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3日目
3日目(8)
しおりを挟む「なにか、心配事でもあるんですか?」
白井さんが口を開く。
俺は焦って
「どうして?大丈夫だよ。」
といった。
俺が動揺していることに気付いたのだろう。
「さっきから携帯何回も確認してるじゃないですか。この世の終わりを見ているみたいな顔して。」
俺は今この世の終わりを見ているみたいな顔をしていたのかと思うと、恥ずかしくなった。
「メッセージの返事が来なくてね。待っているんだ。それだけだよ。」
俺は正直に話した。
白井さんは、そうだったんですね、と納得したようだった。
食堂に着き、定食を頼むと、白井さんが先に席を取っていてくれているようだった。
遠くからひらひらと手を振る白井さんを見つけ、お盆に乗っている味噌汁をこぼさないように向かった。
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