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夢みたい

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「ビスチェ……ビスチェ……! 僕の最愛。僕の唯一」

ラルフがオレを激しく穿ちながら、夢みたいな事を囁いてくれる。すごくすごく嬉しいのに、肉体に与えられる快感がすごすぎて、あえぐことしかできない。

「ふ、あああっ!!!」

「ビスチェは知らないだろう。僕がどんなにビスチェのうなじに歯を立てるこの日を夢見ていたか」

その言葉を証明するように、ラルフはオレを穿ちながらもうなじや首筋を優しく撫でたり口づけたりしてくれる。

朦朧とする意識の中で聞こえてくるラルフの言葉や愛しそうな指や唇の動きのひとつひとつが、雨粒が土に染みていくみたいにオレの中に染み渡っていく。

嬉しい。こんなに嬉しいことが他にあるだろうか。

「焦がれて焦がれて、やっと番になったんだ。生涯離さないから、覚悟してくれ……!」

生涯、離さない。

その言葉の強さに相応しくオレの奥に強く深く突き立てられるラルフの分身も、ぎゅうぎゅうに抱きしめてくれるたくましい腕も、ぴったりとくっついている身体も、全部、全部、オレを幸せにしてくれる。

「あぁっ……ん、はぁ……っ、んぅ……っ」

両足を高く持ち上げられ真上からゆさゆさと揺さぶられ突き入れられながら、オレはうっとりとラルフを見上げる。ラルフの澄んだ青い瞳には、オレだけが映し出されていた。

これからもずっと、この綺麗な瞳がオレだけを映してくれるなんて。

生涯離さない、覚悟しろなんて、そんな独占欲みたいなモノをオレなんかに持ってくれるなんて。

「あっ……ラルフ……あ、ん、好き……絶対に、離さないで……」

快感に翻弄されながらも、なんとかそれだけ口にして、ラルフのたくましい身体にぎゅうっとしがみついたら、ヒュ、とラルフが息を呑んだ。

次の瞬間。

「絶対に離さない! 離すものか……!!!」

「ひっ! あああっ!! あっ!! ま、待って、そんなっ……あうぅっ!! あっ」

ラルフが真上から、容赦なく激しく突いてくる。熱くて長い熱杭がオレの腹の奥の奥、オメガの子宮を何度も何度も突き刺した。

「わぁッ、や、アッ、し、子宮にっ、アアアンッ、アッ、そんなに突いちゃ……ッ、アアッ」

「これから生涯、何百何千回とコレをこの最奥に受け入れるんだ……! 覚えてくれ……!」

その言葉に、ラルフが本当に生涯オレだけと思ってくれている事を感じて、嬉しさが込み上げる。

「アアンッ、アッ、う、嬉しい……」

正直な気持ちが唇から零れたら、ラルフが切羽詰まった表情でオレを穿つ。
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