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第一章 王国編第一部(初等部)
エピソード? リアナサイド 前編
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ぼくはマクウィリアズ王国の東側の内陸部を治めているマルクス・ヘンダーソン子爵の次女として生まれた。
しかしぼくは母親の顔を知らない……ぼくを産んだ時、お母様は亡くなったからだ。
元々身体が弱い人だったようで、出産に身体が耐えられるか不安があったらしいが、お母様は一人で出産と自分の命の不安を抱え込んでいたようだが、最後まで男の子か女の子かどちらが産まれるか楽しみにしていたらしい。
お母様は……ぼくが生まれてから読み聞かせをするのを楽しみにしていたようで、ぼくを身籠った事が分かるとすぐに男の子向けと女の子向けの絵本を買ってきて、それから毎日男の子向けの騎士の本と女の子向けのお姫様の本を交互に読み聞かせていたようだ。
お母様の夢が叶う事は無かったが、ぼくにとってはこの二つの絵本は生前のお母様がぼくの為にと選んでくれた絵本なので大変気に入っており、物心がつく前から夜寝る時に眠る時には毎日絵本を持って眠っていたらしい。
そんなぼくが物心がついた頃には、男の子向けの絵本のような魔物達から人々を守る騎士になるのが夢だった。
そして八歳になると絵本のような騎士になる夢は次第に大きくなり、使用人達の目を盗んでは護衛兵達の訓練を見学していた。そしていつの間にか護衛兵の休憩時間にお父様達に内緒で剣術を教えてもらっていた。
「リアナ? リアナー? どこに行ったの? ダンスのレッスンが始まるわよ」
「またここに居たのね! お父様には内緒にするから稽古には遅れないようにしないと先生に迷惑かけちゃうでしょ」
ぼくに優しく説教をしているのは四つ歳上のレベッカお姉様だ。
深い青色のミディアムヘアーに少し外にハネたクセ毛、そして目尻の下がった優しい茶色の瞳。こんな事を言うのは失礼だが、物腰のおとっりした温厚な感じからは想像がつかないお父様譲りの決断力や向上心。ついでと言ってはなんだがレベッカお姉様は意外とスレンダーな体型をしている。
「レベッカお姉様。ぼくはレッスンの時間でもドレスを着て踊るのはやめて欲しいのですが……」
「普段から淑女としてのマナーをもった行動をしないと、いざという時リアナが困るのよ」
いつもレベッカお姉様は、ぼくの事を想ってくれて小言を言ってくれるんだが……ぼくはどうしても貴族令嬢としてのレッスンよりも、護衛兵に混じって訓練する方が好きなんだ。
一度レベッカお姉様に伝えたんだが、否定はされなかった……だけどヘンダーソン家の娘として恥ずかしくないマナーは身につけなさないと言われた。
それから一年間ぼくが護衛兵達と訓練している事をレベッカお姉様は黙認してくれた。
絶対にお父様には見つからないようにとレベッカお姉様に言われて護衛兵達との訓練にこっそりと参加をした。
そして飴の後は鞭のように、訓練後は淑女としてのレッスンを頑張った。
護衛兵達からは細剣や長剣を用いた剣術を教わり、それを励みに着たくないドレスに身を包み社交会に参加する。
お父様からは爵位や派閥等で問題のない相手の同世代の子だけに話をするようにと指示されて、ぼくもみんなの話に合わせたりと頑張って何とかお父様に信頼してもらえるように一生懸命だった。
それも騎士になる夢を認めてもらいたい一心で……
ぼくが九歳になってからは、将来は騎士になりたいとお父様に伝えるとお父様はすごく不機嫌になり、認めてくれなかった。その都度、何度も衝突をしていた。
ヘンダーソン家の娘としての役目を頑張る事で認めてもらおうとしていたのだが……遂にお父様に護衛兵達と訓練をしている事がバレてしまい、ぼくと訓練をする者はクビにすると言っていた。
ぼくは凄く悲しみと怒りが込み上げてきた。
確かに女性で騎士は珍しいかも知れない……しかし現に騎士団に所属している女性もいる。どうしてお父様はそこまでして認めてくれないんだろう。
そして九歳の春前に事件が起こった。
