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8:「おやすみ」
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激しい射精で脱力した身体を支え、大芽は廉太郎の顔を覗き込む。荒い呼吸を繰り返す胸は大きく上下に揺れ、快感の強さを物語る。じっとり汗の浮いた額に、乱れた髪が貼り付いていた。
焦点のあってない瞳を見ていると、少しやりすぎたかもしれないと罪悪感が湧く。それでも、余韻に身を預けて甘イキしている廉太郎を見ているのは楽しかった。
「よく頑張ったな、廉太郎」
汗まみれの髪を梳くように撫でていると、廉太郎の呼吸が落ち着いてきた。撫でる手が心地良いのか、両目もとろん、と眠そうに揺れている。大芽は子どもをあやすように、泣き腫らした目元を親指で拭った。
「……ッ!!」
直後、廉太郎が弾かれたように身を起こした。大芽の手を払い、慌てて距離を取る。
「なに、急に」
「あ、……あ、いや……俺、約束したのに。君に、なんてことを……っ」
「……それ、廉太郎が謝ることじゃ」
「駄目だ! 君は未成年で、俺は大人なんだから……しっかり、俺が……俺がしっかりしないと、いけなかったのに」
なぜか、廉太郎の様子がおかしかった。唇が青ざめ顔色も悪い。大芽に触れられたこと、というよりも未成年に触れさせてしまったことに、酷く責任を感じているように見える。
「廉太郎?」
「真面目に……生きなきゃ、正しく……っ、正しいことをしないといけないって、思って……っう、はぁ、はぁ……っ」
みるみるうちに、落ち着いていたはずの呼吸が荒くなっていく。はっ、はっ、と息を吐き出し、廉太郎は胸を押さえた。
「廉太郎?」
「……っ、ふ、ぁ……はぁっ、う……っ」
そのまま、廉太郎の身体がぐらりと揺れる。倒れそうになった身体を支えると、廉太郎は大芽の腕の中で苦しげに顔を歪めた。
過呼吸を起こしかけている。
そう直感して、大芽は廉太郎の身体を抱き締めた。廉太郎が辛くないように体勢を整えて、廉太郎の背中をゆっくりとさする。
「廉太郎。俺の手の動きに合わせて、出来なくてもいいから息を吐いて。うん、ちょっとずつでいい。……そう、ゆっくり」
背中を撫でながら、大芽は廉太郎の耳元で低く語りかける。廉太郎はパニックを起こしかけながらも、大芽に縋りつき指示通りに息を吐き出そうとする。
「……っ、はぁ、はぁっ、はぁっ、はー……はっ、ふぅ、う……っ」
「うん、大丈夫だ。できてる、えらいな」
廉太郎は息を吐き出すことさえ精一杯で、とても大芽の言う通りに出来てるとは言い難い。それでも大芽は焦らすことなく、優しく背中をさすり続ける。
大丈夫だ、安心しろ、と自分以外の他人の体温を感じることで、廉太郎は次第に落ち着き取り戻し始めた。
徐々にだが、大芽の手の動きに合わせて息を吐き出せるようになっていた。
「……わ、るかった。ありがとう」
幾分か呼吸が楽になり、廉太郎は大芽の身体を押し戻した。もう大丈夫だ、という意思表示なのだろうが、顔色はまだ青白い。
「……わかった。でも、まだ顔色悪いからベッドに寝てな」
けれど自分がこのまま抱き締めていて悪化してしまっても困る。大芽は少しだけ迷ったが、結局廉太郎の身体を離してベッドに寝かせた。
「身体拭いてやるから」
「……あ、うん」
大芽は廉太郎の頭をぽん、とひと撫でしてベッドから下りた。そのままシャワールームへ向かうと少しして水音と温かい蒸気が室内に流れてくる。
プレイの最中はあんなに意地悪だったというのに、あまりの落差に廉太郎は戸惑っていた。
的確な処置と気遣いは、未成年とは思えないほどだ。
「……つかれた」
けれどもう、廉太郎に深く考えるだけの体力も気力も残っていなかった。背中に触れる安っぽいベッドでさえも心地良く感じるほど疲れ切っていた。
大芽がホットタオルを持って戻ってくるのが見えたが、「ありがとう」と口にする前に廉太郎の意識は深く落ちていった。
*****
廉太郎、と名前を呼ばれる度に真面目に生きなさいと言われている気がした。
