊戯? 楽しそうなお話みたいですけれど、何の事ですの?」
「大して愉快な話ではありません。ちょっとした内輪の遣り取りです」
「あら、それは一層楽しそうですわね」
 美しい微笑みを花と咲かせて僕と冬月とを見る澪子さんにドキリとした心臓が、一方ではキリキリと鋭く痛んだ。

 ──本当に、冬月は今日この場で、澪子さんに縁談の破棄を申し出るつもりなのだろうか……。

 冬月がどういうつもりで僕をこの場に同席させたのかはわからないが、ひょっとすると緩衝材かんしょうざいの役目を果たす何かが欲しかったのかもしれない。
 しもの冬月も、縁談を当人に対してじかに断ろうというような暴状には気がとがめるのかもしれない。

 ──……だとするならば、冬月は案外と、僕が思う以上にな男なのかもしれない。……しかしそうなると、「ただ黙ってそれらしく座っていれば良い」と言う訳にもいかないだろうが、かと言って僕にこの場を取り持つような大役がこなせるかどうか……。
 第一、澪子さんの後ろで堅牢な岩のように直立するあの男が、仮に恥を掻いた主人のあだとうとするような性状の持ち主であったとしたら、に発展する可能性だって無きにしもあらずじゃないか……──。

 様々に考えを巡らせ、一人気をんでいる僕の気を知ってか知らずか、冬月はますます皮肉な嗤いに頬を歪めると、僕をあごで指しながら、
「これでも彼は大日本帝国大学の研究室に勤めているのですよ」
「まぁ、それでは先生とお呼びしませんといけませんわね」
 大きな黒い瞳をきらめかせて言った澪子さんに、僕は頭と手を同時にぶんぶんと勢いよく振った。
「せ、先生だなんてとんでもありません……っ。僕などは単なる雑用係で……」
御謙遜ごけんそんを。大日本帝国大学にお勤めなさるなんて、余程優秀な方でなければ実現しませんわ」
「いや、澪子さん。小鳥遊は雑用係ですよ。少なくとも僕の見知る限り、彼が雑務以外をこなしているところなど見た事がありません」
 冬月は酷薄こくはくと表現するに相応ふさわしい嗤笑ししょうで僕を横目に見ながら言った。
 澪子さんは冬月の言葉を本当とは受け取らなかったのか、長い睫毛まつげふちどられた美しい楕円形の目の中に生き生きとした耀かがやきをまたたかせ、
「大学ではどういう研究をなさっていらっしゃるのですか?」
「あ、はい、いや、その、僕は研究をしている訳ではなく、あくまでも雑事をになって……」
「ごちゃごちゃとつまらない陳弁ちんべんを並べ立てていないでさっさと質問に答えたまえ」
 すげなく言う冬月に冷たい横目で一瞥いちべつされ、僕はごくりと喉を鳴らすと、おずおずと口を開いた。
「……鳥類学を研究する先生の元で働かせて頂いています……」
「鳥類学? 大日本帝国大学で鳥類学といえば、御子柴みこしば教授の御専門じゃなかったかしら」
 思いがけず澪子さんの口から御子柴先生の名が出た事に驚き、
「御子柴先生を御存知なのですか」
 ぐっと身を乗り出してしまった僕をじろりとにらみつける猛禽もうきんの男の鋭利な視線に気がつき、僕はビクビクと椅子の背にからだを引っ込めた。
「ええ……と申しましても、幼い頃に一、二度お目にかかったくらいですけれど。とは言え、今上帝きんじょうてい御縁戚ごえんせきに当たる方ですから、お顔を一方的に見知っている方々なども多くいらっしゃるでしょうね」
「え……っ!?  じ、慈惇じじゅん──」
 思わず聲高こわだか御尊名ごそんめいを口にしてしまいそうになって、あわてて調子を落とし、
「──……天皇の、御縁戚……?」
 ひそめた聲が知らずふるえた。
 冬月は僕の頬に呆れた視線を突き立てながら、
「君、そんな事も知らなかったのか。あの研究室で一年もの間いったい何を見聞きしていたんだ」
「……研究員の人たちと口をく事なんてほとんどないし、御子柴先生御自身から私的な内容のお話をうかがう機会もあまりないから……」
 つい言い訳をするような口調で言った僕にうなずいて、澪子さんが艶やかな葡萄色の唇を開いた。
「あの方は得意げに御自分の出自をお話になるような方ではないと思いますわ。教授のお父上が、確か宮家の御出身でいらしたのでしたわね?」
 確かめるような視線を澪子さんに向けられた冬月は、無言のままわずかにあごを引いて首肯しゅこうした。
「……あの……天花寺てんげいじさん」
 遠慮しつつ呼び掛けた僕に、澪子さんはにっこりと微笑んで、
「どうぞ私の事は澪子とお呼びになって下さい。私、どんな方にも名前で呼んで頂くようお願い致しておりますのよ」
「そ、それでは……澪子さん……」
 どぎまぎと名を呼んだ僕の額に、再び猛禽の視線が突き刺さった。この男は視線だけで人を射殺いころせそうだと半ばおびえながら眼鏡を押し上げ、
「幼い頃にお会いしたとの事でしたが、その、大変不躾ぶしつけな事をおうかがいするようですが、ひょっとして澪子さんの御宅でも、先生に研究費の援助をなさっていらした事が……?」
 慮外千万りょがいせんばんな質問だとは思いつつ、もしそうであった場合、何か失礼な発言をして不愉快な思いをさせてしまう事は避けたく、気が引けながらもそっとたずねた僕に、澪子さんは花のような微笑をほころばせると、
むし此方こちら御寄附ごきふ頂戴ちょうだい致しましたのよ」
「え?」
「教授がまだお若くて、御研究の勢い盛んな時分でもあったのでしょうけれど、私の父を訪ねていらした事がありましたの。その時に結構な額を戴いたと、後で父が申しておりましたのをよく憶えています。その時分、私はまだほんの幼い子どもでしたから、教授とは会話らしい会話は致しませんでしたけれど、とても美味しい外国のお菓子を下さいましたのよ。そのお菓子の味と私の頭を撫でて下さった優しい手や笑顔を、御子柴教授の名を耳にする折には必ず思い出しますの」
「そうでしたか……」
 如何にも先生らしい話だという思いに心がなごみ、自然な笑顔が浮かんで来た。
 澪子さんはそんな僕を見ると、ほんの少しくびを傾け、微笑を濃くした。その柔らかな笑みに勇気を得た僕は、再びの無礼を承知で口を開いた。
「……あの、度々失礼な事を伺うようですが、澪子さんの御父上も何かの御研究を……?」
 ぎろっと目玉だけ動かしてにらむ猛禽の男に思わず首をすくめた僕に、澪子さんはわずかに視線を上向けて考えるようにしながら、
「研究をする……といった一面も無い事はありませんわね。けれど、どちらかと言うとかじ取りに精を出すと言った方が適当かしら」
「あ、船長さんなのですか?」
「まあ、ふふ……。あらず──とは申しましても、組織と船は確かに似たような物かもしれませんわね」
「では実業家か何か……、──も、もしかして、政治家でいらっしゃるとか……」
「うふふ……」
 にわかに緊張感を走らせながら言った僕に、澪子さんは臙脂えんじ色のレエスの手袋をめた手を優雅に動かして、謎めいた微笑の浮かぶ唇を静かにおおった。



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