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学園の感謝祭にて
学園の感謝祭にて・9 ◇長男レオナルド視点
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オレは心の中で、自分を落ち着かせる為に同じ言葉を繰り返す。
所詮は素人のやる事だ…。
所詮は素人のやる事だ……。
所詮は素人のやる事だ………!
そうだろう、レオナルド。
素人のやる事が中途半端になってても仕方ねぇんだよ。
例え、その酷い出来栄えの女装で満足そうなドヤ顔を晒して来たとしても、だ。それに腹を立てるなんぞ大人げないぞ、レオナルド。
ここは一つ、素人で学生のやる事だと思って、笑って許してやろうぜ。……なぁ?
「……お、っ……。オレで……良ければ、喜んで………。」
苛立ちを隠し、精一杯の笑顔をレイに向けてやる。
疲れた表情になっちまってるかも知れねぇが、それぐらいは許せ。許してくれ。
エスコートしてやろうと、手を差し出し掛けたオレは。
女装中のレイに、またしても、見過ごせない部分を見付けて怒鳴りそうになった。
ピンヒールを履いてる、レイの、お前の足元っ。
……おい、震えてるだろぉが、何をやってるんだ! そんな状態でお前、これから校舎内を宣伝して回れると、本気で考えてるのか、ア゛アっ!?
何の仮装をするかぐらいは聞いてたんだろう?
だったら、マーダー・ムヤンの仮装をするお前は、ピンヒールを履くって事ぐらいは予測出来たハズだろうっ。
なんで、ちゃんと練習しとかねぇんだ? ちょっとヒールが高い靴ぐらい、履いて歩くのなんざ楽勝だ。……そう考えてたのか、アァン?
その結果が! そのザマ、だろぉがっ!
テメェが履いてる靴で満足に歩き回れねぇとか、有り得ねぇぞっ!
……あぁマズイ。落ち着けよ、オレ。
所詮は素人のやる事だ、所詮は素人のやる事だ、所詮は素人のやる事だ。
「それなりの距離を歩くんだから、こうした方がバランスがいいだろ。」
瞬時にオレは自分の気持ちを落ち着けた。
その上、優しく弟の手を取って、オレの腕に掴まらせてやる。
普通に手を取ってエスコートしてたんじゃ、校舎内を歩くのに何時間掛かるか、分かったもんじゃねぇからな。オレの身体に体重を預けさせて、引き摺り回してやるツモリだ。
これが女性相手だったらこうは行かねぇが、弟相手なんだから構わんだろ。
「おい……私だ。」
「……ぅん?」
「だから……私だ。お前の弟の、レイモンドだ。……男だっ。」
何故、今、このタイミングで……暴露した?
そもそもお前がレイモンドだっつ~事は、遥か遠くから一目瞭然だろぉが。
寧ろこんな酷い有り様で、オレに気付かれてないと思ってる、お前の判断能力を疑うレベルだぞ。いつものレイらしくもねぇ。
あれか? 感謝祭のお祭り騒ぎで浮かれちまってるのか?
「……そうか、お前はレイモンドだったのか、気付かなかった。時間が勿体ねぇ。さっさと校内を周るぞ。」
まるで別人のような女装の弟に気付かなかった、振りをしてやった。
…してやったんだから、もういいだろう。
歩き出したオレのすぐ後ろで、レイが転んだ。
体重をオレの腕に預けてたにも関わらず、だ。
だから、言わんこっちゃねぇ。
……女装を舐めるな!
叱ってやろうかと思ったものの、この場ではマズイかと思い、我慢する。
とりあえず怪我が無いかを確認して、助け起こしてやろうかとしたらレイの奴は「目眩がしたが問題無い」とか言いやがる。
目眩を舐めるな!
有無を言わさず抱え上げて、近くにあったソファーに寝かす。
その好意を無碍にするように起き上がろうとしたレイを、大人しくさせた。
「目眩を甘く見るんじゃねぇ。……ったく。いいから……大人しくしてろ。」
子供の頃にやってたみたく、レイの頭をぽんぽんしてやる。
不満気に唇を尖らせるレイは、むしろ今、その表情の方が少しはマシな女装だ。
「こんな所で何をしているのですか?」
……呑気に考えてた自分を殴ってやりてぇ。
なんで、サロンのソファーで、寝かせた弟に圧し掛かってたのか、と。
「何をしているのかと、私は聞きましたが……?」
ずっと、会いたかった人物の声が聞けたのがこんな時だとは……最悪だ。
相手はレイだが、何となく、マズい。
「………。」
さぞや軽蔑した眼差しを浴びてるんだろうと、オレは覚悟をして、恐る恐るジェフリー殿下の方を振り返った。
そして、何とも言えない気持ちになった。
こんな時でさえ、ジェフリー殿下が見てるのはオレじゃない。
厳しい視線も言葉も全部、レイに向けてだった。
皇子二人はゆっくりと近付いて来る。
含み笑いのクリスティ殿下からの視線が、オレは居たたまれない。
オレの被害妄想だと思いつつ、ジェフリー殿下から相手にされてねぇ事を面白がられてるような気になっちまう。
ふと歩みを止めたジェフリー殿下の視線が、レイの顔と、剥き出しになった太腿とを交互に見た。
次の瞬間、ジェフリー殿下の整った顔がショックを受けたように歪んだ。
ソファーに寝そべる女装の男がレイだと分かったんだろう。
「こっ、……これは、転倒した…」
女装してるレイに、ジェフリー殿下が哀しい思いをした……ように見えた。
だからオレは、どうにかしてやりたいと思って、口を開いたんだ。
「行きましょう、クリス。不愉快です。」
だが遅かった。
こんな時いつも、オレは遅い。
唇を震わせたジェフリー殿下が一歩下がる。
涙を溜めて拒絶する瞳が余りにも……綺麗で………。
踵を返したジェフリー殿下を、オレは捕まえられなかった。
「ま、待て……、違うっ…、……っ! 」
慌てて、その背中に「あくまでも仮装であって、レイは趣味で女装したんじゃない」と説明しようとしたオレの前に、格好の獲物を見付けたように瞳を細めたクリスティ殿下が立ちはだかる。
自分の魅力を分かってるのか、悪戯っぽく小首まで傾げて見せるクリスティ殿下は、身体を強張らせたレイの顔を覗き込む。
ほんの小さく笑い声を漏らすのは、わざと聞かせる為のものか。
オレへと視線を戻すクリスティ殿下。
いつもよりも鮮やかな微笑がオレには悪魔の微笑みに見えた。
「お似合いですよ? お二人とも……とっても。」
お似合い……? 二人とも……? どういう意味だ?
……おい、まさか!
オレとレイとの仲を怪しい風に疑ってるんじゃねぇだろうな!?
……おい、まさか!
ジェフリー殿下もそんな風に、誤解したんじゃねぇだろうな!?
愕然とするオレの、恐ろしい疑問を口に出す前に。
クリスティ殿下は優雅な足取りでサロンから立ち去って行った。
所詮は素人のやる事だ…。
所詮は素人のやる事だ……。
所詮は素人のやる事だ………!
そうだろう、レオナルド。
素人のやる事が中途半端になってても仕方ねぇんだよ。
例え、その酷い出来栄えの女装で満足そうなドヤ顔を晒して来たとしても、だ。それに腹を立てるなんぞ大人げないぞ、レオナルド。
ここは一つ、素人で学生のやる事だと思って、笑って許してやろうぜ。……なぁ?
「……お、っ……。オレで……良ければ、喜んで………。」
苛立ちを隠し、精一杯の笑顔をレイに向けてやる。
疲れた表情になっちまってるかも知れねぇが、それぐらいは許せ。許してくれ。
エスコートしてやろうと、手を差し出し掛けたオレは。
女装中のレイに、またしても、見過ごせない部分を見付けて怒鳴りそうになった。
ピンヒールを履いてる、レイの、お前の足元っ。
……おい、震えてるだろぉが、何をやってるんだ! そんな状態でお前、これから校舎内を宣伝して回れると、本気で考えてるのか、ア゛アっ!?
何の仮装をするかぐらいは聞いてたんだろう?
だったら、マーダー・ムヤンの仮装をするお前は、ピンヒールを履くって事ぐらいは予測出来たハズだろうっ。
なんで、ちゃんと練習しとかねぇんだ? ちょっとヒールが高い靴ぐらい、履いて歩くのなんざ楽勝だ。……そう考えてたのか、アァン?
その結果が! そのザマ、だろぉがっ!
テメェが履いてる靴で満足に歩き回れねぇとか、有り得ねぇぞっ!
……あぁマズイ。落ち着けよ、オレ。
所詮は素人のやる事だ、所詮は素人のやる事だ、所詮は素人のやる事だ。
「それなりの距離を歩くんだから、こうした方がバランスがいいだろ。」
瞬時にオレは自分の気持ちを落ち着けた。
その上、優しく弟の手を取って、オレの腕に掴まらせてやる。
普通に手を取ってエスコートしてたんじゃ、校舎内を歩くのに何時間掛かるか、分かったもんじゃねぇからな。オレの身体に体重を預けさせて、引き摺り回してやるツモリだ。
これが女性相手だったらこうは行かねぇが、弟相手なんだから構わんだろ。
「おい……私だ。」
「……ぅん?」
「だから……私だ。お前の弟の、レイモンドだ。……男だっ。」
何故、今、このタイミングで……暴露した?