「あなたの名前は清廉潔白の廉から取ったの。いい名前でしょう? 私が、あなたのために一生懸命考えたのよ。廉太郎、名前に恥じない生き方をしないとね」
母は人より少しだけ教育熱心で、潔癖なところがあり正義感の強い人だった。ことある毎に名付けの由来を聞かされて、真面目に生きなさいと言われた。
真面目に勉強をすれば良い成績が取れる。良い成績が取れれば将来の選択肢が広がる。将来の選択肢が広がれば幸せに生きられる。だから真面目に、清く正しく美しく、清廉潔白に、母が付けてくれた名前に恥じないように、生きなければ……
「ごめん……ごめんなさい……」
「なにが?」
不意に聞こえた声に、廉太郎は瞼を開いた。吊り目がちな大芽の瞳が廉太郎を見つめている。
「え、あ……あ!」
ここはどこだ、そう思った直後に廉太郎は全てを思い出した。
ここはラブホテルだ。
いつものように大芽に呼び出され、プレイの最中に過呼吸を起こした。そしてそのまま大芽に助けられて、疲れて眠ってしまったのだった。
理由を聞かれるだろうかと警戒して、廉太郎は気まずそうに視線を逸らす。しかし大芽は黙ったまま、眠たそうにあくびを噛み殺すだけだった。
「俺、どれくらい寝てた……?」
「んー? 三時間くらいかな。大丈夫、今日は休憩じゃなくて宿泊で取ってるからゆっくりしてていいよ」
「三時間って、大芽、は……その、寝てなかったのか?」
「……ふ、やっと素面で大芽って呼んだな」
廉太郎の問いには答えず、大芽はようやく「くん付け」の抜けた廉太郎を笑う。その笑顔があまりにも優しくて、廉太郎は言葉に詰まってしまった。
さっきまで、散々自分をいじめていた男と同じ人間とは思えない。
「はぐらかすなよ。大芽……、もしかしてずっと俺の」
「ま、無理させたみたいだし。うなされてる相手放っておくほど、俺は酷い男じゃないつもりだけど」
「……うなされてた、のか」
自分がどんな様子だったから知らされて、廉太郎の額に冷や汗が滲む。余計なことを口走っていなかったかと不安になるが、問えば墓穴を掘る気がして廉太郎は何も聞けなかった。
大芽は不安がる廉太郎の横顔をじっと観察する。
触れられたくない過去があるのだろう。それは、ゲイである大芽も同じだ。吹っ切れるまでには色々あった。だから、簡単に他人の過去を問い質すことはしたくなかった。
「うなされてたって言っても、んーんー言ってただけだから」
そんはずないというのは、廉太郎自身が良く知っている。ごめんなさい、と口にした廉太郎に大芽は反応していたのだ。
けれど、見え透いた嘘で見なかった振りをしてくれる大芽のことが、今の廉太郎にはありがたかった。
「……迷惑かけたな。ありがとう」
気まずくて大芽の顔を見ることは出来なかったが、素直に感謝を告げると大芽の手が廉太郎の髪をくしゃくしゃと撫でた。
気にするな、と包み込むような温かさを感じ、廉太郎の瞳が熱くなる。
「……俺も、そろそろ寝るし」
大芽は大きなあくびをしながら、廉太郎の頭から手を放した。そのままベッドから下りようとする。
「な、なんでベッドから出て行くんだ?」
離れていく大芽の背中を、なぜか廉太郎の声が呼び止めた。
「ん? ソファで寝ようかなって」
「だから、なんで……」
「なんでって、だって……」
困惑する大芽の瞳は、廉太郎に向けて大丈夫なのか? と問いかけている。過呼吸を起こした理由を考えれば当然のことだった。
しかし廉太郎の顔は、不安で心細いと訴えている。パニックを起こしかけていたのだから、それも無理のないことなのだろう。
「い、……一緒に、ベッドで……寝てくれないか」
「いいの?」
「い、いい。今日だけ、今だけ……誰かの体温を側で感じてたいんだ」
大芽はベッドに戻ると、少し距離を空けて廉太郎の隣に寝そべった。毛布を被って部屋の電気を消すと、一気に眠気が襲ってくる。
廉太郎も自分以外の体温を感じてほっとしたのか、大きく息を吐き出した。
大芽は目を閉じてうつらうつらしながら、廉太郎の寝息に耳を傾ける。うなされる気配はなく規則正しい寝息を立て始めた事を確認すると、今度こそ本当に眠気の限界だった。
