【R18】何度生まれ変わっても、必ず幸せにすると決めたんだ

葛葉

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寂しがりやな可愛い彼

第十七話 ※

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「なるほど、確かに面白いことになっているな」
 口に花月の指を咥え、空いた手は光留の小さな秘粒をちゅこちゅこと弄び、女性器に花月のモノがずっぷりと入っている。
「いらっしゃい、月夜様。ふふ、素敵でしょう?」
 月夜は鞄を降ろし、上着を脱いで襟元を緩めると、花月にキスをする。
「ん、ふぁ……」
「可愛いな、花月」
「あぅ……」
「で、光留は、随分良さそうだな」
「ンン、ぁふ……ん、ん……」
「すっかり女の顔をしている。花月、これは一時的なものか?」
「はい。繰り返せば定着する可能性はありますが、今のところは」
「子宮は?」
「あります。こちらも一時的なものですが、定着すれば孕ませられますよ」
 花月の説明で粗方の事情を察した月夜はにんまりと笑う。
「それは重畳。ならばあとは光留の覚悟だけだな」
「ふぁ……? あんっ、ぁ、お腹、らめぇ……」
 月夜に子宮のある辺りを押され、花月の形が浮き上がる。
「ここを、俺達の精で満たして、子を孕む覚悟だ。お前はいまだに俺達を信用していないみたいだからな。俺も花月も、お前を縛り付けたくて仕方ないのに」
「でも、こっちに欲しいとお強請りしてきたのは光留君ですから。産みたいですよね?」
「あっ、あっ! きもちいぃ……もっとぉ……」
 蕩けきた光留の頭には快感を得ることしかない。
 月夜と花月が難しいことを言っている気がするが、そんなことよりもきゅんきゅんと疼く子宮を早く満たして欲しくて仕方ない。
「ほう。もう女の快楽を知っているのか。まあ、今回は一時的なものとして、いずれ本当に孕ませてやろう」
「また危ないことしたら、お仕置きで女の子にしちゃいましょう。二度と僕達から離れていかないように」
 光留が月夜と花月に遠慮しているのを、2人はちゃんと知っている。だからもどかしく思う。
 “光留”という存在が、愛おしい。大好きで大切だからそばにいて欲しい。魂の傷が癒えるように、溺れるほどの愛情をあげたい。
 ただ、それだけなのだが、肝心の本人に上手く伝わらない。
「光留」
「ん、ふぁ……んく、ちゅ、ぁむ……んふ、は、ふぅ……」
 月夜がキスすれば、光留は自分から舌を差し出して絡めてくる。気持ち良くて、お腹のナカがきゅうっと締まる。
「はっ、光留君は、本当に、お口のナカが好き、ですねっ!」
「ひぁあんっ! あ、いきなりっ、あんっ! ふぁっ、あ、そこっ、ん、ゴリゴリされるの、ひゃっ、きもちっ、やぁっ! は、はぁんっ!」
 下から突き上げられ、光留は身悶える。
「次から次へと溢れてくるな」
 月夜が膝をついて花月と繋がっている部分を撫でる。
 愛液が溢れ、いやらしく光る。
「ひぃっ! いま、なめちゃ、やぁっ! きゃぅっ! あ、あぁっ、クリちゃん、らめぇ! イク、イクイクっ、イクぅ~~っ!!」
 月夜に結合部をなめられ、腫れ上がったクリを甘噛みされる。光留は背を仰け反らせて絶頂する。
「あっ、さっきよりキツ……。僕もっ!」
 ドクン、とナカで花月のペニスが大きくなり、射精する。
「あ、あっ……しゅごぃ……、いっぱい……ぁんっ!」
 ずるりと花月が抜けると今度は正面にいた月夜に抱き締められる。
「さて、今度は俺の番だな」
