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1:「お、俺は童貞なんだ……ッ!」
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1.
清廉潔白な人間になりなさい。
そんな願いを込めて付けられた自分の名前が、安達廉太郎は大嫌いだった。なぜなら廉太郎の生き方は名前に縛られている。今だって、余計なことに首を突っ込もうとしている自覚はあった。
けれど見てしまったからには、放っておくことなど出来なかったのだ。
清く正しく美しく。
そんなもの、今どき流行りはしないというのに。
「っあんた、何をしているんだ! この子は未成年じゃないのか⁉」
廉太郎は声を荒らげると同時に走り出し、少年の腕を掴んでいた。ラブホテルのネオンに照らされた制服姿の少年は、驚きに目を見開いている。
背は廉太郎より少し低いが、スポーツでもやっているのか肩幅はしっかりとある。吊り目がちな瞳は猫のように丸く、つるりとした頬にあどけなさが残っていた。
パーマをかけているのか黄色に近い茶髪はふわふわと揺れ、可愛らしいという印象が先立った。しかし刈り上げられた後頭部から見えるうなじは、筋張っていて日に焼けている。しっかりと、男の骨格をしていた。
「な、なんだあんたは」
少年と連れ立っていたのはスーツを着た四十前後の男だった。廉太郎の勢いに不快感を露わにするが、威圧するように睨み付けると舌打ちを残して去っていった。
追いかけて淫行罪で警察に突き出すべきかと迷ったが、少年をラブホテルの前に放置するわけにもいかない。
声をかけたことで今後は改めてくれればいいのだが――そう願いながら廉太郎は少年に向き直る。
「君、怖かっただろう。もう大丈夫」
「なんも大丈夫じゃねーわ」
やや喰い気味に、少年の声が廉太郎の言葉を遮った。やけに鋭い瞳が廉太郎を睨みつけ、可愛らしい印象が一変する。
雄々しささえ感じる表情に、廉太郎は思わずたじろいでしまう。
「あんた、何してくれてんだよ」
「な、なにって」
「こちとら一週間ぶりにヤれると思って楽しみにしてたのによ」
「一週間!?」
「はー、もう最悪。今から違う奴引っかけんのもめんどくせーし」
「待ちなさい、何を言って」
「あんたが相手してくれんの? ま、顔は男前だし悪くねーな。もうちょい髪長い方が好みだけど」
「ちょ、なに……っ」
「ふぅん? 体格も良いしケツもいい形してる。それに」
戸惑う廉太郎を値踏みするように、少年が一歩近付いて尻を鷲掴みにした。「ぎゃ!」という色気のない悲鳴に喉の奥で笑いながら、鼻を鳴らして廉太郎の首筋の匂いを嗅ぐ。
「体臭も嫌いじゃない。煙草吸わないんだな、綺麗な匂いだ」
「な、何を言っているんだ……」
「何って、わかんだろ。鈍感だな。ここラブホだぜ。なに、もしかして処女とか? ま、あんたどう見てもノンケっぽいし」
「そ!」
「うわなに」
少年の雰囲気に飲まれかけて、廉太郎は堪らず大声を上げた。怯んだ少年の肩を掴み、説得するように顔を寄せる。
「そんな格好で、こんなところにいちゃ駄目だろう。親御さんが心配しているとは思わないのか? 早く帰りなさい」
少年は廉太郎の言葉に、ぽかんと口を開けた。急に何言ってんだこいつ、とでも言いたげな表情だ。
「俺が駅まで一緒に送るから、パパ活なんて危ないことは」
「ぶはっ! ははっ、あはは! あー、あーそっか。そっかそっかなるほどね」
廉太郎が少年の手を掴んだ瞬間、ようやく事態を把握したらしい。少年は声を上げて笑いながら「てかラブホの前で説教て!」と背中を震わせた。
いくら人通りが少ないとはいえ、騒げば目立つような場所だ。少年の声に気付いた通行人が路地を覗き込んでくる。
「あ、これじゃ俺がオニーサンにホテルに誘われてるように見えちゃうかな」
通行人の視線に気付いた少年が、試すように廉太郎を見つめた。確かに、この状況では廉太郎がパパ活をしているように思われてしまう。
「んなっ、ちがっ」
「とりあえずさぁ、目立つから中でお話しよっか!」
