最愛の夫に、運命の番が現れた!

竜也りく

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【ラルフ視点】ひとつになりたい

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次第に舐めるだけでは飽き足らず、吸い付き、甘噛みし、唇と舌と歯に感じる喉の動きに魅了されていく。

「あああっ!!!」

ひときわ高く上がった声にハッとした。

ビスチェの目からぽろぽろと大粒の涙が零れる。しまった、少し強く噛みすぎたか。反省する僕の鼻腔にビスチェの香りがより強い芳香を纏って押し寄せてくる。

「幸せすぎて……出ちゃった……」

上気した頬のまま、恥ずかしそうに呟くビスチェの視線の先を辿って、ビスチェの腹に白いものが飛び散っている淫猥な光景に目が釘付けになる。

まだペニスには触れてもいないのに、首を舐められ甘噛みされ、乳首を柔く揉まれただけで吐精したというのか。

ビスチェが放つ芳香と、精の香りにもう何も考えられなくなる。

性急にビスチェの片足を肩の上に引っ張り上げて、その白く薄い腹に溜った白濁を指で掬い取り、そのまま後孔に指を押しつけた。出かける前にも僕を受け入れてくれていた蕾はまだ柔らかくて、僕の指を何の苦も無く飲み込んでくれる。

「んん……ふ、うう……」

僕の指が後孔のナカを擦る度、ビスチェが気持ちよさそうな声をあげて僕をさそう。ビスチェの中はまだ僕を受け入れたことを覚えていてくれたようで、温かく優しく僕の指を締め付けてくれた。

「ラルフ……ラルフ、もう……ひとつになりたい」

「ビスチェ……!」

ビスチェから直接そう請われて、否やがある筈がない。速攻で指を抜き去り、代わりに猛りきった怒張を押し当てる。

「ビスチェ、愛している」

ビスチェの瞳をまっすぐに見つめながら、ことさらゆっくりと腰を進めた。

「あ……あ……ん、ああ……」

ビスチェの中は僕を優しく受け入れてくれる。

僕のペニスが奥に奥に入っていくごとに、ビスチェから気持ちよさそうな吐息が漏れた。ふるふると震えて背をのけぞらせるビスチェの白い胸の頂で、赤い粒がひときわ目立って僕を誘う。

ぷくりと勃って存在を主張する乳首にチュウッと吸い付いたら、ビスチェは甲高い悲鳴を上げてまた僅かに吐精した。のけぞる首筋がとんでもなく淫猥で目を逸らせない。

ああもう。堪らない。

半分くらいまでどうにかゆっくりと拓いてきたのに、もうどうにも我慢ができなくなって、奥まで一気に貫いた。

「ああああああっっっ!!!」

「ビスチェ……ビスチェ! 愛している。愛している……!!!」

熱に浮かされたようにそう口にしながら、思いを叩きつけるようにビスチェの中を穿つ。

「ラルフ……オレもっ、アッ、オレもっ、ラルフ、愛してる……っ!!」
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