55 / 73
夢みたい
しおりを挟む
「ビスチェ……ビスチェ……! 僕の最愛。僕の唯一」
ラルフがオレを激しく穿ちながら、夢みたいな事を囁いてくれる。すごくすごく嬉しいのに、肉体に与えられる快感がすごすぎて、あえぐことしかできない。
「ふ、あああっ!!!」
「ビスチェは知らないだろう。僕がどんなにビスチェのうなじに歯を立てるこの日を夢見ていたか」
その言葉を証明するように、ラルフはオレを穿ちながらもうなじや首筋を優しく撫でたり口づけたりしてくれる。
朦朧とする意識の中で聞こえてくるラルフの言葉や愛しそうな指や唇の動きのひとつひとつが、雨粒が土に染みていくみたいにオレの中に染み渡っていく。
嬉しい。こんなに嬉しいことが他にあるだろうか。
「焦がれて焦がれて、やっと番になったんだ。生涯離さないから、覚悟してくれ……!」
生涯、離さない。
その言葉の強さに相応しくオレの奥に強く深く突き立てられるラルフの分身も、ぎゅうぎゅうに抱きしめてくれるたくましい腕も、ぴったりとくっついている身体も、全部、全部、オレを幸せにしてくれる。
「あぁっ……ん、はぁ……っ、んぅ……っ」
両足を高く持ち上げられ真上からゆさゆさと揺さぶられ突き入れられながら、オレはうっとりとラルフを見上げる。ラルフの澄んだ青い瞳には、オレだけが映し出されていた。
これからもずっと、この綺麗な瞳がオレだけを映してくれるなんて。
生涯離さない、覚悟しろなんて、そんな独占欲みたいなモノをオレなんかに持ってくれるなんて。
「あっ……ラルフ……あ、ん、好き……絶対に、離さないで……」
快感に翻弄されながらも、なんとかそれだけ口にして、ラルフのたくましい身体にぎゅうっとしがみついたら、ヒュ、とラルフが息を呑んだ。
次の瞬間。
「絶対に離さない! 離すものか……!!!」
「ひっ! あああっ!! あっ!! ま、待って、そんなっ……あうぅっ!! あっ」
ラルフが真上から、容赦なく激しく突いてくる。熱くて長い熱杭がオレの腹の奥の奥、オメガの子宮を何度も何度も突き刺した。
「わぁッ、や、アッ、し、子宮にっ、アアアンッ、アッ、そんなに突いちゃ……ッ、アアッ」
「これから生涯、何百何千回とコレをこの最奥に受け入れるんだ……! 覚えてくれ……!」
その言葉に、ラルフが本当に生涯オレだけと思ってくれている事を感じて、嬉しさが込み上げる。
「アアンッ、アッ、う、嬉しい……」
正直な気持ちが唇から零れたら、ラルフが切羽詰まった表情でオレを穿つ。
ラルフがオレを激しく穿ちながら、夢みたいな事を囁いてくれる。すごくすごく嬉しいのに、肉体に与えられる快感がすごすぎて、あえぐことしかできない。
「ふ、あああっ!!!」
「ビスチェは知らないだろう。僕がどんなにビスチェのうなじに歯を立てるこの日を夢見ていたか」
その言葉を証明するように、ラルフはオレを穿ちながらもうなじや首筋を優しく撫でたり口づけたりしてくれる。
朦朧とする意識の中で聞こえてくるラルフの言葉や愛しそうな指や唇の動きのひとつひとつが、雨粒が土に染みていくみたいにオレの中に染み渡っていく。
嬉しい。こんなに嬉しいことが他にあるだろうか。
「焦がれて焦がれて、やっと番になったんだ。生涯離さないから、覚悟してくれ……!」
生涯、離さない。
その言葉の強さに相応しくオレの奥に強く深く突き立てられるラルフの分身も、ぎゅうぎゅうに抱きしめてくれるたくましい腕も、ぴったりとくっついている身体も、全部、全部、オレを幸せにしてくれる。
「あぁっ……ん、はぁ……っ、んぅ……っ」
両足を高く持ち上げられ真上からゆさゆさと揺さぶられ突き入れられながら、オレはうっとりとラルフを見上げる。ラルフの澄んだ青い瞳には、オレだけが映し出されていた。
これからもずっと、この綺麗な瞳がオレだけを映してくれるなんて。
生涯離さない、覚悟しろなんて、そんな独占欲みたいなモノをオレなんかに持ってくれるなんて。
「あっ……ラルフ……あ、ん、好き……絶対に、離さないで……」
快感に翻弄されながらも、なんとかそれだけ口にして、ラルフのたくましい身体にぎゅうっとしがみついたら、ヒュ、とラルフが息を呑んだ。
次の瞬間。
「絶対に離さない! 離すものか……!!!」
「ひっ! あああっ!! あっ!! ま、待って、そんなっ……あうぅっ!! あっ」
ラルフが真上から、容赦なく激しく突いてくる。熱くて長い熱杭がオレの腹の奥の奥、オメガの子宮を何度も何度も突き刺した。
「わぁッ、や、アッ、し、子宮にっ、アアアンッ、アッ、そんなに突いちゃ……ッ、アアッ」
「これから生涯、何百何千回とコレをこの最奥に受け入れるんだ……! 覚えてくれ……!」
その言葉に、ラルフが本当に生涯オレだけと思ってくれている事を感じて、嬉しさが込み上げる。
「アアンッ、アッ、う、嬉しい……」
正直な気持ちが唇から零れたら、ラルフが切羽詰まった表情でオレを穿つ。
123
お気に入りに追加
1,221
あなたにおすすめの小説