ぼくがいつものようにお父様に騎士になりたいと話をした事でお互いヒートアップしたのがきっかけだった…………
「ぼくは、お母様が残してくれた騎士の絵本が唯一の宝物ですので、この話の騎士の様にどんな時でも弱者を守る存在になりたいです。だからお父様! 将来騎士になる事を認めてもらえないでしょうか?」
「リアナ! 何で私の言う事を聞かないんだ! お前はヘンダーソン家の次女として、レベッカぐらいの年齢になると同じ派閥の貴族と婚約してもらわないと困るんだ! それなのにいつまで夢を見ているんだ! そんな絵本なんかではなく現実を見なさい!」
「お父様……いくら血の繋がった家族と言えでも、言ってはならない言葉があると思います。お母様との唯一の繋がりを汚すようでしたら……ぼくはこの家に居たくないです」
ぼくには珍しいぐらい頭に血が上っていた……
ぼくの全てを全否定されているような感じがした………………
「リアナ分かってくれないか。それに言葉遣いも女の子なんだから、ぼくではなく私と言いなさい。騎士ごっこはそろそろ卒業しなさい」
お父様は宥めるように説得をしたつもりだが、火に油を注ぐような余計にぼくの怒りを煽る事となった。
「分かりましたお父様…………ぼくはこの家を出て行きます」
「リアナ待ちなさい! 冗談では済まさないぞ! これ以上騎士の道を進むと言うのなら勘当だ! 二度と帰ってくるな!」
お父様もイライラしていてつい強い口調で言ってしまったのだろう。その一言でぼくは決心した。
「はい。これからはリアナ・ヘンダーソンではなく、ただのリアナとして生きて行きます。王立学院に入学して騎士の道を志します。ぼくは絶対に諦めません!」
ぼくはお父様の言葉を振り切って自室の整理を始めた。
必要最低限の衣服と護衛兵から貰った細剣と長剣……必要のないアクセサリーは売って入学金代にして、唯一お母様の形見のブルートパーズの宝石をあしらったネックレスだけは手放さなかった。
そしてその日の夕方前にやっと支度が整い、ぼくは王立学院分校という平民が多く通う初等部に入学する事にした。
帰る家もないので学生寮に住み込む事が出来るのが一番の決め手だった。
家には戻れないが後悔はない。これから自分らしく生きていける。憧れの騎士を目指して!
そして学生寮の説明を受けている時に学生寮に帰ってきた男女の三人組……コレがクライヴ達との長い付き合いの始まりだった……
しかしぼくは母親の顔を知らない……ぼくを産んだ時、お母様は亡くなったからだ。
元々身体が弱い人だったようで、出産に身体が耐えられるか不安があったらしいが、お母様は一人で出産と自分の命の不安を抱え込んでいたようだが、最後まで男の子か女の子かどちらが産まれるか楽しみにしていたらしい。
お母様は……ぼくが生まれてから読み聞かせをするのを楽しみにしていたようで、ぼくを身籠った事が分かるとすぐに男の子向けと女の子向けの絵本を買ってきて、それから毎日男の子向けの騎士の本と女の子向けのお姫様の本を交互に読み聞かせていたようだ。
お母様の夢が叶う事は無かったが、ぼくにとってはこの二つの絵本は生前のお母様がぼくの為にと選んでくれた絵本なので大変気に入っており、物心がつく前から夜寝る時に眠る時には毎日絵本を持って眠っていたらしい。
そんなぼくが物心がついた頃には、男の子向けの絵本のような魔物達から人々を守る騎士になるのが夢だった。
そして八歳になると絵本のような騎士になる夢は次第に大きくなり、使用人達の目を盗んでは護衛兵達の訓練を見学していた。そしていつの間にか護衛兵の休憩時間にお父様達に内緒で剣術を教えてもらっていた。
「リアナ? リアナー? どこに行ったの? ダンスのレッスンが始まるわよ」
「またここに居たのね! お父様には内緒にするから稽古には遅れないようにしないと先生に迷惑かけちゃうでしょ」
ぼくに優しく説教をしているのは四つ歳上のレベッカお姉様だ。
深い青色のミディアムヘアーに少し外にハネたクセ毛、そして目尻の下がった優しい茶色の瞳。こんな事を言うのは失礼だが、物腰のおとっりした温厚な感じからは想像がつかないお父様譲りの決断力や向上心。ついでと言ってはなんだがレベッカお姉様は意外とスレンダーな体型をしている。