焦った廉太郎は慌てて少年から離れようとするが、少年の手がすぐさま廉太郎の腕を掴んだ。予想外なほど力強い手に引きずられる。
「いや、ちょ……っこら、こらーーー!!」
ろくな抵抗もできないまま廉太郎はラブホテルの中に吸い込まれていった。
「……それで、君はお金に困っているのか?」
なぜかベッドの上で正座する廉太郎を、少年はじっと観察する。
「なんで正座?」
「大事な話だからだ!」
尋ねてみると、当然だと言うように答えが返ってくる。その真面目な顔と勢いが面白くて、少年はにやにやと唇を緩める。
「大事って、オニーサン俺の家族じゃないでしょ」
「か、家族ではないが通りすがりに見かけてしまったんだから放っておけないだろう。高校生が制服のままラブホテルに連れ込まれようとしていたんだから」
「……それで助けちゃった?」
わずかな沈黙の後、少年が問いかけた。
「そ、そうだ……! 大人として」
「ふぅん? でもさ、最終的に俺と一緒にラブホに入ったのはオニーサンだよね?」
「……そっ、それは君が勝手に!」
「あっは、嫌なら殴ってでも拒否すればよかったのに。そうしなかった時点でオニーサンの負けでしょ。俺がケーサツに通報したらインコー罪で捕まるのはオニーサンだよ」
「う、ぐ……た、確かに拒否しなかった俺にも非があるんだろうが……」
うろたえる廉太郎を見て、少年はにんまりと目を細める。面白いオモチャを見つけたと言われたような気になり、廉太郎は思わず背中を反らして距離を取る。
「でもここまで来たんなら、楽しまなきゃ損だと思わない?」
しかし少年は逃げようとする廉太郎へにじり寄り、怯む顔を覗き込んでくる。誘うような視線で見つめられ、廉太郎のネクタイに指がかかる――
「お、俺は童貞なんだ……ッ!」
その瞬間、廉太郎は叫んでいた。
沈黙――そして直後に少年が大きな笑い声を上げた。
「……ふっ、はは。あは、あははは!」
ベッドに突っ伏す姿を呆然と眺めながら、廉太郎は顔が熱くなるのを感じていた。
何に対する笑いなのかはわからないが、馬鹿にされていることだけは伝わってくる。
「ど、童貞で何が悪い……! こ、こういうことは二人で愛を育んでからじっくりと」
「お、オニーサン面白いなぁ。ラブホ入ってこんなに笑ったの初めてかもしんねーや」
「ま、待て待て待ちなさい。君、そんなにたくさんラブホに入っているのか?」
「……まぁ、それなりに?」
少年は薄く笑いながら肯定した。頷けば廉太郎がどんな反応をするか見てみたい、そんな悪戯心が滲む顔をしている。
「なんでそんなことを」
少年の言葉を聞き、廉太郎の顔が悲痛に歪んだ。廉太郎の、まるで善良な大人の態度に少年の腹の奥がチリ、と焼け付く。
「なんでって……金に困ってるから?」
隠し味程度の罪悪感を抱きつつ、少年は廉太郎の目を見返す。金に困っているのかなんて聞くくらいだから、同情して万札でも出してくれるかも……淡い期待を寄せた言葉に、しかし廉太郎は激昂した。
「もっと自分の身体を大事にしろ!」
悲痛に叫びながら、廉太郎は勢いのまま少年の身体をベッドに押し倒す。
「なに、オニーサンが俺のこと大事にしてくれんの?」
「……あっ!? ちがっ、違う! これは勢い余ってしまっただけで」
直前までの勢いはどこへ消えたのか、真剣な表情が一気に崩れて廉太郎は慌てふためいた。その腕を少年が掴み、今度は少年が廉太郎をベッドに押し倒す。
「ど、どきなさい」
腹の上に感じる重みに、廉太郎は困惑した表情を見せる。けれど強引に少年をどかそうとはしない。
「なんで? 大事にしてくれるんでしょ」
少年は廉太郎を見下ろし、その優しさにつけ込もうとする。顔を近付けると、喉の奥から「ゔ」とくぐもった声が漏れた。
「こ、こういうことは愛し合っている者同士がすることで、お金目的にやることではないだろう。それに、君は未成年なんだから手を出すわけには」
「こういうことって?」
「……せ、セックスだ」
どんどん近付いてくる少年の顔から逃げるように、廉太郎は顔を背ける。剥き出しになった首筋に、再び少年が鼻を寄せた。
近付いた体温に、廉太郎の喉がひくりと動く。
「じゃ、オニーサンの見せてよ」
「は……?」
