【R18】何度生まれ変わっても、必ず幸せにすると決めたんだ

葛葉

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エピローグ

第三十七話 ※

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「ぅ、ん……あっ! ああっ!」
 ぐちゅん! と音を立てて光留のナカに月夜の肉棒が突き刺さる。内壁を擦られるとゾクゾクして堪らない。
「こら、花月留が起きるぞ」
「うぅ……だってぇ……」
 アナルも気持ちいいが、女性器はその比ではないくらい気持ちいい。
 光留が男の象徴を失って久しいが、感度は以前よりも上がり、ちょっとした刺激でも甘イキしてしまう。
「この淫乱」
「ンンッ、そ、したのは、月夜と、ひぁっ! 花月、だろ……あぁんっ! そこっ、だめっ……!」
「イイ、の間違いだろう。こんなに溢れさせて」
「いいけど、んぁっ、すぐ、イッちゃう、からぁ……」
 Gスポットを突いてやれば、光留はびくびくと震えながら絶頂する。
「んんーーーッ!!」
 口を塞がれ、苦しいのに気持ち良くて、光留はもっとと強請るように、月夜に抱き着く。
「ひぅっ!? あ、やだ、まだイって……んああっ!?」
 ギリギリまで引き抜いて、強く押し込めば子宮に先端が入り込む。
「はっ、相変わらず、よく吸い付いて来るな。離したくないと、言っているようだ」
「ん、ふぁっ、あ、ん……きもち、からぁ……月夜の、いっぱいちょうだい?」
「ああ、たくさんくれてやる」
 ガツガツと容赦なく突き上げ、光留は枕を掴んで身悶える。
「あ、あっ、あっ、きもち……ひぁん。ぁ、つく、よぉ……あ、……んやぁ!」
「くっ……」
 ナカで月夜のモノが大きくなった気がした。
 びくっと震えた後、子宮のナカに精液が注がれて、その熱で光留も絶頂する。
「ふ、……ぁ……つくよの、いっぱい……」
 恍惚とした表情で光留が呟く。
「気持ちよかったですか? 光留君」
 いつの間にか、花月留を寝かしつけていた花月が戻ってきていた。
「ん、ぅ……花月も……」
 腕を伸ばせば花月が応えるようにキスをしてくれる。
「助かった、花月」
「ふふ、花月留君は本当にいい子ですから、あっという間に寝ちゃいました」
「昔はそんなことなかったのに、ちょっと寂しいな」
 赤ん坊の頃は、3人が揃っていないと大泣きしていた花月留も、今ではそんなことはなくしっかりした娘に成長している。
「花月留が大きくなるのもあっという間だろうな」
「え、花月留君に彼氏とか出来たらどうしましょう……」
「…………」
「月夜、なんで黙ったの?」
「……いや、その姿を想像したら腹が立った」
「お気持ち、察します。花月留君、絶対美人になりますから、今のうちにいろいろ虫除け対策しておかないと」
「2人とも、ちょっと心配しすぎじゃない?」
 光留が呆れたように言えば、不意にぐいっと腕を引かれた。
「ひああぁっ! あ、やっ、ふかっ……ふ、ぁ……」
 繋がったままのそこは、自重で月夜の肉棒を深い場所へと飲み込む。
「光留君はもう少しご自分の心配をしたほうがいいですよ。あと、花月留君の彼氏は僕達の滅茶苦茶厳しい試験を受けて貰うつもりですので」
「ああ。だが、まずはこちらだな。光留も後ろが寂しいだろう?」
 花月の指が光留のアナルを撫でる。
「ひっ! あ、花月ぃ……」
「光留君、すっかり二穴責めが好きになっちゃいましたね」
「光留のナカで俺達が混ざり合うのは、確かに気持ちいいな?」
「ぅん、2人が俺で気持ちよくなってくれるの、嬉しいから……」
「光留君、昔より可愛くなりましたね。僕としてはこちらもいいですが、母乳が出なかったのは残念です」
 花月が後ろから光留の乳首を指先で転がしたり摘んだりする。
 花月留が産まれる数年前、光留の中に霊力の変質による子宮が定着し、男根を失った代わりに現れた女性器。
 だが、女体化したのはそこだけだった。
「あんっ、あ、そんなに弄っちゃ……ふぁ……」
