深刻にならないのが取り柄なオレが異世界をちょっとだけ救う物語

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5:一連のサービスまとめてお幾ら万円ですか

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みんな、よ~く聞いてくれ。
オレの身に起きた、一連の奇跡を。



たっぷり出した精液を美青年が美味しそうに召し上がって、これで終わりかと思ったオレは悲しくなってた。
そしたら美青年、そんなオレを可哀想に思ってくれたようでな。
お掃除が完了して綺麗になったチンコを、またしゃぶってくれたんだ。

いや~ぁ、あの時の感動を、みんなにも届けたい。
異世界だし、相手はモンスターだし、言葉も通じないしの三重苦でも、気持ちは伝わるんだな。
まさに奇跡。目と目が合ったらミラクルだ。


ただ、残念ながら。そのまますんなり挿入・合体とはならなかった。
思わぬアクシデントが発生したからだ。それも超弩級の、とんでもないレベルの。

先に言っておく。
不可抗力だった。

再び美青年のオクチにずっぽし咥えて貰った、までは良かった。
気持ちいいって感じた次の瞬間、入って来たんだよ。チンコに、ズププッて!

慌ててよく見たら、美青年の舌先に細ぉ~いヒモみたいなのが付いてた。
さっきのフェラの時には無かったやつだ。
必要に応じて生やしたか、伸ばしたんだろうな、さすがは異世界モンスター。

しゃぶりながらの尿道責めなんて耐えられないだろ。
オレは無理だった。
もうね、秒でフィニッシュしたともさ。
軟弱者と言わないでくれ。
それでなくても、お掃除の段階で勃ってたんだ。もつワケがない。


まぁ、そうやって2発ともフェラで出しちゃったから、オレはまた悲しくなった。
今度こそもう終わりかも知れないって。

ところが、また奇跡が起きたんだ。
いや、ここまで来たらこれはもう奇跡なんかじゃない。
オレと美青年は目と目で通じ合う、そういう仲になったんじゃないか。


何が起きたかを説明すると。
舌と指とでチンコを復活させてくれた美青年が、下半身に密集するツタをグネグネさせながら、オレの股間の上に乗っかって来たんだよ。

いや~ぁ、あの時のエロさを、オレは忘れない。

美青年の騎乗位で、絡まり合ったツタの中に突っ込んだ。
馴染みのある穴じゃなくても、中の具合は最高だった。
仰け反らせてヨガる姿とか、切なげな表情とかにも興奮して、とにかく良かった。




……以上、これがオレに起きた奇跡の概要だ。


「はぁ……気持ち良かった。」
「……(ザザーッ)」

オレの呟きに答えてくれる美青年。
何を言ってるかは分からないものの、きっと返事をくれたんだろう。
脳内で「おれも…」って変換しとくか。


さてさて、いかにも満足した風に言ったオレだけど。
最後までヤッて気持ち良かったのに、実はなんかちょっとモヤモヤしてる。

理由は自分でも分かってるんだ。

凄い可愛いかったし、エロかったし、気持ち良かったんだけど、下半身がツタになってるモンスターだから、さ。
なんっていうか、若干の不満、って言ったら贅沢なんだけど。
何発も出してから更に注文付けるのかって感じで、なんか言い難いんだけど……。

お尻、揉みたいなぁ(アッサリ)。
チンコ触りたいなぁ(アッサリ)。

「あぁ~揉みたい。しごきたい。しゃぶりたい。」

日本語が通じてないだろうなって思いながらも、ついついボヤくオレ。
ボヤきながらも、一仕事終えたチンコをツタ茂みの中でグイグイ擦り続けるオレ。
残滓を絞り出させて貰うだけのツモリだったのに、腰を振るのが止まらないオレ。

だって凄い気持ちいい。
イソギンチャクに突っ込んだらこんな感じかな。知らんけど。


「……(サワサワ)?」

美青年の声は相変わらず、葉っぱや枝が擦れるような音にしか聞こえない。
だけど美青年はニッコリと微笑んだ。
なんとなく思う。
言葉が分からないのはオレだけで、もしかしたら相手は分かってるのかって。


それじゃあ。言ってみようか。言うだけタダだ。

レッツ・欲望チャレンジ!


「なぁ、チンコとかアナルとか…無いのか?」
「……(ソヨソヨ)」

ちょっと考えるような素振りをする美青年。
立ち上がって、すぐに自分の腰回りに手をやり。

ずずずず……ズルリッ。

何本かのツタをまとめて握ると、ズボンを脱ぐように下へずり落とした。
ツタに擦り付けるのも忘れ、オレの視線はソコに釘付けになる。

ぼろっ。
ぷり~ん。

そんな感じで、ツタをどかしたところに人間タイプの腰回りが現れた。
ヘソ下辺りから、性器、でん部、太腿辺りまで。
ちゃんと、しっかり成人男性のチンコだから一安心。
お尻もボリュームがあって揉み応えがありそうだ。

「ほほぉ~。」

すげぇな、作れるんだ。
何処からどう見ても人間のチンコだ。
この場で作ったのか、それとも隠してただけなのかは分からないけど、わざわざ見せてくれてるんだ。
こりゃありがたい、メチャメチャ捗る、大サービスだ。

「……(サラサラ)」

大興奮なオレに向けて美青年は妖艶な笑みを浮かべる。
その顔に見惚れたのも束の間。
おもむろに美青年は片足を振り上げ、太腿をオレの肩に、引っ掛けるように乗せた。
パッカーンと開いた足の付け根にある、本来なら秘められてるはずの部分が。オレのすぐ間近で大胆に、惜し気も無く晒される。
ぷっくりしてるのも丸分かりだ。ドコが? って言わなくても分かるだろ。

「おっ、おおぉぉ~っ。」

生ツバものの、極上の絶景! 特等席で観覧だぞ、S席チケットだ!
しゃぶってくれるだけでも有難いってのに、リクエストにも応えてくれるとか。異世界モンスター、サービス良過ぎだろ。
これ絶対、後からお金取られるやつだ。全部でお幾ら万円かしら?
あぁそれでも…

「…それでも構わない、触らせてくれ!」

オレは仰向けに押し倒した美青年の股間に飛び込んだ。
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