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54・俺の、絶対に負けられない戦い。 (キョウタ視点)
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人が夢を見ている時……あ、寝ている間に見る方の夢という意味だが……自分でも「これは夢だ」と分かる事があるよな?
少なくとも現実ではないと認識出来ている状況。
今の俺は、それに似た現象を体験中だ。
白と黒と灰色の濃淡しか色の無い場所。
周囲には視線を遮る物は見当たらず、白い空がずっと続いていた。
空中で浮かんでいる俺の足元には、川のようにさらさら流れる灰色の水面。
地面は黒くて、それが草原なのか砂地なのか硬い地面なのかも分からない。
白髪赤目の俺の真正面には。
黒髪黒目の俺が、空中で同じように浮かんでいる。
コルネール第三王子。
それが誰なのか、これまでの流れからすると容易に分かりそうなものなのに。
俺はこの呼び名を思い出すのに少しだけ時間が掛かった。
そして思い出した後も、違和感を拭えないでいる。
「こうして対面する事も、最初で最後になるが。大儀であったぞ。」
「……はぁ?」
想像と著しく懸け離れた第一声。
声質は恐らく俺と同じなんだろうが、態度がやや酷いように感じた。
俺を見据えているコルネールの姿は。
自分と同じ顔面をこう言うのも微妙かも知れんが、整っていると思う。
金髪緑目のオスカーとは違ったタイプの王子様的な容姿。
だが彼の黒目は俺が思っていたよりも賢そうで、冷静で、傲慢だった。
「俺が礼を、言われるような事は、していない。……帰れ。」
言い返した俺の声が少々尖ってしまったのは気の所為じゃない。
コルネールの魂は完全に死んでいたわけじゃない、という事か。
だが、わざわざこのような形で俺に接触して来たのは。
「半月にも満たない期間だが、貴様のお陰で休めた事は確かだ。」
「ひとを、急に休んだバイトのピンチヒッターみたいに言うな。」
「褒美をくれてやりたい所だが、生憎と、光の世界に召される貴様には渡してやれる物が無い。許せ。」
「奇遇だな。俺もお前から貰いたい物は何一つとして無い。身体を返してやるという情けもな。帰れ。」
その思惑を理解した。
自分の身体を取り戻す為だ。
キョウタを追い出して、コルネールに戻る為だ。
「……チッ。」
目の前の男から舌打ちの音が聞こえた。
苛立った視線を俺に向けながら、コルネールは宙に浮かんだまま腰掛けるような姿勢を取る。
足を組んで見上げて来る視線は前髪に大部分が隠れているが。
苛立った雰囲気がこれでもかと伝わって来た。
「他人の身体で……盗人猛々しい、とはこの事だ。」
コルネールは、こんな、人物だったのか。
『52』で俺がぼんやりとでも感情を共有した、彼の話し方はこんなだったか。
自分視点で見るのと外から見るのとでは、こんなにも印象が変わるのか。
あの時。
あんなに怖くて悔しかったのは。
自死を選ぶぐらい傷付いたのは。
俺の気の所為だったのか。
俺だけがそう感じたのか。
コルネール本人にとっては『不愉快』程度の事だったのか。
「自分で言っていなかったか? 前世の記憶を思い出したら今世の記憶を無くしたと。つまり、今世の記憶……コルネールが戻ったなら、前世であるキョウタは消えてくれるのだろう?」
「……そんな意味で言ったんじゃない。」
「いつまでも平民に身代わりをさせているというのも、王子である私の本意ではない。それ故、本来の私が自分の身体に復帰する事とした。」
「お前っ……自分から手放しておいて、よくもそんな……!」
腹が立つ。凄く腹が立つ。
コルネールを「可哀想」とか思ったのは確かに俺の勝手だ。
でももう同情しないぞ。
俺だって、消滅なんかしたくない。
何だかじわじわと身体が熱くなる。
掌とか、他の所もだが、妙に汗を掻いているような。
表面は冷えているようなのに、自分の中で何かがグルグルと流れているような変な感覚。
「喜ぶが良い、名前はそのまま使ってやろう。その方が他の者の混乱も少なかろう? これからは私が、キョウタと呼ばれて……。」
「あぁそうですか、なんて言うと思うのか?」
「タスクと名乗る悪魔をそばに置く。……あの悪魔は聖女にご執心だそうだな。さぞやチカラをくれるだろう。」
コルネールは大袈裟に、緩く肘を曲げた両腕を広げて見せた。
こんなポーズを取っている所を見掛けただけで。
これはキョウタじゃないと。絶対にばれるような芝居掛かった仕草だ。
カッとなって、負けじと俺もコルネールを睨み付ける。
俺と色違いの姿をしているだけに、この言動は不愉快で仕方ないが。
胸倉を掴みかかったり、殴り掛かったりしようという気にはならなかった。
それよりむしろ、近くに寄って行く事すらしたくない、気持ちの悪さが勝つ。
「タスクはすぐ気が付くぞ。見た目は同じでも中身は違う事ぐらい、簡単にな。」
「そうか?」
「それどころか、中身がコルネールだという事まで見抜くかも知れない。」
「ならば好都合だ。むしろ、その程度の能力は持っていて貰わねば。」
「ペットかアクセサリー感覚で言うな!」
こんな……タスクの事を平気で悪魔呼ばわりするような奴に。
チカラ欲しさに俺の振りをしようとする奴に。
……負けてたまるか!
