13 / 16
芸能界、とんでもないっす(後編)
しおりを挟む
「ゴロー!」
「あ、どってぃー先輩」
シャオパン達と入れ替わりでこちらへ来たどってぃーに、あんなあんなと肩を引っ張られる。
「紹介したる。こいつ、らいおん丸。まいの舎弟やねん」
そう言うどってぃーがもう片方の手で引き寄せたのは、ライオンのぬいぐるみ。金色のたてがみがふさふさで触り心地が良さそうである。スポーティーな衣装を身にまとっているどってぃーとは違い、ブランドに疎いゴロでも一目で高級品だとわかるほどきらびやかな出で立ちをしており、何と言うか全体的に眩しい。
目がチカチカしそうなゴロだったが、きちんと挨拶をせねばと少し緊張しながら笑顔を浮かべた。
「初めましてっす。ゴロといいま…」
「ふーん、確かに田舎臭いな。ハウスキーパーでもこういう所に来るんならちゃんと服を着ろよ」
「す?」
一瞬何を言われたのか理解できず、笑顔のまま固まる。喋った本人はどってぃーに掴まれているのとは反対の手で鼻をつまみ、やれやれといったように首を振る。
「これだから貧乏人は困るんだよね。TPOって言葉知らないのかな?」
「てぃ、てぃーぴー?」
「ハッ、おまけに教養もないのかい?こんな奴がぽってぃーさんの元で働いてるなんて、面汚しもいいところ…うぶっ⁉」
ゴロが何も言ってこないのをいい事に言いたい放題だったらいおん丸だが、突然顔をわし掴みにされその体が宙に浮く。
「ど、どってぃー先輩⁉」
「おいらいおん丸、黙って聞いとったら何やねんさっきから」
目を光らせてらいおん丸を締め上げるどってぃーにゴロが慌てふためくが、どってぃーはもちろんぽってぃーも止める様子がない。
「らいおん丸、お前舎弟のくせにまいのハウスキーパーにいちゃもんつけるんか。ゴロのメシ食うた事ないやろ。お前の家のちょびっとずつしか出てけーへんメシより美味い肉いっぱい食えんねんぞ」
「ぼ、ボクの家の食事は一流シェフが作るとっておきのコース料理だぞ!それに、ボクは君の舎弟なんかじゃ…」
「あ゛あん?」
「ヒィッ、ご、ごめんなさい!言い過ぎました!」
「ぽってぃー先輩!ととと止めなくていいんすか⁉こんな所でトラブルを起こしたら、お仕事に影響が…!」
「あー、問題あらへん。らいおん丸の家は、いわゆる成金でな。あの衣装も親に言うて特注で作らせとるんや。金に物言わせたら何でも解決できると思てるから、ある意味どってぃーがああやって手綱握ってくれてるぐらいでちょうどええねん」
それに、と少し屈んでゴロの耳元で囁く。
「あいつなりにゴロがバカにされてムカついてるんや。大目に見たってくれ」
その言葉を聞いたゴロは驚き、どってぃーの方を改めて見る。
「お前、罰として最高級の肉とお菓子たっぷり送ってこいや」
「そ、それ単に君が食べたいだけ…痛ぁ⁉わかった!わかりました!」
ちゃっかり自分の好物を巻き上げているが、ぽってぃーの言う通り自分のために怒ってくれてるのだと思うと嬉しくなった。
「ぽってぃーさん!写真のチェックお願いします!」
「どってぃー君、らいおん丸君。衣装チェンジ行こうか」
それぞれ別のスタッフに呼ばれ、ぽってぃーはモニターのある方へ、どってぃー達はスタジオを出て控え室に向かう。一人残されたゴロは、また込み上げてきた緊張に気持ちが落ち着かなくなってきた。
少し気分を紛らわせようと、近くにいたスタッフに声をかける。
「すいません、お手洗いはどこっすか?」
「ああ、このスタジオを出て二つ目の角を左に行くとありますよ」
「す、ありがとうございますっす」
ペコリと頭を下げ、すぐ戻ろうと足早にスタジオを後にした。
「───フゥ~」