そもそもお前がレイモンドだっつ~事は、遥か遠くから一目瞭然だろぉが。
寧ろこんな酷い有り様で、オレに気付かれてないと思ってる、お前の判断能力を疑うレベルだぞ。いつものレイらしくもねぇ。
あれか? 感謝祭のお祭り騒ぎで浮かれちまってるのか?
「……そうか、お前はレイモンドだったのか、気付かなかった。時間が勿体ねぇ。さっさと校内を周るぞ。」
まるで別人のような女装の弟に気付かなかった、振りをしてやった。
…してやったんだから、もういいだろう。
歩き出したオレのすぐ後ろで、レイが転んだ。
体重をオレの腕に預けてたにも関わらず、だ。
だから、言わんこっちゃねぇ。
……女装を舐めるな!
叱ってやろうかと思ったものの、この場ではマズイかと思い、我慢する。
とりあえず怪我が無いかを確認して、助け起こしてやろうかとしたらレイの奴は「目眩がしたが問題無い」とか言いやがる。
目眩を舐めるな!
有無を言わさず抱え上げて、近くにあったソファーに寝かす。
その好意を無碍にするように起き上がろうとしたレイを、大人しくさせた。
「目眩を甘く見るんじゃねぇ。……ったく。いいから……大人しくしてろ。」
子供の頃にやってたみたく、レイの頭をぽんぽんしてやる。
不満気に唇を尖らせるレイは、むしろ今、その表情の方が少しはマシな女装だ。
「こんな所で何をしているのですか?」
……呑気に考えてた自分を殴ってやりてぇ。
なんで、サロンのソファーで、寝かせた弟に圧し掛かってたのか、と。
「何をしているのかと、私は聞きましたが……?」
ずっと、会いたかった人物の声が聞けたのがこんな時だとは……最悪だ。
相手はレイだが、何となく、マズい。
「………。」
さぞや軽蔑した眼差しを浴びてるんだろうと、オレは覚悟をして、恐る恐るジェフリー殿下の方を振り返った。
そして、何とも言えない気持ちになった。
こんな時でさえ、ジェフリー殿下が見てるのはオレじゃない。
厳しい視線も言葉も全部、レイに向けてだった。
皇子二人はゆっくりと近付いて来る。
含み笑いのクリスティ殿下からの視線が、オレは居たたまれない。
オレの被害妄想だと思いつつ、ジェフリー殿下から相手にされてねぇ事を面白がられてるような気になっちまう。
ふと歩みを止めたジェフリー殿下の視線が、レイの顔と、剥き出しになった太腿とを交互に見た。
次の瞬間、ジェフリー殿下の整った顔がショックを受けたように歪んだ。
ソファーに寝そべる女装の男がレイだと分かったんだろう。
「こっ、……これは、転倒した…」
女装してるレイに、ジェフリー殿下が哀しい思いをした……ように見えた。
だからオレは、どうにかしてやりたいと思って、口を開いたんだ。
「行きましょう、クリス。不愉快です。」
だが遅かった。
こんな時いつも、オレは遅い。
唇を震わせたジェフリー殿下が一歩下がる。
涙を溜めて拒絶する瞳が余りにも……綺麗で………。
踵を返したジェフリー殿下を、オレは捕まえられなかった。
「ま、待て……、違うっ…、……っ! 」
慌てて、その背中に「あくまでも仮装であって、レイは趣味で女装したんじゃない」と説明しようとしたオレの前に、格好の獲物を見付けたように瞳を細めたクリスティ殿下が立ちはだかる。
自分の魅力を分かってるのか、悪戯っぽく小首まで傾げて見せるクリスティ殿下は、身体を強張らせたレイの顔を覗き込む。
ほんの小さく笑い声を漏らすのは、わざと聞かせる為のものか。
オレへと視線を戻すクリスティ殿下。
いつもよりも鮮やかな微笑がオレには悪魔の微笑みに見えた。
「お似合いですよ? お二人とも……とっても。」
お似合い……? 二人とも……? どういう意味だ?
……おい、まさか!
オレとレイとの仲を怪しい風に疑ってるんじゃねぇだろうな!?
……おい、まさか!
ジェフリー殿下もそんな風に、誤解したんじゃねぇだろうな!?
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