そう思った瞬間、身体の中を行き場無く蠢いていた何か……魔力という物が。
意志を持っているように外に放出され始めた事に気が付く。
対面した時からずっと、俺達は互いに触れないような位置にいる。
だが、この身体を巡る攻防は始まっていたんだ。
ある程度距離を取っての口喧嘩。
これは、魔力による、マウントの取り合いだ。
魔力か気力が尽きた方が負け、残った方が身体の持ち主となる。
絶対に負けられない戦いだ。
そうと分かれば。
「いいか、コルネール! よぉく聞け!」
言われっ放しの形勢を逆転すべく、俺は口を開いた。
当然、遮って来るであろうコルネールに口を挟ませないよう、大きく声を張って。
なのに。
肝心のコルネールは俺を見ていなかった。
大きく顔を上げ、視線が俺ではない所に向けられている。
その表情は驚きと恐怖が満ちていた。
「……なっ、何故、悪魔がっ!」
悪魔。
……タスクの事だと理解するより早く。
俺の身体は、絞め殺される一歩手前というぐらいの強さで抱き締められ。
それが誰なのか分かりきっている奴に、力一杯キスされた。
「キョウタああああぁぁぁぁっっっ!」
タスクの喚き声。
何だか久し振りに聞いたような気がする。
「起きて……っ、早く、起きてえぇ~っ!」
タスク……必死なのはよ~く伝わるんだが。
抱き付くか、揺さぶるか、どっちかにしろ。
「起きてっ、俺を助けてくれぇっ!」
「わ、分かった。今、起きるから。」
今にも泣きだしかねない形相になっているタスクの頭を、そっと撫でてやる。
何となく、本当に何となく嫌な予感はするんだが。
こんなに必死でお願いされちゃ仕方ないな。
目覚めていく俺の視界にタスクがいる。
え~とこれは、まだ夢の中か?
それとも目が覚めた後の世界?
ほぼほぼタスクで埋まった視界の、少しだけ空いているスペースに。
まるで綿飴のように溶けていくコルネールが見えた。
あれ……コルネールじゃなかった、のかなぁ?
少なくとも現実ではないと認識出来ている状況。
今の俺は、それに似た現象を体験中だ。
白と黒と灰色の濃淡しか色の無い場所。
周囲には視線を遮る物は見当たらず、白い空がずっと続いていた。
空中で浮かんでいる俺の足元には、川のようにさらさら流れる灰色の水面。
地面は黒くて、それが草原なのか砂地なのか硬い地面なのかも分からない。
白髪赤目の俺の真正面には。
黒髪黒目の俺が、空中で同じように浮かんでいる。
コルネール第三王子。
それが誰なのか、これまでの流れからすると容易に分かりそうなものなのに。
俺はこの呼び名を思い出すのに少しだけ時間が掛かった。
そして思い出した後も、違和感を拭えないでいる。
「こうして対面する事も、最初で最後になるが。大儀であったぞ。」
「……はぁ?」
想像と著しく懸け離れた第一声。
声質は恐らく俺と同じなんだろうが、態度がやや酷いように感じた。
俺を見据えているコルネールの姿は。
自分と同じ顔面をこう言うのも微妙かも知れんが、整っていると思う。
金髪緑目のオスカーとは違ったタイプの王子様的な容姿。
だが彼の黒目は俺が思っていたよりも賢そうで、冷静で、傲慢だった。
「俺が礼を、言われるような事は、していない。……帰れ。」
言い返した俺の声が少々尖ってしまったのは気の所為じゃない。
コルネールの魂は完全に死んでいたわけじゃない、という事か。
だが、わざわざこのような形で俺に接触して来たのは。
「半月にも満たない期間だが、貴様のお陰で休めた事は確かだ。」
「ひとを、急に休んだバイトのピンチヒッターみたいに言うな。」
「褒美をくれてやりたい所だが、生憎と、光の世界に召される貴様には渡してやれる物が無い。許せ。」
「奇遇だな。俺もお前から貰いたい物は何一つとして無い。身体を返してやるという情けもな。帰れ。」
その思惑を理解した。
自分の身体を取り戻す為だ。
キョウタを追い出して、コルネールに戻る為だ。
「……チッ。」
目の前の男から舌打ちの音が聞こえた。
苛立った視線を俺に向けながら、コルネールは宙に浮かんだまま腰掛けるような姿勢を取る。
足を組んで見上げて来る視線は前髪に大部分が隠れているが。
苛立った雰囲気がこれでもかと伝わって来た。
「他人の身体で……盗人猛々しい、とはこの事だ。」
コルネールは、こんな、人物だったのか。
『52』で俺がぼんやりとでも感情を共有した、彼の話し方はこんなだったか。
