臆病者の転生ヒストリア〜神から授かった力を使うには時間が必要です〜

第一章 王国編第二部（中等部）

●人物紹介一（王立学院平民分校初等部入学から卒業まで）

　簡単に人物紹介をしています。名前や性格や特技やスキルや見た目等。
　※あまりネタバレしないように大事な所は何やかんや等の表現をしています。それと登場人物の年齢は主人公が初等部に入学した十歳の年齢に統一しております。 今回は前編と後編に分けてます。スミマセン。

◯クライヴ（元アレクサンダー帝国第三皇子　十歳）

　マクウィリアズ王国亡命後に、ひょんな事からマクウィリアズ王国の王立学院平民分校初等部に入学する事になったが、入学の為王都に向かう途中である出来事が起こり、そこでフィーネと出会った。
　王都では学業以外にフィーネやモーガンやリアナやショーンとともに経営者兼従業員や冒険者として様々な経験をして少しずつ成長中？　
　亡命後は本人の思いとは関係なく長剣や小盾の使い方や体術等が知らず知らず磨かれていった。
　また身体と心の成長により【クロノス】や【身体強化】の時間も少しだけ延びた。
　不思議な道具を所持しており、捕獲や壁に便利なハントチェンジ、重曹魔道具、精霊の加護付きネックレス、ハンドガン？　などなど……
　見た目はフィーネの精霊魔法シルフの力によって、ツルツルキューティクルヘアーをセミロングのスパイラルパーマな癖毛に、前髪は額を出してアップ気味な個性的な髪型に変えられた……
　髪型を変えた事で中性的な印象のアイドル路線から、男の子っぽさが増して、このまま顔面を維持できれば大層なイケメン路線に切り替わるはず？
　

◯フィーネ　（本名は、フィーネ・エルフィーナ・フォレストリーフ　エルフの住む森の都フォレストリーフ　女王の三女　ハーフエルフの十歳）

　少し尖った耳の形とスレンダーな美形ばかりという特徴はエルフと同じだが、ハーフエルフは人間と同じような成長スピードで歳をとる。
　
　閉鎖的な保守派のエルフに嫌気がさし、好奇心で外の世界（森の都フォレストリーフ以外）に飛び出した。すぐに事件に巻き込まれてクライヴと出会う。クライヴに誘われて一緒に王立学院平民分校初等部に入学し、日々人間社会を学んでいる。
　また王都で友達も出来て、カフェと服屋巡りを満喫している。そのためいつも金欠気味。
　能力はサバイバル知識と能力により、野営作りや皮剥ぎ罠等が得意だが、料理は大雑把でどちらかと言うと苦手……いやワイルド。
　得意な武器は弓で、その腕前はかなり高い。
　またエルフ一族のみが使える精霊魔法（精霊シルフの加護）によって音を遮断する空間を作る事が出来たり、風による矢弾きができたり、【ウィンドスラッシュ】（中距離の斬属性の魔法で木を真っ二つに出来る）【ウィンドブロー】（中距離の打撃属性で気絶させる）が使える。また森の中だと木の蔦を操れて、相手を少しだけ拘束したり転倒させる事が可能。
　性格は自由奔放で明るい性格で一人称はアタシ。
何故かクライヴにだけツンツンしてしまい、とても好意を持っているのだが素直になれない…………しかし好意を隠せず少しデレる時がある。
　見た目はプラチナのストレートのロングヘアーに耳が隠れる眉上のパッツンな髪型。金色の目をしており、スレンダーな体型で整った顔立ちの美人顔。


◯モーガン（平民？　十歳）
　
　入学前に学生寮でクライヴとフィーネに出会い、親しくなった。
　頭も良くて状況判断力がかなり高い事から、みんなのまとめ役。時々冷たい感じや腹黒な部分をクライヴに見せる？　見られる？　事が度々ある。
　性格は、誰にでも優しく見えるが実はショーン並みに熱い仲間思いな一面もある。一人称はボク。
　能力は体力や体格をカバーするため細剣が得意で護身レベルで新人騎士のレベル程ではない。高い知識と、腹黒さで計略等のアイデア、人の動かし方が得意な指揮官タイプ。水の魔法が使えて、シャワーみたいな生活レベルの魔術と、氷の初級魔法【アイステール】氷の地面（地面を五分間凍らせ転倒しやすくなる）が使用可能。
　見た目は褐色の肌にシルバーブロンドのショートボブで黄色の目をしている。小柄で細身な体格と女の子のような声のトーンととても綺麗な中性的な顔立ちで、クライヴには男の娘と心の中で思われている。学院では恋愛対象として男女から人気があり、本人は困っている。


