52 / 73
【ラルフ視点】発情
しおりを挟む
必死に僕に応えようとしてくれるビスチェが愛しい。
ビスチェに気持ち良くなって欲しくて、ビスチェが好きなしこりの部分を、何度も何度も僕の熱で擦りあげた。
「アッ、アッ、アッ、アッ、アッ、ヒ、待っ……ア、すごい……!」
ビスチェが高まっていくのを肌で、締め付けられる結合部で感じて、幸福感に満たされる。
僕の怒張はさらに硬く、ビスチェの奥を暴いていった。亀頭で奥をグチュグチュと間断なく突き、すっかり膨れたしこりを青筋でゴリゴリと刺激する。
「アアアンッ!! いいっ!! 気持ちいい……!! もぅダメ……! イク……っ」
耐えきれないようにビスチェの身体が激しく悶える。その細い身体をしっかりと抱きしめた。
「ビスチェ……! 一緒に……!!」
「ああああああっ!!」
切羽詰まったビスチェの声に、いよいよ僕は打ち付けを早めていく。無意識に逃げを打つビスチェの身体を逃がしたくなくて、体を強く押し付る。激しい打ち付けの最後、ビスチェの奥の奥まで僕のペニスが潜り込んだ瞬間、僕たちは同時に吐精した。
はあ、はあ、と荒い息が漏れる。
もうどちらの吐息かも分からない。
「ラルフ……」
少しの沈黙の後、小さく僕を呼ぶ声に、ゾク、と震えがきた。
焦点の合わない目で僕を見上げてきたビスチェは、壮絶な色気を放っていた。
「ラルフ……ラルフ……」
うわごとのように僕の名を呼び、その細腕を差し伸べてくる。
濃厚だった香りがさらに濃度を増し、脳みその中が熱で塗りつぶされていくような異常な興奮が僕を襲った。
ヒートだ。
ビスチェが発情している。
「ラルフ……」
僕の胸に頬を擦りつけて甘えてくるのが何とも言えず可愛過ぎる。熱に浮かされたように潤んだ瞳に、僕だけが映し出されている。
今すぐ番おうと決意した。
名残惜しいがいったん熱い胎内から楔を引き抜く。僕を引き留めようと絡みついてくる柔い肉が愛しかった。
ビスチェの身体をひっくり返してうつ伏せにさせ、腰だけを引き上げる。つい今の今まで僕を内に抱いていたそこに切っ先をあてれば、何の抵抗もなくくぷりと呑み込んでくれた。
「ああ……っ、ラルフ……」
のしかかるようにペニスを突き入れたら、ビスチェは可愛らしい声をあげながら僕を深く迎え入れようと自ら腰を高く突き上げてくる。
「ああ~~っ、ああ~~っ、深い……!」
互いに求め合った結果、一気にビスチェの奥まで僕の怒張が突き入れられた。
「すごい……気持ちいい……!!! ラルフ……! ラルフ……! 好き……っ」
ビスチェに気持ち良くなって欲しくて、ビスチェが好きなしこりの部分を、何度も何度も僕の熱で擦りあげた。
「アッ、アッ、アッ、アッ、アッ、ヒ、待っ……ア、すごい……!」
ビスチェが高まっていくのを肌で、締め付けられる結合部で感じて、幸福感に満たされる。
僕の怒張はさらに硬く、ビスチェの奥を暴いていった。亀頭で奥をグチュグチュと間断なく突き、すっかり膨れたしこりを青筋でゴリゴリと刺激する。
「アアアンッ!! いいっ!! 気持ちいい……!! もぅダメ……! イク……っ」
耐えきれないようにビスチェの身体が激しく悶える。その細い身体をしっかりと抱きしめた。
「ビスチェ……! 一緒に……!!」
「ああああああっ!!」
切羽詰まったビスチェの声に、いよいよ僕は打ち付けを早めていく。無意識に逃げを打つビスチェの身体を逃がしたくなくて、体を強く押し付る。激しい打ち付けの最後、ビスチェの奥の奥まで僕のペニスが潜り込んだ瞬間、僕たちは同時に吐精した。
はあ、はあ、と荒い息が漏れる。
もうどちらの吐息かも分からない。
「ラルフ……」
少しの沈黙の後、小さく僕を呼ぶ声に、ゾク、と震えがきた。
焦点の合わない目で僕を見上げてきたビスチェは、壮絶な色気を放っていた。
「ラルフ……ラルフ……」
うわごとのように僕の名を呼び、その細腕を差し伸べてくる。
濃厚だった香りがさらに濃度を増し、脳みその中が熱で塗りつぶされていくような異常な興奮が僕を襲った。
ヒートだ。
ビスチェが発情している。
「ラルフ……」
僕の胸に頬を擦りつけて甘えてくるのが何とも言えず可愛過ぎる。熱に浮かされたように潤んだ瞳に、僕だけが映し出されている。
今すぐ番おうと決意した。
名残惜しいがいったん熱い胎内から楔を引き抜く。僕を引き留めようと絡みついてくる柔い肉が愛しかった。
ビスチェの身体をひっくり返してうつ伏せにさせ、腰だけを引き上げる。つい今の今まで僕を内に抱いていたそこに切っ先をあてれば、何の抵抗もなくくぷりと呑み込んでくれた。
「ああ……っ、ラルフ……」
のしかかるようにペニスを突き入れたら、ビスチェは可愛らしい声をあげながら僕を深く迎え入れようと自ら腰を高く突き上げてくる。
「ああ~~っ、ああ~~っ、深い……!」
互いに求め合った結果、一気にビスチェの奥まで僕の怒張が突き入れられた。
「すごい……気持ちいい……!!! ラルフ……! ラルフ……! 好き……っ」
124
お気に入りに追加
1,235
あなたにおすすめの小説