「おやすみ」
伸ばした手の先に触れた廉太郎の指を軽く掴み、大芽は零すように呟いた。
返事はなかったが、代わりに廉太郎の指が大芽の指を握り返した。
焦点のあってない瞳を見ていると、少しやりすぎたかもしれないと罪悪感が湧く。それでも、余韻に身を預けて甘イキしている廉太郎を見ているのは楽しかった。
「よく頑張ったな、廉太郎」
汗まみれの髪を梳くように撫でていると、廉太郎の呼吸が落ち着いてきた。撫でる手が心地良いのか、両目もとろん、と眠そうに揺れている。大芽は子どもをあやすように、泣き腫らした目元を親指で拭った。
「……ッ!!」
直後、廉太郎が弾かれたように身を起こした。大芽の手を払い、慌てて距離を取る。
「なに、急に」
「あ、……あ、いや……俺、約束したのに。君に、なんてことを……っ」
「……それ、廉太郎が謝ることじゃ」
「駄目だ! 君は未成年で、俺は大人なんだから……しっかり、俺が……俺がしっかりしないと、いけなかったのに」
なぜか、廉太郎の様子がおかしかった。唇が青ざめ顔色も悪い。大芽に触れられたこと、というよりも未成年に触れさせてしまったことに、酷く責任を感じているように見える。
「廉太郎?」
「真面目に……生きなきゃ、正しく……っ、正しいことをしないといけないって、思って……っう、はぁ、はぁ……っ」
みるみるうちに、落ち着いていたはずの呼吸が荒くなっていく。はっ、はっ、と息を吐き出し、廉太郎は胸を押さえた。
「廉太郎?」
「……っ、ふ、ぁ……はぁっ、う……っ」
そのまま、廉太郎の身体がぐらりと揺れる。倒れそうになった身体を支えると、廉太郎は大芽の腕の中で苦しげに顔を歪めた。
過呼吸を起こしかけている。
そう直感して、大芽は廉太郎の身体を抱き締めた。廉太郎が辛くないように体勢を整えて、廉太郎の背中をゆっくりとさする。
「廉太郎。俺の手の動きに合わせて、出来なくてもいいから息を吐いて。うん、ちょっとずつでいい。……そう、ゆっくり」
背中を撫でながら、大芽は廉太郎の耳元で低く語りかける。廉太郎はパニックを起こしかけながらも、大芽に縋りつき指示通りに息を吐き出そうとする。
「……っ、はぁ、はぁっ、はぁっ、はー……はっ、ふぅ、う……っ」
「うん、大丈夫だ。できてる、えらいな」
廉太郎は息を吐き出すことさえ精一杯で、とても大芽の言う通りに出来てるとは言い難い。それでも大芽は焦らすことなく、優しく背中をさすり続ける。
大丈夫だ、安心しろ、と自分以外の他人の体温を感じることで、廉太郎は次第に落ち着き取り戻し始めた。
徐々にだが、大芽の手の動きに合わせて息を吐き出せるようになっていた。
「……わ、るかった。ありがとう」
幾分か呼吸が楽になり、廉太郎は大芽の身体を押し戻した。もう大丈夫だ、という意思表示なのだろうが、顔色はまだ青白い。
「……わかった。でも、まだ顔色悪いからベッドに寝てな」
けれど自分がこのまま抱き締めていて悪化してしまっても困る。大芽は少しだけ迷ったが、結局廉太郎の身体を離してベッドに寝かせた。
「身体拭いてやるから」
「……あ、うん」
大芽は廉太郎の頭をぽん、とひと撫でしてベッドから下りた。そのままシャワールームへ向かうと少しして水音と温かい蒸気が室内に流れてくる。
プレイの最中はあんなに意地悪だったというのに、あまりの落差に廉太郎は戸惑っていた。
的確な処置と気遣いは、未成年とは思えないほどだ。
「……つかれた」
けれどもう、廉太郎に深く考えるだけの体力も気力も残っていなかった。背中に触れる安っぽいベッドでさえも心地良く感じるほど疲れ切っていた。
大芽がホットタオルを持って戻ってくるのが見えたが、「ありがとう」と口にする前に廉太郎の意識は深く落ちていった。
*****
廉太郎、と名前を呼ばれる度に真面目に生きなさいと言われている気がした。
「あなたの名前は清廉潔白の廉から取ったの。いい名前でしょう? 私が、あなたのために一生懸命考えたのよ。廉太郎、名前に恥じない生き方をしないとね」