「ぁう……はっ、ンン……」
 月夜の膝の上に乗せられ、キスしてくれた後、秘唇に月夜のものが擦り付けられる。
「自分で入れられるだろう?」
「ん」
 光留はこくりと頷いて、自分から腰を浮かせると、月夜の肩を支えにしてナカへと飲み込む。
「ふぁ、あっ、んっ、あつぃ……ぁ……」
「……熱は、だいぶ下がっているか。これなら多少の無茶は出来るな」
「?」
 光留ひとりではまだ怖くて深く飲み込めない。
 それに気付かない月夜ではなく、意地の悪い笑みを浮かべた後、光留の腰を掴み直して、勢いよく引き落とした。
「ひぎゃうぅぅ! あ、あ、、な、に、これ、ふ、ふかっ……あ、やぁ、おくっ、とんとん、され、ひぁぁっ!」
 光留の子宮口に先端が当たり、こじ開けようとぐりぐりと押し付けられる。
「はっ、思っていたよりも子宮が降りていたな。一時的というのが少し残念な気もするが」
「また、やります?」
「制御可能か?」
「今回の調整した感覚は覚えてますので、再現は可能です」
 花月も楽しそうに応じる。
「だそうだ、光留」
「へぁ? あ、やっ、まだ、ゆらさなっ、ひぅっ!」
 ガクガクと震えながら月夜にしがみつく光留の頭を撫でながら、月夜は花月にキスをする。
「ん、月夜様、そうしてるとなんだか悪役みたいですよ」
「お前達2人を侍らせるなら、それも悪くない」
「そしたら勇者は揚羽でしょうか」
「まあ、仮にそうなっても手遅れだろうな」
「確かに」
「さて、光留。そろそろ動きたいが、口と後ろ、どちらに花月が欲しい?」
「くち……」
「光留君はそういうとこブレないですね。では、お口失礼しますね」
「んぷっ、はむ、んんっ」
 口のナカに花月のペニスを押し込まれ、光留は舌を這わせる。頭を押さえつけられて喉奥までくると苦しいけど熱くて気持ちいい。
「ん、んんっ! はっ、ぁんっ! あ゙あ゙~~ッ!!」
 子宮口をくぽくぽと出入りされると堪らない。喉奥も気持ち良くて全身が痙攣する。
「はっ、よく、吸い付いてくる。それほどいいか?」
「はぁ、光留君の喉、気持ちいい。腰、止まらなくなりそうです」
「ふっ、ん゙ん゙っ、ぁ……んぶっ、はっ、あ、んむ、うぅ……んん~~ッ!!」
 頭の奥がチカチカして、尿意にも似た感覚が下肢に集まる。
 (気持ちいい……もっと、もっと愛して……)
 月夜と花月がそれぞれ手を握っていてくれる。怖いけど、気持ち良くてめちゃくちゃにして欲しくて、2人のこと以外を考えたくない。
 突かれるたびにきゅんきゅんと子宮が痙攣して、喉奥も締め付ける。
「あふっ、ん、んっ、ぁんっ! ぁ、ああ~~ッ!」
 ガクガクと震えながら光留が絶頂する。
「っ、光留君、出しますよ」
「はっ、ナカにも出すからな」
 口と子宮でそれぞれの精を味わうと、多幸感で頭がふわふわする。
「ぷはっ、げほっ、ぁ、んく、は、ぁ……ぁう……」
 とろんと蕩けた表情は、時が時なら傾国も出来そうなほど淫靡だ。
「月夜様、後ろいいですか?」
「ああ。光留もこちらの方が慣れているだろうしな」
「では」
 月夜が光留のアナルを拡げてやり、花月はその穴へと自身を埋める。
「あひぃぃ! あ、う、く、るし……」
「やっぱり、いつもよりキツイ、ですね……」
「ああ、だが、光留は嬉しいだろう?」
 光留はこくりと頷く。
「光留君、もう女の子抱けませんね?」
「このまま飼い殺しにしてしまいたいくらいだな」
「それもいいかもですね。こんなに可愛い光留君を外に出すなんて、襲ってくださいって言ってるようなものですし」
「んゃっ、ちくび、らめぇ……」
 花月に乳首を強く引っ張られ、光留はびくびくと震える。
「ナカ、少し柔らかくなりましたね。光留君、気持ち良さそう」
「ふぁ……ん、いぃ……から、も、動いて……ぁっ……」
「淫乱。甘え上手にも程があるぞ」
「ふふ、では、いっしょに気持ち良くなりましょうね」
「ああっ! あ、あ、はっ、はぁんっ、やっ、そんないっぱい、ひぅっ! らめらめぇっ、ひきゃぅっ! あらま、ばかになるぅ……あああっ!」
 前と後ろの穴を埋められ、交互に奥をごりごりと突かれるとゾクゾクして、花月が乳首を捏ね回し、月夜がクリを弄ぶ。性感帯全部を一度に責められ、光留はぷしゅぷしゅと潮を吹く。
「あ、あ、イッて、イッてるからぁっ! あ、ああっ!」
「イキ狂えばいい」
「ちゃんと、最後まで責任持ちますよ」
「ひぃうぅ、あ、むり、やっ、あぁんっ! まら、イッへ、ふぁ、ああっ、しんじゃ、死んじゃうからぁ!」
 気持ち良すぎて潮吹きが止まらない。頭も上手く働かなくて、もっとナカに欲しくて、光留は締め付ける。
「あは、すごい。食い千切られそう……」
「もう頭も回っていないな。可愛いな、光留」
「ふっ、あふ、んんっ、ふぁ、ちゅ、あ、んんっ!」
 花月と月夜に代わる代わるキスされながら、二人の精液をナカで受け止める。
「はぁー、はぁ、は、ぁ……きもち、ふぁ……ん、はぁ……しあわせ……」
 光留が愛おしそうに腹を撫でる。
「光留君、君、本当に魔性ですね」
「?」
「意図してしているから余計にたちが悪い」
 2人のため息に、光留はふっと笑う。
「……いいよ、俺、2人の子ども産んでも」
 そうすれば、ずっと2人を繋いでおける。
「男の子に戻れなくなっちゃいますよ?」
 花月が光留の真意を探るように尋ねれば、光留は不思議そうに首を傾げる。
「花月のナカに入れなくなるのは残念だけど、俺なら出来るんだろ?」
「はい」
「母さん達が卒倒するぞ」
「月夜が言ったんだろ、俺を孕ませるって。別に勢いとかで言ってるわけじゃないよ。そりゃ、2人が可愛いお嫁さんと結婚するって言うなら俺だってこんな変な身体嫌だし言わない」
 でも、と光留は妖艶に微笑む。
「歪な関係で歪な俺だから、2人の子どもを産める。それってさ、最高じゃん」
 仄暗い感情をあらわにする光留に、2人はゾクリと悪寒を覚える。文字通り月夜の半身である光留の大本もまた、神だったことを思えば、光留の方が神に近い思考なのだろうと思い知らされる。
「俺は花月も月夜も大好きだから、2人が望んでくれるなら孕ませてよ」
 2人が不安だと言うなら鎖で繋いでもいい。だから――。

 ――俺を独りにしないで。

 俯く光留の頭にぽんと月夜の手が乗せられる。
「言質は取ったからな」
 月夜がにんまりと笑う。
「花月も異論はないな?」
「もちろんです」
 花月が後ろから光留を抱きしめる。
「いっぱいいっぱい、可愛がってあげます」
「今更止めたいと言っても無駄だ。お前は俺達のものなのだから」
 月夜と花月から向けられる執着が嬉しくて、ふるりと身体が震える。
「ぁっ……」
 2人にキスされて、気持ちよくて頭がふわふわする。
「だが、まずは」
「3人でいっぱい気持ち良くなりましょうね?」
 光留が頷けば、前と後ろに入ったままの熱が再び光留のナカで硬度を増す。
「あっ、あっ……きもちっ、もっとぉ……ふぁっ……あんっ!」
 ぐずぐずに溶かされて、甘えて甘やかされて、夜が過ぎていく。
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