【完結】愛してるから。今日も俺は、お前を忘れたふりをする
葵井瑞貴
BL
『好きだからこそ、いつか手放さなきゃいけない日が来るーー今がその時だ』
騎士団でバディを組むリオンとユーリは、恋人同士。しかし、付き合っていることは周囲に隠している。
平民のリオンは、貴族であるユーリの幸せな結婚と未来を願い、記憶喪失を装って身を引くことを決意する。
しかし、リオンを深く愛するユーリは「何度君に忘れられても、また好きになってもらえるように頑張る」と一途に言いーー。
ほんわか包容力溺愛攻め×トラウマ持ち強気受け

嫌われ変異番の俺が幸せになるまで
深凪雪花
BL
候爵令息フィルリート・ザエノスは、王太子から婚約破棄されたことをきっかけに前世(お花屋で働いていた椿山香介)としての記憶を思い出す。そしてそれが原因なのか、義兄ユージスの『運命の番』に変異してしまった。
即結婚することになるが、記憶を取り戻す前のフィルリートはユージスのことを散々見下していたため、ユージスからの好感度はマイナススタート。冷たくされるが、子どもが欲しいだけのフィルリートは気にせず自由気ままに過ごす。
しかし人格の代わったフィルリートをユージスは次第に溺愛するようになり……?
※★は性描写ありです。

もう人気者とは付き合っていられません
花果唯
BL
僕の恋人は頭も良くて、顔も良くておまけに優しい。
モテるのは当然だ。でも――。
『たまには二人だけで過ごしたい』
そう願うのは、贅沢なのだろうか。
いや、そんな人を好きになった僕の方が間違っていたのだ。
「好きなのは君だ」なんて言葉に縋って耐えてきたけど、それが間違いだったってことに、ようやく気がついた。さようなら。
ちょうど生徒会の補佐をしないかと誘われたし、そっちの方に専念します。
生徒会長が格好いいから見ていて癒やされるし、一石二鳥です。
※ライトBL学園モノ ※2024再公開・改稿中

当たり前の幸せ
ヒイロ
BL
結婚4年目で別れを決意する。長い間愛があると思っていた結婚だったが嫌われてるとは気付かずいたから。すれ違いからのハッピーエンド。オメガバース。よくある話。
初投稿なので色々矛盾などご容赦を。
ゆっくり更新します。
すみません名前変えました。

歳上公爵さまは、子供っぽい僕には興味がないようです
チョロケロ
BL
《公爵×男爵令息》
歳上の公爵様に求婚されたセルビット。最初はおじさんだから嫌だと思っていたのだが、公爵の優しさに段々心を開いてゆく。無事結婚をして、初夜を迎えることになった。だが、そこで公爵は驚くべき行動にでたのだった。
ほのぼのです。よろしくお願いします。
※ムーンライトノベルズ様でも投稿しています。

祝福という名の厄介なモノがあるんですけど
野犬 猫兄
BL
魔導研究員のディルカには悩みがあった。
愛し愛される二人の証しとして、同じ場所に同じアザが発現するという『花祝紋』が独り身のディルカの身体にいつの間にか現れていたのだ。
それは女神の祝福とまでいわれるアザで、そんな大層なもの誰にも見せられるわけがない。
ディルカは、そんなアザがあるものだから、誰とも恋愛できずにいた。
イチャイチャ……イチャイチャしたいんですけど?!
□■
少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです!
完結しました。
応援していただきありがとうございます!
□■
第11回BL大賞では、ポイントを入れてくださった皆様、またお読みくださった皆様、どうもありがとうございましたm(__)m
博愛主義の成れの果て
135
BL
子宮持ちで子供が産める侯爵家嫡男の俺の婚約者は、博愛主義者だ。
俺と同じように子宮持ちの令息にだって優しくしてしまう男。
そんな婚約を白紙にしたところ、元婚約者がおかしくなりはじめた……。

【完結】悪妻オメガの俺、離縁されたいんだけど旦那様が溺愛してくる
古井重箱
BL
【あらすじ】劣等感が強いオメガ、レムートは父から南域に嫁ぐよう命じられる。結婚相手はヴァイゼンなる偉丈夫。見知らぬ土地で、見知らぬ男と結婚するなんて嫌だ。悪妻になろう。そして離縁されて、修道士として生きていこう。そう決意したレムートは、悪妻になるべくワガママを口にするのだが、ヴァイゼンにかえって可愛らがれる事態に。「どうすれば悪妻になれるんだ!?」レムートの試練が始まる。【注記】海のように心が広い攻(25)×気難しい美人受(18)。ラブシーンありの回には*をつけます。オメガバースの一般的な解釈から外れたところがあったらごめんなさい。更新は気まぐれです。アルファポリスとムーンライトノベルズ、pixivに投稿。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる