【R18】何度生まれ変わっても、必ず幸せにすると決めたんだ

葛葉

文字の大きさ
上 下
34 / 47
今の幸せをこの先も、来世も、ずっと

第三十四話 ※

しおりを挟む
「花月、大丈夫? 辛くない?」
 光留は花月の肉棒をアナルに入れながら、花月に聞く。
「大丈夫です。光留君のナカ気持ちいいですから」
 それを聞いて光留はホッとする。
 さっき腰が痛いと泣いていたから、今日相手させるのは可哀想かと思っていたが、騎乗位を所望されるくらいには元気だった。
「んっ、は……俺も、気持ち、いい……ん、ぁっ!」
 光留は自ら腰を揺らして内壁を擦り上げる。
「はっ、ぁん、月夜……も……」
「もう少し待て」
 月夜が花月のを咥えた光留のアナルを撫で、指を一本咥えさせる。
「やはり、二本はまだキツイな」
「お手伝いしますね」
「え、あ、ふっ……ンンっ……乳首、だめっ、ひぅっ!」
 月夜にアナルを拡げられながら、花月が光留の乳首を舐めたり摘んだりする。
「んふふ、光留君のここからそのうち母乳が出るかもって、思うと何だか堪りませんね」
「やぁ、まだ、出ないからっ、ひぁっ、あ、そんなに、吸わない、でぇ……んぁっ……ふ、んむっ!」
 月夜にキスをされ、口のナカを月夜の舌が動き回る。
 舌を擦り合わせて、吸われて、甘噛みされると堪らない。
「ふ、んっ……ふぁ……あっ! そんにゃ、んぁっ、いっぱい……ひんっ、んん、はぁ……ん……っ!」
 性感帯を一度に刺激され、光留は軽く果てる。
「イっちゃう光留君、可愛い……」
 とろんとした表情に、イったばかりできゅうっとナカが締まる。
「気持ちいいのはわかるが、あまり締めるな」
「んっ、だってぇ……」
「光留君、今腰揺らしちゃうと、またイっちゃいますよ?」
「わかって、るけど……ん、足りない……ふぁっ……」
「お前がいい出したんだぞ、二輪刺ししたいと」
「月夜様……。事実ですが、それちょっと色気なくないです?」
「今は色気よりもこちらを広げるほうが先だ。じゃないと光留が困ることになるぞ」
「ンン……でも、はっ、焦れったい……ひぁっ!」
 花月に陰茎を握られ、光留はびくんっと跳ねる。
「萎えちゃってきてますね。もうちょっと頑張りましょうね」
「ん……キスしたい……」
「ふふ、光留君はお口のナカも好きですからね」
 花月にキスをしてもらいながら、陰茎を擦られる。
 先走りが肌を伝うとゾワゾワして、腰を揺らしたくなるが、花月が腰を押さえつけているせいで動けない。
 気付けばアナルには、花月の肉棒と月夜の指が3本入っていて、ナカを広げられると空気が内壁を撫でる。
「ふぁ、ん、月夜ぉ……も、いいからぁ、はっ、いれてぇ……」
 もどかしさに耐えきれなくなった光留が、自ら尻穴を拡げて月夜を誘う。
「もう少し時間をかけたいところだが。切れても文句言うなよ?」
「うん……多分、言わない……」
「絶対って言わないところが光留君らしいですね」
「ん、でも、花月の時はちゃんと慣らすから」
「え」
 光留が艶然と微笑む。
「なんだ、花月もやりたかったのか?」
 月夜が乗っかるので花月はブンブンと首を横に振る。
「いやいやいや、まさか。僕は遠慮します!」
「なんで?」
「光留君、可愛く首を傾げても僕は騙されませんよ。だって……」
 花月は光留の完勃ちしたペニスを見る。
 どう見ても自分のモノより大きい。そしてほぼ同じ体格がもう一人。月夜が今から光留に入れようとしているものを見て青褪める。
「無理無理無理無理! 絶対無理です! 女の僕でもです!」
「大丈夫だよ、俺も2人分入れるし」
「そういうことじゃねぇんです! だって、だってお二人の方が僕よりずっと大きいじゃないですか!?」
 月夜と光留は互いに顔を見合わせ、陰茎を比べてみる。
「おい」
 徐ろにに光留が月夜のペニスを握り、自分のものと比べてみる。
「俺と月夜でそんなに差って無いと思ってるけど、実際触んないとわかんないじゃん」
「それでわかるのか?」
「うん、わかんない」
「コラ」
「花月はどう思う?」
「へ!?」
 光留に問われて花月はもう一度2人のブツを見比べる。
 しかし、何度見ても大きさに大差はない。
「花月は俺のも月夜のも咥えるし、わかるかなって」
 わかるかもしれないが、二輪刺しは嫌だ、と花月は光留の可愛さに負けそうな心を叱咤する。
「どっちが大きいとか、そういうことじゃなくて……」
「いや、大事なことだろ」
「俺達を見分けられるのって、花月くらいしかいないし、花月には俺達の隅々まで知ってもらいたい。それに、俺のはいつかなくなっちゃうわけだし」
「うぐっ……」
 光留に言われてしまえば嫌だとは言いにくい。
 光留と視線が合えばにっこり笑って、アナルを締め付けてくる。
 ゆらゆらと腰が揺れ、陰茎を刺激される。
 思い切り突き上げたいのを必死に堪えているというのに。
(このっ、確信犯め……!)
 後でひんひん言わせてやる! と気持ちを新たにしながら花月は光留の陰茎を握る。
「ぁんっ……ぁ、先っぽ、ダメ、だって……ぇ……」
「お2人ともサイズ的には変わりませんよ。形や感じる場所は多少違っていますが」
「さすがだな」
 月夜が花月にキスをする。
「ふっ……んぅ……。誤魔化されませんよ、僕は二輪刺し嫌ですからね!」