◯リアナ（ヘンダーソン子爵家次女　家出中の十歳）

　入学前の学生寮でクライヴ達と出会い、共に行動するようになった。
　子どもの頃から騎士を目指している為か、所作が歌劇団の男役にしか見えない……男女共にファンが多い。
　曲がった事が嫌いで情に脆い性格で、甘いものが好きだが女の子らしくて騎士らしく無いと言う理由でその事を隠している。（意外と料理や裁縫も得意）一人称はぼく。通称ボクっ娘
　細剣や長剣の素質があるが、性格と一緒で型通りの動きが多く、慣れた相手だと読まれやすい。
　盾役のショーンとともに前衛を担当するが、先手必勝切り込み担当でもあり、類まれなる動体視力により敵の攻撃を躱す事に長けている。
　見た目は青髪の前下がりショートでサイドは耳が隠れるぐらいで前髪は眉がハッキリとみえるぐらいの短さ。後ろの髪はスッキリしながら、顔周りの髪はしっかりとあるシャープな印象を受ける髪型。
　目の色は茶色で目頭と目尻がシャープなアーモンド形。女子にしては長身でスタイル良く、程よく引き締まった体と女性らしさを兼ね備えている。胸の膨らみは成長著しくグラビアアイドルになれる素質もある。

　
◯ショーン（王都の平民　クラスメイト　十歳）

　実家は平民通りの大衆食堂。クライヴ達と出会う前は冒険者を夢見る少年で、勉強は苦手で貴族嫌いの王都にいる普通の少年だった。
　性格はお調子者で暑苦しく仲間の為なら黙っていられない熱血系。よくリアナとケンカする……喧嘩する程仲が良い？
　一人称はワシ（少し広島や岡山弁混じり）
槍と大盾の前衛盾役で、全くの素人で素質も普通……だが努力を惜しまない根性により成長中。
　見た目は茶髪のツーブロックのツンツンベリーショートに茶色の目をした少し悪そうな少年。


◯カーン（クラスメイト　十歳）
　やたらクライヴに絡んでくる雑魚顔の少年。実家が貴族御用達の商店であることを自慢してくる。


◯クラリネ（クラスメイト　十歳）
　学級委員長のようなメガネで真面目な感じの平民の女の子。親が平民通りにある雑貨屋で、計算等の必要な知識と人脈作りに入学。


◯イエーン（クラスメイト　男爵家六男）
　…………ポッチャリ男子で食べる事が大好き。初等部の費用は親が出してくれたが、それ以降は援助を与えないと言われて、慌てて将来生きていく為の知識を身につけたいと入学。


◯女子三人衆
………………伝説の腐女子達……………………


◯ダン先生

　四十代のボサボサ頭のもやしみたいな男の先生で、平民育ちだが高等部での学力の高さから、学院に雇われた。気が弱くいつもビクビクしている。未婚者

◯ ヘレン先生

　ダン先生の背中を押すと言うか、叩くと言うか……どっちか担任かわからないぐらい気が強い。　
　見た目は五十代のおばちゃんパーマの健康面で大丈夫？　と思う程の丸々としたご当地のゆるキャラ的な身体の持ち主で男爵家の四女。ちなみに未婚。


◯ショッパーニ

　クライヴと出会う前は人情溢れる貧乏商人。
　クライヴがジャガイモの専属契約の件で商店を訪ねた事がきっかけでショッパーニがクライヴに興味を持ち取引が始まった。
　それ以来クライヴの聡明さに惹かれて、いつも陰ながらクライヴの店舗経営を応援してくれている。
　そしていつの間にかクライヴからの発注はどんどんと増えていき、ウィンウィンの関係を築く事ができた。
　赤字経営で従業員も寂しかった商店が今では大通りでも三本の指に入る大きな商店となり、短期間でこれだけ大きく発展させたクライヴの手腕に惚れ込んで、自身の息子ショパンを将来商会長として戻る時までたくさん学ぶようにとクライヴの元で働かせてもらうようお願いする。
　見た目はセンター分けで外ハネカールの白髪混じりの茶髪に茶色の目をした優しそうな小太り。


◯ショパン

　父親に突然クライヴの元で働くよう言われて最初は戸惑ったが、すぐにクライヴの才能に気づく。
　父親と違い計算高い一面があるが基本は良い人。
　内なる向上心を秘めていてクライヴの元で学んだ事を活かしてより大きなショッパーニ商会にしようと考えている。一人称は私。
　能力は体術を少々身につけており、昔ショッパーニ商店が落ち込むとこまで落ち込み借金取りに商店を荒らされない為に身につけた。街のゴロツキ程度なら対処可能。
　見た目は高身長の細マッチョに黒縁メガネでスーツ姿、茶色のオールバック、茶色の一重の瞼の薄い顔。そのインテリジェンス且つ程よく鍛えた大人の色気が漂う容姿に、成人女性やマダム層からの人気が高い。

◯匠

　王都の匠達は何故か江戸っ子口調……
　そして損得では動かねえ！　胸の真ん中の心の臓が熱く激ったら仕事こなす難儀な職人達。しかしその腕前は確かなもの。
　いつもクライヴの無理難題に悩まされては、その発想に驚かされている。
　口は悪いがクライヴの依頼は嬉しそうに仕事をこなし、いつでも駆けつけてくれる人情のある漢達。