突然、少年が顔を離した。言葉の意味がわからず目を丸くする廉太郎を見下ろし、少年がにっこりと笑う。
「オナニー」
清廉潔白な人間になりなさい。
そんな願いを込めて付けられた自分の名前が、安達廉太郎は大嫌いだった。なぜなら廉太郎の生き方は名前に縛られている。今だって、余計なことに首を突っ込もうとしている自覚はあった。
けれど見てしまったからには、放っておくことなど出来なかったのだ。
清く正しく美しく。
そんなもの、今どき流行りはしないというのに。
「っあんた、何をしているんだ! この子は未成年じゃないのか⁉」
廉太郎は声を荒らげると同時に走り出し、少年の腕を掴んでいた。ラブホテルのネオンに照らされた制服姿の少年は、驚きに目を見開いている。
背は廉太郎より少し低いが、スポーツでもやっているのか肩幅はしっかりとある。吊り目がちな瞳は猫のように丸く、つるりとした頬にあどけなさが残っていた。
パーマをかけているのか黄色に近い茶髪はふわふわと揺れ、可愛らしいという印象が先立った。しかし刈り上げられた後頭部から見えるうなじは、筋張っていて日に焼けている。しっかりと、男の骨格をしていた。
「な、なんだあんたは」
少年と連れ立っていたのはスーツを着た四十前後の男だった。廉太郎の勢いに不快感を露わにするが、威圧するように睨み付けると舌打ちを残して去っていった。
追いかけて淫行罪で警察に突き出すべきかと迷ったが、少年をラブホテルの前に放置するわけにもいかない。
声をかけたことで今後は改めてくれればいいのだが――そう願いながら廉太郎は少年に向き直る。
「君、怖かっただろう。もう大丈夫」
「なんも大丈夫じゃねーわ」
やや喰い気味に、少年の声が廉太郎の言葉を遮った。やけに鋭い瞳が廉太郎を睨みつけ、可愛らしい印象が一変する。
雄々しささえ感じる表情に、廉太郎は思わずたじろいでしまう。
「あんた、何してくれてんだよ」
「な、なにって」
「こちとら一週間ぶりにヤれると思って楽しみにしてたのによ」
「一週間!?」
「はー、もう最悪。今から違う奴引っかけんのもめんどくせーし」
「待ちなさい、何を言って」
「あんたが相手してくれんの? ま、顔は男前だし悪くねーな。もうちょい髪長い方が好みだけど」
「ちょ、なに……っ」
「ふぅん? 体格も良いしケツもいい形してる。それに」
戸惑う廉太郎を値踏みするように、少年が一歩近付いて尻を鷲掴みにした。「ぎゃ!」という色気のない悲鳴に喉の奥で笑いながら、鼻を鳴らして廉太郎の首筋の匂いを嗅ぐ。
「体臭も嫌いじゃない。煙草吸わないんだな、綺麗な匂いだ」
「な、何を言っているんだ……」
「何って、わかんだろ。鈍感だな。ここラブホだぜ。なに、もしかして処女とか? ま、あんたどう見てもノンケっぽいし」
「そ!」
「うわなに」
少年の雰囲気に飲まれかけて、廉太郎は堪らず大声を上げた。怯んだ少年の肩を掴み、説得するように顔を寄せる。
「そんな格好で、こんなところにいちゃ駄目だろう。親御さんが心配しているとは思わないのか? 早く帰りなさい」
少年は廉太郎の言葉に、ぽかんと口を開けた。急に何言ってんだこいつ、とでも言いたげな表情だ。
「俺が駅まで一緒に送るから、パパ活なんて危ないことは」
「ぶはっ! ははっ、あはは! あー、あーそっか。そっかそっかなるほどね」
廉太郎が少年の手を掴んだ瞬間、ようやく事態を把握したらしい。少年は声を上げて笑いながら「てかラブホの前で説教て!」と背中を震わせた。
いくら人通りが少ないとはいえ、騒げば目立つような場所だ。少年の声に気付いた通行人が路地を覗き込んでくる。
「あ、これじゃ俺がオニーサンにホテルに誘われてるように見えちゃうかな」
通行人の視線に気付いた少年が、試すように廉太郎を見つめた。確かに、この状況では廉太郎がパパ活をしているように思われてしまう。
「んなっ、ちがっ」
「とりあえずさぁ、目立つから中でお話しよっか!」
焦った廉太郎は慌てて少年から離れようとするが、少年の手がすぐさま廉太郎の腕を掴んだ。予想外なほど力強い手に引きずられる。
「いや、ちょ……っこら、こらーーー!!」
ろくな抵抗もできないまま廉太郎はラブホテルの中に吸い込まれていった。