もう人気者とは付き合っていられません
花果唯
BL
僕の恋人は頭も良くて、顔も良くておまけに優しい。
モテるのは当然だ。でも――。
『たまには二人だけで過ごしたい』
そう願うのは、贅沢なのだろうか。
いや、そんな人を好きになった僕の方が間違っていたのだ。
「好きなのは君だ」なんて言葉に縋って耐えてきたけど、それが間違いだったってことに、ようやく気がついた。さようなら。
ちょうど生徒会の補佐をしないかと誘われたし、そっちの方に専念します。
生徒会長が格好いいから見ていて癒やされるし、一石二鳥です。
※ライトBL学園モノ ※2024再公開・改稿中

僕の番
結城れい
BL
白石湊(しらいし みなと)は、大学生のΩだ。αの番がいて同棲までしている。最近湊は、番である森颯真(もり そうま)の衣服を集めることがやめられない。気づかれないように少しずつ集めていくが――
※他サイトにも掲載

【完結】愛してるから。今日も俺は、お前を忘れたふりをする
葵井瑞貴
BL
『好きだからこそ、いつか手放さなきゃいけない日が来るーー今がその時だ』
騎士団でバディを組むリオンとユーリは、恋人同士。しかし、付き合っていることは周囲に隠している。
平民のリオンは、貴族であるユーリの幸せな結婚と未来を願い、記憶喪失を装って身を引くことを決意する。
しかし、リオンを深く愛するユーリは「何度君に忘れられても、また好きになってもらえるように頑張る」と一途に言いーー。
ほんわか包容力溺愛攻め×トラウマ持ち強気受け

【完結】何一つ僕のお願いを聞いてくれない彼に、別れてほしいとお願いした結果。
N2O
BL
好きすぎて一部倫理観に反することをしたα × 好きすぎて馬鹿なことしちゃったΩ
※オメガバース設定をお借りしています。
※素人作品です。温かな目でご覧ください。



【完結】乙女ゲーの悪役モブに転生しました〜処刑は嫌なので真面目に生きてたら何故か公爵令息様に溺愛されてます〜
百日紅
BL
目が覚めたら、そこは乙女ゲームの世界でしたーー。
最後は処刑される運命の悪役モブ“サミール”に転生した主人公。
死亡ルートを回避するため学園の隅で日陰者ライフを送っていたのに、何故か攻略キャラの一人“ギルバート”に好意を寄せられる。
※毎日18:30投稿予定

捨てられオメガの幸せは
ホロロン
BL
家族に愛されていると思っていたが実はそうではない事実を知ってもなお家族と仲良くしたいがためにずっと好きだった人と喧嘩別れしてしまった。
幸せになれると思ったのに…番になる前に捨てられて行き場をなくした時に会ったのは、あの大好きな彼だった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる