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46:スケベな雰囲気はどこに消えたんですか
しおりを挟む至極スムーズにオレは反省を終えた。
無駄な時間を引き延ばさない、それがオレ流スタイル。
そしてそのまま、流れるように、速やかに。
リダを見ながら乳首を最終仕上げするのに夢中な水溜まり美人を、背後から容赦なく襲い掛かった。
がっちりキャッチ&ホールドだ。
ロマンチック成分控えめ、ワイルド味強めのバックハグだ。
もう少し丁寧な方がいいのかも知れんけど、これでいいんだよ。これがいいんだよ。
こういうのは少し強引な方がいいって、昔から言うだろ。
そんなこと誰が言うんだ、って……そりゃあ、みんなだよ、みんな。
みんなって誰だよ、って? そんなの決まってるだろ、"妖怪みんな" だよ。身元不詳の、都合の良いように使われるアレな。
「わっ。……どうかな?」
一瞬驚いた後、顔だけ振り向いて、はにかんだ上目遣いでオレを見上げる。
間違いなくあざとい。そこがいい。
「いいっ! 合格だっ!」
腕を回して抱き締めたら、ちょうど触りやすい場所に乳首の手応え、いや、指応え。
オレの要望通り、ちょっと大きめだ。ぴったりジャストで摘まみやすい。
裸同士の身体がギュッと密着してるから、オレのチンコは狙いすましたように尻肉に挟まれてて、興奮するし気持ちいい。
感極まったオレは鼻息荒くチンコを押し付けながら、乳首を弄り回した。
見本を見ながら丁寧に作ってたようだから、きっと素晴らしい出来栄えなんだろうけど。それをじっくり観察する前に、指触りと反応を堪能したかったんだ。
渾身の力作は後でちゃんと見てやるから。
「ぁは、くすぐったい~、にゃふふっ。」
乳首はあんまり気持ち良くないようだ。
ちょっと残念。
でも諦めるのはまだ早い。
くすぐったいのは、これからの努力次第で気持ち良くなれる可能性があるからだ。
よし、ここはいっちょ、オレが育ててやろうじゃないか。
「ねぇ、子作りするなら早く合体しなくちゃ。……しないの?」
「する。今すぐに合体する。」
気持ち良くなれるような乳首に育てるのはまた別な機会にしよう。
チャンスはいずれ、また、たぶんある、ハズ。
可及的速やかに予定を変更し、オレは水溜まり美人の尻をむんずと掴んだ。
手の平に吸い付く肌はプリンっとしてモッチモチ。水溜まり状態のときとはちょっと違ってるな。
割り開いたアナルは、ぷっくりしてる上にちょっと濡れてるように見える。
合体準備は万端だって、思い掛けた。
けども。そうとも限らないな。
そう言えばコイツは元々、水分の塊みたいなもんだったからな。
通常モードでもほんのり潤ってても不思議じゃないわけだ。
だったら、突っ込める程度に解れてるかどうか、確認してやった方がいいか?
とりあえず指を入れてみて……いや待てよ、舐めてみる方が良くないか?
そうだな、舐めよう、そうしよう。
ぺろり……にゅるっ。
舐めて舌入れた。
「ねぇ、入った? なんか短くない?」
じゅぽん。
舌抜いた。
「今のはオレの舌。」
「そっか。」
つぷっ。
指1本入れた。
「あ、また入った。なんか細くない?」
「指だからな。」
「そっか。ねぇ、まだ合体しないの?」
「慌てるな。すぐに合体するから。」
アナルの状態を舌と指とで確かめた結果。大丈夫だ、と判断した。
今すぐに突っ込んでも問題なさそうだ。
なんかヤラシイことしてる雰囲気が消え掛けてるけど、それも別に問題無い。
「は~や~、く~。合体、するの~。」
なんだか駄々を捏ねる子供みたいな言い方だけど、水溜まり美人の容姿は子供には見えないからセーフ。
実年齢は知らんけど、外見的には20歳くらいには見えるから気にしない。
「よしよし、今…いれる、からな。……ほれ。」
「あ、ちゃんとしたの、入った~っ。」
バックからぐいぐい根元まで埋め込んでやった。
せっかくリクエストされたんだからな。
奥まで入れろとは言われてなかったっけか? どんまい、オレ、気にすんな。
何はともあれ途中でフニャらなくて良かった、良かった。
異世界から来た裸族、って設定が良かったのかもな。
流石は異世界ファンタジー。……それにしても久々に言ったな、このフレーズ。
「あっ、あっ、きも…ち、いいっ。」
ナカをコツコツ抉ってやるだけで、嬉しそうにアナルがオレをチュッチュする。
喜んで貰えてなにより、だ。
オレもかなり気持ちいい。
水溜まり状態でもあれだけ気持ち良かった天然エロ素材が、ぷっくりアナルになってるとこに突っ込んでるんだから当然だ。穴の狭さも丁度いいし、推して知るべし、だ。
「ねぇ、もう…出るっ? 出そうっ?」
「いやぁ、さすがになぁ……もうちょっと。」
「そっか。あっ。」
それなのに。
エッチなことしてる雰囲気がどんどん消えてく。
不思議だ。
まぁい~か。
もうちょい動いてりゃ高まるだろ。
「ねぇっ、こ…ども……っ、あっ、できる、かなっ。」
「そ~だな、できるといいな。」
「うんっ、でき…ると、いいなっ。」
身体を揺らして水溜まり美人が、気持ち良さそうで楽しそうな声で話す。
オレはそれに全っ然、心の籠もらない返事を適当にしながら。
ふと、……水溜まり美人って言うの結構長くてメンドいからコイツにも呼び名を付けないとな。なんて考えが頭をよぎった。
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