「……それで、君はお金に困っているのか?」
なぜかベッドの上で正座する廉太郎を、少年はじっと観察する。
「なんで正座?」
「大事な話だからだ!」
尋ねてみると、当然だと言うように答えが返ってくる。その真面目な顔と勢いが面白くて、少年はにやにやと唇を緩める。
「大事って、オニーサン俺の家族じゃないでしょ」
「か、家族ではないが通りすがりに見かけてしまったんだから放っておけないだろう。高校生が制服のままラブホテルに連れ込まれようとしていたんだから」
「……それで助けちゃった?」
わずかな沈黙の後、少年が問いかけた。
「そ、そうだ……! 大人として」
「ふぅん? でもさ、最終的に俺と一緒にラブホに入ったのはオニーサンだよね?」
「……そっ、それは君が勝手に!」
「あっは、嫌なら殴ってでも拒否すればよかったのに。そうしなかった時点でオニーサンの負けでしょ。俺がケーサツに通報したらインコー罪で捕まるのはオニーサンだよ」
「う、ぐ……た、確かに拒否しなかった俺にも非があるんだろうが……」
うろたえる廉太郎を見て、少年はにんまりと目を細める。面白いオモチャを見つけたと言われたような気になり、廉太郎は思わず背中を反らして距離を取る。
「でもここまで来たんなら、楽しまなきゃ損だと思わない?」
しかし少年は逃げようとする廉太郎へにじり寄り、怯む顔を覗き込んでくる。誘うような視線で見つめられ、廉太郎のネクタイに指がかかる――
「お、俺は童貞なんだ……ッ!」
その瞬間、廉太郎は叫んでいた。
沈黙――そして直後に少年が大きな笑い声を上げた。
「……ふっ、はは。あは、あははは!」
ベッドに突っ伏す姿を呆然と眺めながら、廉太郎は顔が熱くなるのを感じていた。
何に対する笑いなのかはわからないが、馬鹿にされていることだけは伝わってくる。
「ど、童貞で何が悪い……! こ、こういうことは二人で愛を育んでからじっくりと」
「お、オニーサン面白いなぁ。ラブホ入ってこんなに笑ったの初めてかもしんねーや」
「ま、待て待て待ちなさい。君、そんなにたくさんラブホに入っているのか?」
「……まぁ、それなりに?」
少年は薄く笑いながら肯定した。頷けば廉太郎がどんな反応をするか見てみたい、そんな悪戯心が滲む顔をしている。
「なんでそんなことを」
少年の言葉を聞き、廉太郎の顔が悲痛に歪んだ。廉太郎の、まるで善良な大人の態度に少年の腹の奥がチリ、と焼け付く。
「なんでって……金に困ってるから?」
隠し味程度の罪悪感を抱きつつ、少年は廉太郎の目を見返す。金に困っているのかなんて聞くくらいだから、同情して万札でも出してくれるかも……淡い期待を寄せた言葉に、しかし廉太郎は激昂した。
「もっと自分の身体を大事にしろ!」
悲痛に叫びながら、廉太郎は勢いのまま少年の身体をベッドに押し倒す。
「なに、オニーサンが俺のこと大事にしてくれんの?」
「……あっ!? ちがっ、違う! これは勢い余ってしまっただけで」
直前までの勢いはどこへ消えたのか、真剣な表情が一気に崩れて廉太郎は慌てふためいた。その腕を少年が掴み、今度は少年が廉太郎をベッドに押し倒す。
「ど、どきなさい」
腹の上に感じる重みに、廉太郎は困惑した表情を見せる。けれど強引に少年をどかそうとはしない。
「なんで? 大事にしてくれるんでしょ」
少年は廉太郎を見下ろし、その優しさにつけ込もうとする。顔を近付けると、喉の奥から「ゔ」とくぐもった声が漏れた。
「こ、こういうことは愛し合っている者同士がすることで、お金目的にやることではないだろう。それに、君は未成年なんだから手を出すわけには」
「こういうことって?」
「……せ、セックスだ」
どんどん近付いてくる少年の顔から逃げるように、廉太郎は顔を背ける。剥き出しになった首筋に、再び少年が鼻を寄せた。
近付いた体温に、廉太郎の喉がひくりと動く。
「じゃ、オニーサンの見せてよ」
「は……?」
突然、少年が顔を離した。言葉の意味がわからず目を丸くする廉太郎を見下ろし、少年がにっこりと笑う。
「オナニー」
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