自分視点で見るのと外から見るのとでは、こんなにも印象が変わるのか。
あの時。
あんなに怖くて悔しかったのは。
自死を選ぶぐらい傷付いたのは。
俺の気の所為だったのか。
俺だけがそう感じたのか。
コルネール本人にとっては『不愉快』程度の事だったのか。
「自分で言っていなかったか? 前世の記憶を思い出したら今世の記憶を無くしたと。つまり、今世の記憶……コルネールが戻ったなら、前世であるキョウタは消えてくれるのだろう?」
「……そんな意味で言ったんじゃない。」
「いつまでも平民に身代わりをさせているというのも、王子である私の本意ではない。それ故、本来の私が自分の身体に復帰する事とした。」
「お前っ……自分から手放しておいて、よくもそんな……!」
腹が立つ。凄く腹が立つ。
コルネールを「可哀想」とか思ったのは確かに俺の勝手だ。
でももう同情しないぞ。
俺だって、消滅なんかしたくない。
何だかじわじわと身体が熱くなる。
掌とか、他の所もだが、妙に汗を掻いているような。
表面は冷えているようなのに、自分の中で何かがグルグルと流れているような変な感覚。
「喜ぶが良い、名前はそのまま使ってやろう。その方が他の者の混乱も少なかろう? これからは私が、キョウタと呼ばれて……。」
「あぁそうですか、なんて言うと思うのか?」
「タスクと名乗る悪魔をそばに置く。……あの悪魔は聖女にご執心だそうだな。さぞやチカラをくれるだろう。」
コルネールは大袈裟に、緩く肘を曲げた両腕を広げて見せた。
こんなポーズを取っている所を見掛けただけで。
これはキョウタじゃないと。絶対にばれるような芝居掛かった仕草だ。
カッとなって、負けじと俺もコルネールを睨み付ける。
俺と色違いの姿をしているだけに、この言動は不愉快で仕方ないが。
胸倉を掴みかかったり、殴り掛かったりしようという気にはならなかった。
それよりむしろ、近くに寄って行く事すらしたくない、気持ちの悪さが勝つ。
「タスクはすぐ気が付くぞ。見た目は同じでも中身は違う事ぐらい、簡単にな。」
「そうか?」
「それどころか、中身がコルネールだという事まで見抜くかも知れない。」
「ならば好都合だ。むしろ、その程度の能力は持っていて貰わねば。」
「ペットかアクセサリー感覚で言うな!」
こんな……タスクの事を平気で悪魔呼ばわりするような奴に。
チカラ欲しさに俺の振りをしようとする奴に。
……負けてたまるか!
そう思った瞬間、身体の中を行き場無く蠢いていた何か……魔力という物が。
意志を持っているように外に放出され始めた事に気が付く。
対面した時からずっと、俺達は互いに触れないような位置にいる。
だが、この身体を巡る攻防は始まっていたんだ。
ある程度距離を取っての口喧嘩。
これは、魔力による、マウントの取り合いだ。
魔力か気力が尽きた方が負け、残った方が身体の持ち主となる。
絶対に負けられない戦いだ。
そうと分かれば。
「いいか、コルネール! よぉく聞け!」
言われっ放しの形勢を逆転すべく、俺は口を開いた。
当然、遮って来るであろうコルネールに口を挟ませないよう、大きく声を張って。
なのに。
肝心のコルネールは俺を見ていなかった。
大きく顔を上げ、視線が俺ではない所に向けられている。
その表情は驚きと恐怖が満ちていた。
「……なっ、何故、悪魔がっ!」
悪魔。
……タスクの事だと理解するより早く。
俺の身体は、絞め殺される一歩手前というぐらいの強さで抱き締められ。
それが誰なのか分かりきっている奴に、力一杯キスされた。
「キョウタああああぁぁぁぁっっっ!」
タスクの喚き声。
何だか久し振りに聞いたような気がする。
「起きて……っ、早く、起きてえぇ~っ!」
タスク……必死なのはよ~く伝わるんだが。
抱き付くか、揺さぶるか、どっちかにしろ。
「起きてっ、俺を助けてくれぇっ!」
「わ、分かった。今、起きるから。」
今にも泣きだしかねない形相になっているタスクの頭を、そっと撫でてやる。
何となく、本当に何となく嫌な予感はするんだが。
こんなに必死でお願いされちゃ仕方ないな。
目覚めていく俺の視界にタスクがいる。
え~とこれは、まだ夢の中か?
それとも目が覚めた後の世界?
ほぼほぼタスクで埋まった視界の、少しだけ空いているスペースに。
まるで綿飴のように溶けていくコルネールが見えた。
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