母は人より少しだけ教育熱心で、潔癖なところがあり正義感の強い人だった。ことある毎に名付けの由来を聞かされて、真面目に生きなさいと言われた。
真面目に勉強をすれば良い成績が取れる。良い成績が取れれば将来の選択肢が広がる。将来の選択肢が広がれば幸せに生きられる。だから真面目に、清く正しく美しく、清廉潔白に、母が付けてくれた名前に恥じないように、生きなければ……
「ごめん……ごめんなさい……」
「なにが?」
不意に聞こえた声に、廉太郎は瞼を開いた。吊り目がちな大芽の瞳が廉太郎を見つめている。
「え、あ……あ!」
ここはどこだ、そう思った直後に廉太郎は全てを思い出した。
ここはラブホテルだ。
いつものように大芽に呼び出され、プレイの最中に過呼吸を起こした。そしてそのまま大芽に助けられて、疲れて眠ってしまったのだった。
理由を聞かれるだろうかと警戒して、廉太郎は気まずそうに視線を逸らす。しかし大芽は黙ったまま、眠たそうにあくびを噛み殺すだけだった。
「俺、どれくらい寝てた……?」
「んー? 三時間くらいかな。大丈夫、今日は休憩じゃなくて宿泊で取ってるからゆっくりしてていいよ」
「三時間って、大芽、は……その、寝てなかったのか?」
「……ふ、やっと素面で大芽って呼んだな」
廉太郎の問いには答えず、大芽はようやく「くん付け」の抜けた廉太郎を笑う。その笑顔があまりにも優しくて、廉太郎は言葉に詰まってしまった。
さっきまで、散々自分をいじめていた男と同じ人間とは思えない。
「はぐらかすなよ。大芽……、もしかしてずっと俺の」
「ま、無理させたみたいだし。うなされてる相手放っておくほど、俺は酷い男じゃないつもりだけど」
「……うなされてた、のか」
自分がどんな様子だったから知らされて、廉太郎の額に冷や汗が滲む。余計なことを口走っていなかったかと不安になるが、問えば墓穴を掘る気がして廉太郎は何も聞けなかった。
大芽は不安がる廉太郎の横顔をじっと観察する。
触れられたくない過去があるのだろう。それは、ゲイである大芽も同じだ。吹っ切れるまでには色々あった。だから、簡単に他人の過去を問い質すことはしたくなかった。
「うなされてたって言っても、んーんー言ってただけだから」
そんはずないというのは、廉太郎自身が良く知っている。ごめんなさい、と口にした廉太郎に大芽は反応していたのだ。
けれど、見え透いた嘘で見なかった振りをしてくれる大芽のことが、今の廉太郎にはありがたかった。
「……迷惑かけたな。ありがとう」
気まずくて大芽の顔を見ることは出来なかったが、素直に感謝を告げると大芽の手が廉太郎の髪をくしゃくしゃと撫でた。
気にするな、と包み込むような温かさを感じ、廉太郎の瞳が熱くなる。
「……俺も、そろそろ寝るし」
大芽は大きなあくびをしながら、廉太郎の頭から手を放した。そのままベッドから下りようとする。
「な、なんでベッドから出て行くんだ?」
離れていく大芽の背中を、なぜか廉太郎の声が呼び止めた。
「ん? ソファで寝ようかなって」
「だから、なんで……」
「なんでって、だって……」
困惑する大芽の瞳は、廉太郎に向けて大丈夫なのか? と問いかけている。過呼吸を起こした理由を考えれば当然のことだった。
しかし廉太郎の顔は、不安で心細いと訴えている。パニックを起こしかけていたのだから、それも無理のないことなのだろう。
「い、……一緒に、ベッドで……寝てくれないか」
「いいの?」
「い、いい。今日だけ、今だけ……誰かの体温を側で感じてたいんだ」
大芽はベッドに戻ると、少し距離を空けて廉太郎の隣に寝そべった。毛布を被って部屋の電気を消すと、一気に眠気が襲ってくる。
廉太郎も自分以外の体温を感じてほっとしたのか、大きく息を吐き出した。
大芽は目を閉じてうつらうつらしながら、廉太郎の寝息に耳を傾ける。うなされる気配はなく規則正しい寝息を立て始めた事を確認すると、今度こそ本当に眠気の限界だった。
「おやすみ」
伸ばした手の先に触れた廉太郎の指を軽く掴み、大芽は零すように呟いた。
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