「やっぱり駄目ですか……」
「んん? かづ、き……んぁっ、そんな、胸、ひぅっ! 好きだった? ぁ……やぁん……」
「前の僕はそんなに大きくなかったので、大きい胸は、ちょっと憧れです」
 月夜と光留は顔を見合わせる。
(知らなかった……、そんなこと気にしてたのか……)
(別に気にしたことは無かったんだがな……)
 花月の前世は赤い長い髪に、翡翠色の瞳。誰もが振り向くような絶世の美少女だった。
 だが、言われてみると胸は目立つ印象はない。
 光留としては単に着痩せするタイプだと思っていたし、何度もその身体を抱いた月夜に至っては、成長過程を知っているので、あまりこだわりは無かった。
「胸小さい月花も可愛いと思うよ?」
「光留君、何のフォローです?」
 花月は小さくため息を吐いて、光留のアナルを広げる。
「まあいいです。僕も余裕がないので、そろそろ……」
 花月の先端が穴の入り口に触れる。
「ん、あぁ……入って……ンンッ」
「あは、すご……まだ先だけなのに、凄く吸い付いて……。あ、光留君、待って、まだ動かないで」
「やぁ……花月の、ぁふ……奥まで、はぁ……欲しい……んぁっ!」
 腰を上下させ、早くと言うように深く飲み込もうとする。
 光留のナカは熱くて溶けてしまいそうだ。
「あ、あぁん、きもちっ……ナカで、2人が、はぁん、こすれて……は、ぅ……」
「光留、締め付け過ぎだ。奥まで欲しいのだろう?」
「んぅ……欲しい……」
 月夜が光留にキスをする。舌が絡み合って、口のナカを弄られて、溢れた唾液にも感じる。
 気持ちよくて、頭がふわふわする。
「ンンーーッ!!」
 ズチュン! と花月のものがいきなり奥を突いてきて、光留は軽くイッてしまう。
「あ、ぁぁ……すご、おくまで……」
「僕達でいっぱいですね」
「そろそろ動くぞ」
「ん、あ、あ、あぁっ! 両方、ぐちゅぐちゅ、されんの、きもちっ……あ、あぁっ、やぁ! クリちゃ、虐めちゃ……ひぅっ!?」
 花月が後ろから突き上げながら、固く凝りになった陰核を捏ね回す。
「光留君、こっちも大好きですもんね?」
「なら、こっちもだな」
 Gスポットを執拗に責め立てる月夜。
 ゾクゾクして、気持ち良くて、思考が回らない。
 性感帯を一度に刺激されて、頭の奥がチカチカする。
「んやあぁっ! あ、ああっ! らめっ、いいっ、イくイくっ、イッちゃうぅーーッ!!」
 全身をガクガク震わせて光留が達すると、ナカが締め付けられ、月夜と花月も光留のナカを濡らす。
「は、ぁ……ふたりの……きも、ちぃ……ん……」
 とろんと蕩けた表情の光留の頭を月夜が撫でる。
「可愛いな。だが、花月も可愛がってやらないとな」
 月夜がそう言って光留から自身を抜く。
「んんっ、月夜の出ちゃうから、花月は前にする?」
 光留が花月を誘えば、花月は小さく笑う。
「魅力的なお誘いですが、僕も月夜様と光留君の子が見たいですから、遠慮します。必要ならバイブでも入れますよ」
「やぁ……、月夜か花月がいい……」
「じゃあ、我慢してください。代わりにお尻いっぱい虐めてあげますから……って、ひっ!」
 花月が光留を宥めている間に、月夜が花月のアナルに指を入れる。
 もともとそのつもりだったのか、ナカに仕込んでいたジェルがドロっと溶け出していた。
「花月のこちらも物欲しそうだな」
「んふふ、そうしたのはお2人ですからね」
「じゃあ、今度双頭バイブ買おうよ。そしたら俺も花月を気持ちいいだろうし」
「そうですね」
「花月、入れるぞ」
 月夜が花月のナカに入ってくる。
 光留のナカの熱さと、月夜の熱がナカを掻き回すと、堪らないくらい気持ちいい。
「あ、ぁんっ! いきなり、ひぁっ、激しっ……んやぁっ!」
「ん、あっ! 花月の、さっきよりも奥に、きて……はっ、ああっ!」
 花月が光留を、月夜が花月を。3人でするセックスは、気持ち良くて、幸せで、時間を忘れて溺れるように没頭していく。
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