最愛の夫に、運命の番が現れた!

竜也りく

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【ラルフ視点】発情

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必死に僕に応えようとしてくれるビスチェが愛しい。

ビスチェに気持ち良くなって欲しくて、ビスチェが好きなしこりの部分を、何度も何度も僕の熱で擦りあげた。

「アッ、アッ、アッ、アッ、アッ、ヒ、待っ……ア、すごい……!」

ビスチェが高まっていくのを肌で、締め付けられる結合部で感じて、幸福感に満たされる。

僕の怒張はさらに硬く、ビスチェの奥を暴いていった。亀頭で奥をグチュグチュと間断なく突き、すっかり膨れたしこりを青筋でゴリゴリと刺激する。

「アアアンッ!! いいっ!! 気持ちいい……!! もぅダメ……! イク……っ」

耐えきれないようにビスチェの身体が激しく悶える。その細い身体をしっかりと抱きしめた。

「ビスチェ……! 一緒に……!!」

「ああああああっ!!」

切羽詰まったビスチェの声に、いよいよ僕は打ち付けを早めていく。無意識に逃げを打つビスチェの身体を逃がしたくなくて、体を強く押し付る。激しい打ち付けの最後、ビスチェの奥の奥まで僕のペニスが潜り込んだ瞬間、僕たちは同時に吐精した。

はあ、はあ、と荒い息が漏れる。

もうどちらの吐息かも分からない。

「ラルフ……」

少しの沈黙の後、小さく僕を呼ぶ声に、ゾク、と震えがきた。

焦点の合わない目で僕を見上げてきたビスチェは、壮絶な色気を放っていた。

「ラルフ……ラルフ……」

うわごとのように僕の名を呼び、その細腕を差し伸べてくる。

濃厚だった香りがさらに濃度を増し、脳みその中が熱で塗りつぶされていくような異常な興奮が僕を襲った。

ヒートだ。

ビスチェが発情している。

「ラルフ……」

僕の胸に頬を擦りつけて甘えてくるのが何とも言えず可愛過ぎる。熱に浮かされたように潤んだ瞳に、僕だけが映し出されている。

今すぐ番おうと決意した。

名残惜しいがいったん熱い胎内から楔を引き抜く。僕を引き留めようと絡みついてくる柔い肉が愛しかった。

ビスチェの身体をひっくり返してうつ伏せにさせ、腰だけを引き上げる。つい今の今まで僕を内に抱いていたそこに切っ先をあてれば、何の抵抗もなくくぷりと呑み込んでくれた。

「ああ……っ、ラルフ……」

のしかかるようにペニスを突き入れたら、ビスチェは可愛らしい声をあげながら僕を深く迎え入れようと自ら腰を高く突き上げてくる。

「ああ~~っ、ああ~~っ、深い……!」

互いに求め合った結果、一気にビスチェの奥まで僕の怒張が突き入れられた。

「すごい……気持ちいい……!!! ラルフ……! ラルフ……! 好き……っ」
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