 月夜と光留はもう一度視線を交わし、頷き合う。
 元は同じ魂だからか、2人とも根本的に考えは同じだ。
「まあ、今はそういうことにしておこう」
「でも、いつか受け入れてくれたら嬉しい」
 2人に交互にキスをされ、花月は流されそうになっている自分の決意を呼び戻すのに必死だ。
「僕のことはいいんですっ! 光留君はそろそろ限界じゃないですか?」
「……うん。月夜がいっぱい慣らしてくれたから大丈夫、だと思う」
「確かに、いつもよりちょっと緩めですね」
 花月に尻をつかまれ、小さく突かれると、光留はビクリと震える。
「ひぁっ! ん、ぅ……だから、月夜もっ……」
 光留が自ら穴を拡げて月夜を誘う。
「本当に、淫乱だな、光留は……」
「2人にだけだよ」
 月夜の陰茎の先端がアナルに触れる。
 ぐっと強く押し込まれると、いつもより圧迫感があって光留は息を詰める。
「う、あ……」
「光留君、大丈夫ですよ」
 花月も苦しいだろうに、光留の頭を撫で、キスで気を紛らわせようとしてくれる。
「もう少しだけ我慢しろ」
「ん、がんばる……」
 花月に支えてもらいながら、光留が尻に力を入れるとずぷっと先端がナカに入ってくる。
「ンああぁぁっ!!」
「さすがにキツイな……」
「でも、光留君のナカも月夜様も、熱くて何だか僕まで溶けちゃいそう……」
「もう少し奥に入れても大丈夫そうだな」
 月夜がぐっと腰を押し進めると、花月と一緒に内壁を擦られ、光留は堪らない。
「あ、あっ……だめっ、そこ、あぁっ!」
 ナカがギュッと締め付けられ、月夜と花月も息を詰める。
「っ、あまり締めるな」
「危うく暴発するところでした……」
「は、ぁん、らって……きもち、いい……」
 びくびくと震える光留のペニスからは、とろとろと精液とは違うものが出ているが、勃起はしたままだ。
「もしかして、今のでメスイキしたんですか?」
 花月が意地悪げに光留のペニスの裏筋をツーっと指先で撫でる、
「ひっ! あ、やっ、まだ、さわらないでっ……」
「光留、これくらいでへばるなよ」
「ぇ……あっ、ひゃああっ! あ、ああっ、だめっ、あ、またっ、んあぁっ!」
 ゆっくりとだが、光留のナカを二本のオスが擦り上げる。
「はっ、あ、あんっ! すごっ、あ、きもちっ……ひぁんっ!」
「光留君、いつもよりとろとろ……んぁっ、僕も、何だかお2人に、はっ、犯されてる、みたいっ……くっ……」
 想像以上に苦しいけれど、気持ちいい。
 限界まで広がった穴から、潤滑剤と2人の先走りがぐちゅぐちゅと混ざり合って、光留の性感帯を刺激する。
「ふっ、ん……は、あ、いいっ……あ、きもち、はぁ、ンンッ……」
「自分で強請っただけはあるな」
「はぁ、光留君が、いやらしすぎて、はっ、僕も……」
「ん、ぅ……あ、いっしょに……、んあぁんっ、いこっ……?」
 光留から花月にキスをして、ナカを締め付ける。
「ああっ!」
「ひゃあっ!」
 花月が光留のナカに吐精し、光留が花月の腹に吐き出す。
「やっ、あっ、つくよっ、まって待って! まだ、イって……! ひぃぃっ!!」
「2人だけで先にイくから悪い。こっちも可愛がってやらないとな?」
 後ろから月夜に突かれながら乳首を捏ねられ、光留が身を捩るとナカが擦られ、ピュッピュッと射精が止まらない。
「ひぅっ、んあぁっ、あ、あっ! はぁんっ、また、ひあぁんっ!!」
「光留くっ、締めすぎっ……!」
「は、ふっ、ん……むりぃ……あ、イくうぅーーッ!!」
 光留が全身をガクガク震わせながら絶頂する。
 ビュービューと潮を吹きながら後ろを締め付ける。
「ほら、射精すぞ」
 月夜が言うと花月とは違う場所に飛沫を感じて、光留がナカを切なげに締め付けた。
「ん、ふっ……あ、2人の……ん、きもち……」
「本当に良いんですねぇ……。光留君のお顔、トロトロで可愛い……」
「ん、ふぁ……はむ。花月ぃ、もっとぉ……」
 花月にキスを強請りながら腰を振る。
「ふふ、僕も光留君見てたら後ろが欲しくなっちゃいました」
 ズルリと花月の肉棒が抜け、光留の身体がびくっと震える。
「ひぅっ! やぁ……でちゃ……んんっ……ふぇ……」
 2人分を受け入れ、広がった穴の隙間から精液が溢れる。
 敏感になった肌は、液体が伝うだけで感じるが、せっかく出してもらったものを留めておけないのは寂しい。
 グズる光留を月夜が頭を撫でて宥める。
「また後で腹が膨れるほど貰えばいい。先に花月を気持ち良くしてやれ」
 光留は素直に頷く。
「月夜様、光留君支えててくださいね」
 月夜のが入ったまま背面座位にさせられ、その上に花月が乗り上げ、光留の陰茎を咥え込む。
「はぁ、あっ……光留君の、出したばっかりなのに、まだ熱くて、気持ちいい……」
「んぁっ、はっ、花月のナカきもちいぃ……あんっ……ん、ん……」
 前も後ろも気持ち良くて、光留は無意識に腰を揺らす。
「あ、あっあっ、らめっ、またっ……ひぁんっ!」
「好きなだけイけばいい」
「はい。たくさん気持ち良くしてあげます」
 花月に抱き締められて、月夜に支えられ、大好きな2人に囲われて。
 光留はとても幸せだ――。
「うん。いっぱい気持ち良くなろ?」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない

月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。 人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。 2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事) 。 誰も俺に気付いてはくれない。そう。 2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。 もう、全部どうでもよく感じた。

聖獣騎士隊長様からの溺愛〜異世界転移記〜

白黒ニャン子(旧:白黒ニャンコ)
BL
『ここ、どこ??』 蔵の整理中、見つけた乳白色のガラス玉。 手にした瞬間、頭に浮かんだ言葉を言った。ただ、それだけで…… いきなり外。見知らぬ深い森。 出くわした男たちに連れ去られかけた眞尋を助けたのは、青銀の髪に紺碧の瞳の物凄い美形の近衛騎士隊長、カイザー。 魔導と聖獣を持つ者が至上とされる大陸、ミネルヴァ。 他人の使役聖獣すら従えることができる存在、聖獣妃。 『俺、のこと?』 『そうだ。アルシディアの末裔よ』 『意味、分かんないって!!』 何もかも規格外な美形の騎士隊長の溺愛と、かっこよくて可愛いモフモフ聖獣たちに囲まれての異世界転移生活スタート!! *性描写ありには☆がつきます *「彩色師は異世界で」と世界観リンクしてますが、話は全く別物です

運命を変えるために良い子を目指したら、ハイスペ従者に溺愛されました

十夜 篁
BL
 初めて会った家族や使用人に『バケモノ』として扱われ、傷ついたユーリ(5歳)は、階段から落ちたことがきっかけで神様に出会った。 そして、神様から教えてもらった未来はとんでもないものだった…。 「えぇ!僕、16歳で死んじゃうの!? しかも、死ぬまでずっと1人ぼっちだなんて…」 ユーリは神様からもらったチートスキルを活かして未来を変えることを決意! 「いい子になってみんなに愛してもらえるように頑張ります!」  まずユーリは、1番近くにいてくれる従者のアルバートと仲良くなろうとするが…? 「ユーリ様を害する者は、すべて私が排除しましょう」 「うぇ!?は、排除はしなくていいよ!!」 健気に頑張るご主人様に、ハイスペ従者の溺愛が急成長中!? そんなユーリの周りにはいつの間にか人が集まり… 《これは、1人ぼっちになった少年が、温かい居場所を見つけ、運命を変えるまでの物語》

お荷物な俺、独り立ちしようとしたら押し倒されていた

やまくる実
BL
異世界ファンタジー、ゲーム内の様な世界観。 俺は幼なじみのロイの事が好きだった。だけど俺は能力が低く、アイツのお荷物にしかなっていない。 独り立ちしようとして執着激しい攻めにガッツリ押し倒されてしまう話。 好きな相手に冷たくしてしまう拗らせ執着攻め✖️自己肯定感の低い鈍感受け ムーンライトノベルズにも掲載しています。

美少年に転生したらヤンデレ婚約者が出来ました

SEKISUI
BL
 ブラック企業に勤めていたOLが寝てそのまま永眠したら美少年に転生していた  見た目は勝ち組  中身は社畜  斜めな思考の持ち主  なのでもう働くのは嫌なので怠惰に生きようと思う  そんな主人公はやばい公爵令息に目を付けられて翻弄される    

転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~

恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん) は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。 しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!? (もしかして、私、転生してる!!?) そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!! そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?

処理中です...