「レベッカお姉様。ぼくはレッスンの時間でもドレスを着て踊るのはやめて欲しいのですが……」
「普段から淑女としてのマナーをもった行動をしないと、いざという時リアナが困るのよ」
いつもレベッカお姉様は、ぼくの事を想ってくれて小言を言ってくれるんだが……ぼくはどうしても貴族令嬢としてのレッスンよりも、護衛兵に混じって訓練する方が好きなんだ。
一度レベッカお姉様に伝えたんだが、否定はされなかった……だけどヘンダーソン家の娘として恥ずかしくないマナーは身につけなさないと言われた。
それから一年間ぼくが護衛兵達と訓練している事をレベッカお姉様は黙認してくれた。
絶対にお父様には見つからないようにとレベッカお姉様に言われて護衛兵達との訓練にこっそりと参加をした。
そして飴の後は鞭のように、訓練後は淑女としてのレッスンを頑張った。
護衛兵達からは細剣や長剣を用いた剣術を教わり、それを励みに着たくないドレスに身を包み社交会に参加する。
お父様からは爵位や派閥等で問題のない相手の同世代の子だけに話をするようにと指示されて、ぼくもみんなの話に合わせたりと頑張って何とかお父様に信頼してもらえるように一生懸命だった。
それも騎士になる夢を認めてもらいたい一心で……
ぼくが九歳になってからは、将来は騎士になりたいとお父様に伝えるとお父様はすごく不機嫌になり、認めてくれなかった。その都度、何度も衝突をしていた。
ヘンダーソン家の娘としての役目を頑張る事で認めてもらおうとしていたのだが……遂にお父様に護衛兵達と訓練をしている事がバレてしまい、ぼくと訓練をする者はクビにすると言っていた。
ぼくは凄く悲しみと怒りが込み上げてきた。
確かに女性で騎士は珍しいかも知れない……しかし現に騎士団に所属している女性もいる。どうしてお父様はそこまでして認めてくれないんだろう。
そして九歳の春前に事件が起こった。
ぼくがいつものようにお父様に騎士になりたいと話をした事でお互いヒートアップしたのがきっかけだった…………
「ぼくは、お母様が残してくれた騎士の絵本が唯一の宝物ですので、この話の騎士の様にどんな時でも弱者を守る存在になりたいです。だからお父様! 将来騎士になる事を認めてもらえないでしょうか?」
「リアナ! 何で私の言う事を聞かないんだ! お前はヘンダーソン家の次女として、レベッカぐらいの年齢になると同じ派閥の貴族と婚約してもらわないと困るんだ! それなのにいつまで夢を見ているんだ! そんな絵本なんかではなく現実を見なさい!」
「お父様……いくら血の繋がった家族と言えでも、言ってはならない言葉があると思います。お母様との唯一の繋がりを汚すようでしたら……ぼくはこの家に居たくないです」
ぼくには珍しいぐらい頭に血が上っていた……
ぼくの全てを全否定されているような感じがした………………
「リアナ分かってくれないか。それに言葉遣いも女の子なんだから、ぼくではなく私と言いなさい。騎士ごっこはそろそろ卒業しなさい」
お父様は宥めるように説得をしたつもりだが、火に油を注ぐような余計にぼくの怒りを煽る事となった。
「分かりましたお父様…………ぼくはこの家を出て行きます」
「リアナ待ちなさい! 冗談では済まさないぞ! これ以上騎士の道を進むと言うのなら勘当だ! 二度と帰ってくるな!」
お父様もイライラしていてつい強い口調で言ってしまったのだろう。その一言でぼくは決心した。
「はい。これからはリアナ・ヘンダーソンではなく、ただのリアナとして生きて行きます。王立学院に入学して騎士の道を志します。ぼくは絶対に諦めません!」
ぼくはお父様の言葉を振り切って自室の整理を始めた。
必要最低限の衣服と護衛兵から貰った細剣と長剣……必要のないアクセサリーは売って入学金代にして、唯一お母様の形見のブルートパーズの宝石をあしらったネックレスだけは手放さなかった。
そしてその日の夕方前にやっと支度が整い、ぼくは王立学院分校という平民が多く通う初等部に入学する事にした。
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