トイレからスタジオへの道を戻りながら廊下を歩いていく。長い長いそこには、一定の間隔でドラマやバラエティー番組のポスターが貼ってあった。CMだけでなく、こういう場所でも宣伝をするのかと美術館で絵を見るような感覚で眺めていると、あるポスターの前で足が止まった。
「これは…」
こんがりと焼き目がついた丸いフォルム。写真からでも、香ばしい香りが漂ってくるような気がする。”ぬいぬい印の焼きおにぎり”と書かれた商品名を見たゴロは、故郷の祖母の事を思い出した。
冬の寒い日には、みんなで囲炉裏を囲みながら祖母の握ってくれたおにぎりに醤油を塗って焼いて食べるのが恒例だった。熱々のそれをはふはふと白い息を吐きながら頬張ると、不思議と寒さを忘れられたものだ。
(懐かしいっすね)
「君、ちょっといいかな?」
しんみりと郷愁に浸っていると、突然自分とポスターの間からサングラスをかけたネズミのぬいぐるみがニュッと顔を出した。
「□▲%¥$&◆⁉」
「君、見かけない顔だねぇ。誰かの付き人かい?」
緊張どころか心臓が吹き飛びそうなほど驚くゴロをよそに、サングラスの彼はゴロの頭から足先までじっくり見ながらそう尋ねる。怪しまれているのだと思い、ゴロもハッと我に返り慌てて首にかけた入館証を見せる。
「え、えっと、おい、ぽってぃー先輩の…」
「あぁ、てぃっぽーちゃんとこの子かい?」
「てぃ…?」
「いいね、君。うん、いいよいいよ」
謎の言葉を発しながら何やら満足げに頷き続ける彼を前に、ゴロはただ疑問符に囲まれていた。
*
「お、ゴロ。やっと帰ってきたか。迷子にでもなっとったんか?」
しばらくしてスタジオに戻ってきたゴロを見つけたぽってぃーは、彼の隣を歩く人物にギョッと目を剥いた。
「ま、マウチューさん⁉何でゴロと…な、何か失礼でもありましたか⁉」
「お疲れ~、てぃっぽーちゃん。いや~、いつもの事ながら君のダイヤの原石を見極める目はグンバツだねぇ」
「は、ど、どうも…えっと、どういう…?」
自身が出演しているテレビ番組のやり手プロデューサーにバンバン肩を叩かれ、ぽってぃーも状況が理解できず混乱する。
マウチューと呼ばれた彼は、どうもこうもとゴロを差して言った。
「おたくの新人のゴロちゃん、”ぬいぬい印の焼きおにぎり”のCMに出ない?」
「…ええぇ⁉」
スタッフからトイレに行ったと聞かされ、戻ってきてみればCM出演のオファーを持って帰る。前代未聞の事態にぽってぃーはあんぐりと口を開ける。バッとゴロを見るが、当たり前だがグルグルと目を回していて説明できる状態ではない。
「あ、あの、せっかくのお話なんですが、彼はタレントではなく私のハウスキーパーでして…」
「いいねぇ。現役ハウスキーパーが太鼓判を押す焼きおにぎり、ヒットの匂いがするよ~。この際、おたくに所属させちゃったらどうだい?」
「いや、彼はそういう…ん?」
断ろうとしたぽってぃーだが、不意に何かに気づいたように考え込む。
「…マウチューさん。ゴロのキャラ、アリですかね?」
「リーアーリーアー。企業側もきっと喜ぶよ~」
「ゴロ」
「は、はいっす」
名前を呼ばれ顔を上げると、真剣な顔をしたぽってぃーが真っすぐこちらを見て言った。
「お前、ドルチェに入る気ないか?」
「⁉すすすすすすすすすすすすす!」
とんでもないとばかりに首を横に振るが、ガシッと肩を掴まれる。
「田舎から出てきたぬいぐるみのシンデレラストーリー、これは売れるで。事務所にはわいから話つけたる」
「す…?す…す…」
完全にキャパオーバーである。ぽってぃーが熱心に喋り続けているが、何も頭に入ってこない。
自分が芸能人になるなんて、そんな夢物語夢にすら掲げる事もおこがましかった。あり得ないと思っていた。
だがその時、ふとなぜか上京を後押ししてくれた祖母の言葉が蘇った。
─せっかく都会へ行くんだ。たくさんの世界に触れてでっかくなっておいで
「…ぽってぃー先輩。おい、でっかい男になれるっすかね?」
その言葉にキョトンとしたぽってぃーだが、すぐに笑ってこう言った。
「わいがしっかり育てたる!」
後日、ぽってぃーが改めて事務所へ話を持っていき、ゴロはただのハウスキーパーからドルチェ所属のハウスキーパーへと肩書きが変わったのだった。
「あ、どってぃー先輩」
シャオパン達と入れ替わりでこちらへ来たどってぃーに、あんなあんなと肩を引っ張られる。
「紹介したる。こいつ、らいおん丸。まいの舎弟やねん」
そう言うどってぃーがもう片方の手で引き寄せたのは、ライオンのぬいぐるみ。金色のたてがみがふさふさで触り心地が良さそうである。スポーティーな衣装を身にまとっているどってぃーとは違い、ブランドに疎いゴロでも一目で高級品だとわかるほどきらびやかな出で立ちをしており、何と言うか全体的に眩しい。
目がチカチカしそうなゴロだったが、きちんと挨拶をせねばと少し緊張しながら笑顔を浮かべた。
「初めましてっす。ゴロといいま…」
「ふーん、確かに田舎臭いな。ハウスキーパーでもこういう所に来るんならちゃんと服を着ろよ」
「す?」
一瞬何を言われたのか理解できず、笑顔のまま固まる。喋った本人はどってぃーに掴まれているのとは反対の手で鼻をつまみ、やれやれといったように首を振る。
「これだから貧乏人は困るんだよね。TPOって言葉知らないのかな?」
「てぃ、てぃーぴー?」
「ハッ、おまけに教養もないのかい?こんな奴がぽってぃーさんの元で働いてるなんて、面汚しもいいところ…うぶっ⁉」
ゴロが何も言ってこないのをいい事に言いたい放題だったらいおん丸だが、突然顔をわし掴みにされその体が宙に浮く。
「ど、どってぃー先輩⁉」
「おいらいおん丸、黙って聞いとったら何やねんさっきから」
目を光らせてらいおん丸を締め上げるどってぃーにゴロが慌てふためくが、どってぃーはもちろんぽってぃーも止める様子がない。
「らいおん丸、お前舎弟のくせにまいのハウスキーパーにいちゃもんつけるんか。ゴロのメシ食うた事ないやろ。お前の家のちょびっとずつしか出てけーへんメシより美味い肉いっぱい食えんねんぞ」
「ぼ、ボクの家の食事は一流シェフが作るとっておきのコース料理だぞ!それに、ボクは君の舎弟なんかじゃ…」
「あ゛あん?」
「ヒィッ、ご、ごめんなさい!言い過ぎました!」
「ぽってぃー先輩!ととと止めなくていいんすか⁉こんな所でトラブルを起こしたら、お仕事に影響が…!」
「あー、問題あらへん。らいおん丸の家は、いわゆる成金でな。あの衣装も親に言うて特注で作らせとるんや。金に物言わせたら何でも解決できると思てるから、ある意味どってぃーがああやって手綱握ってくれてるぐらいでちょうどええねん」
それに、と少し屈んでゴロの耳元で囁く。
「あいつなりにゴロがバカにされてムカついてるんや。大目に見たってくれ」
その言葉を聞いたゴロは驚き、どってぃーの方を改めて見る。
「お前、罰として最高級の肉とお菓子たっぷり送ってこいや」
「そ、それ単に君が食べたいだけ…痛ぁ⁉わかった!わかりました!」
ちゃっかり自分の好物を巻き上げているが、ぽってぃーの言う通り自分のために怒ってくれてるのだと思うと嬉しくなった。
「ぽってぃーさん!写真のチェックお願いします!」
「どってぃー君、らいおん丸君。衣装チェンジ行こうか」
それぞれ別のスタッフに呼ばれ、ぽってぃーはモニターのある方へ、どってぃー達はスタジオを出て控え室に向かう。一人残されたゴロは、また込み上げてきた緊張に気持ちが落ち着かなくなってきた。
少し気分を紛らわせようと、近くにいたスタッフに声をかける。
「すいません、お手洗いはどこっすか?」
「ああ、このスタジオを出て二つ目の角を左に行くとありますよ」
「す、ありがとうございますっす」
ペコリと頭を下げ、すぐ戻ろうと足早にスタジオを後にした。
「───フゥ~」
トイレからスタジオへの道を戻りながら廊下を歩いていく。長い長いそこには、一定の間隔でドラマやバラエティー番組のポスターが貼ってあった。CMだけでなく、こういう場所でも宣伝をするのかと美術館で絵を見るような感覚で眺めていると、あるポスターの前で足が止まった。
「これは…」
こんがりと焼き目がついた丸いフォルム。写真からでも、香ばしい香りが漂ってくるような気がする。”ぬいぬい印の焼きおにぎり”と書かれた商品名を見たゴロは、故郷の祖母の事を思い出した。
冬の寒い日には、みんなで囲炉裏を囲みながら祖母の握ってくれたおにぎりに醤油を塗って焼いて食べるのが恒例だった。熱々のそれをはふはふと白い息を吐きながら頬張ると、不思議と寒さを忘れられたものだ。
(懐かしいっすね)
「君、ちょっといいかな?」
しんみりと郷愁に浸っていると、突然自分とポスターの間からサングラスをかけたネズミのぬいぐるみがニュッと顔を出した。
「□▲%¥$&◆⁉」
「君、見かけない顔だねぇ。誰かの付き人かい?」
緊張どころか心臓が吹き飛びそうなほど驚くゴロをよそに、サングラスの彼はゴロの頭から足先までじっくり見ながらそう尋ねる。怪しまれているのだと思い、ゴロもハッと我に返り慌てて首にかけた入館証を見せる。
「え、えっと、おい、ぽってぃー先輩の…」
「あぁ、てぃっぽーちゃんとこの子かい?」
「てぃ…?」
「いいね、君。うん、いいよいいよ」
謎の言葉を発しながら何やら満足げに頷き続ける彼を前に、ゴロはただ疑問符に囲まれていた。
*
「お、ゴロ。やっと帰ってきたか。迷子にでもなっとったんか?」
しばらくしてスタジオに戻ってきたゴロを見つけたぽってぃーは、彼の隣を歩く人物にギョッと目を剥いた。
「ま、マウチューさん⁉何でゴロと…な、何か失礼でもありましたか⁉」
「お疲れ~、てぃっぽーちゃん。いや~、いつもの事ながら君のダイヤの原石を見極める目はグンバツだねぇ」
「は、ど、どうも…えっと、どういう…?」
自身が出演しているテレビ番組のやり手プロデューサーにバンバン肩を叩かれ、ぽってぃーも状況が理解できず混乱する。
マウチューと呼ばれた彼は、どうもこうもとゴロを差して言った。
「おたくの新人のゴロちゃん、”ぬいぬい印の焼きおにぎり”のCMに出ない?」
「…ええぇ⁉」
スタッフからトイレに行ったと聞かされ、戻ってきてみればCM出演のオファーを持って帰る。前代未聞の事態にぽってぃーはあんぐりと口を開ける。バッとゴロを見るが、当たり前だがグルグルと目を回していて説明できる状態ではない。
「あ、あの、せっかくのお話なんですが、彼はタレントではなく私のハウスキーパーでして…」
「いいねぇ。現役ハウスキーパーが太鼓判を押す焼きおにぎり、ヒットの匂いがするよ~。この際、おたくに所属させちゃったらどうだい?」
「いや、彼はそういう…ん?」
断ろうとしたぽってぃーだが、不意に何かに気づいたように考え込む。
「…マウチューさん。ゴロのキャラ、アリですかね?」
「リーアーリーアー。企業側もきっと喜ぶよ~」
「ゴロ」
「は、はいっす」
名前を呼ばれ顔を上げると、真剣な顔をしたぽってぃーが真っすぐこちらを見て言った。
「お前、ドルチェに入る気ないか?」
「⁉すすすすすすすすすすすすす!」
とんでもないとばかりに首を横に振るが、ガシッと肩を掴まれる。
「田舎から出てきたぬいぐるみのシンデレラストーリー、これは売れるで。事務所にはわいから話つけたる」
「す…?す…す…」
