最愛の夫に、運命の番が現れた!

竜也りく

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興奮してるの?

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今までも、なんてことない顔してたのに、こんな風にその実心臓は早鐘を打っていたりしたんだろうか。

そう思うと愛しくて、逞しい身体にぎゅうっと抱きついていた。

「ラルフ……大好き」

「ビスチェ……!!!」

ラルフがぎゅうっと抱きしめ返してくれる。その力強さが嬉しい。

「ああもう我慢できない」

「……ああッ」

窓際の長椅子に一瞬で押し倒されて、乳首をちゅうちゅうと吸われる。

「や……ん、そんな、急に……!!!」

さっきまで全身が密着していただけに少し離れた部分があるだけでも寂しい……と思ったけれど、唇で、舌で舐られ、歯先で軽く噛まれると、下半身に直結する快感がオレを襲う。

空いたもう片方の乳首もクニクニと指で弄られ押しつぶされて、オレはまた体の奥が一気に熱くなるのを感じていた。

時折見上げてくるラルフの目には少しも余裕がなくて、それがまた嬉しい。

「ああ……ビスチェ、また香りが強くなってきたね」

「うん、ラルフも……興奮してるの?」

「そりゃあもう。早く繋がりたい」

余裕のない声でそう言うと、ラルフは見せつけるように指を舐めてから、オレの後ろの窄まりに手を伸ばしてきた。

いつもは身体中を嫌と言うほど愛撫されて、トロトロになってから後ろを拓かれるというのに、今日は随分と性急だ。

ツプンと指が入ってきて、オレは体を震わせる。

もはや記憶がないけれど、きっと昨日までもラルフを受け入れていたであろうそこは、ラルフの指をなんの抵抗もなく受け入れた。

「ふ……あ、あ……」

ぐりゅんぐりゅんとナカを容赦なくかき混ぜられて、あっという間にぬかるんだそこは、ラルフを一刻も早く受け入れたいと主張しているかのようだ。

「ラルフ……」

オレは自然とラルフの背に手を回して、自らも腰を揺らしてラルフを誘うように動いていた。

「もういいから、早く来て……オレも、早くラルフとひとつになりたい」

「ビスチェ……!」

オレの名前を呼びながら、ラルフが一気に中へと分け入ってくる。

「……っっっ」

奥の奥まで一気に貫かれて、声すら出せずにラルフの身体にしがみつく。それに応えるようにラルフはオレをきつく抱きしめて、オレの奥に入り込んだまま動きを止めた。

「ああっ幸せだ……」

感激したようなラルフの声に、オレも多幸感に襲われる。

オレの中でラルフの熱い杭がふるふると震えて、その僅かな振動でさえもオレのナカを熱く刺激する。

「ラルフ……もっと強く抱いて……!」

「ビスチェ……ビスチェ……愛してる……!」
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