完全にキャパオーバーである。ぽってぃーが熱心に喋り続けているが、何も頭に入ってこない。
自分が芸能人になるなんて、そんな夢物語夢にすら掲げる事もおこがましかった。あり得ないと思っていた。
だがその時、ふとなぜか上京を後押ししてくれた祖母の言葉が蘇った。
─せっかく都会へ行くんだ。たくさんの世界に触れてでっかくなっておいで
「…ぽってぃー先輩。おい、でっかい男になれるっすかね?」
その言葉にキョトンとしたぽってぃーだが、すぐに笑ってこう言った。
「わいがしっかり育てたる!」
後日、ぽってぃーが改めて事務所へ話を持っていき、ゴロはただのハウスキーパーからドルチェ所属のハウスキーパーへと肩書きが変わったのだった。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
おしごとおおごとゴロのこと そのに
皐月 翠珠
キャラ文芸
あのぬいぐるみ達が帰ってきた!
都会の生活に慣れ始めてきたゴロ。
けれど、まだまだ知らない事はたくさんあって…?
原案:皐月翠珠 てぃる
作:皐月翠珠
イラスト:てぃる
おしごとおおごとゴロのこと そのさん
皐月 翠珠
キャラ文芸
目指すは歌って踊れるハウスキーパー!
個性的な面々に囲まれながら、ゴロはステージに立つ日を夢見てレッスンに励んでいた。
一方で、ぽってぃーはグループに足りない“何か”を模索していて…?
ぬいぐるみ達の物語が、今再び動き出す!
※この作品はフィクションです。実在の人物、団体、企業とは無関係ですが、ぬいぐるみの社会がないとは言っていません。
原案:皐月翠珠 てぃる
作:皐月翠珠
イラスト:てぃる
エリア51戦線~リカバリー~
島田つき
キャラ文芸
今時のギャル(?)佐藤と、奇妙な特撮オタク鈴木。彼らの日常に迫る異変。本当にあった都市伝説――被害にあう友達――その正体は。
漫画で投稿している「エリア51戦線」の小説版です。
自サイトのものを改稿し、漫画準拠の設定にしてあります。
漫画でまだ投稿していない部分のストーリーが出てくるので、ネタバレ注意です。
また、微妙に漫画版とは流れや台詞が違ったり、心理が掘り下げられていたりするので、これはこれで楽しめる内容となっているかと思います。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
薔薇と少年
白亜凛
キャラ文芸
路地裏のレストランバー『執事のシャルール』に、非日常の夜が訪れた。
夕べ、店の近くで男が刺されたという。
警察官が示すふたつのキーワードは、薔薇と少年。
常連客のなかにはその条件にマッチする少年も、夕べ薔薇を手にしていた女性もいる。
ふたりの常連客は事件と関係があるのだろうか。
アルバイトのアキラとバーのマスターの亮一のふたりは、心を揺らしながら店を開ける。
事件の全容が見えた時、日付が変わり、別の秘密が顔を出した。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
月花は愛され咲き誇る
緋村燐
キャラ文芸
月鬼。
月からやってきたという鬼は、それはそれは美しい姿をしていたそうだ。
時が経ち、その姿もはるか昔のこととなった現在。
色素が薄いものほど尊ばれる月鬼の一族の中、三津木香夜はみすぼらしい灰色の髪を持って生を受けた。
虐げられながらも生きてきたある日、日の本の国で一番の権力を持つ火鬼の一族の若君が嫁探しのために訪れる。
そのことが、香夜の運命を大きく変えることとなった――。
野いちご様
ベリーズカフェ様
ノベマ!様
小説家になろう様
エブリスタ様
カクヨム様
にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる